ヨーロッパ周遊で知っておきたいシェンゲン協定とは?

ヨーロッパ周遊で知っておきたいシェンゲン協定とは?

ヨーロッパ内を周遊する時、入国審査が免除される場合があることを知っていますか?

実はシェンゲン協定加盟国内であれば、最初に入国、最後に出国する空港以外では、出入国審査が免除されるんです。(観光や出張目的の短期滞在に限ります)

シェンゲン協定とは?

ざっくりいうと、シェンゲン協定とは、1985年に締結された「ヨーロッパ内での人や商材の移動を自由にする」ことを目的とした協定です。ルクセンブルクのシェンゲン村で締結されたことからシェンゲン協定という名前になりました。

加盟しているヨーロッパの26カ国間の移動では、出入国審査が免除されます。一度シェンゲン協定加盟国で入国審査を受けると、その後の加盟国内での入国審査は必要なく、最大で90日間滞在することができます。ただし加盟国から一度出国すると、再び出入国審査が必要となります。

例えば、日本からフランス、ドイツ、イタリアと移動する場合は、フランス入国時に入国審査を受ければ、その後のドイツとイタリアでは入国審査が必要ありません。イタリアから出国するときに出国審査を行うだけで済みますので、数ヵ国周遊する時は非常に楽ですね。

シェンゲン協定に加入している国

シェンゲン協定はEC加盟国28カ国のうち22ヵ国とEFTA加盟国の4カ国の合計26カ国が加盟しています。

※2020年4月現在

・オーストリア
・ベルギー
・チェコ
・デンマーク
・エストニア
・フィンランド
・フランス
・ドイツ
・ギリシャ
・ハンガリー
・アイスランド
・イタリア
・ラトビア
・リヒテンシュタイン
・リトアニア
・ルクセンブルク
・マルタ
・オランダ
・ノルウェー
・ポーランド
・ポルトガル
・スロバキア
・スロベニア
・スペイン
・スウェーデン
・スイス

イギリスとアイルランドはシェンゲン協定に加盟していませんので、周遊中にそれらの国へ立ち寄る場合は通常通り出入国審査が必要となります。

シェンゲン協定加盟国を周遊するときの注意点

過去180日以内の滞在日数について確認しよう

日本のパスポートを持っている場合、シェンゲン協定で滞在できるのは「あらゆる180日の期間内で最大90日間」と決まっています。この期間内であればビザも必要ありません。また、シェンゲン協定加盟国からの出国予定日に対してパスポートの残存期間が3ヶ月以上必要となります。

この「あらゆる180日の期間内で最大90日間」という期間が少し複雑で、過去180日以内であれば連続しての滞在でない場合も90日にカウントされていきます。

例えば、過去180日のうち、10日間の滞在がある場合、前回訪問開始時から180日以内に再び訪問するときは残りの滞在可能期間は80日間となります。一度日本に帰国をしている場合や、乗継地でも訪問にカウントされ、リセットされるわけではありませんので、滞在可能日数については注意してください。

この上限日数を超える場合や、観光・出張などの目的以外で滞在する場合は、日本のパスポートを持っていてもビザが必要となります。

こちらのサイトを利用すれば残りの滞在可能日数について確認することができますのでご活用ください。
https://ec.europa.eu/home-affairs/content/visa-calculator_en

出入国審査はないがパスポートは持ち歩こう

シェンゲン協定加盟国内での移動では出入国審査がないのでパスポートの携帯を忘れがちですが、急な飛行機のチケットの確認や、鉄道乗車券の購入時、身分証明などで提示を求められることもあります。パスポートは常に持ち歩きましょう。

まとめ

シェンゲン協定があることで、ヨーロッパ内の旅行がとてもしやすくなりました。ただし、各国の情勢は日々変化するので旅行前に不安な方は訪問予定の国の領事館や大使館のサイトなどをチェックし、証明書類などに不足がないか確認してください。

また、パスポートの残存有効期間が足らずに入国できない場合もあります。必ず旅行前は必要な残存有効期間があるか確認して、足らない場合は早めにパスポートの更新を行ってください!

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