韓国旅行の費用はどのくらい?物価や各項目ごとの予算などを解説

韓国旅行の費用はどのくらい?物価や各項目ごとの予算などを解説

韓国旅行を楽しむ様子
グルメや観光、ショッピングなどさまざまな楽しみ方ができる韓国の旅行費用は、どのくらいかかるのか気になるところ。2泊3日や3泊4日、4泊5日で韓国に行く場合、予算をどのくらい用意するとよいのか?現地でかかる費用は?など、気になるさまざまな費用や物価について解説します。(2024年3月100ウォン=約12円での換算)

韓国旅行の費用って、どのくらい必要?

韓国旅行に出発する様子

韓国旅行に必要な費用は、滞在日数や韓国での過ごし方、ショッピングをどの程度楽しむのか?などによって変わります。

また、韓国への行き方選びも、旅費を左右する重要なポイント。

韓国に行く手段は大きく分けて2つの手段があります。

1.パッケージツアーを利用する。
2.航空券やホテルを個別に手配して個人旅行で行く。

パッケージツアーは、燃油サーチャージが旅行代金に含まれていることが多く、空港⇔ホテル間の送迎がセットになっていたり、アレンジで送迎付きプランに変更できたりします。個別に考える費用が少なく、航空券とホテルもセットになっているため利用しやすいと感じるかもしれません。

航空券・ホテルを個別に手配する方法は、空港からの移動手段も含めてすべて自分で調べなくてはならないため手間を感じる部分がありますが、1泊ずつ宿泊ホテルを変えるなど自由にプラン立てできるというメリットがあります。

ここでは2泊3日、3泊4日、4泊5日で韓国旅行に2人で行く場合の、1人あたりの予算について解説します。

2泊3日の韓国旅行の場合

2人で2泊3日の韓国旅行をする場合、1人あたりどのくらいの費用を予算として考えると良いのでしょうか。ここでは、最低でもどのくらいかかるかの目安の金額について解説します。

・海外旅行保険料:約870円~
・Wi-Fiレンタル:約2,160円~
・韓国滞在中の食事代:15,000円~

航空券代金:約35,000円〜+宿泊費:約13,000円〜+空港⇔ホテル間の交通費:約1,200円=約49,200円〜です。

約67,000円〜(2人で合計約134,000円〜)+オプショナルツアー代・お土産代・買い物代・交通費と考えましょう。

宿泊するホテルや、現地での過ごし方によって必要な予算は変わります。

3泊4日の韓国旅行の場合

3泊4日で韓国旅行をする場合にかかる費用の目安は、以下です。

・海外旅行保険料:約1,080円~
・Wi-Fiレンタル:約2,880円~
・韓国滞在中の食事代:21,000円~

航空券代金:約35,000円〜+宿泊費:約20,000円〜+空港⇔ホテル間の交通費:約1,200円=約56,200円〜です。

約81,000円〜(2人で合計約162,000円〜)+オプショナルツアー代・お土産代・買い物代・交通費と考えると良いでしょう。

4泊5日の韓国旅行の場合

せっかく行くなら、長めに滞在したい!という方におすすめの4泊5日の韓国旅行をする場合にかかる費用の目安は、以下です。

・海外旅行保険料:約1,390円~
・Wi-Fiレンタル:約3,600円~
・韓国滞在中の食事代:27,000円~

航空券代金:約35,000円〜+宿泊費:約26,000円〜+空港-ホテル間の交通費:約1,200円=約62,200円〜です。

約94,000円〜(2人で合計約188,000円〜)+オプショナルツアー代・お土産代・買い物代・交通費になります。滞在日数が多い分、韓国滞在時に利用する予算を多めに考えましょう。

日本のパスポートで韓国へ旅行に行く際、90日以内の観光などによる滞在であればビザの申請は不要です。しかし、電子旅行許可制度(K-ETA)の申請が必要です。

2024年12月31日までの期間はK-ETAの取得が一時的に免除されているため、K-ETA未取得でも韓国に入国できます。

2025年1月1日以降は、韓国渡航の72時間前までにK-ETAの取得が必要になるので注意しましょう。
K-ETAの申請時には10,000ウォン(約1,200円)と、オンライン決済手数料が必要です。(2024年3月時点)

韓国旅行前に手続きが必要な5つの項目と費用

韓国を観光する様子

韓国旅行にかかる費用は大きく分けて、出発前と現地滞在時にかかる費用があります。ここでは、韓国へ行く前に必要な5つの費用について解説します。

航空券

航空券のイメージ

まず、韓国旅行に行く際に必須の費用となるのが航空券代金です。日本国内の発着地や利用する航空会社、乗継で行くか直行便で行くかなどによって航空券の代金は変わります。

航空券代金は、東京発韓国行き直行便のエコノミークラス利用の場合、1人当たり往復約16,000円〜。航空券代金のほかに燃油サーチャージや空港使用料、諸税などがかかります。全部合わせると約35,000円〜が相場です。

航空券代金は出発時期や予約のタイミングによっても変わります。年末年始やゴールデンウィーク、お盆時期など日本の大型連休時期の旅行を直前に予約すると、往復60,000円以上になることもあります。

最近では韓国からの訪日旅行客がとても多いため、韓国の連休時期などや直前の予約は、席が確保しにくい状況が続いています。
予算重視・日程重視の場合はオフシーズンに旅行計画を立てたり、早めに予約したりすると良いかもしれません。

宿泊費

韓国にはリーズナブルなホテルから、プールやスパなど設備が充実しているラグジュアリーホテルまで、さまざまなタイプのホテルがあります。また、ソウル最大の繁華街で観光客に人気の明洞エリアや、移動に便利な駅から近いホテルなど条件に沿ったホテル選びも可能です。

たとえばソウルだと、2名1室利用の場合1泊1名あたりリーズナブルな2つ星ホテルだと約6,500円~地下鉄4号線明洞駅に直結している3つ星ホテル「ミリオレ ソウル 明洞」約8,000円~、ロッテ百貨店と直結している明洞の4つ星ホテル「ロッテ ホテル ソウル」約28,000円~です。

さらに、同じホテルでも高層階で眺めが良い、お部屋が広い、朝食付きなど、諸条件によって料金が変わります。

ある程度予算を決めてから、立地やお部屋のグレードなどの希望条件に近いホテルを選ぶとよいかもしれません。

オプショナルツアー

水原華城

オプショナルツアーを活用すると、公共交通機関では行きにくいスポットや世界遺産めぐりなどに行けます。

オプショナルツアーは参加するプランによって金額が異なり、たとえばソウル発のソウル市内半日観光は約6,500円〜、ソウル発の3大世界文化遺産巡り「昌徳宮・宗廟・水原華城・華城行宮・北村」1日ツアーは約19,000円〜です。

1日あたりの予算を決めて、オプショナルツアーの中から参加したいものを選んでみてはいかがでしょう?

▼韓国のオプショナルツアーをお探しの方はこちら

Wi-Fiルーターなどの通信費

スマホをWi-Fiに接続するイメージ
利用しているスマホの契約プランによっては、日本の料金プランが適用されず高額請求につながったり、韓国でデータ通信を行えないなどの事態になることがあります。

そういったトラブルの予防策として、韓国でデータ通信が可能なWi-FiルーターやSIMカードのレンタルがおすすめです。

Wi-Fiルーターは1日あたり720円くらいからレンタル可能で、最大データ通信料やオプションの有無によって費用が変わります。

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海外旅行保険

海外では日本の保険が適用されないため、渡航中に病院にかかると高額な医療費が発生します。万が一に備えて海外旅行保険に加入しておきましょう。

海外旅行保険に加入しておくと、韓国渡航中にケガや病気、盗難にあった際などに保険が適用され安心です。

【海外旅行保険の費用】
・2泊3日:約870円~(1人当たり)
・3泊4日:約1,080円~(1人当たり)
・4泊5日:約1,390円~(1人当たり)

海外旅行保険は利用する保険会社や加入プラン、オプションの有無によって費用が変わります。補償額や条件などを確認して、加入プランを検討するとよいでしょう。

韓国滞在中に必要な費用をチェック!

北村韓屋村を観光
韓国旅行前に手続きが必要な費用の次は、韓国滞在中の予算の相場を知りたいという方も多いのではないでしょうか。ここでは、韓国滞在時に必要な3つの費用について解説します。

食事代

韓国グルメのひとつサムギョプサル
韓国では韓国焼肉の定番「サムギョプサル」や、コラーゲンたっぷりの鍋料理「タッカンマリ」など、さまざまなグルメを味わえます。どこで食べるか、何を食べるかなどによって必要な食事代は変わります。

リーズナブルなお店だとサムギョプサルは16,000ウォン(約1,850円)くらいから、参鶏湯は18,000ウォン(約2,050円)くらいから、韓国風のり巻きのキンパは4,300ウォン(約500円)くらいから味わえます。このように韓国では、日本とそれほど変わらない金額での食事が可能です。

1日あたりの食費は約6,000円〜、おしゃれなカフェでデザートやドリンクを味わうなら、+1,000円〜2,000円くらいと考えましょう。

食費をおさえたいときは、屋台での食べ歩きがおすすめです。

交通費

地下鉄の改札

交通網が発達している韓国・ソウルでは、地下鉄やバス、タクシーなどが主な交通手段です。利用する交通手段によって、滞在時の交通費は変わります。

【地下鉄】
地下鉄の初乗り料金は1,500ウォン(約170円)、T-moneyを利用すると1,400ウォン(約160円)です。10km以上の運行は5kmごと、50km以上の運行は8kmごとに100ウォン(約12円)ずつ加算されます。

【空港鉄道】
仁川空港からソウル市内への移動費用は、空港鉄道A’REXを利用する場合5,050ウォン〜11,000ウォン(約570円〜1,240円)です。

【バス】
バスの乗車料金は1,200ウォン〜3,000ウォン(約140円〜340円)で、リムジンバスで仁川空港からソウル市内へ移動する場合の費用は、片道9,000〜18,000ウォン(約1,020円〜2,030円)です。

【タクシー】
一般タクシーは初乗り2kmまで4,800ウォン(約540円)、以降は131mまたは30秒ごとに100ウォン(約12円)ずつ加算されます。

いずれも日本より安い金額で利用できますが、費用を抑えたい時は地下鉄や空港鉄道A’REXを活用するとよいでしょう。

お土産・ショッピング代

韓国コスメや洋服などのショッピングや、韓国のりなどの韓国ならではのお土産選びも旅行の醍醐味のひとつ。

定番お土産の韓国のりは20袋入りで9,000ウォン(約1,020円)、バターワッフルは12袋入りで4,400ウォン(約500円)程度で購入できます。お土産の費用は購入するものや個数によって変わりますが、おおよそ3,000円〜で考えておくとよいでしょう。

また、プチプラアイテムのショッピングが韓国旅行の楽しみのひとつという方もいるでしょう。韓国にはコスメ店やアパレル店、大型モールなどのショッピングスポットが多数あります。

ショッピングを楽しみたい方は、あらかじめショッピングに使う予算を決めておくとよいでしょう。

韓国旅行を予約する前に知っておきたいこと

韓国旅行について調べている様子

韓国旅行を予約する前に韓国の基本情報がわかると、旅行の日程や現地での過ごし方の計画を立てやすくなるかもしれません。
ここでは韓国旅行の費用を抑えるコツや、物価について紹介します。

韓国の物価ってどのくらい?

2024年2月現在、100ウォン=約12円前後です。

ビビンバは11,000ウォン(約1,250円)前後から、ファストフード店のハンバーガーは3,100ウォン(約350円)前後、ミネラルウォーターは1本650ウォン(約80円)前後、缶ビールは500ml1本2,500ウォン(約290円)前後です。

購入するものによって異なりますが、韓国の物価は日本とそれほど変わらない傾向にあるといえます。

韓国旅行の費用を抑えるコツ

韓国の旅行費用を抑えるコツは、旅行に行くタイミングと現地での過ごし方に秘訣があります。

年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなど、日本から海外旅行に出かける人が増える時期は、航空券やホテルの宿泊費が高めになります。そのため、日程の調整が可能な場合は、大型連休などの旅行代金が高い時期を避けるとよいでしょう。

また、平日は週末よりも航空券やホテルの代金が安い傾向にあるので、平日で旅程を組むと費用を抑えることが可能です。

現地では、食事は屋台やリーズナブルなお店、お土産の購入などはスーパーマーケットを利用し、タクシーを極力使わず地下鉄やバスで移動すると費用を抑えることができます。

各項目の予算を参考に韓国旅行の計画を立てよう!

ショッピングやグルメなどさまざまな楽しみ方ができる韓国は、旅行の日程や現地での過ごし方によってかかる費用が変わります。

なるべく韓国旅行の費用を抑えたいというときは、平日に出発したり屋台などで食事したりするとよいでしょう。

費用の目安がわかったら購入したいもののリストや、オプショナルツアーを利用するかなど韓国滞在時の過ごし方を考えてみましょう。宿泊ホテルは目的の観光地に行きやすい立地か、予算に合うかなどをふまえて選ぶとよいかもしれません。

この記事を参考に予算を考えて、韓国旅行の計画を立ててみませんか。

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投稿日:2024.03.05

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