羽田空港第2ターミナルの国際線大幅増便!注意すべき点は?詳しく解説!

羽田空港第2ターミナルの国際線大幅増便!注意すべき点は?詳しく解説!

羽田空港
今後も国際線の増便が見込まれる羽田空港。
羽田発の国際線の増便や新規就航となる航空会社が増えたりと、海外旅行がますます便利になりますね。

国際線の発着で利用される第3旅客ターミナル(旧:国際線ターミナル)に加え、2023年7月19日より第2旅客ターミナル(以下、旅客は省略)からも国際線の一部の就航が再開されました。
その後、2023年10月29日より第2ターミナル発のANA国際線が増便され、16便が就航していましたが、2024年3月31日よりさらに増便され、計25便に拡大されます。
当記事では変更点やターミナル間の移動、変更に伴う注意点について紹介します。

羽田増便のメリットは?

国際線の増便によって海外旅行の旅先が広がり、より便利に出かけられるとともに、海外からの観光やビジネスでの訪日機会を増やすこともできます。
今までは、国際線乗り継ぎの場合、羽田から成田へ移動する必要があったり、羽田空港内でも国内線と国際線のターミナル移動が生じ、スムーズに乗り継ぎできなかったりと不便を感じていたことも路線によっては解消されます。

地方都市から海外が身近に!

羽田空港 第2ターミナルの国際線利用が増加されることにより、地方都市から海外へも行きやすくなります。
地方都市から海外へ行く際、国内線で羽田空港第2ターミナルに到着し、第2ターミナル発の国際線に搭乗する場合はターミナル間の移動が不要となります!

ANAの場合、国内線で第2ターミナルに到着し、第3ターミナルのANA国際線へ乗り継ぐ場合、最低乗継時間(MCT)が70分以上必要です。
しかし、ANA国内線で第2ターミナルに到着し、第2ターミナル発の国際線に乗り継ぐ際の最低乗継時間(MCT)は55分以上と、15分も短くなります。
今まで接続できなかった便への乗り継ぎが可能になるかもしれません。

羽田空港 第2ターミナル発着の国際線が大幅増便!注意点は?

◆羽田空港ターミナル情報(2024年3月時点)

ターミナル 路線
第1旅客ターミナル 国内線
第2旅客ターミナル 国内線・国際線(ANAの一部路線)
第3旅客ターミナル 国際線

上の表のようにANAの一部路線が第2ターミナルから出発。
2023年10月以降第2ターミナル発のANA国際線は12路線(16便)ですが、2024年3月31日からは16路線(25便)に増便されます。
第2ターミナルからの出発便が増えてますます便利に!
ANAの羽田発国際線利用時の注意点を見てみましょう。

ANAを利用する場合の注意点

ANA機材

■出発便

ANAの国際線については、目的地により出発のターミナルが変更になるため注意が必要です。
2024年3月31日以降、ソウル(金浦)、バンコク、ジャカルタ、広州、ニューヨークの5路線10便が第3ターミナルから第2ターミナル発に変更になります。
逆にバンクーバー線は第2ターミナルから第3ターミナルへ変更になります。
また、上海線は浦東空港行き・虹橋空港行き、それぞれのフライトが就航していますが、浦東空港行きは第3ターミナル、虹橋空港行きは第2ターミナルと異なっていますので、注意が必要です。
(詳細は下表参照)

◆ANAの羽田空港国際線の出発ターミナル情報(~2024年3月30日)

ターミナル 北米路線 欧州路線 アジア・オセアニア路線
第2旅客ターミナル バンクーバー
ホノルル
ロンドン
パリ
フランクフルト
ミュンヘン
シドニー
台北(松山)
香港
上海(虹橋)
深圳
シンガポール
第3旅客ターミナル シカゴ
ロサンゼルス
サンフランシスコ
シアトル
ワシントンD.C.
ニューヨーク
ヒューストン
ソウル(金浦)
マニラ
バンコク
クアラルンプール
ホーチミンシティ
ジャカルタ
デリー
北京
上海(浦東)
青島
広州

◆ANAの羽田空港国際線の出発ターミナル情報(2024年3月31日~)

ターミナル 北米路線 欧州路線 アジア・オセアニア路線
第2旅客ターミナル ニューヨーク
ホノルル
ロンドン
パリ
フランクフルト
ミュンヘン
シドニー
ソウル(金浦)
台北(松山)
香港
上海(虹橋)
深圳
広州
シンガポール
バンコク
ジャカルタ
第3旅客ターミナル シカゴ
ロサンゼルス
サンフランシスコ
シアトル
ワシントンD.C.
ヒューストン
バンクーバー
マニラ
クアラルンプール
ホーチミンシティ
デリー
北京
上海(浦東)
青島

※上記ターミナル情報は2024年3月時点の情報です。今後変更になる可能性もありますので、事前に航空会社のHPなどで確認しましょう。
※ウィーン行きは2024年8月より第2ターミナル発で運行再開予定です。

■到着便

到着便のターミナルについては、路線別ではなく各便ごとにターミナルが異なります。
出発ターミナルと異なるターミナルに到着する可能性もあるため、往復それぞれのターミナルを確認しましょう。
例【出発 第3ターミナル・到着 第2ターミナル】

待ち合わせがある場合にはとくに注意が必要です。
到着便は当日確定しますので、ANAアプリ、ウェブサイト等でご確認ください。

国内線の変更はありませんので、ANA運航便(スターフライヤー共同運航便を除く)利用の場合は今まで通り羽田空港の第2ターミナルとなります。
※ターミナル等に関しては、最新情報をご確認ください。

ターミナルの調べ方

国際線が、第2と第3に分散されるANAでは、「eチケットお客様控え」、ANAウェブサイトの「予約確認」ならびに「空席照会ページ」への表示、登録の連絡先への「メール」によるお知らせ、ANAウェブサイトの「運航状況のご案内ページ」で確認できます。

また、羽田空港の公式ページでも検索が可能です。
公式サイトはこちら(外部サイト)

コードシェア便を利用する場合

そもそもコードシェア便とは、2社以上の航空会社によって飛行機を共同運航している便のことを指します。
以下を例にして、説明します。

便名 路線 運航航空会社
NH5853 東京(羽田)-フランクフルト ルフトハンザドイツ航空

ANA(NH)の便名で、提携航空会社(今回でいうルフトハンザドイツ航空)により運航されることをコードシェアといい、共同運航便ともよばれています。
他の航空会社と提携し、コードシェア便をワールドワイドに展開することで世界各都市への乗り継ぎがスムーズになり、より便利になるメリットがあります。

■コードシェア便は、チェックインカウンターに要注意!

ANAフランクフルト線
上記コードシェア便は、便名はANA(NH)ですが、提携する航空会社(今回でいうルフトハンザドイツ航空)の機材・乗務員にて運航されます。
そのため、機内サービス、機内持ち込み手荷物の制限、預け荷物の制限やチェックイン時間、事前座席指定などのサービスはコードシェア便を運航する提携航空会社の規定が適用となります。
チェックインも、運航される航空会社(今回でいうルフトハンザドイツ航空)のチェックインカウンターでの手続きが必要となります。

ANA(NH)のフランクフルト線は第2ターミナルから出発ですが、共同運航便で提携航空会社(今回でいうルフトハンザドイツ航空)による運航の場合は、便名はNHでも第3ターミナルから出発
フランクフルト線以外の共同運航便も同様のため、共同運航便は注意が必要です。

羽田空港第2ターミナルの構造は?

B1F 京急線/東京モノレールの改札階
1F  国内線到着階
2F  国内線出発階+国際線到着階
3F  国際線出発階+飲食店フロア
4F  飲食店フロア
5F  飲食店フロア+展望デッキ

国内線の到着は1階、国内線の出発、国際線の到着は2F国際線の出発は3Fです。
出発、到着階に注意しましょう。

3Fの国際線出発ロビーは第2ターミナルの一番奥です。
空港に着いてから移動に時間がかかるので、時間に余裕をもって空港に到着するようにしましょう。

また、Wi-Fiレンタルや宅配荷物の空港受け取りを利用する際にも、出発ターミナルが第2ターミナルか第3ターミナルかよく確認してから申し込みすることをお忘れなく!

これで安心!ターミナル間の移動方法

ターミナル間の移動は?

国際線と国内線の乗り継ぎの場合や、出発ターミナルを「間違えた!」という場合は、慌てずにターミナル間を移動しましょう。
無料連絡バスがターミナル間を以下のルートで循環します。
バスは4分間隔で運行しています。
ただし、バスの運行ルートが交通規制などで混雑している場合もありますので注意が必要です。

◆ターミナル間 無料連絡バスの所要時間
第3ターミナル → 第2ターミナル(約15分)※T1経由
第2ターミナル → 第3ターミナル(約10分)※T1経由
第3ターミナル → 第1ターミナル(7分)
第1ターミナル → 第3ターミナル(5分)
※T1=第1ターミナル
※第3ターミナル→第2ターミナル、第2ターミナル→第3ターミナルへの移動は第1ターミナル経由になり、第1ターミナルでの停車時間によって所要時間が変更になります。

国内線と国際線を乗り継ぐ方限定!お得な移動手段とは?

国内線と国際線間の乗り継ぎを利用される方には、京急線・モノレールでご自身が利用する航空会社の国内線と国際線の駅間を無料で利用できます。空港の到着案内カウンターで、パスポートと航空券等の提示で「乗継乗車票」を入手し、それを提示することで京急線・モノレールに乗車できます。
国内線⇔国際線間の乗り継ぎ利用者限定のため、間違えて違うターミナルに行ってしまった場合には利用できません。
※第1ターミナル2か所、第2ターミナル4か所、第3ターミナル1か所の到着階案内カウンターで配布

ターミナル 路線 航空会社
第1旅客ターミナル 国内線 JALグループ
SKY(スカイマーク)
SFJ(スターフライヤー)※ANA便名でも第1ターミナル利用
第2旅客ターミナル 国内線 ANA
ADO(エア・ドゥ)
SNA(ソラシド・エア)
国際線 ANA(※路線によりターミナルは異なります。
第3旅客ターミナル 国際線 ANA(※路線によりターミナルは異なります。
その他の航空会社

今後の羽田空港増便に備えて、注意すべき点は?

リピーターの方など、とくに同じ路線を利用する人は注意が必要です。
今まで成田空港を利用していたので、そのまま成田空港に向かったら、乗れなかったなんてことが起こりかねません。
同じ便名で成田から羽田に移管する路線もあります。

また、羽田空港発の国際線でも今まで第3ターミナル発だった便が第2ターミナル発になっていますので、予約情報を確認し、いつも以上に出発空港・ターミナルを確認するようにしましょう。

最後に

羽田空港から国際線が増えると海外旅行へももっと行きやすくなりますね。
ただし、出発便数が多くなると利用ターミナルなど複雑になることも。
事前に航空会社や羽田空港のHPで確認しましょう!
でも、万が一ターミナルを間違えた場合でも、時間に余裕をもって空港に向かえば慌てることもありません。
ターミナル間の移動は、無料シャトルバスもでているので、慌てずに正しいターミナルに向かいましょう。
ますます便利になる羽田空港から海外へ!

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投稿日:2020.02.20

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