海外旅行で準備が必要なものの1つに、現地の通貨があります。
タイの通貨はバーツで、空港や銀行、タイの両替所などで日本円から両替が可能です。
旅行時に、どのくらいバーツを用意すればよいか、レートはどのくらいで両替はどこでするといいのかなど、タイの通貨の気になる情報について解説します。
タイの通貨はバーツ
タイには、バーツのほかにサタンという通貨もあります。
ここでは、タイの通貨の為替レート、紙幣や硬貨にはどのような種類があるのかについて解説します。
タイバーツの為替レートは?日本円だといくら?
タイバーツの為替レートは2023年12月現在、1バーツ=約4円です。
日本円がタイバーツでいくらになるか計算したいときは、日本円を4で割りましょう。(1バーツ=約4円の場合)たとえば、日本円の10,000円は、10,000÷4=2,500で約2,500バーツになります。
逆にタイバーツが日本円だといくらになるか知りたいときは、バーツの価格に4をかけて計算します。たとえば、2,000バーツは、2,000×4=8,000で約8,000円です。
両替レートや手数料は両替を行う場所によって異なるので、おおよその価格を知りたいときに上記の計算方法を活用するとよいでしょう。
タイの通貨の種類
タイの通貨にはBahtと表記するバーツと、Sと表記するサタンがあります。バーツ紙幣には、国王の肖像が印刷されています。
バーツは通常THBやBと省略表記され、
20バーツ、50バーツ、100バーツ、500バーツ、1,000バーツ
硬貨:4種類
1バーツ、2バーツ、5バーツ、10バーツ
サタンは硬貨のみで種類は、25サタン、50サタンの2つです。
移動手段でタクシーやバスを利用する際は、小額紙幣を準備しておくと便利です。1,000バーツ紙幣で乗車運賃を支払うと、お釣りが用意できないといわれる場合があるので注意しましょう。
おすすめの両替方法
タイバーツへの両替は、日本とタイどちらで行うのがよいのか気になるという方もいるのではないでしょうか。
基本的に日本国内の空港や銀行で両替するよりも、日本よりレートのよいタイに到着してからの両替がおすすめです。
ここでは、タイで両替する際のおすすめの両替場所をご紹介します。
スワンナプーム空港やドンムアン空港の両替所を利用する
空港からバンコク市内や宿泊ホテルまでの移動に交通機関を利用する場合、タイバーツが必要になります。
交通機関の利用などタイ到着後すぐに必要なバーツは、スワンナプーム空港やドンムアン空港の両替所での準備がおすすめです。
空港の両替所は街中の両替所よりも若干割高なので、旅行費用を節約したいときは最低限必要な金額だけの両替に留めましょう。
また、同じ空港内であっても店舗によって両替レートが異なるので、レートを比較して利用する両替所を選ぶとよいでしょう。
レートにこだわるなら、バンコク市内の両替所
両替レートが良く、おトクにタイバーツへ両替したい場合はバンコク市内での両替がおすすめです。
バンコク市内での両替は、金券ショップを利用する方法と私営両替所を利用する方法があります。金券ショップでの両替は、偽札がまぎれ込む場合があるので注意が必要です。
バンコク市内の両替所も店舗によって両替レートが異なるので、レートを比較してよりおトクに両替できる両替所を選びましょう。
両替所の営業時間は、店舗によって異なります。22時過ぎまで営業している両替所もあるので、遅い時間の両替も可能です。
両替所によってはわざと両替金額を間違える場合もあるので、両替したお金に誤りがないかしっかり確認するようにしましょう。
宿泊ホテルで両替する
安心感の高い場所で両替したい場合は、タイ市内の銀行での両替がおすすめです。
ただし銀行の営業時間は平日8:30〜17:30が一般的で、土日祝日は休みのところがほとんどです。銀行で両替する場合は、休みの日にバーツが足りなくならないように両替するようにしましょう。
海外からの観光客が多く宿泊するホテルは、フロントで両替できることがあります。
しかし、ホテルでの両替は空港やタイ市内の両替所に比べてレートが悪く、手数料が必要な場合があるので、手持ちのバーツがなくなってしまい急ぎで両替が必要なときなどに利用するとよいでしょう。
バーツはどのくらいあればいい?
旅行前に、どのくらい現地の通貨を用意しておけばよいのか気になるという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、タイに旅行に行く際、どのくらいバーツがあればいいのかについて解説します。
タイの物価はどのくらい?
タイの物価は日本よりも安く、日本の3分の1程度といわれています。
鉄道や地下鉄は1区間16~17バーツ(約64円~68円)、食事は屋台やリーズナブルなお店を利用すると40バーツ(約160円)から味わえます。
ミネラルウォーターは1本15バーツ(約60円)前後、500mlのビールは25バーツ(約100円)前後です。
レストランなど観光客向けのお店は、日本と同じくらいの金額だと考えておくとよいでしょう。
また、タイにはチップを支払う風習があります。
旅行時に用意するバーツ
旅行時に用意するバーツは、タイ滞在中に必要な費用から考えるのがおすすめです。
タイ旅行中に必要な費用には食費や交通費、お土産代、ショッピング代などがあります。
利用するお店や購入するものによって金額が異なりますが、大体1日の食費は3,000円〜、お土産代は3,000円〜かかると考えましょう。
交通費は利用する交通手段や観光プラン、宿泊場所によって異なります。
以上の点を踏まえてレートを重視したいときは、スワンナプーム空港やドンムアン空港の両替所で日本円の10,000円をタイバーツへ両替し、その後必要に応じてバンコク市内の両替所で両替を行うようにするとよいでしょう。
日本円をタイの通貨に両替してタイ旅行を楽しもう
日本よりも物価が安いタイの通貨はバーツです。両替レートは日本よりもタイでの両替が良好で、送迎なしプランでタイ旅行に行く際は空港からタイ市内までの移動にバーツが必要です。
スワンナプーム空港やドンムアン空港で最低限必要なバーツを両替し、タイ市内の私営両替所で旅行中に必要なバーツを追加両替するようにすると、おトクに旅行を楽しむことができます。
事前にタイバーツのレートや物価の相場、両替所の情報を知って、スムーズにタイ旅行を楽しんでみませんか。
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