HISには、旅行好きが高じて入社した、日々旅行のことを考え続けている「旅行のプロ」がたくさん在籍しています。
今回は、海外赴任経験者でツアーの企画担当者が「親世代と一緒に行く場合のおすすめの観光地」をご紹介します。
プライベートでもハワイ大好き。元現地駐在スタッフです。
次行きたい旅行先:
沖縄やグアムなど他のリゾートをチェックした後に、最終的にはやっぱりハワイ!
旅先で何したい?:コロナ疲れの家族を癒したい。
両親にはせっかくだからハワイらしいところを見せてあげたい!それならハワイ島がおすすめ!!
ホノルルがあるオアフ島ももちろん楽しいのですが、年配の方には、ゆったりとしたハワイ島もおすすめです。大自然を感じつつ、リゾートでのんびり。そんな休日を過ごせます。
おすすめポイント①地球の鼓動を感じることができる圧倒的な景色をレンタカーで味わう
ハワイ諸島最大の島であり「Big Island」の愛称でも知られる「ハワイ島」。現在も活発な火山活動が続いており、地球が「生きている」ことを感じさせてくれる島です。
この島の最大の魅力は何といっても広大な大地!空港を出た瞬間から、溶岩が冷えて固まってできた黒い大地に囲まれている風景はここでしか見れない絶景です。
おすすめの移動方法は何といってもレンタカー。コナ空港からリゾートエリアへと向かうメインの幹線道路は舗装工事が完了して道幅も広くなり非常に運転しやすいです。
運転していると、黒い大地の中をどこまでも続くようにも見える長い一本道が目の前に広がり、日本はおろかオアフ島でも味わえない感覚を覚えます。うっかりスピードを出しすぎるのでご用心。
道のところどころでは地下を流れているマグマから発生していると思われる湯気が噴出しているポイントもあり、あちこちで道端に車を止めて雄大な景色を楽しんでいる人たちの姿も見れます。また、野生のヤギがのんびりと草を食んでいる姿を見かけることも。
あたかも月面を車で走っているとこんな風景では?と思わせるようなそんな別世界の景色を楽しんで下さい。
おすすめポイント②派手さはないけど味のある街たち
ハワイ島を訪れる日本人観光客が最も訪れる機会が多い街は、島の西側にある「カイルア・コナ」でしょう。コナ空港から南に車で約15分のところにある、ハワイ島の中で2番目に大きな街です。ハワイ島のリゾートエリアが島の西側に集中していることもあり、商業・観光の中心となっています。
とは言ってもホノルルと比べるとこじんまりとした街で、海沿いの道路「アリイドライブ」は道沿いにたくさんのお店やレストランが並び、ドライブするのも歩いて散策するのも楽しいエリアです。
次に紹介するのは島の北東部に位置する「ホノカア」です。コナ空港から1時間ちょっとの距離にある、昔は日系移民が多く住み栄えた街です。
映画の舞台にもなったのでご存じの方もいるかもしれません。ここはまさにオールドハワイを感じられる街です。レトロな街並みには日系移民の歴史を感じさせるような看板も残されており、タイムスリップした感覚を味わえます。
空港から向かう途中に四角いマラサダが有名な「TEX DRIVE INN」があり、ローカルフードも楽しめます。
最後はハワイ島第一の都市であるヒロです。島の東側に位置し、空港(ヒロ空港)もあり経済の中心となっています。ちなみにハワイ諸島の中でもホノルルに次ぐ2番目に大きい街です。
ヒロ空港のすぐそばで、コナ空港からは車で約2時間。島を東西に突っ切っているサドルロードという道を使うと意外と近いです。
大きなショッピングセンターもありますが、一本中に入るとノスタルジックな街並みが広がり、ここも古き良き時代のハワイを感じることができます。
レンタカーを利用してハワイ島を周る場合は、ホノルルからコナ空港に入ってリゾートエリアに宿泊、帰りはドライブがてらヒロまで行ってヒロ空港からホノルルに帰るというルートがおすすめです。レンタカーの乗り捨てももちろんできます!
おすすめポイント③せっかくだからリゾートホテルに泊まろう
ホノルルからハワイ島に行く場合、日帰りのオプショナルツアーが人気ですが、せっかくなら宿泊しましょう。日帰りのオプショナルツアーもいいのですが、早朝にホノルルを出発して深夜に帰るスケジュールになりますので、親世代が一緒の場合、日帰りはなかなかハードでしょう。
また、ハワイ島の西側にはたくさんの素晴らしいホテルがあります。有名なインターナショナルチェーンのホテルを中心にそれぞれの特徴を備えた素晴らしいホテルたちです。それらのホテルに共通しているのは、ホノルルのホテルと比べて圧倒的に広いこと!これは敷地も客室もです。これを見てしまうと、ホノルルのホテルって狭いかも……笑
(もちろん、ホノルルのホテルにもいいところはたくさんありますけどね!)
ハワイ島は広いのでホテルが建っているリゾートエリアは何か所かに分かれており、各エリアの移動は車がないと難しいので、ここでもレンタカーは大活躍です。
おすすめエリアは「ワイコロアエリア」です。ゴルフ場やショッピングセンターもあり、リゾート内だけで完結します。
ショッピングセンター内には巨大なコンビニ?もあるのでホテルの食事に飽きたらお惣菜を買って簡単に済ませることも可能。
私が好きなホテルで親世代と一緒に行く方にお勧めしたいのは、マウナ・ラニエリアに建つ「ザ・フェアモント・オーキッド・ハワイ」です。理由としてはとても落ち着いた雰囲気とちょうどいいサイズ感。
前述したようにハワイ島のホテルは敷地も巨大なものが多いのですが、そうするとホテル内の移動だけでも大変。このホテルはちょうどいいサイズで敷地内をのんびり散策するもよし、アクティブな方には隣接するゴルフ場でゴルフをするもよし、その他にも様々なニーズに答えてくれるホテルです。さらに、日本食のレストランもあり、日本の味が恋しくなった時もとてもうれしいです。
最後に
親世代と一緒のハワイということで、自分の両親と一緒の旅行をイメージしました。
その場合、一般的に大人気のオアフ(ホノルル)は親世代にとって果たして楽しいところなのか?という疑問がわいてきます。ワイキキやその周辺エリアを楽しむには基本徒歩移動になりますので、食べ歩きやショッピングなどでぶらぶらするのもいいのですが、そればかりでは体力的に厳しいのと、基本的にはハワイで人気のお店というのは、親世代にとってそんなにそそられないのではと思います。
私が両親と行った時も、ワイキキをぶらぶらするのはしんどそうだったので、両親だけネイバーアイランド(オアフ島以外の周辺の島)のツアーに参加してもらい、楽しんできてもらいました。
ネイバーアイランドはオアフ島にはない大自然やワイキキからは失われつつある「古き良き時代のハワイ」を感じさせる街がまだまだあります。
移動も基本は車(レンタカー)になるので楽ちんです。
その中でも特におすすめなのが今回取り上げたハワイ島です。リゾート・自然・古き良きハワイの街といった要素がそろっていることに加え、オアフどころかほかのネイバーアイランドでも決して見れない火山活動によって作られた広大な大地を見ることができ、地球の偉大さ、自然のパワーを十二分に感じることができます。
ホノルルからハワイ島までは国内線で45分程度ですからその点も楽ですね。
ホノルル、特にワイキキにいると高層ビル(ホテルやコンドミニアム)に囲まれてちょっと窮屈な気持ちになることもあるかもしれません。それがハワイ島に行くと、景色が一気に広がり、世界が広くなったような錯覚を覚えます。(ハワイ島からオアフに戻ってきて、高速をワイキキに向かって走らせていると街の明かりが「あー、都会に帰ってきたな」と思わされます笑。東京と比べると格段に田舎なのですが…)
以前は日本からはJALとハワイアン航空の直行便が二本もありました。(2021年5月現在運休中)日本からのアクセスもよく、シニア層にもとても人気のハワイ島の復活を心から祈っております。