日本からオーストラリアの飛行時間はどのくらい？航空券代の相場は

南半球にあるオーストラリアは、コアラなどのかわいらしい動物に出会えることや温暖な気候から、リゾート観光やワーキングホリデーなどで人気の渡航先です。

日本からオーストラリアへの飛行時間は、都市にもよりますが直行便で8時間～11時間、経由便では乗り継ぎ時間を含めて12時間～22時間ほど。
南北の移動にて風の影響を受けにくいので、往路と復路で飛行時間の差はほぼありません。

今回の記事では、オーストラリアから日本への飛行時間や航空券の相場を地域ごとに紹介していきます。

オーストラリアの都市別飛行時間

2023年10月現在、日本からオーストラリアへ直行便就航都市は、シドニー、メルボルン、ケアンズ、ゴールドコースト（※）、ブリスベン、パースの6都市あります。（※2023年10月28日まで、以降はブリスベンに移管）
いずれの都市も直行便なら約7時間～11時間ほど、各路線ごとの詳細は以下の通りです。

羽田⇔シドニー

［往路］9時間35分～9時間55分
［復路］9時間35分～10時間05分
［航空会社］カンタス航空（QF)、JAL　、ANA
※2023年10月現在、成田シドニー間は直行便はなく、羽田線へ移管されています。

大阪（関空）⇔シドニー

［往路］9時間45分
［復路］9時間40分
［航空会社］ジェットスター（JQ）
※2024年4月から、週3便で運航開始。

成田⇔メルボルン

［往路］10時間05分～10時間30分
［復路］9時間55分～10時間30分
［航空会社］JAL　

羽田⇔メルボルン

［往路］10時間25分～10時間30分
［復路］10時間15分～10時間30分
［航空会社］カンタス航空（QF）

成田⇔ケアンズ

［往路］7時間20分
［復路］7時間25分～7時間30分
［航空会社］ジェットスター（JQ）

羽田⇔ケアンズ

［往路］7時間30分
［復路］7時間45分
［航空会社］ヴァージン・オーストラリア（VA）

大阪（関空）⇔ケアンズ

［往路］7時間10分
［復路］7時間20分～7時間30分
［航空会社］ジェットスター（JQ）

成田⇔ブリスベン

［往路］8時間35分～9時間15分
［復路］9時間～9時間20分
［航空会社］ジェットスター（JQ）

羽田⇔ブリスベン

［往路］9時間～9時間05分
［復路］9時間10分～9時間20分
［航空会社］カンタス航空（QF）

大阪（関空）⇔ブリスベン

［往路］8時間40分
［復路］9時間
［航空会社］ジェットスター（JQ）

成田⇔パース

［往路］10時間05分～10時間10分
［復路］9時間35分～9時間40分
［航空会社］ANA

アデレートなどの直行便がない都市の場合

直行便がない都市に行く場合は、別の国かオーストラリア国内で乗り継ぎをする必要があります。
例えば、東京からアデレートに行く場合は、ブリスベンやメルボルンで乗り継ぎが必要です。

成田→ブリスベン→アデレートの場合

・成田→ブリスベン　8時間35分～9時間15分
乗り継ぎ待ち時間　3時間15分～3時間30分
・ブリスベン→アデレート　2時間40分～3時間10分
［合計］14時間30分～15時間55分

成田→メルボルン→アデレートの場合

・成田→メルボルン　10時間05分～10時間30分
乗り継ぎ待ち時間　2時間50分～3時間30分
・メルボルン→アデレート　1時間20分～1時間30分
［合計］14時間35分～15時間30分

オーストラリアと日本の時差

オーストラリアと日本の時差は30分～2時間ほどで、同じ国でも地域で時差が異なるので気を付けましょう。
また、サマータイムを導入している州もあるため、時期によっては同じ都市でも1時間前後します。
注）西オーストラリア州（パースなど）や、クイーンズランド州（ブリスベン、ケアンズ、ゴールドコーストなど）、ノーザンテリトリー（ダーウィンなど）は導入していません。

オーストラリアは南半球なので、日本と季節が真逆になる点も注意してください。
例）オーストラリアのクリスマス（12月25日）は真夏となり、サンタクロースがサーフィンをするイベントがあります。

地域ごとの時差

通常期間の時差（4月第1日曜日の翌日～10月の第1日曜日の前日）

サマータイム中の各地域の時差（10月第1日曜日～翌年4月第1日曜日）

サマータイムとは？

サマータイム（daylight saving time：DST）とは、日の出の時刻が早い時期に時計の針を1時間進める時期のことです。
毎年10月第1日曜日にスタートし、翌年の4月の第1日曜日までとなります。
サマータイム中は、時刻を1時間早くするので、日本との時差は各地域で+1時間されます。

時刻表と時差の見方

飛行機の時刻表は現地時間で記述しているため、日本時間と時差がある都市では注意が必要です。
海外にあまり慣れていない場合、乗り遅れる可能性もありますので十分気を付けましょう。

例）日本発 15:00、ケアンズ着 23:30の飛行機の場合

時差が+1時間なので、日本時間では22:30にケアンズに到着することになります。
時刻表から飛行時間を計算する場合は、この時差を考慮しましょう。

旅行中は常に現地時間を意識して行動すれば問題ありません！

航空券の選び方

航空券を選ぶ時に、直行便と経由便のどちら、またフルサービスキャリアかLCCを選ぶか、などを検討する方も多いと思います。
選び方のポイントとしては、移動時間、機内の快適さ、値段の3つの観点から乗るべき便を判断するのがおすすめです。

移動時間

日本からオーストラリアは直行便で約8～11時間ですが、アジア系航空会社を利用して乗り継ぎで行くと乗り継ぎ時間を含めて18時間程度かかる場合もあります。
乗り継ぎ地での待機時間が長いと22時間ほどかかることも。

機内の快適さ

既存の大手航空会社（フルサービスキャリア）を利用すれば、ドリンクや機内食の無料サービスがあり毛布や枕も無料貸出があります。
使用する機材にもよりますが、映画などの映像コンテンツも見られるなど、無料サービスが充実していることが多いです。

LCC（ローコストキャリア・格安航空会社）では、コストが安い分、上記のようなサービスは有料化されています。
シートの大きさやゆったり加減もLCCに比べ、フルサービスキャリアのほうが質が高いことが多いです。

LCCの場合は、自分に必要なサービスのみを有料で使用することで、航空券代金の節約になりますね。

また、エコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラスなど、座席のグレードによってもサービスが異なるため機内での快適さは異なってきます。

値段

選択①：「直行便」または「乗継便」

シドニー線を一例にすると、出発時期等によっては経由便が数万円安くなることがあります。
時間や体力に余裕があり、価格重視の旅行の場合にはアジアなどを経由していくことも可能です。

選択②：「フルサービスキャリア」または「LCC」

機内の快適さで記述したとおり、大きくはサービスの有り・無しによる価格の違いとなります。

料金を検索・比較する際の注意点としては、「諸経費が含まれた金額で表示」されているのか。
「諸経費が別途で表示」されているのかをしっかり確認しましょう。
基本的には、航空券代+燃料代+税金の3つの合計が航空券代金の総額となります。

どの買い方がおすすめか

金額を抑えることを最重視したい場合は、基本的にはアジア系の航空会社の乗り継ぎ便で最安の価格を探すのがおすすめです。
移動含めた飛行時間はトータルで16時間ほどかかりますが、金額が7万円ほど安くなることもあります。

移動時間を重視する場合は、直行便がおすすめです。
また、LCCの直行便が就航する都市であれば、必要な追加サービスを抑えることで、金額的にも乗り継ぎ便と同じぐらいの価格やそれより安くなることもありますので、金額を抑えたい方でも直行便を探してみてください。

最後に：フライト時間内の機内の過ごし方

日本からオーストラリアまでの直行便は、夜に日本を出発し翌日朝にオーストラリアに到着する便が多く、復路便はオーストラリアを午前中に出発し、同日の夕方に日本に到着する便がメインとなります。

時差のほぼないオーストラリア線では、夜の便では睡眠をとり、昼間の便では起きることで体内リズムは崩れにくくなります。
フライト時間も長いため、起きている時間には、映画を見たり本を読んだりと快適に過ごせるグッズを用意するなど、機内での過ごし方を工夫しましょう。

LCCのジェットスターでは、事前座席指定・機内食・ブランケット等が含まれたコンフォートパック・機内エンターテインメントなどは、基本運賃に利用者のお好みのサービスを有料で追加することができます。
出発当日空港で追加すると、これらのオプション料金が高くなるため事前に予約しておくことをおすすめします。
機内エンターテイメントは、スマホやタブレットに動画をダウンロードしておいたり、ゲームや本を持っていくことで節約できます。
また、少しでも快適に機内で寝るために予算に余裕がある方は、往路便をプレミアムエコノミー、復路便をエコノミーなどのアレンジもおすすめです。

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