- 1. フィレンツェへ行くには? イタリア中部トスカーナ地方へ
- 2. 初めてのフィレンツェでしたいこと! ピサの斜塔に美術館巡り!
- 3. フィレンツェのウフィツィ美術館 見逃せないポイント
- 4. フィレンツェなら、ウフィツィ美術館と同じく訪れたい、アカデミア美術館
- 5. 眺めるだけじゃなくぜひ登りたい、ピサの斜塔
- 6. ピサの斜塔満喫後は、古都ルッカ観光もアリ
- 7. フィレンツェ観光世界最古の共和国サンマリノへ
- 8. フィレンツェから日帰りでベネチアも行ける!?
- 9. フィレンツェならイタリアを代表するお肉料理をガッツリ!
- 10. フィレンツェでシーフード料理が食べたいなら、ここ!
- 11. イタリアの田舎町でワインと文化を楽しむプランも
- 12. ショッピングならフィレンツェ郊外のアウトレットへ
- 13. ドゥオモを望めるテラスが自慢のホテル“サンタマリアノヴェッラ”
- 14. 有名デザイナーが手掛けたホテル“ギャラリーホテルアート”
- 15. スリだけじゃなく、暑さ&寒さ対策も入念に!
- 16. まとめ
フィレンツェへ行くには? イタリア中部トスカーナ地方へ
まるでロングブーツのような形をしたイタリア。
北はミラノ、中央にローマがあり、フィレンツェがあるのはちょうどその2都市の中間あたりにあります。
日本からの直行便はなく、経由して向かうことになりますが、イタリア国内なら日本から直行便が出ているローマ、ヨーロッパ内ならオランダのアムステルダム、フランスのパリ、ドイツのフランクフルトなど、空路の選択肢も豊富です。
せっかくヨーロッパに訪れたなら乗り継ぎ時間を長めに設定して、経由地を少し散策してみるのもおすすめです。
また、成田空港発の場合、エミレーツ航空やエティハド航空なら深夜に出発するので、お仕事終わりに現地へ向かうこともできます。
初めてのフィレンツェでしたいこと! ピサの斜塔に美術館巡り!
イタリアのフィレンツェで繁栄した中世の富豪「メディチ家」、その庇護を受けて花開いたのがルネサンス文化です。
その名残りはフィレンツェの街の細部まで感じられ、街全体が“屋根のない美術館”と称されるほど。
初めてフィレンツェに訪れるなら、まず一日はフィレンツェの市内観光に参加してみましょう。
市内観光で外せないのは、歴史地区の中心に建つ「ドゥオモ」です。。
正式名称はサンタ・マリア・デル・フィオーレ教会といい、高さは100mを超えるため、街のシンボルにもなっています。
外観はもちろんですが、正面のバラ窓や内部天井に描かれたフレスコ画ももちろん必見。
ただし、あまりに肌を露出した服装やカジュアルなサンダルの場合は入場できないこともあるため、夏場の観光は注意しましょう。
また、アルノ川にかかる「ヴェッキオ橋」は常に観光客のシャッタースポットになっているフィレンツェ最古の橋。
二層構造になっていて橋の上には貴金属店が並び、イタリアを代表するフィレンツェの伝統工芸品が販売されています。
フィレンツェのウフィツィ美術館 見逃せないポイント
イタリア国内の美術館として絶大な人気を誇るのが、フィレンツェのウフィツィ美術館です。
イタリアのルネサンス文化を代表する巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」はじめ、サンドロ・ボッティチェリの「ヴィーナス誕生」など多くの絵画が展示されていますが、ウフィツィ美術館の建物そのものも世界的に有名な建築家ジョルジョ・ヴァザーリが16世紀に設計したもの。
市内随一の観光スポットなため、常に混雑していますが、事前予約でチケットを手配することができます。
フィレンツェなら、ウフィツィ美術館と同じく訪れたい、アカデミア美術館
力強い眼差しに威風堂々とした立ち姿が見るものの視線を掴む、ミケランジェロの「ダビデ象」。
大理石で作られた彫刻からはしっとりした質感が伝わり、高さ5m以上の大きさには圧倒されます。
ダビデ象は、アカデミア美術館に展示されていて、こちらの美術館も事前にチケットを予約することができます。
イタリアの芸術をじっくり知りたいという方には、ウフィツィ美術館とアカデミア美術館を専用ガイドと巡る、贅沢なプライベートツアーがおすすめです。
眺めるだけじゃなくぜひ登りたい、ピサの斜塔
かの有名なピサの斜塔がある町「ピサ」はフィレンツェから半日で行ける名所です。
ピサの斜塔目の前の広場では、多くの人たちが遠近法を利用して、ピサの斜塔を摘まんでみたり、支えてみたりと記念撮影を楽しみます。
ピサの斜塔以外にも周辺にはドゥオモや洗礼堂が建ち、これらの建物とピサの斜塔がまとめて世界遺産として登録されています。
観光客に人気なのは、ピサの斜塔内部へ入場して登れるツアーです。
約5.5度傾いていると言われているピサの斜塔を身体で体験できる貴重な機会です。
内部を上りきった後には、ピサの町並みが一望できるというご褒美も。
ピサの斜塔満喫後は、古都ルッカ観光もアリ
人口9万人のピサは、フィレンツェと比べるとのどかな雰囲気が印象的。
ピサの斜塔周辺を散策してみたら、もう一つ中世らしい雰囲気を味わえる古都ルッカへ足を伸ばしてみましょう。
町を取り囲む城壁からは、かつて城塞都市だった歴史の長さが感じられ、アンティークショップなどのショッピングも楽しめます。
ルッカへは鉄道だと大回りなので、ピサの斜塔にも立ち寄るツアーで向かうのが便利です。
フィレンツェ観光世界最古の共和国サンマリノへ
フィレンツェの街だけでも有名な美術館やグルメで満喫できますが、もう一つの魅力は日帰りで世界遺産の街など魅力的なイタリア各地を訪ねられること。
フィレンツェ滞在中、もし時間に余裕があるなら、崖の上に建つ自由共和国「サンマリノ」へ訪れるというプランも。
ここは世界で5番目に小さな共和国で、13世紀から続く歴史があります。
歴史地区が世界遺産に登録され、城壁や要塞の塔、違う年代に建設された聖堂や修道院、劇場が混在する街並を歩けば、あたかも中世に迷い込んだかのような気分に。
ここでしか買えないオリジナルグッズや消費税もかからないので、ショッピングも楽しめます。
フィレンツェから日帰りでベネチアも行ける!?
イタリア国内で不動の人気を誇るのが、水の都「ベネチア」へも、がんばればフィレンツェから日帰りで訪れることができます。
数々の絵画や小説に登場した都は、細部まで水路や細い道が張り巡らされ、まるで迷宮のよう。
フィレンツェからベネチアまでは250km以上離れていますが、特急列車ユーロスター・イタリアなら約2時間で到着します。
フィレンツェならイタリアを代表するお肉料理をガッツリ!
美食大国イタリアでは、滞在中の食事も醍醐味のひとつ。特にフィレンツェではお肉料理が名物で、フィレンツェが位置するトスカナ地方は豊かな気候や自然に恵まれているため素材そのものの味を生かしたシンプルで豪快な料理が特徴です。
フィレンツェにある「ビアンコロッソ」は数少ない日本語対応が可能なイタリアンレストラン。
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(牛肉のステーキ)など自慢の肉料理だけでなく、ポルチーニ茸のリゾットなど、一度は食べてみたい本格イタリア料理が勢ぞろいしているのも嬉しいポイントです。
フィレンツェでシーフード料理が食べたいなら、ここ!
ムール貝にタコやイカ、それにスズキなどの新鮮な魚介類が食べたいなら「ペッシェロッソ」へ。
フィレンツェの中心地に位置し、シーフードが食べられる珍しいイタリアンレストランです。
こちらでは魚介類のエキスがしみ込んだ煮込み料理が自慢。中世に建てられた建物に囲まれながら、優雅なひとときを過ごせます。
イタリアの田舎町でワインと文化を楽しむプランも
イタリアの食事を存分に満喫したら、自分好みのワインを探す旅に出掛けてみてはいかがでしょうか。
イタリアを代表する3大ワインの1つ、“ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ”の生産地として有名なモンタルチーノ。小さな町ながら周囲はぶどう畑が広がり、その景観からは優美さが満ちています。
- ワインの名産地と世界遺産の街を訪れる~モンタルチーノ、ピエンツァ、モンテプルチャーノツアー~
- 大自然に囲まれたトスカーナの田舎町で、文化やワインを楽しむ充実のツアー
- イタリア3大ワインの一つ「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」の生産地として知られるモンタルチーノ
- 「理想郷」を求めて15世紀に創られ、1996年に世界遺産に登録されたピエンツァ
- ルネッサンス期の素晴らしい建築物や教会、芸術の後が残り、「ルネッサンスの真珠」と呼ばれるモンテプルチャーノ
🍷その他にもトスカーナ地方ののワイナリーを訪ねるこちらのプランもあります。
ショッピングならフィレンツェ郊外のアウトレットへ
イタリアに訪れたなら、ショッピングも楽しみたい人も多いはず!フィレンツェ郊外には有名なアウトレットが2軒あります。
ひとつは“モール”と呼ばれるアウトレットで、フィレンツェ発のグッチなど40以上のショップが勢ぞろいしています。
対して、“スペース”は、イタリアを代表する有名ブランド、プラダグループに特化していて、ミュウミュウなど日本での人気のブランドも販売されています。
フィレンツェ中心部からモールへはシャトルバスが出ていますが、どちらも郊外にあり、公共交通機関だと移動時間がかかることも。
ツアーでは2ヶ所を1日かけて巡るプランもあり、購入した荷物と一緒にフィレンツェ市内のホテルまで直接運んでもらえるので、ショッピング好きな方におすすめです。
ドゥオモを望めるテラスが自慢のホテル“サンタマリアノヴェッラ”
フィレンツェにあるホテルは数も多く、どれも昔ながらの雰囲気が色濃く感じて、選ぶのに迷ってしまうほど。
限られた時間を有効に使いたいなら観光名所に近い場所がおすすめです。
スーペリアクラスの「サンタマリアノヴェッラ(Santa Maria Novella)」は、クラシックな雰囲気に統一されたホテル。
ドゥオモへは徒歩7分、有名ブランドが並ぶトルナブオーニ通りへは徒歩5分という近さです。
- Santa Maria Novella(サンタマリアノヴェッラ)
- サンタマリア ノヴェッラ教会の向かい
- 浴室は大きく白の大理石
- バス用品もオリジナルのグッズを備え女性のお客様に好評
- 小さいながらも品のある高級感を演出し旅なれたお客様にぴったりのホテルです
有名デザイナーが手掛けたホテル“ギャラリーホテルアート”
有名ブランド・フェラガモが経営しているデラックスクラスのホテル「ギャラリーホテルアート(Gallery Hotel Art)」。
館内はまるでアートギャラリーのように芸術作品が置かれ、デザイン大国イタリアらしい洗練された雰囲気が感じられます。
白を基調としたお部屋は落ち着いた印象で、素材の良さを生かした朝食も人気。
ヴェッキオ宮殿やウフィツィ美術館から徒歩数分という立地も魅力です。
- ギャラリーホテルアート(Gallery Hotel Art)
- 有名デザイナ-フェラガモが経営するデザインホテル
- デザイン性の高いホテル内
- やや抑え気味の間接照明を上手に使いシックで落ち着いた雰囲気
- ヴェッキオ宮殿やウフィツィ美術館に徒歩数分の好立地です
スリだけじゃなく、暑さ&寒さ対策も入念に!
楽しいはずのイタリア旅行を悲惨な思い出にしないためにも、犯罪対策は十分意識しておきましょう。
特に観光客がにぎわうイタリア国内の名所ではスリによる盗難の被害も多いので、カバンの内ポケットにしまったり、お金を入れる場所を分散させたりしてみてください。
そして、日焼け対策も。内陸に位置するフィレンツェでは夏は湿気が強く、太陽の日差しも強め。
帽子やサングラス、日焼け止めが必需品です。逆に冬は石畳なので寒さも厳しいのが特徴。
防寒対策をしっかりしておくと心強いです。
まとめ
花の女神“フローラ”の街として、ルネッサンス芸術の中心地として栄えたフィレンツェ。
五感を刺激するアートに出会える美術館、素材の旨みをたっぷり堪能できるグルメ、そしてピサの斜塔など日帰りで訪れることができる周辺エリアなど、その魅力は尽きることがありません。
フィレンツェを訪れた際は、欲張りになって自分らしい楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょうか。
※掲載内容は2018年執筆当時のものへ2024年5月に加筆・修正しています。
内容や料金など、現在と異なる場合もありますので予めご了承のうえ、ご旅行の際には最新情報をご確認ください。
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