台湾は日本からの旅行先として最もポピュラーな観光地のひとつです。
台湾といえばなんといってもグルメが美味しいですね。
今回の記事では、HISの社員60名に聞いたおすすめの台湾グルメとお店を紹介していきます。
小籠包
台湾グルメとは言えば、なんといっても小籠包(シャオロンバオ)ですね!
日本で食べることができる有名店も多いですが、本場台湾ではワンランク上の味を楽しめます。
鼎泰豊(ディンタイフォン)
日本にもある一番有名なお店。
味は間違いありません!ヘチマ入りの小籠包や、チョコレートが入っている小籠包など、日本の店舗とはまた一味違う小籠包もたくさんあります。
人気店なので混んでいることも多いですが、オープン時に合わせていくと人が少なかったり、店舗によっては空いているところもあります。
小籠包以外だと、ピーナッツの味のする担々麺や、チャーハンなどもおすすめです。
盛園絲瓜小籠湯包(シュンユエンスーグアシャオロンタンバオ)
日本ではあまり馴染みのない、ヘチマ入りの小龍包やカニみそ入りの小龍包が大変美味しい!
ヘチマの食感はとろとろになった蕪(かぶ)のようです。
京鼎樓(ジンディンロウ)
おしゃれな小籠包カフェ&レストラン。
日本にもいくつか店舗のある有名店で、女性一人でも入りやすい雰囲気です。
杭州小籠包(ハンゾウシャオロンタンバオ)
中世記念堂の近くには小籠包のお店が多く集まったエリアがありますので、たくさん食べ比べしたい人におすすめです。
明月湯包(ミンユエタンパオ)
リピーターとして何度か訪れていたら日本人の出資者が現れて、日本人向けに支店が出来きたほど。
日本人向けの味のお店です。
金品茶語(ジンピンチャーユー)
おしゃれなカフェですが、小籠包を食べることができます。
魯肉飯
こちらも台湾グルメの定番、魯肉飯(ルーローハン)。
最近は、日本でも気軽に食べられますが、本場台湾の魯肉飯は味付けが濃く、甘辛くて日本とはまた違った味となっています。
地元の人が食べるお店でも、日本人の口に合って美味しいです。
黄記魯肉飯(ホァンジー ルーロウファン)
地元の人が行くお店で、とにかく値段が安いのに、美味しいです。
食べきれないほどの3人前メニューを頼んでも、1,000円台で収まります。
トロトロの魯肉飯と青菜炒め、スープもあり、どのメニューを頼んでもはずれがありません。
一見、外観は並んでいるように見えますが、地元の人が弁当を買うのに並んでいるため、店内での食事ではさほど並ぶことはありません。
メニューも漢字で日本人ならイメージしやすいと思います。
隣がすぐ公園で面白い遊具もあるので、食後の腹ごなしにもおすすめです。
天天利美食坊(ティェンティエンリメイシーファン)
魯肉飯に目玉焼きが乗っているお店。屋台に見えますが、中に入ってしっかり食事をとることができます。
韓国での人気が上がっていて観光人が多くいますが、日本語のメニューもあって魯肉飯以外の料理も美味しいです。
台北の渋谷と呼ばれる西門町(シーメィディエン)に立地しています。
麺線
麺線(ミェンシェン)とは、そうめんのような細麺に、カツオだしなどのスープにモツを入れてトロトロのスープで煮込んだ台湾のB級グルメともいえる定番料理。
超有名店の阿宗麺線はいつも行列が出来ていて、鉄板で美味しいです。
阿宗麺線(アーゾンミェンシェン)
モツが入っているカツオベースのスープです。
しかし、モツ特有の癖はなく、台湾の味が苦手な人でもおいしく食べられるまろやかな味で、パクチーのトッピングもできます。
店内に席はないので、持ち帰りもしくは、お店の周りで立って食べます。
牛肉麺
牛肉麺(ニョーローメン)も台湾グルメの定番料理。
牛の肉や骨を煮込んだスープに、青菜や角切りにした牛肉を入れた麺料理。
主流はあっさり味ですが、辛い味のスープもあります。
林東芳牛肉麺(リントンファンニューロウミエン)
牛肉がとても柔らかく、野菜のトッピングは無料でお得です!
鳳梨酥(パイナップルケーキ)
台湾のお土産の定番といえば、鳳梨酥(パイナップルケーキ)ではないでしょうか。
どれを食べればいいかわからないぐらいたくさんの種類がありますが、ガイドブックだと、餡の甘さ酸っぱさ、クッキーのしっとりさなどでお店がマッピングしてあったりします。
サニーヒルズ(微熱山丘)
東京の青山にもあるパイナップルケーキの有名店です。
中心地より少し離れたところに位置していて、並ぶほどではないですがいつも混んでいる人気店。
店内に入ると、必ずお茶と一緒に試食で一つくれます。
まわりのクッキー部分の生地がしっとりしていて、口の中の水分を持っていかれることがありません。
日本だと約2~3倍の値段がするので、現地で買うほうが断然お得です。
買ったあとは、おしゃれでかわいいトートバックに入れてくれます♪
また、パイナップルジュースも美味しいです。
ザ・ナイン (オークラ プレステージ 台北内)
パイナップルケーキのパッケージが非常にかわいく、台湾で流行っている「牛軋糖(ヌガー:固めたキャラメルに似ている甘いお菓子)」も美味しいです。
値段は12個入 500NT$ほどで、まだ日本では買うことができないのでお土産におすすめ。
その他スーパーでも買えるパイナップルケーキ
・「順成蛋糕」(シュンツェンタンガオ)
・現地のパン屋で買えるパイナップルケーキもおすすめ
かき氷
人気台湾スイーツといえばかき氷。
定番のマンゴーから、イチゴやミルク、練乳入りの氷を削ったものなどマンゴーが苦手な人でもおいしく味わうことができます。
アイスモンスター
日本でもとても人気の台湾かき氷の火付け役ともいわれるアイスモンスター。
残念ながらコロナの影響などで日本から撤退してしまいましたがファンも多いのでは。
台湾にはかき氷の他に、アイス、フルーツ、杏仁豆腐もあります。
サイズが大きく、一つを注文して何人かでシェアしても十分なボリュームがあります。
冰讃(マンゴーかき氷)
マンゴーが食べられる季節(4月中旬~10月頃)のシーズン限定でオープンしているマンゴーかき氷屋さん。
ふわふわのかき氷と、切りたてのフレッシュなマンゴーは並んでも食べたいおいしさです。
小時候冰菓室(シャオスーホウビングオシー)
いちごがたくさんのったかき氷が美味しいです。
現地の方も多く訪れるお店です。
士林夜市
夜市の屋台のかき氷も、台湾のB級グルメらしさを感じます。
手軽に食べることができるのも良いですね。
タピオカミルクティ
日本でも大流行したタピオカミルクティですが、台湾でもお店がたくさんあります。
一般的な店舗で購入して店内で飲めるお店と、道沿いにあって屋台ですぐに買って飲めるタイプのお店もあります。
値段も日本より安く、色んなお店で飲み比べができそうですね。
50嵐(ウーシーラン)
タピオカミルクティーを好みの味にカスタマイズできるお店です。
甘さ、氷の量 、タピオカの大きさを選ぶことができます。
チェーン店でいろんなところに店舗があり看板も大きく、日本語メニューも多いので安心してタピオカを楽しむことができます。
台湾茶
台湾ではお酒を飲む文化よりも、お茶を飲む文化があります。
ただし日本と違い、烏龍茶が主流で、種類もたくさんあり、生産している場所もたくさんあります。
九份茶房
宮崎駿監督のアニメ映画のモデルにもなった台湾の定番観光地、九份にあるお茶屋さんです。
眺めのいい場所でゆったりと台湾茶を楽しむことができます。
茶梅という烏龍茶で浸けてある梅がお茶請けであり、酸っぱくなく甘くて美味しいです。
お茶はやや苦めながら香りが良く、日本とは違った道具を用いるお茶の淹れ方が新鮮。
ツアーで行くとすぐに満席になってしまうので、着いたらすぐに入るのがおすすめです。
阿妹茶酒館(アーメイチャーロウ)
九份の景色が高い位置から良く見えるお茶屋さんです。
店内だけでなく、外の席もあります。
吉祥草品茶馆
松山空港から歩いて行ける場所にある異国感のあるレトロな店内のお茶屋さん。
道具をつかった本格的な台湾茶を飲むことができます。
定員さんがめちゃめちゃ親切で、お茶を飲むときは最初にやり方を説明してくれて、そのあとは自分たちで飲みます。
定食メニューもあります。
林茂森茶行
こちらはお土産用のお茶を大量購入できるお茶の問屋さん。
大きいドラム缶に大量にお茶が入っていて、高価ではないお茶でも無農薬のお茶を購入できます。
日本よりお茶をたくさん飲む文化があるので、たくさん売っています。
実はもう一軒となりに似た店舗がありますが、もともと家族でやっていたのが兄弟喧嘩をしてお店が分かれたとのこと。
「片方のお店の袋を持ってもう片方のお店には行かない方が良い」
「新しい方の店は店舗がキレイで、お土産に便利なきれいなパッケージが多い」
なんて噂もあります。
東方美人茶や鉄観音、凍頂烏龍茶、プーアル茶がおすすめで、安くて美味しいです。
台湾茶の他に紅茶もあり、特に「紅玉紅茶」はミントの様な香りがする高級なお茶で知られています。
生ライチ
台湾の知る人ぞ知るグルメと言えば、生ライチです。
通常食べられるライチは冷凍のライチですが、台湾では生ライチを6月に食べることができます。(5月末~7月1週目目安)
今まで食べたライチとはまるで違う味で、果汁がしたたるほどジューシーです。
冷やして食べると非常に美味しい。
ナイトマーケットやスーパーなどで購入可能です。
値段は1房で1,000円しますが、実は日本で生産している数少ない宮崎県だと、1個で1,000円以上する高級品!
台湾でぜひ6月に生ライチを食べてみてください!
豆花
豆花(トウファ)とは豆乳を固めた見た目が豆腐にそっくりな台湾スイーツです。
甘いシロップや、ピーナッツやタピオカ、フルーツをトッピングしてあります。
低カロリーで甘いものを食べたい時におすすめです。
庄頭豆花担
エメラルドグリーンの壁にアンティークのような雰囲気の店内です。
台湾でよくみる豆花は大豆を利用した白豆花が主流ですが、やや高級とされている黒豆をつかった黒豆花という豆花があります。
ハーフ&ハーフで食べることができます。
トッピングも10種類ほどあり、なんとトッピングし放題!
値段もリーズナブルで、お財布にもやさしいスイーツです
胡椒餅
最近の台湾で人気のB級グルメが胡椒餅(フージャオビン)。
イメージとしては、外の皮がカリカリに焼いてある、スパイシーな肉まん。
具(餡)は胡椒で味付けされたひき肉やニラがたっぷりでボリュームがって美味しいです。
屋台で気軽に購入することが可能です。
福州世祖胡椒餅(フーゾウシーズーフージャオビン)
饒河街夜市(ラオハージエイエスー)の入口近くにある店が有名で、いつも行列ができています。
大人気店ゆえ回転率は高いので、そこまで待つことなく入ることができます。
饒河街夜市の店舗がよくガイドブックに出ていて有名ですが、実は士林夜市にも店舗があります。
そちらの店舗は比較的すいているようなのでおすすめです!
食べ歩きにピッタリで、熱々で提供してくれます。スパイシーだけど食べやすい味付けもおすすめポイントです。
豆漿
豆漿(トウジャン)とは豆乳のことで、台湾では朝ごはんに豆漿店で食べます。
砂糖を入れた甘い豆乳は甜豆漿(ティエントウジャン)といい、塩味のものは鹹豆漿(シェントウジャン)といいます。
四海豆漿大王(スーハイトウジャンダーワン)
豆乳の中に揚げパンとザーサイが入っているやさしい味で、自分で味の調整も可能です。
地元の人が朝食を買いに並んでいますが、日本人旅行者も多いです。
ほぼ全メニューを注文しても3人で割り勘すると1人あたり1,000円以下と非常にリーズナブル。
豆漿の他には、もち米の中で揚げパンをサンドしたホットドックの形状をした食べ物などもあります。
立地も中山駅近くで、空港からのアクセスもいいので現地に到着したあとに行きやすいです。
阜杭豆漿(フーハンドウジャン)
鹹豆漿(シェンドウジャン)という、エビなどの具材やお酢といった調味料が入った器に豆乳をいれて柔らかく固まった豆漿が人気です。
他にも厚餅夾蛋(ホウピンジャータン)というパンに卵焼きを挟んだものなど、メニューの多くがおすすめです。
臭豆腐
屋台では非常に独特の匂いが漂っていますが、その匂いは臭豆腐(チョウトーフー)です。
日本人の人は苦手な人が多いと思われますが、実は調理方法によって味や匂いも変化します。
屋台の匂いは強烈で、揚げているときもとても臭く、近づくと匂いがものすごいです。
屋台で食べられる臭豆腐では、熱々でソースがかかっているものだと比較的食べやすくなるようです。
ただ、冷めると匂いが倍増するので注意してください。
金林三兄弟薬燉排骨(ジンリンサンションディ)
いままでは臭豆腐は臭くて食べられなかった人でも、このお店の臭豆腐なら食べられるようになった人もいるお店です。
揚げた臭豆腐の上にキャベツが入った酢のソースがかかっていて、おいしく食べることができました。
夜市の屋台料理
台湾といえば夜市です!屋台では台湾ならではの雰囲気のごはん・台湾のB級グルメを楽しむことができます!
とくに士林夜市は有名な観光夜市で、飲食系の他、各種のゲームで遊べたり、お土産や雑貨なども売っています。
地下鉄(MRT)剣潭駅のほぼ目の前で、初めてでも行きやすい夜市です。
大鶏排(ダージーパイ)
台湾の屋台では非常に大きな揚げたチキンがあります。
日本のコンビニで売っているチキンの数倍のサイズがあり、一人では食べきれないサイズです。
骨がなく、日本のチキンに比べて油が少なめ、店によっては衣に米粉やタピオカ粉を使っているので、サクサクとして食べやすいです。
顔ぐらいのサイズがあるので写真をとるのもおすすめです!
蚵仔煎(オアチェン)
屋台でも食べることのできる牡蠣のオムレツ。
上にかかっている甘辛いソースが非常に美味しいです。
鹽酥雞(イエンスージー)
台湾風の揚げもので、どの夜市もだいたいあり、店前で指定した食材を素揚げしてくれます。
屋台の生モノを食べるのは不安な人でも、目の前で揚げてくれるため安心です。
辛さを調整することができ、胡椒をかけてもらうこともありますが、八角が入っているので苦手な人は注意しましょう!
どれにするか迷ったときには、海鮮がおすすめです。
その他、おすすめの台湾グルメやお店
鶏家荘(チーチアズワン)の鶏肉料理
日本人駐在員が会食に使うようなしっかりとしたレストランで、コラーゲンたっぷりの烏骨鶏をつかった鳥料理、新鮮な卵でつくったプリンが美味しいです!
鵝肉城活海鮮(ガニクジョウカツカイセン)の鮮魚の唐揚げ
台湾には、「熱炒店(ラーツァオ)」というジャンルのレストランがあり、文字通り、強火で炒めあげる料理をいいます。
値段も手軽で、メニューが多く深夜まで営業していることから、台湾の居酒屋と呼ばれることも。
こちらのお店は新鮮な海鮮をお手頃な値段で食べることができます。
鵝肉城活海鮮では、魚を選んで調理してもらえ、新鮮で美味しいです。
老牌張豬腳(ラオパイ チャンズージァオファン)の豚の角煮定食
大同区にある老牌張豬腳飯というお店の豬腳飯。
簡単に言うと豚の角煮ご飯定食ですが、とろっとろで口の中でほろりとする豚足がたまりません。
台鉄の便當(駅弁)
台鉄(在来線)の大きな駅(台北・松山・高雄・桃園など)で購入できる便當(駅弁)はめちゃくちゃリーズナブルでコスパ最強と言ってもいいぐらいおすすめです!(ひとつ80元(約400円)~)
古風なパッケージや八角形の容器に、八角などのスパイスで味付けした排骨(鶏肉)が乗ったものが一番有名ですが、東海岸側の池上駅のものは地の野菜をたっぷり使った便當で、昔から人気です。
池上地域は米どころなのでご飯が美味しいのもポイント!
光點珈琲時光(カーフェイシィグアン)
おしゃれなインスタ映えのカフェで、かつてのアメリカ大使館だった場所を利用していて、西洋風の建物です。
内装がキレイです。レトロ空間でお茶やコーヒーを楽しむことができます。
台湾のお酒事情
実は、台湾は日常的にお酒を飲む文化があまりありません。
これは中国本土も同じで、基本的には、体を冷やさないように食事と一緒にお茶を飲みます。
外国人がいくようなバーなどに行くとお酒がおいてあるところもありますが、普通のレストランだとサワーやカクテルはなく、ビールがメインとなります。
ビールやジョッキもキンキンには冷えていません。
台湾ビールはいくつかあり、カクテルのような味のライチ味やパイナップル味などもあるので、飲み比べするのも楽しいです!
まとめ
台湾は日本人の舌に合うグルメが海外の中でも特に多い地域です。
この記事で紹介しきれなかった台湾グルメもたくさんあります。
日本からの旅行がしやすい地域で値段もお手軽ですので、台湾グルメ制覇を目指してぜひ何回も足を運んでみてください!
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