日本から近くて身近なうえ、お買い物やグルメが人気の旅行先、韓国。
でも、子供を連れて行って楽しめるのか心配な方も多いと思います。
子連れでも楽しめるスポットや、子供も食べられる韓国料理など、韓国子連れ旅行に役立つ情報をご紹介します!
韓国旅行の基本情報
日本からの所要時間
韓国の首都、ソウルには「仁川(インチョン)国際空港」と「金浦(キンポ)国際空港」があります。
日本からのフライトのほとんどは仁川空港を利用しています。
成田空港、仁川空港間の所要時間は2時間10分から2時間50分ほどです。
仁川空港からソウル市内へはタクシーやバスで約1時間から1時間30分かかります。
もう一つの空港、金浦空港は仁川空港利用より航空券代金は多少高くなりますが、ソウル市内へのアクセスが良くて、便利です。
日本からのフライトは羽田空港からと関西国際空港からしか出ていません。
羽田空港、金浦空港間の所要時間は2時間から2時間30分ほどです。
▼東京以外の各都市からの所要時間はこちら!
気候・服装
韓国は日本と同様に四季がありますが、日本より気温差がはっきりとした四季です。
国内旅行と同じく春(3月から5月)と秋(9月から11月)は過ごしやすい気候で観光にはベストシーズン。
昼間は暖かくても日が沈むと肌寒く感じる季節なので羽織ものを持っておくと良いでしょう。
服装は日本にいる時と、さほど変わらないですが注意すべきは冬。
韓国、特にソウルの冬は日本より寒く、多く雪が降ります。
日本にいる時より防寒対策を万全にして行きましょう。
通貨・物価
韓国の通貨は「ウォン」。
2024年6月現在で100ウォン=約11円前後です。
購入するものによって異なりますが、物価は日本より少し高い傾向にあります。
コンビニよりスーパーマーケットの方がリーズナブルなので、ミネラルウォーターやお菓子などのお買い物は、スーパーマーケットを利用するのがおすすめです。
チップの文化はないです。
▼韓国旅行の費用や物価について詳しくはこちら!
韓国子連れ旅行のチェックポイント!
おすすめの滞在日数
韓国旅行、特にソウル中心地を観光するなら2泊3日が定番です。
夕食を2回楽しめるので韓国グルメを楽しみたい方も満足できます。
ソウルだけでなく釜山にも行きたい方は+1泊して3泊4日がおすすめ。
ソウルから釜山までは高速鉄道KTXを利用して約2時間30分かかります。
時差はある?
子連れ海外旅行は時差を心配する方が多いはず!
日本と韓国は時差がありません。
そのため時差ボケの心配はありません!
宿泊エリアの選び方
子連れ家族旅行なら交通アクセスが便利なエリアがおすすめ。
ソウルでは以下の3つのエリアがおすすめです。
○明洞エリア
明洞(ミョンドン)エリアは街全体が大きな観光スポットになっています。
ショッピング、グルメ、エンタメなどあらゆるお店が軒を連ねています。
多くの観光客が訪れるため、日本語が通じるお店も多いです。
他のエリアへのアクセスも抜群なので初めての方におすすめのエリアです。
○東大門エリア
東大門(トンデムン)エリアはソウルの中心に位置するショッピングエリア。
24時間営業の大型ショッピングモールや市場があり「眠らない街」としても有名です。
ソウルの中心なので、もちろんアクセスも便利。
○孔徳エリア
孔徳(コンドク)エリアはソウル中心部の西側に位置しており、会社が多く集まるビジネス街。
一見、観光客とは無縁にエリアに思えますがビジネス街のため、アクセスが便利で、地元の人々御用達の美味しいレストランも集まっています。
空港から直通の空港鉄道が乗り入れる駅があるのは、とても便利。
観光客にとって穴場のエリアと言えます。
▼ソウルのホテルを検索
持ち物
○パスポート
韓国旅行では入国時に有効期限が3ヶ月以上残っているパスポートが必要です。
0歳の赤ちゃんでも必要なので取得をお忘れなく。
18歳未満は有効期限が5年なので有効期限切れにも要注意です。
○現金・クレジットカード
日本よりもキャッシュレス化が進んでおり、最近ではクレジットカードやデビットカードの決済のみ対応している店舗も増えてきています。
一方で、市場や小さなお店では現金のみ対応のケースもあるので必要最低限の現金も持ち歩きましょう。
両替は現地で行った方がレートが良いので、現地空港や街中にある両替所を利用するのがおすすめです。
○ポケットWiFiまたはSIM(プラスチックSIM、eSIM)
旅行中は地図アプリや翻訳アプリなどインターネット環境が必要な場面が多々あります。
海外で使えるポケットWi-Fiやsimカードがあれば、どこでもインターネットが使えるので用意しておきましょう。
○変換プラグ・変圧器
日本の電圧は100Vですが、韓国は220Vのため電化製品を使うには注意が必要です。
220Vまで対応していれば問題ないですが、非対応の場合は機器が壊れたり、最悪の場合発火する危険性があるので変圧器を使いましょう。
また、日本のコンセントはAタイプですが韓国のコンセントはAタイプ、SEタイプ、Cタイプと様々。
変換プラグを用意して行きましょう。
家族分のスマホやカメラの充電が必要になると思うので、高電圧対応のOAタップ(タコ足コンセント)があると便利です。
○水に流せるおしりふき・ウエットティッシュ
韓国のトイレは温水洗浄便座付きトイレが少ないので、水に流せるおしりふきがあると便利です。
最近は減ってきましたが、トイレットペーパーがそのまま流せないトイレがあるので、その場合は横のごみ箱に捨てましょう。
また、子供は食事に手や口まわり、机を汚しがちなので持っているとすぐ拭けます。
現地で買うとアルコール入りのものや香料を使っているものが多いので、日本で用意して行くことをおすすめします。
○K-ETA(ケイ・イーティーエー)
K-ETAは韓国の電子渡航許可制度。
日本国籍の方は2024年12月31日まで免除されていますが申請、取得をしていると入国カードの記入が省略できるので申請しておくと便利です。
※申請料金がかかります
▼海外旅行の持ち物、詳しくはこちら!
移動手段
○飛行機内での過ごし方
韓国への飛行時間は約2時間と他の海外旅行先に比べると短めですが、子連れでの飛行機は、子供が騒いだりぐずったりしないか心配ですよね。
子連れで飛行機に乗る時の3つのポイントをご紹介。
飛行機の離着陸時に気圧の変化で耳に違和感が出たり、痛みが出ることがあります。
大人なら耳抜きができるかもしれませんが、子供にはなかなか難しい。
そのような時は、お菓子を食べたり、飲み物を飲むことで耳抜きを促すことができます。
赤ちゃんの場合はミルクを飲ませたり、ケープを使って座席で授乳をするのがおすすめです。
おしゃぶりも効果的です。
・キッズミールのリクエスト
お菓子などの食べ物の持ち込み可能ですが、子供がお腹が空いてぐずらないか心配な方はキッズミールをリクエストしておきましょう。
キッズミールとは子供用の機内食。
機内食は数に限りがあるため、あらかじめリクエストが必要です。
必要な場合は、ツアーや航空券を予約した旅行会社や航空会社に確認しておきましょう。
・2歳未満はバシネットのリクエスト
機内でずっと赤ちゃんを抱っこしているのは大変。
バシネットとは飛行機の座席の前に設置できる赤ちゃん用の簡易ベットです。
赤ちゃんがバシネットで寝てくれたら、ママとパパも少し休むことができたり、機内食をゆっくりと食べることができますね。
こちらも、あらかじめリクエストが必要なので、ツアーや航空券を予約した旅行会社や航空会社に確認しておきましょう。
○現地での移動手段
ソウル市内は地下鉄やバスなど公共交通機関が発達していますが、全ての駅にエスカレーターやエレベーターの設置があるわけではないので、大きな荷物やベビーカーがある場合には苦労することも。
そのため移動手段はタクシーが便利です。
タクシーの初乗り料金は約550円ほどと、日本とあまり変わりません。
韓国のタクシーは日本のタクシーと違い、ドアが自動ではないので、手を挙げてタクシーが停まってくれたら自分でドアを開けて乗車しましょう。
乗車したらメーターが動いているかをチェック。
支払いは現金やクレジットカードが利用できます。
空港やソウル市内の送迎をあらかじめチャーターしておくのもおすすめです。
▼韓国の送迎オプショナルツアー、ご予約はこちらから
トイレ事情
観光中にトイレに行きたくなった際、行きやすいのが地下鉄駅構内のトイレです。
トイレのマークが日本と似ており、案内がわかりやすいです。
おむつ交換台がついた多目的トイレがあることも。
また、大型ショッピングセンターや百貨店、空港のトイレもおむつ交換台が完備されています。
韓国のコンビニにはトイレがないので要注意です。
子連れで楽しめるスポット
韓国には様々な観光スポットがありますが、中でも子連れで楽しめるスポットをご紹介!
ロッテワールド
ロッテワールドはソウルにある大型テーマパーク。
室内エリアの「アドベンチャー」と屋外エリアの「マジックアイランド」の2つに分かれているので天気や気温に左右されることがありません。
スリル満点アトラクションからのんびり楽しめるアトラクションまで、年齢問わず楽しめるアトラクションが揃っています。
レストランやオリジナルグッズを販売している売店もあり、一日中楽しめます。
- 住所:240 Olympic-ro, Songpa District, Seoul, 韓国
- アクセス:地下鉄2号線または8号線チャムシル駅から徒歩すぐ
▼他にも韓国のテーマパークのオプショナルツアーはこちら!
オリニ大公園
オリニ大公園は広い敷地に、動物園や植物園、遊園地など様々な施設が集まった公園です。
ソウル市民の憩いの場としても人気で、休日には多くの人が訪れます。
一部アトラクション体験にはお金がかかりますが、入場料は無料。
春は桜、秋は紅葉の名所としても有名です。
- 住所:216 Neungdong-ro, Gwangjin District, Seoul, 韓国
- アクセス:地下鉄7号線オリニ大公園駅から徒歩すぐ(正門)
地下鉄5号線アチャサン駅から徒歩すぐ(裏門)
南大門市場
南大門市場は東大門市場と並ぶソウル二大市場の一つ。
明洞から一駅とアクセスも抜群で、ショッピングや食べ歩きを楽しめるスポットです。
中でも子連れにおすすめなのが「南大門子供服卸売り市場」。
子供の服や靴、バック、文房具などのお店がズラリと軒を連ねています。
赤ちゃんから小学生ぐらいのものまで、様々な種類の子供服や小物をリーズナブルな価格で買えます。
クレジットカードが使用可能なお店もありますが、現金払いしかできないお店もあるので現金を用意して行きましょう。
※基本的に試着はできないのでサイズにはご注意
- 住所: 21 Namdaemunsijang 4-gil, Jung District, Seoul,
- アクセス:地下鉄4号線フェヒョン駅から徒歩すぐ
子供でも食べられる韓国グルメ
海外に行って子供が食べられるものがあるか不安な方が多いと思います。
特に韓国料理と言えば辛いイメージ。
子供でも食べられる韓国料理、子供と一緒に食べたいグルメをご紹介します!
タッカンマリ(タッハンマリ)
タッカンマリとは日本語で直訳すると「鶏一羽」!
その名の通り鶏を丸々一羽を鍋でグツグツ煮る鍋料理です。
鶏の他にネギやジャガイモ、韓国餅(トッ)が入っているのが一般的。
別添えのニンニクや唐辛子で自分好みにタレを作るスタイルなので子供とシェアしやすいです。
ホロホロに柔らかくなった鶏肉は絶品。
〆にカルグルスといううどんやご飯を入れて食べるのもおすすめです。
おかゆ
韓国では朝食によく食べられているおかゆ。
日本のおかゆと違い、種類が豊富なのが特徴です。
代表的なのはアワビ粥などの海鮮系ですが、子供が食べやすいのはカボチャやキノコを使った野菜系のおかゆです。
朝早くからオープンしているお店が多いのでぜひ、朝食に利用してみてはいかがでしょうか。
ピンデトッ
ピンデトッはチヂミの一種で日本語では「緑豆チヂミ」と訳されます。
水でふやかした緑豆を石臼で挽いて、豚肉や野菜などと一緒に鉄板で焼いたものです。
表面はカリカリで中はフワっとしており、このカリカリの食感が子供に人気のメニューです。
マッコリなどのお酒と抜群でおつまみとしても人気のメニューです。
ホットク
ホットクとは「焼かれた餅」という意味。
小麦粉やもち米粉を使ったモチモチの生地に黒砂糖とシナモンの甘い餡を詰めて焼き上げたスイーツです。
最近ではナッツが入っているものやハムやチーズを入れたものなど、アレンジされたホットクが売っていることもあります。
人気の屋台では行列ができるほど地元の人にも人気のスイーツです。
ピンス
ピンスとはフルーツやミルク、アイスなどがトッピングされた韓国のかき氷。
小豆を使ったものは「パッピンス」とも呼ばれています。
ピンスは日本のかき氷より倍近く大きいものが多く、2人以上でシェアして食べるのが韓国流です。
また、氷と上に盛られたトッピングをビビンバのように混ぜて食べるのもポイントです。
いかがでしたか?
子連れでも韓国旅行を楽しめる!
日本から近いので初めての海外旅行にもおすすめです。
この記事を参考に、ぜひ、家族で韓国旅行してみてはいかがでしょうか。
▼韓国旅行をお探しの方はこちら