今もなお噴火活動を続ける活火山「キラウエア火山」は大地の生命力が溢れ、その壮大なスケールで訪れる人を魅了し続けます。
ハワイ島の観光名所として絶対はずせない場所。
キラウエア火山を最大限に楽しむスポットをご紹介します。
キラウエア火山とは
キラウエア火山は1983年以来穏やかな噴火を続け、現在も噴火し続けている活火山です。
地球上にある活火山の中でも最も活動的な火山として知られていて、過去の噴火は大小を合わせて45回を数える程です。
ただ、キラウエア火山の噴火は比較的穏やかで溶岩が噴出して流れ出るタイプの噴火のため、活火山でありながら「世界一安全な火山」とも言われています。
「キラウエア」はハワイ語で「噴き出す」という意味をもち、「火の女神ペレ」が住んでいるとも言われる神聖な場所でもあります。
日本からの行き方
日本からハワイ島までは成田空港と羽田空港から直行便が就航していて、所要時間は往路は約7時間半程度、復路は8時間半程度となっています。
キラウエア火山までは、レンタカーやオプショナルツアーで行くのが一般的で、レンタカー利用の場合にはカイルア・コナより2~2時間半(約155km)、ヒロより約50分(約48km)となります。
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世界遺産「ハワイ火山国立公園」の見どころ
キラウエア火山は「ハワイ火山国立公園(Hawaii Volcanoes National Park)」にあります。ヒロの南西48km地点に位置し、世界遺産地域に登録されています。
総面積約1,335平方kmにも及ぶ広大な園内には、地球上で最も活動的と言われている2つの火山、標高約4,169mの「マウナロア山」と標高約1,247mの「キラウエア火山」があります。
大地の生命力をを感じることができるこの公園は、見どころが盛りだくさんで、ハワイ島を訪れた人は必ずといっていいほど訪れる観光スポットです。
キラウエア火山噴火口近くを通るハイキングコースやドライブコース、溶岩洞や溶岩台地など貴重な体験に心が躍ることでしょう。
車1台:30ドル(7日間有効)
徒歩または自転車1名:15ドル(7日間有効)
バイク1台:25ドル(7日間有効)
- 住所:1 Crater Rim Drive Hawaii National Park, HI 96718
- ハワイ火山国立公園公式ホームページ
ハレマウマウ火口
ハレマウマウ火口はキラウエア火山の中心部にある巨大なカルデラです。
2018年の大噴火により以前とは全く異なる姿になったカルデラは、噴火を繰り返すたびに目まぐるしくその姿を変えていきます。
実際に見るカルデラは想像をはるかに超え、スケールの大きさに圧巻されます。
キラウエア展望台
キラウエア展望台はキラウエア・ビジター・センターから西に約3.7km、キラウエア・カルデラのカルデラ外縁崖部にあります。
2018年の噴火により「ジャガーミュージアムの展望台」が無期限閉鎖となってしまったことから、ハレマウマウ火口に一番近い展望台となりました。
標高が高い位置にあることから、噴火により大規模な崩壊をしたハレマウマウ火口の景色を見渡すことができます。
キラウエア・イキ展望台
1959 年の大規模な噴火によってできたキラウエア・イキ・クレーターをはじめとして、ハレマウマウ火口やカルデラ、プウプアイ(噴石丘)、マウナロアの稜線までも見渡せる展望台です。
「イキ」はハワイ語で「小さな」という意味を持っています。
スチーム・ベント
スチーム・ベントはキラウエア・ビジター・センターから近い場所にあります。
マグマの地熱によって温められた地下水が水蒸気となって噴き出しています。
穴の周りには落ちないように柵がしてあり、間近で見ることができるようになっています。
ただし、近づきすぎると熱せられた水蒸気で火傷をしかねないので注意が必要です。
サーストン・ラバ・チューブ
サーストン・ラバ・チューブは巨大な溶岩洞です。この溶岩洞は約500年前にできたものと言われています。
溶岩洞の入り口にはシダ類が生い茂り、まるでジャングルの入口のようにも見えます。
また、花の蜜を吸いに「アパパネ」(ハワイ固有種の鳥)などの小鳥が来ることもあるようです。
サーストン・ラバ・チューブは徒歩で約20分程で回ることができますので気軽に立ち寄ることができます。
※地面が滑りやすいため、歩きやすい靴で行きましょう。
チェーン・オ ブ・クレーターズ・ロード
チェーン・オブ・クレーターズ・ロードは、キラウエア火山のキラウエア・カルデラを囲むクレーター・リム・ドライブから続く約30kmの道です。
道は溶岩でふさがれた場所まで繋がり、海岸線まで伸びています。
溶岩を眺めながらのドライブを楽しむことができ、途中にあるケアラコモ展望台からの景色は最高です!
途中で車を停めて、溶岩台地の上を歩くのもおすすめです。ランチを持参してもいいですね!
晴れた日には溶岩台地に太陽の光が反射し、溶岩台地独特の風景を観ることができます。
是非晴れた日にはドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。青く広がる海と黒い溶岩のコントラストは他では体験できない想い出となるでしょう。
道路は舗装されているため、安心して走ることができます。
溶岩台地
チェーン・オブ・クレーターズ・ロードの周辺は溶岩に覆われています。その黒々とした壮大な溶岩台地は噴火の歴史や大地の生命力を感じることができます。
溶岩台地で散歩したり食事(ハワイアン弁当)を楽しむツアーもありますので、是非参加してみてはいかがでしょうか。
▼ハワイ火山国立公園の見どころがつまったおすすめのツアーはこちら
キラウエア・ビジター・センター
ハワイ火山国立公園に入園後、すぐのところにあります。
レンジャーがいるため、キラウエア火山の様子やハイキング情報、火山の最新情報を聞くことができます。
ハワイ火山国立公園の資料も置いてあり、キラウエア火山の火山活動の様子の上映も行われています。
ギフトショップもあり、ボルケーノならではのおみやげを手にすることができます。
駐車場、トイレもあります。
ジャガー博物館
キラウエア火山の火口を望むことができる展望台もあり、キラウエア火山の歴史に関する資料の展示も多くされている大変人気の博物館でしたが、2018年のキラウエア火山の噴火により、無期限閉鎖の状態でした。
しかし、2023年末に取り壊しが始まる予定で、96年の歴史に幕が下りるようです。
ボルケーノ アート センター ギャラリー
キラウエア・ビジター・センターのすぐ隣にあります。施設は小さいですが、キラウエア火山に関する歴史や「火の女神ペレ」の素敵な絵を鑑賞することができます。
キラウエア火山に訪れる前に立ち寄ると一層感慨深く感じることでしょう。
入場は無料です。
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ヘリコプターで上空から絶景を見る
ヘリコプターで上空からキラウエア火山を見るツアーは大変人気があります。
なかなか日本でもヘリコプターに乗る機会はないかもしれませんが、上空から見るキラウエア火山の迫力は想像を超えます!
このツアーで乗るヘリコプター「ブルーハワイアン」はファーストクラス用高級シートを使用しています。騒音もハワイの環境に配慮した対策をしていて、空の上での快適な時間を演出してくれます。
プライベートチャーター(専用車)で気兼ねなく快適に
いろいろなところを観光したいけれど海外での運転は少し不安な方、効率よく好きな場所だけを観光したい方、そんな方におすすめなのがプライベートチャーターを利用したツアーです。
専用車を1台貸切るため、気兼ねなく快適に行きたいところを巡ることができます。ハワイ島を知り尽くした火山公園認定のガイドさんが案内してくれますので安心です!
また、オーダーメイドで「自分の行きたいところを巡るツアー」を作るプランもあります。
是非オリジナルなプランを作ってみてはいかがでしょうか。
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キラウエアの気候
ハワイ諸島の中で最も大きいハワイ島。そのため、地域によって気候がかなり異なります。
年間を通して過ごしやすいハワイですが、大きく分けて夏/乾季(5月~10月)と冬/雨季(11月~4月)の二つの季節があります。
キラウエア火山のある山間部では夏でもそれほど気温は上がらず、過ごしやすい気温です。ただし頂上付近は涼しくなることが多く日中と朝晩では気温差があるため、羽織れるものがあると安心です。
雨は年間を通してよく降ります。よく降る時期は雨季(11月~4月)ですが、乾季でもハイキングをする際には雨具を持っていくことをおすすめします。
キラウエア火山での服装
標高が高い場所では、夏でもそれほど暑くはならず、冬はとても寒いです。
夏の晴れている日中は半袖、半ズボンでも問題ありませんが、風が吹いたり、気候の変化が起こることもよくあります。そのため羽織りものなど調整できるものを持っていくことが必須です。
溶岩の上はごつごつとしていて歩きにくいこともありますので、登山用の靴や履きなれた歩きやすい靴がおすすめです。
また、晴れた日には日差しが強いため、日焼け対策をすると安心です。
夕方からは冷え込みますので、防寒できるものを持っていきましょう。
キラウエア火山を観光する際の注意点
キラウエア火山を安全に観光するにはいくつか注意点があります。普段行き慣れていない観光場所では事前の準備が肝心です。
事前に噴火情報を確認する
キラウエア火山は活火山のため、いつ噴火が起こるかわかりません。特に個人で訪れる場合には、事前に噴火情報や噴火の影響による閉鎖区域等を確認すると安心です。
溶岩や砂は持ち帰らない
ハワイ島では溶岩等を持ち帰ることは禁止されています。持ち帰ると火山の女神ペレが怒り、災いをもたらすという言い伝えもあるほどです。環境を守るためにも、持ち帰ることはやめましょう。
飲み物や軽食は持参する
ハワイ火山国立公園では飲食物が手に入りにくいため、事前に用意しておくと万が一の時にも安心です。標高が高く、紫外線も強いため、熱中症対策として飲料水は必ず持っていきましょう。
ゴミは必ず持ち帰りましょう。
火山ガスに注意
火山ガスが出ているところでは長居しないようにしましょう。
持病のある方や、幼児、妊婦の方の立ち入りも控えた方がよいでしょう。
キラウエア火山周辺の観光スポット
キラウエア火山と合わせて観光できる周辺スポットをご紹介します。
ボルケーノワイナリー
ハワイ島でただ一つのワイナリーです。
ここでしか買うことのできないオリジナルのワインもあり、キラウエア火山の観光後に立ち寄るのにおすすめです。
有料ですが、試飲もできます。店員の方は気さくでワインについていろいろ教えてくれます。ワイングラスやお土産も購入することができます。
▼ボルケーノワイナリーを訪れるツアーはこちら
プナルウ黒砂海岸
ハワイ火山国立公園から車で約40分程、南に下ったところにあります。
名前の通り、この海岸の特徴は黒い砂。火山から流れ出た溶岩が長い年月をかけて砕け溶けてできたものです。
白い砂浜とは真逆の景色ではありますが、溶岩独特の真っ黒い砂は太陽の光にあたるときらきらと宝石のように輝き美しいものです。
また、プナルウ黒砂海岸はウミガメを見ることができる場所としても有名です。
※黒砂を持ち帰ることやウミガメに近づくことは法律で禁止されているため、注意しましょう。
▼プナルウ黒砂海岸を訪れるツアーはこちら
マウナケア
キラウエア火山からは少し距離がありますが、キラウエア火山と合わせて訪れたいハワイ島でははずせない場所です。
ハワイ島の2大観光スポットでもある「マウナケア」と「キラウエア火山」観光がセットになったツアーは多く大変おすすめです!
1日かけてのツアーとなりますが、マウナケア山頂での星空観測や日の出観賞などもあり充実の内容となっています。
▼マウナケアとキラウエア火山がセットになったおすすめツアーはこちら
キラウエア火山周辺のホテル
キラウエア火山を訪れたのなら近くのホテルに泊まるのもおすすめです。
火口を見ながらレストランで食事をしたり、夜の噴火口を見たり、他のホテルでは体験できない景色を見ることができるでしょう。
ボルケーノハウス
ハワイ火山国立公園内に位置する歴史あるホテル。キラウエア・ビジター・センターの真向かいにあり、キラウエア火山のカルデラを一望できる部屋があります。
ハワイでは珍しくロビーに暖炉があります。キラウエア火山を身近に感じることのできる、素晴らしいホテルです。
・24時間対応のフロントデスク
・無料Wi-Fi
・無料駐車場
- 住所:1 Crater Rim Drive, Hawaii Volcanoes National Park, Hawaii 96718, UNITED STATES
- HISホテル公式サイト
キラウエア ホスピタリティ グループ
ハワイ火山国立公園から車で約5分程の場所にあり、リーズナブルに宿泊できるホテルです。
田園地域の大自然に囲まれた場所にあるので、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
客室にはテレビが備わっています。
ホテルから車で約30分程の場所にはプナルウ黒砂海岸があり、シュノーケリング、季節限定のウミガメ見学を楽しむことができます。
またマウナケア州立公園へは車で約 1 時間で行くことができます。
・無料Wi-Fi
・駐車場込み
・無料の衛星テレビ番組
・ヘアドライヤー付き
- 住所:(Chalet Kilauea) 19-4178 Wright Road, Volcano, Island of Hawaii, Hawaii 98785, UNITED STATES
- HISホテル公式サイト
いかがでしたか?
大地の生命力あふれるキラウエア火山。ハワイ島を訪れたなら必ず行くべきおすすめスポットです。
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