中東を代表するハイクオリティなサービスで知られるエアライン「エミレーツ航空(Emirates)」
ドバイを拠点に世界中に路線を持ち、ヨーロッパ各国への乗り継ぎで利用した経験のある方も多いのでは?
世界最大の旅客機ヨーロッパ・エアバス・インダストリー社A380-800型機(以下A380)を多数所有し、ラグジュアリーなキャビンや洗練された客室乗務員のサービスも魅力の一つ。
このA380に搭載されるファーストクラスやビジネスクラスが注目を集めますが、最近はプレミアム・エコノミークラスにも力を入れ、日本路線にも導入が始まったことから話題になっています。
この記事では、世界をリードする憧れのエアライン「エミレーツ航空」の魅力についてまとめました。
エミレーツ航空とは
中東・アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを本拠地に世界中の78の国と地域、137の都市(※)に就航している「エミレーツ航空」
(※2024年10月現在)
2020年には1,580万人の旅客運送数を達成した、世界最大級の国際線航空会社です。
世界最大の航空リサーチ・コンサルティング会社であるスカイトラックス社の栄誉ある「ワールド・ベスト・エアライン賞」を2001年、2002年、2013年、2016年と過去に4回受賞し、2024年も第3位にランクインしています。
特に、機内エンターテインメントは17年連続で「ワールド・ベスト機内エンターテイメント」を受賞するほどで、数々の旅行・航空業界の権威あるアワードで輝かしい受賞歴を誇ります。
初就航は1985年10月25日と比較的新しいにもかかわらず、2000年にはA380を最初に発注、2005年には史上最多42機のボーイング777-300ER型機(以下B777)を発注するなど大型機を意欲的に導入。
今やA380とB777だけで合計200機以上保有するなど、その勢いは衰え知らずです。
また機内サービスも革新的で評価が高く、A380には、プライベートスイート(ファーストクラス)やラウンジバー(Onboard Lounge)のほか、旅客機しては世界初の試みとして、ファーストクラス利用者を対象にシャワーを備えた2つのバスルーム(Shower Spa)を装備し、航空業界に驚きを与えました。
その他にも、搭乗前を快適に過ごせる空港ラウンジや目的地を意識した機内食、全クラスに最大6,500チャンネルの機内エンターテインメントを用意するなど「ワンランク上を、飛びつづけるフライトサービス」を提供、それが「エミレーツ航空」です。
日本でのエミレーツ航空 就航都市は
エミレーツ航空が日本に初就航したのは2002年10月。
まず関西国際空港に週4便で就航し、翌年からデイリー(毎日1往復)運航になりました。
その後2006年にセントレア(中部国際空港)、2010年には成田国際空港、2013年には羽田空港にも路線を開設。
2024年10月現在は、下記の路線に就航しています。
東京(成田)-ドバイ(A380で運航)
EK319便 成田22:20発 → ドバイ5:30(翌日)着
EK318便 ドバイ02:40発 → 成田17:35着
東京(羽田)-ドバイ(B777で運航)
EK313便 羽田00:05発 → ドバイ6:55着
EK312便 ドバイ08:20発 → 羽田22:30着
大阪(関西)ードバイ(A380で運航)
EK317便 関西23:30発 → ドバイ5:45(翌日)着
EK316便 ドバイ03:05発 → 関西17:05着
成田国際空港ではターミナル2、羽田空港ではターミナル3、関西国際空港ではターミナル1を利用します。
※使用機材は運用の都合により予告なく変更され、機材により機内設備が異なる場合もあります。
ドバイにて、中近東・ヨーロッパ・アフリカ大陸・南北アメリカなど110都市へ乗り継ぎ可能!
現在はヨーロッパ方面への直行便もロシア上空を通過できない為、これまでより所要時間が長くなっています。
そのため、南回り便乗り継ぎと直行便との時間差が小さくなり、優位性が増しているとも言えるでしょう。
また、乗り継ぎ地ドバイでのストップオーバー(途中降機)を追加することで、目的地の他にもう1都市観光できるメリットもあります。
エミレーツ航空の機材と座席の種類
世界最大の旅客機A380を110機以上、B777も長距離路線で優位な-300ER型を120機以上、同-200LR型を10機保有し、 A380とB777-300ER型においては世界最大の保有数を誇ります。
また2025年以降はヨーロッパや中近東路線へ、エアバスの最新鋭機A350-900の導入も予定しています。
現在、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスにプレミアム・エコノミークラスを加えた、4クラス仕様に順次改修を行っており、 日本線3路線全ての便で、この4クラス仕様機が導入されるようになりました。
以下、日本路線で使用される機材を中心に各クラスの特徴をご紹介します。
エコノミークラス
日本路線においては、成田と関空線でA380を導入、エコノミークラスはメインキャビン(1階席)の中央~後方を占めます。
座席の横配置は窓側に3人席、中央に4人席と3-4-3で10席並び。
シートピッチ(前後の間隔)は32~34インチ(81~86cm)、シート幅は18インチ(46cm)と、一般的な国際線機材のエコノミークラスと比較して余裕のある造りになっています。
羽田線に導入されているB777では、シートピッチ(前後の間隔)は32~33インチ(81~84cm)、シート幅は17インチ(43cm)と、こちらも従来機に比較してゆったりとしているのがわかります。
A380・B777のどちらも可動式のヘッドレストに加えてエコノミークラスでもフットレストを装備し、ヘッドフォンジャック、USBポートを全席に備えるほか、PC用電源も各列に用意されています。
10.6インチ(改修機では13.3インチ)の個人用ディスプレイでは、エミレーツが誇る機内エンターテインメントシステム「ice(information、community、entertainmentの頭文字)」によって、最大6,500チャンネルの映画やテレビ番組、音楽やゲーム、フライトマップや機外カメラ映像を楽しんだり、機内Wi-Fi(有料)でネットにつないだり、退屈する暇もありません。
プレミアム・エコノミークラス
エミレーツ航空において今話題なのが、A380や改修後のB777に登場した新しいプレミアム・エコノミーの客室です。
上質なクリーム色の革製シートはより一層幅が広くなり、クッション付きの大型のレッグ・レストを上げて、シートバックを深々とリクライニングさせれば、くつろぎのひと時を過ごせるでしょう。
ヘッドレストは6段階に調整可能なので、着席時にも好みの位置でリラックスすることができます。
ちなみに、ヘッドレストカバーや大きな枕のデザインはアラブ首長国連邦の国樹「ケジリの木」をモチーフにしているそうです。
座席の横配置は窓側に2人席、中央に4人席と2-4-2で8席並びでエコノミークラスよりゆったりした配列になっています。
A380・B777ともに、シートピッチは最大40インチ(約101cm)、座席幅が19.5インチ(約49cm)で、数年前ならば短距離路線のビジネスクラスでも通用しなそうなほどハイグレード。
13.3インチの個人用ディスプレイでは、エコノミークラス同様に「ice」で最大5,600ものエンターテインメント・チャンネルの中から好きなコンテンツを選び放題です。
高級感ある木目調のテーブルや飲み物用のサイド・テーブルは食事の時間をさらに快適に演出。
ロイヤル・ドルトンの陶器とステンレス製のカトラリーで提供される機内食を、スパークリングワインやエミレーツ航空が厳選した様々なワインなど、こだわりの飲み物と一緒に楽しめます。
A380の場合、プレミアム・エコノミーの座席はメインキャビン(1階席)の機内前方に位置しているため、到着時には優先的に降機できるのもポイントで、乗り継ぎ便がある場合など非常に有利です。
ビジネスクラス
プレミアム・エコノミークラスと同じく、内装の全面刷新で注目を集めている「新しいビジネスクラス」
B777についてもA380に準じた最新のプロダクトで日本線にも就航を開始しました。
これまで機内中央にあった3人席の座席を改め、窓側も2人席を1人席にした1-2-1のスタッガードシート配列(前後で互い違い)となり、ファーストクラスにも引けを取らない空間を実現。
リクライニング時には最大約190cm(※1)のフルフラットとなるシャンパン・レザーのシートは最新のA380と同じもので、細かい刺繍と柔らかいヘッドレストが特徴です。
スタッガードシート配列にしたことで窓側を含めた全席が通路に直接出入りできる上、居住空間のようなくつろぎスペースも生まれ、パーソナル・ミニバーも用意されています。
23インチの大型個人用ディスプレイでは、「ice」で最大5,600ものエンターテインメント・チャンネルの中から好きなコンテンツを選び放題なのは言うまでもありません。
機内に入りシートに身を預けたら、ますは無料のシャンパンでリフレッシュ。
フライト中にもカクテルや高級ワイン、スピリッツの幅広いセレクションの中から、好みのアルコールドリンクを選べます。
またエミレーツ航空のビジネスクラスでは、世界各地の魅力を詰め込んだ食事(メインコース)を、フライトの14日前から24時間前まで事前注文(※2)することも可能。
短距離区間であっても、ロイヤル・ドルトンの食器(ファイン・ボーン・チャイナ)と、ロバート・ウェルチのフォークとナイフが、上空4万フィートで楽しむ上質なダイニングを演出してくれます。
エミレーツ航空のビジネスクラスのおすすめポイントはこれだけではありません!
A380限定ではありますが、ファーストクラス・ビジネスクラス利用者専用の機内ラウンジバー(Onboard Lounge)は必見です。
厳選された上質のワインやスピリッツを手に、新鮮なフルーツやカナッペ、ペストリーを味わったり、特別なカクテルをたのしみながら、友人らとおしゃべりをしたり。
機内ラウンジバーでの新しい出会いも、長距離国際線ならではの楽しみではないでしょうか。
※1:A380では最大約178cm、※2:一部対象外の路線もあり。
ファーストクラス
A380では14席、長距離路線用B777では6席~8席の最上級クラス「ファーストクラス」は、ドアを閉めればプライバシーが確保され、プライベートジェットの旅に限りなく近い、自分だけのプライベート・スイート。
改修されたB777に搭載される最新プロダクトでは、1つづつ独立した横配置が1-1-1で2列、合計6席のみという完全な密閉空間の新しいファーストクラススイートが登場しました。
個別の温度調整に好みの設定に変えられるムード照明、航空業界初となる仮想ウィンドウ(中央席でも窓からの景色を楽しめる)、高級外車を彷彿とさせるソフトなレザーシートなど、革新的な技術を搭載した「ゲームチェンジャー」と言える豪華さです。
プライベート・スイートでは、こだわりのセレクトが並ぶパーソナル・ミニバー(飲み物)のほか、高級チョコレートや、バラエティ豊かなキャンディーやスナック類も用意され、心ゆくまで「おひとり様」を楽しむかのようにくつろぐことも。
照明を暗くしてノイズキャンセリング・ヘッドホンを装着し、最大5,600ものエンターテインメント・チャンネルを誇る「ice」で、話題作の映画をチョイス、ポップコーンやミニサイズのスライダー・バーガー、ナチョスにクラブハウスサンドといったムービー・スナックを詰めたボックスをオーダーすれば、空の上のプライベートシアターに早変わり。
もちろん、A380のファーストクラスであれば機内ラウンジバー(Onboard Lounge)で、他の搭乗客たちと旅の語らいに花を咲かせるのも良いですね。
ウェルカムドリンクとして供される「あの有名なシャンパン」や、中東系航空会社ではおなじみの伝統のダラー(ポット)で注がれるアラビック・コーヒーとデーツ(ナツメヤシ)のおもてなし、そして、フライト中いつでもたっぷりといただける高級キャビアもエミレーツ航空のファーストクラスならではと言えるでしょう。
エミレーツ航空のファーストクラスを語るうえで、やはり特筆すべきはA380に搭載された「シャワースパ(Shower Spa)」でしょう。
空港にあるラウンジでも、シャワーが利用できるところは限られる中、上空4万フィートの機内でシャワーを浴びられるなんて今まで想像できたでしょうか?
A380のファーストクラス限定とはいえ、夢のような設備を搭載し、不可能を可能にできたのも超大型旅客機A380だからこそ実現できたものです。
A380のアッパーデッキ最前部に設けられたシャワースパは、1人あたり5分間利用可能で、シャワーブースだけでなく、ドライヤーや専用アメニティ・コスメなどを備えた更衣スペースもゆったりと配置されているので、シャワー後のリフレッシュタイムも実に快適。
そこが飛行機の中であることを忘れさせるような、高級ホテルにも勝るとも劣らない上質な空間です。
シャワー利用時には、アイルランドの高級オーガニックブランドによる、サステイナブルなバスアメニティを揃えたアメニティバッグが提供されます。
これら「夢の様な体験」にあふれるエミレーツ航空のファーストクラスは、トリップアドバイザーのトラベラーズチョイス・アワードで「2020年ワールズ・ベスト・ファーストクラス」に選出されました。
充実と憧れの機内サービス
機内食・機内販売
目的地の味を再現したメニューに、中東の航空会社の特徴が感じられるアラビアの伝統料理やエスニック料理と、世界各地の料理や美味しいデザートが楽しめます。
それだけでなく、中華圏の旧正月には幸運を呼ぶとされる月餅、オナム祭(インドのお祭り)にはクリーミーでスパイシーなパヤサムを、感謝祭には七面鳥のディナーと付け合わせを、と主な祝日や特別なイベントに関連する日のフライトでは、その時にだけ楽しめる特別な味わいのメニューを用意しているのも、ユニークなところ。
また、全てのメニューがHaral認証を受けているのもお国柄と言えるでしょう。
ドリンクへのこだわりも忘れてはならないポイント!
エコノミークラスも含めた全てのクラスで、スリランカの老舗紅茶メーカーの香り高い高級紅茶を提供しており、ファーストクラス・ビジネスクラスではエミレーツ航空のために生産される、シグネチャ・ティーも用意されています。
アルコール飲料においては、ワインやシャンパンに定評があり、プレミアム・エコノミークラス以上では専用のワインリストからお好みのワインを選べます。
なんと!エコノミークラスでも「あの有名なシャンパン」を追加料金で味わえますよ。
ファーストクラスとビジネスクラスにおいては、アルコールドリンクだけでなく、話題の「モクテル(ノンアルコールカクテル)」を、A380であれば機内ラウンジバー(Onboard Lounge)で専属バーテンダーが用意します。
搭乗予定便の機内食が気になる方は、公式ホームページにて各便ごとのメニュー詳細が検索できますので、機内での過ごし方をシミュレーションしてみるのも楽しいかも。 国際線でのお楽しみに、有名ブランドなどの免税品(デューティーフリー)ショッピングを上げる人も多いのではないでしょうか? エミレーツ航空では、機内誌「EmiratesRED」や機内エンターテインメントシステムiceで、またオンラインの「EmiratesREDストア」なら、機内では注文できない特別商品を事前に注文することも可能です。(フライトの40時間前までにオンラインで決済が必要)
アメニティ
かつては多くの航空会社で、エコノミークラスでもアメニティキットが提供されていましたが、昨今では一部の長距離便やナイトフライトに限られていることも少なくありません。
エミレーツ航空においては、一部の短・中距離路線を除いては、エコノミークラスおよびプレミアム・エコノミークラスでもアメニティキットの提供があります。
長時間のフライトおよび、おやすみタイムを快適にしてくれる、靴下・アイマスク・歯磨きセットなどの再利用可能なキットが、70%ウォッシャブルクラフト紙を使用したポーチに収められており、環境にやさしい大豆ベースのインクで印刷されています。
一部のアイテムは、リサイクルされたペットボトル、リサイクル紙、麦わらで作られたもので、持続可能な社会(SDG’s)の実現に向けた取り組みもされています。
エミレーツ航空のアメニティキットには、United for Wildlifeと共同して保護の対象としている、世界中で絶滅の危機にある動物たちの一部がデザインされています。
ファーストクラス・ビジネスクラスにおいては、機内でのリラックスおよび、到着時のリフレッシュを快適にと、イタリアの有名高級ブランドB社による専用のアメニティキットが男女別に用意されます。
エレガントなポーチに詰め込まれた旅の必需品の数々、機内での使用のみならず、睡眠用キットやラウンジウェアなどと共に、お持ち帰りして普段使いも可能です。
機内インターネットサービス
もちろん、フライト中も機内からインターネットへ接続できます!
Wi‑Fiプランはデータ容量や時間により、好みのWi‑Fiプランの中から選べます。
SNSでの簡単なテキストのやり取り、チャットであればフライトの時間により2.99~5.99米ドル、それ以外のWi‑Fiインターネットについてはフライトの時間により9.99~19.99米ドル。
一部地域では、データ制限なしで30分9.99米ドルで利用できる場合もあります。
また、エミレーツ航空のマイレージ上級会員(エミレーツ・スカイワーズ会員)であればWi‑Fiサービスを無料で利用可能です。
フライトの前後でもこんなサービスが
エミレーツ航空の特別な体験・上質なサービスはフライト中だけではありません。 空港やフライト後に提供されるサービスを見ていきましょう。
エミレーツ航空の本拠地「ドバイ国際空港」
その規模の巨大さでも有名なドバイ国際空港ですが、なかでも「ターミナル3」は2008年に完成したエミレーツ航空専用のターミナルです。
A、B、C、3つのコンコースがあり、2013年から使用開始した「コンコースA」は、世界初のA380専用施設となっています。
このコンコースAはA380の2階席にも直接移動できるファーストクラスとビジネスクラス専用ラウンジを収容。
これだけの規模の専用施設は、世界でもドバイ国際空港のエミレーツ・ターミナルだけです。
【ドバイ・ストップオーバー】
ドバイが目的地ではなく乗り継ぎの場合に、ドバイに立ち寄って簡単な観光も楽しめる「ドバイ・ストップオーバー・パッケージ」が用意されています。
テーマパークや砂漠サファリ、ディナー・クルーズなどの様々なツアーや体験を特別料金でパッケージに追加することもできるので、目的地までの旅の途中で乗り継ぎの合間に一息ついて、プールやビーチでつくつろくなんて楽しみもあります。
(※ドバイ・ストップオーバー・パッケージは航空券の予約に付随して事前申込が必要です。)
【シャトル・サービス】
目的地がドバイ以外のUAE(アラブ首長国連邦)の場合、アブダビおよびアル・アインとドバイ間で、シャトルバスを運行しています。
これはエコノミークラスおよびプレミアム・エコノミーの航空券が対象となっています。
空港ラウンジ
本拠地のドバイ国際空港エミレーツ・ハブを筆頭に、主な就航先国際空港で「エミレーツ・ラウンジ」が用意されています。
エミレーツ・ラウンジの利用はファーストクラスまたはビジネスクラスの搭乗者に限られますが、エミレーツ・スカイワーズ・ゴールド会員であれば、エコノミークラス利用でも、全世界のビジネスクラス・ラウンジが利用可能です。
ドバイ国際空港のファーストクラス・ラウンジでは、上質な食事や本格的なバーでのシャンパンやワインのサービスで、搭乗までのひとときを過ごせるほか、シガーバーや、シャワースパも完備。
タイムレス・スパでは、リフレッシュしてから搭乗できるよう、15分間のトリートメントを無料で体験できます。
(ビジネスクラス・ラウンジでも、タイムレス・スパでフライト前にマッサージまたはフェイシャルマッサージなど手頃な料金でサービスを受けられます。)
ファーストクラス・ビジネスクラスどちらも、コンコースAのラウンジから直接搭乗できるのも、専用ターミナルならではです。
フリークエント・フライヤー・プログラム
エミレーツ航空にはフリークエント・フライヤー・プログラム「エミレーツ・スカイワーズ」があり、系列のフライドバイでも有効です。
貯まったマイル(ポイント)は特典航空券の獲得や、アップグレードに使える他に、お気に入りのスポーツチームの試合チケットを購入することもできるのが、世界的に有名なプロスポーツチームのスポンサーになっているエミレーツ航空らしい特典です。
マイルの有効期間は最長3年ですが、日本航空(JAL)などの提携航空会社利用でもマイル積算が可能なので、上手に貯めてビジネスクラス・ファーストクラスへのアップグレードを目指したいですね。
子供向けのサービス
エコノミークラスからファーストクラスまで、体重11kg未満の2歳までの幼児を対象に、どのクラスでもバシネット(機内用簡易ベビーベッド)を設置できる座席があります。
また、一部チャイルド・シートの持ち込みが可能なものもあり、子ども連れの旅行でも安心です。
2歳以上12歳未満のお子様には、お子様向けの特別機内食も用意されているので、航空券を予約・購入した際にリクエストしましょう。
幼児向けには、野菜のムスカとレンズ豆などオリジナルの離乳食、粉ミルクやミルク用のお湯も提供してもらえます。
機内エンターテインメント「ice」には、最大100タイトルのゲームや、40か国語に対応した150以上の子供向けアニメコンテンツも充実。
長時間のフライトでも飽きたり、退屈することなく機内で過ごせるのではないでしょうか。
また、旅をテーマにしたおもちゃやパズル、ゲームなどが詰まった「アドベンチャー・パック」は用意されているので、お子様へのサプライズプレゼントにもぴったりです。
ロイヤリティ・プログラム「エミレーツ・スカイワーズ」には、子ども向けの「スカイサーファー」もあり、2歳から17歳の子どもが対象で、多くのマイルを獲得すると大人同様にシルバー会員、ゴールド会員とステップアッププログラムも設定されています。
手荷物に関する規定は?
機内持込手荷物
機内に持ち込みできる手荷物は、搭乗するクラスによって異なります。
【エコノミークラス】
重さは7kg以下の規定サイズ(56cm×38cm×22cm)を超えない1個まで。
【プレミアム・エコノミークラス】
重さは10kg以下の規定サイズ(56cm×38cm×22cm)を超えない1個まで。
【ビジネス・ファーストクラス】
重さは7kg以下で下記の規定サイズを超えない2個まで。
(ブリーフケースは45x35x20cm未満、ハンドバッグは55x38x20cm未満、衣装バッグはたたんだ状態で厚さ20cm未満)
※インド・ブラジル路線では、ルールが一部異なります。
機内持込手荷物の路線ごとの詳細などは公式サイトにてご確認ください。
受託手荷物(お預けの手荷物)
エミレーツ航空は、世界で最も余裕のある手荷物許容量を設定しており、路線によって総重量による「重量制」または「個数制」のいづれかで規定されています。
ほとんどの路線では「重量制」が適用され、南北アメリカとアフリカ発着便では「個数制」が適用されますが、手荷物許容量は路線、搭乗クラスのほか、エコノミークラスの場合は運賃によっても異なります。
日本ードバイ線の場合には重量制が適用されますので、重量制の場合の手荷物許容量を記載します。
搭乗クラス | 運賃種別とそれぞれの手荷物許容量 | |||
Special | Saver※ | Flex | Flex Plus | |
エコノミークラス | 20 kg | 25 kg※ | 30 kg | 35 kg |
※Saver運賃の場合、路線や購入時期によって、最大30kgまでとなる場合があります。
搭乗クラス | 手荷物許容量 |
プレミアム・エコノミークラス | 35 kg |
ビジネスクラス | 40 kg |
ファーストクラス | 50 kg |
重量制の場合の手荷物のサイズは、手荷物1個当たりの3辺(縦・横・高さ)の合計が300cmを超えないもの。
路線ごとの規定や、スポーツ用品・楽器などは、それぞれ規定が異なりますので、公式サイトにてご確認ください。
エミレーツ航空の気になる口コミは?
これから搭乗してみたい!実際の印象はどうだろう?と思ったら『航空会社✐クチコミ情報サイト』を見てみましょう。
また、実際に搭乗してみた感想などをシェアしてみませんか?
さいごに
LCCを利用する旅は、事前に旅の準備をした上で「自分に必要なサービスのみを選ぶ」という、いたってシンプルなものです。
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