シャンシャンに会いたい!パンダ好きにおすすめのツアーやスポットは?

シャンシャンに会いたい!パンダ好きにおすすめのツアーやスポットは?

動物園の人気者といえば「パンダ」!
この記事では、2024年9月に上野動物園から中国に返還されたジャイアントパンダ「リーリー、シンシン」と2023年の2月に返還された「シャンシャン」についてや、「パンダの聖地」四川省でパンダ三昧のツアーの詳細について解説していきます。

パンダのシャンシャン

リーリー、シンシン、シャンシャンとは?

竹の葉を食べるシャンシャン
シャンシャン(香香)は、父リーリー(力力)、母シンシン(真真)のもとに、2017年6月12日に東京都・恩賜上野動物園で誕生したメスのジャイアントパンダです。
シャンシャンは、2023年の2月に中国に返還され、現在は中国四川省の雅安(があん)にある「雅安(があん)パンダ繁殖センター(中国保護大熊猫研究中心 雅安碧峰峡基地)」で暮らしています。
その後、両親であるリーリー、シンシンもシャンシャンが暮らす「雅安(があん)パンダ繁殖センター」に返還され暮らしています。

中国担当
動物園のアイドルといえば「ジャイアントパンダ」
その愛くるしい姿は、多くのキャラクターなどにもなり身近な動物のイメージもあります。
2021年までは、絶滅危惧種にも指定されていましたが、中国でのジャイアントパンダに対する30年にもおよぶ保護施策が奏功し、野生下における個体数が倍増したことから絶滅危惧種から外れました。
しかしパンダは、世界で約1,800頭とまだまだ少なく、日本では2園(東京都・和歌山県)で6頭のみが飼育されています。
実は、リアルパンダを観たことがある方は意外にも少ないとか。

シャンシャンが暮らす中国・四川省とは?

四川省世界遺産九塞溝

省都・成都までの行き方

担担麺、麻婆豆腐などの四川料理で有名な四川省。
四川省の省都は、成都。
成都には国際空港が2つあります。

・成都双流国際空港(CTU)
・成都天府国際空港(TFU)

現在成田空港から成都天府国際空港まで直行便が就航しており、飛行時間は約5時間30分です。
成都天府国際空港は、2021年に開港した比較的新しい空港です。
市内からは50km以上離れているため、ホテルの手配などは間違えないよう注意が必要です。

四川省はパンダの聖地

成都大熊猫繁育研究基地メインゲート
成都大熊猫繁育研究基地メインゲート

パンダの聖地としても知られる四川省には、複数のパンダ施設があります。
●都江堰(とこうえん)パンダ繁殖センター
広さはなんと東京ドーム10個分にもなる約50ヘクタール!
ここの魅力は、パンダを観賞するのにさえぎるものがないこと!
竹林と芝生が広がり、自然な環境中で暮らすパンダの様子を観れます。

●雅安(があん)パンダ繁殖センター
シャンシャンが暮らしているのが、ここ雅安パンダ繁殖センター。
雅安パンダ繁殖センターには、さまざまなエリアがあり、現在シャンシャン、リーリー、シンシンは「豹子山」エリアで暮らしています。
こちらも約70ヘクタール(東京ドーム15個分)と広大な敷地で、斜面を利用してパンダを飼育しているため来園者には歩きづらい場所も。
有料のカートなどがありますが、バリアフリー化は進んでいるとは言い難いため、注意が必要な方は無理せずゆっくり歩きましょう。
雅安は雨が多いエリアでもあるので、レインコートなどの雨具があると安心です。

●成都(せいと)パンダ繁殖センター
パンダ繁殖センターの中では一番大きく、なんと東京ドーム65個分以上の敷地面積。
市内から地下鉄とシャトルバスを乗り継いで行くこともできます。
成都パンダ繁殖センターと和歌山県のアドベンチャーワールドは『ジャイアントパンダ長期国際共同繁殖研究』を実施しており、繋がりが深いことから「パンダが結ぶ交流」を促進するために友好都市関係締結に向けて協力していくことに合意しています。
そのような背景もあり和歌山で暮らしていた「永明・桃浜・桜浜」は、2023年2月に中国に帰還した後、現在この施設で暮らしています。

また中国では「トップスター」級の人気を集めているパンダ姫「和花(ホーファ)」も、この施設で暮らしています。 ホーファーは他のパンダと異なり、モフモフした純白な毛が首を隠すことで「おにぎり」のように見えると、その愛らしい姿にファンになる方が多いとか。

施設内のおすすめスポットは、2022年に新しくできた「パンダタワー」。
パンダの大好物である「タケノコ」をイメージして造られています。
69.8mある展望台からの景色はまさに絶景!広大なパンダ基地の全体はもちろん、成都の街並みを眺めることができるビュースポットです。

●臥龍(がりゅう)パンダ繁殖センター
成都市から臥龍までは約133km、バスで3時間ほどかかる場所にある臥龍自然保護区内のパンダ基地です。
平均標高は約1,700m、広さは150ヘクタールと広大な敷地であるとともに、新鮮な空気に恵まれ、自然豊かな緑に囲まれたこの場所は、ジャイアントパンダにとってまさに理想的な自然環境。
ここで暮らしているのが、韓国から中国に返還されたジャイアントパンダ「福宝(フーバオ)」。
愛きょうのある性格とかわいらしい姿で韓国でも人気のあるパンダです!

ツアーの魅力とポイントは?

ツアーのポイント
四川省には、パンダの研究施設が5つ、その他に動物園でパンダに会うことができます!
パンダ好きにはたまらない!パンダ三昧ツアーの魅力は、効率よくパンダ施設を巡れること。
同じ省とはいえ、広大な中国の地を移動するのは、思いのほか大変。
ツアーに参加することで、限られた時間の中で、パンダ施設を効率よく巡ることができます。

参加するツアーによって、訪れる施設や体験できることが異なるため、自分の希望に近いものに参加すると満足度がぐっとあがります!

●シャンシャンやたくさんのパンダに効率よく会いにいけること!

シャンシャンに会えるツアー
中国に還った「シャンシャン」の今を見ることができます。
2024年9月には、シャンシャンの両親であるリーリーとシンシンも中国へ戻り、同じ雅安パンダ繁殖センターで暮らしています。
また、成都パンダ繁殖センターでは、和歌山のアドベンチャーワールドからの帰還した桃浜(とうひん)・桜浜(おうひん)に会えるチャンスも。
とはいえ、パンダたちが体調不良の場合には会えないこともあります。

●シャンシャンのいる雅安で1日飼育体験!

パンダ飼育の様子
参加するツアーによっては、飼育体験ができるものもあります。
作業着に着替えてパンダの遊び場や檻の中を清掃したり、竹のおやつのケーキを作ったり、えさをあげるお手伝いなど、さまざまなお世話のお手伝いを体験します。
いつも見るだけだったパンダのお世話をすることで、ますますパンダが身近に感じられるかも!?

●かわいい!パンダスポット巡り

IFSのビルを一生懸命よじ登るパンダの姿
成都には、パンダ三昧の郵便局、パンダがビルをよじ登る国際金融センターなど、パンダ好きにはたまらないパンダスポットが多数あります。
成都で自由時間がある場合には、パンダスポット巡りをしてみては。

●四川省は世界遺産の宝庫

世界遺産 楽山大仏
世界遺産 楽山大仏
中国にある世界遺産の数は「57」と、イタリアに次いで世界第2位。
その中の5つが、パンダの聖地でもある四川省にあります。
パンダ巡りとあわせて、世界遺産を訪れるのもいいですね。

●九寨溝の渓谷の景観と歴史地域
●黄龍の景観と歴史地域
●峨眉山と楽山大仏
●四川ジャイアントパンダ保護区群
●青城山と都江堰

都江堰

「都江堰(とこうえん)」は、成都郊外を流れる岷江(みんこう)の氾濫を食い止めるとともに、干ばつが深刻だった成都平原に水を引き込むために築かれた水利施設。
驚くのは工事の規模の大きさで、中国では「万里の長城」「南北大運河」「都江堰」を古代の三大土木工事と称されています。

楽山大仏

絶壁に彫られた世界最大級の仏像といわれる「楽山大仏」。
この大仏は四川省楽山市の南、長江の支流の岷江と青衣江、大渡河の合流地点の断崖に刻まれています。
全長が71mと東大寺の大仏の5倍。
着工から約90年かけて完成させた「楽山大仏」の大きさに驚かされます。

中国担当
「都江堰」「楽山大仏」観光をすることで、シャンシャンの暮らす四川省の魅力を感じることができます。

パンダ施設巡りの必需品

中国のパンダ施設はパンダにとって、より自然に近い環境で生活してもらうため、どこも広大な施設となっています。
そのため、タイミングによっては観覧エリアからは少々距離があることも。
そんな時に役立つアイテムが「双眼鏡」や「望遠レンズ付きカメラ」。
パンダの様子を、心置きなく観賞することができますよ。

中国に行くためには?

コロナ禍から直近までは、日本から中国に行くためにはビザ(査証)が必要で、ビザを申請するためには、休暇をとってビザセンターを訪れたり、ビザ代金が発生したりと何かと大変でした。

しかしこの度、中国外交部が日本の一般旅券保持者に対して、ビザ免除措置を適用すると発表し、2024年11月30日~2025年12月31日までビザが免除となりました!
(ビザ免除となる滞在期間は30日以内)
そのため、中国への旅行が一気にハードルが下がり、コロナ前のように中国へ仕事や旅行で訪れる方が増えつつあります。
海外旅行人気方面 渡航情報まとめサイト(観光渡航向け)【HIS】
※記載した内容は予告なく変更・更新される場合がありますので、最新情報は各国の公式サイトよりご確認ください。

さいごに

日本人の中国行きのビザ取得が免除されたことで、身近になった中国。
パンダの本場である中国には、早速パンダ好きな方が渡航しているようです!
パンダ好きはもちろん、中国観光を兼ねたり、パンダ研究旅として子連れの家族旅行としてもおすすめです。

中国担当
旅を通じて未知との出会い、人との繋がり、ワクワクを感じていただき「心躍る」体験をいただけるよう、企画しました!2025年は、パンダに癒される旅に出かけてみては?

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投稿日:2024.02.20

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