バリ島で味わうケチャックダンス、観光客をひきつけてやまないその魅力とは?【バリ島】

バリ島で味わうケチャックダンス、観光客をひきつけてやまないその魅力とは?【バリ島】

ケチャで有名なバリ島ってどんな島なの?

ケチャで有名なバリ島は、インドネシアの首都・ジャカルタのあるジャワ島の隣に位置する、人口約390万人の島。世界有数のリゾートアイランドとして日本でも知られていて、世界中から年間を通じて多くの人が訪れます。

多民族国家インドネシアの中において、バリ島に住む民族はバリ人が多く、バリ島の文化とヒンドゥー教が結びついた「バリ・ヒンドゥー教」が生活に根ざしています。
その一方で、手付かずの豊かな自然とヒンドゥー寺院が、南国ならではのエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。

バリ島のケチャックダンスは、そんなバリ島の歴史や文化を象徴しているかのような、魅惑的でダイナミックなダンスなのです。

崇高でエネルギッシュなバリ島のケチャックダンス
崇高でエネルギッシュなバリ島のケチャックダンス

バリ島の舞踊「ケチャックダンス」ってどんなダンスなの?

バリ島のケチャックダンス(Kecak Dance)は、上半身裸の男性たちが、独特の掛け声を発しながら展開する、バリ舞踊のひとつです。通称「ケチャ」あるいは「ケチャダンス」とも呼ばれますが、同じものと考えて差し支えありません。

バリ島のケチャックダンスは、バリ島の伝統舞踊と思われがちですが、実は成立はそれほど古いわけではありません。

元々は、バリ島に古来から伝わる「サンヒャン」という呪術的な舞踊があり、これをベースに20世紀前半、バリ芸術の芸能として発展したものです。

20世紀前半に発展したバリ島のケチャックダンス

20世紀前半に発展したバリ島のケチャックダンス

バリ島のケチャックダンスがテーマにしているのは、古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」。ヴィシュヌ神の生まれ変わりで弓が得意なラーマや、女神の娘のシータ姫、黄金の鹿キジャン(魔王ラワナの化身)、猿の神様のハヌマーンなどが繰り広げる、神話のストーリーです。

ダンサーの周囲を、40人から多いときでは100人を超える男性たちが囲み、「ケチャ!ケチャ!ケチャ!ケチャ!」と、口で高速リズムを刻みます。このリズムがなんとも複雑で、次第に独特のグルーブ感が場を支配していきます。
ダンスの妖艶さも相まって、観客は幻想的な物語の世界にどんどん引き込まれていきます。

途中、真っ白な猿の神様ハヌマーンによる“客いじり”など、笑いを誘うシーンもあり、約1時間の上演があっという間に感じられるでしょう。

なお、ツアーに参加すれば、ストーリーが書かれたガイドをもらえるケースもあります。日本語版もあり、分かりやすいのでオススメです。

バリ島のケチャックダンスはどこで鑑賞するのがベスト?

バリ島でケチャを鑑賞したいと思ったら、現地オプショナルツアーに参加してみるのも手。
バリ島のケチャが鑑賞できる代表的なスポットとしてまず挙げられるのは、ウルワツ寺院(ウルワトゥ寺院)です。

ウルは頭、ワツは石を意味しているだけあり、同寺院はバトゥン半島の断崖絶壁の上に建っていて、バリ島最南部に位置します。景色は、はるかインド洋を一望できる絶好のロケーション。

この場所は、ブラフマーとヴィシュヌ、シヴァというヒンズー教の3つの神が一つになると伝えられています。

バリ島のケチャックダンスを鑑賞できるウルワツ寺院は崖の上にある

バリ島のケチャックダンスを鑑賞できるウルワツ寺院は崖の上にある

ウルワツ寺院で鑑賞するバリ島のケチャックダンスは、なんといっても、そのロケーションが魅力です。スタートは日没間近の午後5時ごろで、太陽が海に沈んでいく中、円形の野外劇場でバリ島のケチャックダンスが繰り広げられます。

劇場の中央で燃えるたいまつの炎が、バリ島のケチャックダンスを照らし出し、実にエキゾチックな雰囲気。炎の中をハヌマーンが走り回って脱走するクライマックスシーンでは、観客にも炎の熱気が伝わり、臨場感満点です。

なおツアーによっては、アートと伝統芸能で知られるウブド村や、デンパサールのクシマン村など、ウルワツ寺院以外の場所でバリ島のケチャックダンスを披露することもあります。各地ごとにケチャの様式も異なるので、見比べてみるのも楽しいでしょう。

夕暮れの中、たいまつの灯りが輝きを増すバリ島のケチャックダンス

夕暮れの中、たいまつの灯りが輝きを増すバリ島のケチャックダンス

バリ島のケチャックダンスはファイヤーダンスで最高潮!

バリ島のケチャックダンスはファイヤーダンスで最高潮!

バリ島でケチャックダンスを観覧できる現地オプショナルツアーでは、宿泊ホテルに迎えが来るので、とっても楽ちん。
バリ島のケチャックダンスとディナーを堪能したあとは、ホテルまで送ってくれます。送迎付きで、なおかつ日本語ガイドなので、海外旅行のビギナーでも安心です。

なお、バリ島では寺院に入るときはサロン(腰布)とスレンダン(帯)の着用が義務づけられていることがありますが、ウルワツ寺院ではレンタルも用意されているので持っていなければ利用してみましょう。

ウルワツ寺院をはじめ、バリ島のいたるところで野生の猿に出会える

ウルワツ寺院をはじめ、バリ島のいたるところで野生の猿に出会える

バリ島のケチャックダンスの後は、バリ島ならではのディナーを満喫!

バリ島でケチャックダンスを観覧できる現地オプショナルツアーでは、バリ島のケチャックダンスを鑑賞後、バリ島ならではのディナーを満喫できるセットコースがほとんどです。

ジンバランのシーフード屋台で味わう、名物のイカンバカール(シーフードバーベキュー)をはじめ、高級リゾートでのロマンチックなディナーなど各種あるので、ディナーの内容からツアーを選ぶのもいいでしょう。

バリ島のケチャックダンスの後は海沿いのレストランでディナーを

バリ島のケチャックダンスの後は海沿いのレストランでディナーを

バリ名物のシーフードBBQ、イカンバカール

バリ名物のシーフードBBQ、イカンバカール

ケチャをはじめバリ島の伝統芸能を楽しみたいなら、ウブドに足を運ぼう!

バリ島の伝統芸能は、バリ島のケチャックダンスだけではありません。伝統音楽であるガムランや、レゴンダンス、バロンダンスといったケチャ以外のバリ舞踊など、さまざまな伝統芸能があります。

そんな伝統芸能に触れたいときは、バリ島の中でも絶大な人気を誇る村「ウブド」に足を運ぶことをオススメします。

海の美しいアイランドリゾートの印象が強いバリ島ですが、ウブドはさながら「山のリゾート」。標高600mの高地にあり、年間の平均気温が28度と過ごしやすいエリアです。

ここはライステラスやアユン渓谷といった、観光名所があることでも知られていますが、その一方でさまざまなアーティストやパフォーマーが集まる「芸術・芸能の村」でもあります。

ですからウブドに行けば、バリ島のケチャックダンスだけでなく、さまざまなバリ舞踊を満喫できるのです。

ウブドの市内では、毎晩どこかの寺院でバリ舞踊が披露されています。一つの舞踊だけでなく、さまざまな踊りやガムラン演奏が組み合わさって披露される場合が多いので、飽きさせません。

中でも、夜のウブド王宮(サレン・アグン宮殿)で行われているバリ舞踊は、高いクオリティで知られています。

バリ舞踊といっても、さまざまな種類があります。メジャーどころで押さえておきたいのは、バリ島のケチャックダンスの他に、レゴンダンスとバロンダンスでしょう。

レゴンダンスは宮廷舞踊として発達した女性舞踊で、女性ならではのしなやかな動きに惚れ惚れ。鑑賞後は、ダンサーとインスタ映えする記念写真を撮影しましょう。

華麗なレゴンダンスのダンサー

華麗なレゴンダンスのダンサー

バロンダンスはレゴンダンスと対照的に、バリ島の聖獣「バロン」と、魔女が変身した化け物「ランダ」をモチーフにした活劇風のダンス。獅子舞踊りが入り、コメディの要素もふんだんに散りばめられているので、観光客にも親しみやすい内容です。

獅子舞のようなバロンダンスもチェックしておきたい

獅子舞のようなバロンダンスもチェックしておきたい

ケチャやバリ島の伝統舞踊以外でも、ウブドには女性が大好きな見どころスポットがいっぱい!

ウブドには、観光客には見逃せない観光スポットがたくさんあります。ウブドの観光スポットを手軽に回りたいなら、「ウブド名所めぐり」といった現地オプショナルツアーに参加してみるのもいいでしょう。

ウブド郊外にある「ゴアガジャ遺跡」は、11世紀ごろに作られたとされる古代遺跡。「ゴア」は洞窟、「ガジャ」は象という意味があり、「象の洞窟」という意味になります。

1923年に発見された顔のレリーフが有名で、洞窟内にはヒンドゥー教の3大神がまつられています。ユニークな写真が撮影できることでも好評です。

ゴアガジャ遺跡の印象的な顔のレリーフ

ゴアガジャ遺跡の印象的な顔のレリーフ

ウブドから8kmほど離れたテガララン村にあるのは、美しい棚田の風景で知られる「ライステラス」です。棚田を眺めながらオープンエアのカフェで、大自然を感じながらゆっくりとお茶を楽しめます。

また、テガララン村には、ガラス細工や木彫り細工などの雑貨工房が多いことでも知られています。購入もできるので、リーズナブルにおみやげをゲットしたいときはおすすめです。

テガララン村にある棚田「ライステラス」

テガララン村にある棚田「ライステラス」

ウブドでもっとも賑わう観光スポットといえば、「ウブド市場」でしょう。ウブド王宮の近隣にあり、多くの人が押し寄せます。

朝市は地元の人向けに、野菜などが売られています。午前9時ごろ以降になると、観光客を目当てにしたおみやげの露店がずらりと並び圧巻の風景に。

ここには、あらゆるバリのお土産がそろいます。買い物のポイントは、じっくりと見ること。客引きの勢いがかなり強引なので圧倒されますが、買う気がないときは「NO」とハッキリ断りましょう。

多くの人が行き来するウブド市場

多くの人が行き来するウブド市場

バリ島のオススメのおみやげにはどんなものがある?

バリ島のオススメのおみやげには、どんなものがあるでしょうか。バリ島では、アタという材料を使ったバッグ「アタバッグ」が名産品です。品質の高いものなら、ずっと長持ちして使えます。

それ以外にも、ヒーリング効果が高いガムランボールや、金銀の細工物、木彫りの民芸品やスパイス、バッグ、サンダル、アクセサリーといったものが挙げられます。

こういった市場の醍醐味は、値切り交渉のやり取り。日本人は値切りには不慣れですが、「これも経験」と、割り切って楽しみましょう。

アタバッグはなるべく品質の良いものを

アタバッグはなるべく品質の良いものを

バリ島のケチャを満喫した後はスパのリラクゼーションでクールダウン

エキサイティングなバリ島のケチャックダンスを満喫したら、今度はリゾートならではの癒しを求めたいものです。
バリ島は、女性に人気のビーチリゾートだけあり、心身を癒してくれるスパ/リラクゼーション施設が充実しています。

バリ島に来たら、ぜひ受けたいメニューが、アーユルヴェーダ(インド医療)の「シロダーラ」。温めたオイルを、さまざまな神経やツボが集まる眉間に注ぎ続けるリラクゼーションで、高いリラックス効果が期待できます。

最高の癒しを提供してくれる「シロダーラ」

最高の癒しを提供してくれる「シロダーラ」

クタ地区のフォンタナホテル内にある「スマスパ」は、日本人デザイナーが設計したおしゃれなリラクゼーションスポット。こちらでは、禅の要素に「シロダーラ」を組み込んだ「ゼン・フェリシティー」が評判。科学物質を含まない天然オリジナルプロダクトと充実したサービスが、豊かな癒しを提供してくれます。

人気は、フルーツの女王「マンゴスチン」のプロダクトを使ったボディスクラブ&マスク、フェイシャル。美肌やアンチセルライト、デトックスに効果が期待できます。

  • スマ スパ
  • バリスタイルの「禅」をコンセプトとしたトリートメント
  • 心と身体と精神のバランスを整え、深いリラクゼーションへと導きます。
  • 専門的トレーニングを継続的に受けているセラピストの確かな技術を体感し、至福のひとときをご堪能ください。
  • オプショナルツアー紹介

マンゴスチンを使った施術は、デトックス効果抜群

マンゴスチンを使った施術は、デトックス効果抜群

高品質のスパとして人気の「バリ オーキッドスパ」は、厳選された天然素材を使用したアロマオイルやスクラブが人気。バリ伝統のオイルマッサージ「バリニーズマッサージ」を始め、自然素材を使ったスクラブなどもちろん「シロダーラ」もあり、深い癒しを提供してくれます。

270分食事付きのトータルビューティーケアから、90分の手軽なリンパマッサージまで各種メニューがそろっています。

  • バリ オーキッドスパ
  • 質の高いセラピストの技術とお手頃な価格設定で、リピーターも多く人気の高いバリ オーキッド スパ。
  • 伝統的なバリニーズマッサージやクリームバスをはじめ、ナチュラル素材を使ったスクラブ、シロダラなどメニューも豊富
  • ロマオイルやスクラブは、厳選された天然素材を使用しています。
  • プショナルツアー詳細

バリのスパ定番のフラワーバス

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投稿日:2018.08.21

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