美味しい飲食店には行列がつきもの。お店の前に長い列ができていると、つい気になってしまうのは日本も台湾も同様です。そこで、台湾で行列ができている有名飲食店に並んでみて、どれくらい待つと食べられるか、台湾大好きなグルメライターが挑戦してみました!
こんにちは、台湾大好きのグルメ&旅行ライター、タケムラユウカと申します。
ここ数年、旅行先として台湾の人気が急上昇しているのは周知の通り。理由のひとつとして、台湾のグルメが挙げられるのではないでしょうか。
写真提供:タケムラユウカさん
実際、台湾は何を食べても美味しいのですが、特に人気のお店は日本同様、とても長い行列ができています。そこで、今回は行列ができている人気店に並んでみて、どれくらいの時間でお目当てにたどり着けるのか試してみました。ぜひ台湾グルメ旅行の参考にしてみてくださいね。
この記事を書いたひと
東京都在住、会社員ときどきグルメ&旅行ライター。公私ともに日本と台湾を行ったり来たりの生活を送っている。本気で移住を考え始めた1982年生まれ。
台湾行列グルメ1軒目「阜杭豆漿」(フーハン・ドウジャン)
まずは朝食から。台湾では豆漿(ドウジャン)という豆乳スープが朝食の定番ですが、その中でも超人気店「阜杭豆漿」へ行ってみることにしました。
写真提供:タケムラユウカさん
台北市内を走るMRT(台北地下鉄)の「善導寺」駅の5番出口を出ると目に入ってくるのが……
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お店が朝6時開店だそうですが、朝7時30分で、すでにこの行列!
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待つこと約1時間、やっと店内に入れました。それでもまだ行列。
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待っている間に、他のお店が営業に来るのも台湾らしい風景ですね。
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やっとこそ注文カウンターへ。日本人客も多いのか、店員さんから慣れた口調で「(豆漿の種類は)熱いの? 冷たい?」と日本語で聞かれてしまいました。
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これがお目当ての鹹豆漿!(シェントウジャン)、25元(約90円)。 豆漿という豆乳スープをさらに塩っぱくした、朝食の定番メニューです(鹹は塩っぱいという意味)。おぼろ豆腐のようにトロトロした豆乳の固まりが、起き抜けの体にスーッと入っていきます。中央に浮かんだ揚げパンもカリカリで美味しい! うん、これは……行列でも並んじゃうわ。
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こちらの厚餅夾蛋(35元、約120円)もおすすめ。玉子焼き入りパンといったところでしょうか。台湾の朝食はグルメな人にとってはたまらない魅力がありますね。
台湾行列グルメ2軒目「鼎泰豊本店」(ティンタイフォン)
次は、言わずと知れた有名店「鼎泰豊本店」へ。台湾グルメを代表するお店のひとつといってよいでしょう。
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到着したのは朝10:30を回ったところでしたが、お店の前はすでに黒山の人だかりが。
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それもそのはず、すでに30分待ち状態。人気のほどがうかがい知れます。
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鼎泰豊本店は、一般のお客さんは事前予約ができません。その代わり、こんな受付表を配ってくれるのがありがたいのです。行列に並ぶことなく、自分の受付番号が表示されたらお店へ入れるシステムです。
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たっぷり1時間待ってからいただく小籠包はやっぱり格別。肉汁が口の中勢いよく弾けます!
ただ、待ち時間ほぼナシでお店へ入れる台湾のオプショナルツアーもあるので、時間がない場合は利用するのが得策でしょう。
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お店から出ると、待ち時間がさらに長くなっていました……。
台湾行列グルメ3軒目「阿宗麵線」(アゾンミェンシェン)
少し小腹が空いたので、若者の街・西門町にある「阿宗麵線」にやってきました。ここは豚の大腸が入った台湾B級グルメ「麵線」が有名です。
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こちらも、いつ訪れても大変なにぎわいを見せている人気店のひとつ。この日も行列ができていました。
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ただし、店員さんが麵を盛るスピードが早いためか、
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待ち時間約5分で小椀が食べられました。値段は50元(約180円)。大腸の臭みもなく、鰹だしが効いたトロトロのスープは日本人の口にも合うのではないでしょうか。おすすめ!
台湾行列グルメ4軒目「老士林 大餅包小餅」(ラオシーリン ダービンバオショビン)
夕方は台湾最大規模の夜市、士林夜市にやってきました。
写真提供:タケムラユウカさん
台湾の屋台グルメを楽しむには格好のスポットです。
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こちらの地下にある美食区へ行ってみると、
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大勢の店がひしめく一大飲食店街が!
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台湾の屋台グルメをたっぷり楽しめる場所です。
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中でも目立っているのは、行列ができていた老士林大餅包小餅。
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こちらのお店は、ハンマーで粉々に砕いた揚げ餅をクレープのような皮で包むという台湾屋台のスナック。ひとつひとつ丁寧に作っていくためか、予想以上の待ち時間です。
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大餅包小餅、35元(約120円)一気に10個を注文お客さんも多かったためか、並び初めてから20分ほどかかってしまいました。外側はもちもち、中はサクサクの食感が独特。台湾のグルメって本当にいろんな種類の食べ物があるんですね。
写真提供:タケムラユウカさん
ちなみに、士林夜市一番の名物、巨大フライドチキンの屋台にも長い行列が出来ていましたよ。
台湾行列グルメ5軒目「阿柑姨芋圓店」(アーガンイーユーイェン)
最後は台北から足を伸ばして、九份へやってきました。
写真提供:タケムラユウカさん
映画『千と千尋の神隠し』の風景にどことなく似ていることから、日本でも有名な観光地となっています。
写真提供:タケムラユウカさん
九份の名物スイーツといえば、タロイモで作る台湾の伝統的な団子、芋圓。創業40年の老舗である阿柑姨芋圓店は、常に行列ができている人気スイーツ店となっています。
写真提供:タケムラユウカさん
こちらは意外もスイスイ進んで、5分ほどで買えました。ガラス越しに、菓子職人さんたちが働く様子が見えたりして、食事以外の楽しさも味わえます。
写真提供:タケムラユウカさん
こちらが芋圓、45元(約160円)。広い店内で、ガラス越しに九份の景色を眺めながらいただきます。お味は台湾風ぜんざいといったところでしょうか。タロイモのモチモチ感がたまりません!(冷たい芋圓はかき氷入りです)
いかがでしたか? この他も台湾には行列のできる美味しいお店がいっぱい。もし予約が可能なお店なら台湾のホテルのカウンターで予約をお願いしてみるのも手です。時間を上手に使って快適な台湾グルメ旅行を楽しんでくださいね!
お店の情報はこちら
●1軒目:阜杭豆漿(フーハン・ドウジャン)
住所 | 台北市忠孝東路一段108号2F-28 |
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最寄駅 | MRT善導寺駅5番出口 |
●2軒目:鼎泰豊(ティンタイフォン)本店
住所 | 台北市信義路二段194号 |
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最寄駅 | MRT東門5番出口 |
●3軒目:阿宗麵線(アゾンミェンシェン)
住所 | 台北市峨嵋街8号之1 |
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最寄駅 | MRT西門駅6番出口 |
●4軒目:老士林 大餅包小餅(ラオシーリン ダービンバオショビン)
住所 | 台北市基河路101号地下美食区 |
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最寄駅 | MRT劍潭駅1番出口 |
●5軒目:阿柑姨芋圓店(アーガンイーユーイェン)
住所 | 新北市瑞芳区福住里豎崎路5号 |
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公式サイト |
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