世代を問わず人気の一人旅。
とくに男性の一人旅は自由きままに一人で海外を旅するロマンと、まだ見たことのない国や場所を訪れ、新しい体験とまだ知らない自分の可能性を見たいという冒険心からではないでしょうか。
文化や言葉の違いなど多くの体験が得られる海外へ一人で旅して、新たな自分を見つけてみませんか?
この記事では男一人旅におすすめの海外旅行先を厳選してご紹介します。
海外 男一人旅の楽しみ方は?
いざ一人旅をするとなってもどうしたら楽しめるか疑問に思うことも。
一人旅がより充実するためのポイントをおさえておきましょう!
旅のテーマを決める
旅先で必ずやりたいこと、見たいものを決めておく!
世界遺産を見る、秘境に行く、自分の趣味を追求するなど、ある程度テーマを決めることで訪れたい国や場所が決められます。
また、現地に到着してからのイメージを持っておくことも重要です。
流れに身をまかせてその国の雰囲気を感じながらゆったりと過ごすことも一人旅の醍醐味ですが、バランスを取ってスケジュールを組んでみましょう。
一人旅はとても自由でそれが魅力ですが、その反面旅で成し遂げたいことをある程度決めておかないと無駄に時間を過ごしてしまうこともあります。
冒険する心を忘れない
初めて一人旅をする場合慎重になることも重要ですが、せっかくの一人旅であることを忘れずに。
海外で一人でさまざまなことを成し遂げる一人旅は経験値が高まり、視野が大きく広がります。
家族や友人と一緒だとチャレンジできないことも、思い切って挑戦してみるのも一人旅を楽しむポイント。
危険を察知しながら、少しの勇気も必要です。
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海外 男一人旅におすすめの国8選
タイ
寺院や遺跡、ビーチなどエリアによって雰囲気が異なり、都会と東南アジアらしさの両方を楽しめるタイ。
見どころが多く、屋台などで食事をすれば旅費も安く抑えられ、比較的治安が良いタイは海外への一人旅が初めての人にはおすすめの国です。
タイはリュック一つで旅に出るバックパッカーの聖地とも言われ、男性の一人旅も多いため気兼ねなく満喫できます。
一人旅同士、現地で意気投合して知り合いになるパターンも。
首都バンコクは近代的な高層ビルが立ち並ぶエリアがあるかと思えば、喧騒で賑やかな市場があったり、美しい寺院があったりと飽きることがない魅力溢れる都市。
中でもバンコク三大寺院と言われるワットプラケオ・ワットアルン・ワットポーはバンコクを訪れたらぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
日本では見られない豪華絢爛な寺院を見ようと男性一人でもじっくりと見入る人が多くいます。
他にも多くの寺院があるので、自由きままに興味のある寺院巡りをしてみるのもいいかもしれません。
また、タイの国技でもあるムエタイをスタジアムで観戦するのもおすすめ。
歓声の中間近で見るムエタイは大迫力で、現地でしか体験できません。
遺跡好きな人にはバンコクから車で1時間半ほどで行けるアユタヤ遺跡もおすすめです。
400年以上続いたアユタヤ王朝の都として栄え、点在する荘厳な寺院や遺跡などが当時の栄華をものがたり、世界遺産にも登録されています。
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カンボジア
人生で一度は見ておきたい遺跡の一つ、アンコール遺跡群。
9~15世紀に栄えたクメール王朝の強大さを誇示する遺跡がいくつも点在し、大小合わせると1,000近くもあると言われています。
中でも世界遺産に登録されているアンコール・ワットは最大規模を誇る寺院遺跡で、精巧なレリーフ(彫刻)が施された外観、中央にそびえる祠堂の荘厳さからクメール建築の傑作とも称されるほど。
さらに朝日に照らされるアンコール・ワットも滞在中に見ておきたい絶景です。
アンコール・ワット以外にも城砦都市の遺跡アンコール・トムや、巨大な木が絡みついたタム・ロープ遺跡など歴史ロマンに充ちた多くの見どころがあります。
密林の中に埋もれ長い間発見されなかったアンコール遺跡群は、長い年月を経てもその神秘的な景観は変わらず、謎めいた美しい遺跡を見ようと多くの観光客が訪れます。
主要な遺跡だけでも見て回るのに2日は必要で、せっかく訪れたら自分の体力の限界まで思う存分堪能してみてください。
アンコール遺跡の観光拠点として多くの観光客が訪れるシェムリアップには観光客でも食べやすいカンボジア料理のお店や、パブストリートと言われるバーやレストランがずらりと並んだ通りもあり、一人旅でも気軽に入れるお店が沢山。
遺跡観光以外にもカンボジアを知れる楽しみがあります。
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インド
ディープなアジアを体感したいならインドがおすすめ。
家族旅行やカップル旅ではなかなか訪れにくいので男性の一人旅にはおすすめです。
多民族国家で、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教などさまざまな宗教が混在しており、文化や食も地域によって大きな違いがあります。
また、世界遺産の数もアジアでは中国に次ぐ多さで、世界遺産好きにもおすすめの国です。
そのインドで多くの人を魅了するのが、世界遺産タージ・マハル。
インドの首都デリーから約200km離れたアグラにあります。
タージ・マハルはムガール帝国5代皇帝シャー・ジャハーンが亡き妻のために造った総大理石の白亜の美しい霊廟で、インド・イスラム文化を代表する建築物です。
その壮麗さは一目見てため息が出るほど。
廟の壁にはアラベスク模様が彫り込まれ、宝石などの装飾も施されており、数多くある世界遺産の中でも指折りの美しさを誇ると言われています。
アグラにはタージ・マハルの他にも「赤い城」とも言われるアグラ城塞、アグラから車で30分程のアクバル廟などおさえておきたスポットが多くあります。
インドならではの光景が見たいならアグラから電車で7時間程かかるバラナシで、母なる大河ガンジス川を訪れるのもおすすめです。
日の出とともに沐浴をする光景などを階段状の堤「ガート」から眺めるだけでもインドの文化を肌で感じられるでしょう。
広いインドは他にも見どころが多く、電車や飛行機を利用して周遊するのもおすすめです。
スペイン
建築や芸術、グルメ、スポーツ観戦など多彩な魅力が詰まったスペイン。
たとえば首都マドリードには多様な所蔵品を誇る世界有数の美術館「プラド美術館」をはじめ、ピカソやダリなど近代美術の作品を多く所蔵する「ソフィア王妃芸術センター」があり、美術や芸術に興味がある人なら一度は訪れてみたい都市ではないでしょうか。
また、バルセロナには未完の世界遺産サグラダファミリアや、バルセロナの街を一望できるグエル公園、独特な外観の集合住宅カサ・ミラなどスペインが誇る建築家ガウディの作品が点在しています。
一人旅なら自分のためだけに時間を使えるので、アートや建築などとじっくりと向き合えます。
一年を通して晴れの日が多く、情熱的で陽気なイメージを連想するスペインですが、そのイメージに最も近いのがスペイン南部のアンダルシア地方です。
イスラム文化が残るコルドバ、世界遺産アルハンブラ宮殿を擁するグラナダ、海岸沿いのリゾート地マラガなど都市ごとに違った表情や見どころが多く、周遊しながらその土地ごとの違いを楽しんでみるのもおすすめ。
また、スペインでスポーツ観戦と言えばやはりサッカーが人気。
世界中からサッカー観戦のために訪れる人も多く、世界で活躍する選手を間近で見られるチャンスです。
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ポルトガル
イベリア半島の最西端に位置し、絶景や美しい街並みなど散策を楽しめるスポットが多いポルトガル。
面積は日本の4分1ほどで、一人旅でも周遊しやすくおすすめです。
貿易で発展したポルトガルには長い歴史があるほか、豊かな海の幸などグルメの国でもあります。
干しダラやタコ、アサリなどを使用した料理が多く、日本人の口に合うと言われています。
また、ワイン造りが盛んなことから手ごろな価格で楽しめるワインが多く、ワイン好きには嬉しいですね。
首都リスボンではカラフルな建物が並ぶ市街地の散策はもちろん、大航海時代の歴史的建造物が集まっているベレン地区も必見。
世界遺産ジェロニモス修道院とベレンの塔があり、その素晴らしさはポルトガルの当時の勢いを表しています。
さらにリスボンから電車で約40分ほどで行けるシントラは町自体が世界遺産で、天空の城と讃えられるペーナ宮殿、ムーアの城跡、シントラ王宮など多くの見どころがあり、ゆっくり観光したいなら1日では足りないほど。
シントラにはユーラシア大陸の最西端「ロカ岬」もあり、風光明媚な絶景も楽しめます。
ポルトガルはヨーロッパの中では比較的物価が安く、リーズナブルに観光やグルメを楽しめることも一人旅におすすめのポイントです。
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エジプト
古代文明に思いを馳せながら観光を満喫できるエジプト。
ピラミッドやスフィンクスを生でこの目で見てみたい!と思っているか方も多いのではないでしょうか?
一人旅なら悠久の歴史ロマンに思う存分浸って時を過ごすのにぴったり。
エジプトはナイル川沿いに主要都市が発展しており、ピラミッドなど観光スポットもその周辺に集中しています。
カイロ郊外のギザにある三大ピラミッド、同じエリア内にあるスフィンクスは謎に包まれた古代エジプト文明の象徴でもあり、エジプトを訪れたら必ずと言っていいほど訪れる観光スポットです。
実際に神秘的なピラミッドを目の前にすると、その壮大さに感動を覚えることでしょう。
また、カイロにあるエジプト考古学博物館にはツタンカーメンの黄金のマスクなど16万点を超える貴重な展示があり、古代文明に興味がある人なら一度は訪れてみたい憧れの博物館です。
(考古学博物館は、今後ギザにある大エジプト博物館に移転予定です。)
ほかにもカイロには14世紀末に開かれたスーク(市場)が当時の姿のまま保存されているハーン・ハリーリがあり、イスラム文化が漂うエキゾチックな市場の散策がおすすめ。
迷路のように細い路地が入り組み、その両側に金属細工、宝石類、シーシャ(水たばこ)などのお店が並び、値段交渉しながらのショッピングも楽しめます。
カイロから約650km離れたルクソールにもファラオが眠る王家の谷や神殿などの遺跡があり、さらにルクソールから約500km離れたアブシンベルにも有名なアブシンベル神殿があり、エジプトは広範囲に渡って多くの観光スポットが点在しています。
一人旅初心者や時間の余裕がない場合、効率的に回りたいなら現地ツアーに参加するのもおすすです。
アメリカ
大自然が広がる国立公園、エンターテインメントと経済の中心ニューヨーク、ラスベガスのカジノなど広大なアメリカは目的によって訪れる場所も異なってきます。
アメリカには50以上もの国立公園があり、自然の中トレッキングなどを楽しめる国立公園は一度は訪れてみたい場所。
中でも東京都の約4倍もの広さがあると言われるイエローストーン国立公園は七色に輝く温泉「グランド・プリズマティック・スプリング」や、高さ約27~56mもの間欠泉が吹き上がる「オールド・フェイスフル・ガイザー」などが見られ、自然の偉大さを感じずにはいられません。
ほかにもアメリカの原風景のような光景が見られるモニュメントバレー、世界最大規模の峡谷が続くグランドキャニオンなど日本人にも人気の国立公園があり、日本では見られないスケールの大きです。
モニュメントバレー、グランドキャニオン、ザイオン国立公園などアメリカ西部に集まる国立公園一帯は総称してグランドサークルと言われ、アクティブな男性ならドライブで周遊してみるのもおすすめです。
また、アメリカ西部の国立公園への拠点となるラスベガスでは一攫千金を狙ってカジノも体験してみたいもの。
一人で気軽に参加できるゲームも多くあります。
ラスベガスはカジノはもちろん、煌びやかな街並みも必見です。
(ただし、カジノは21歳未満の入場は法律で禁止されています。)
大自然からエンターテインメントまでさまざまな楽しみ方ができるアメリカは一人旅には最適な国ではないでしょうか。
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オーストラリア
過ごしやすい気候と絶景や動物との触れ合い、アクティビティなどさまざまな楽しみ方ができるオーストラリア。
観光スポットも多く、比較的治安の良いオーストラリアは一人旅初心者でも臆することなく満喫できます。
オーストラリアの魅力と言えば豊かな自然。
世界自然遺産の登録数も多く、雄大な絶景に魅了されます。
中でも人気なのはオーストラリアの北東部に位置する世界遺産グレートバリアリーフ。
世界最大級のサンゴ礁群で、海の透明度は類を見ない美しさ。
その美しい海を体感できるダイビングも人気です。
また、オーストラリア中央部のウルル=カタ・ジュタ国立公園に鎮座する世界最大級の一枚岩、エアーズロック。
不思議なパワーが感じられるパワースポットとしても知られています。
朝、昼、夕とそれぞれの時間帯で岩の色が変わり、刻一刻と表情を変える姿はずっと眺めていたくなるほど。
ウォンバットやクオッカなどと触れ合えるオプショナルツアーも充実しています。
絶景や動物に癒され、自然の中でリフレッシュしたい人にはとくにおすすめの国です。
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番外編:列車旅
海外の男一人旅で体験したいことの一つに挙げられることが多いのが列車旅。
とくに寝台列車は寝ている間に次の場所へと移動でき、宿代わりになるので宿泊費も抑えられます。
一人旅にはとても効率が良い交通手段になります。
いくつかの都市を周遊するなら思い切って移動方法として利用するのもおすすめ。
寝台列車と言っても国や地域によってその種類はさまざま。
一度は乗ってみたいと言われる豪華寝台列車から、決して綺麗で快適とは言えないがリーズナブルな価格が魅力の寝台列車もあり、さらに車両によって個室寝台、2段寝台、3段寝台など料金によって仕様は大きく異なります。
予算と自分の旅のスタイルに合わせて選んでみましょう。
鉄道王国とも言われるインドは多くの寝台列車が運行していますが、1本の列車でも車両によって大きな差があり、エアコン無しの車両もあるほど。
また、3段寝台などは仕切りのカーテンがない列車もあるのでプライバシーが保てないこともあります。
ヨーロッパでも国を越えて多くの寝台列車が運行しており、周遊旅行では飛行機移動よりも安く旅費が抑えられることもあり人気です。
ほかにもベトナムのハノイーホーチミン間を縦断する寝台列車や、タイのバンコクーチェンマイ間を運行する寝台列車も観光客によく利用されています。
列車の旅は個室でない限り、さまざまな国の人と出会えて会話を楽しめる醍醐味もあります。
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終わりに
出発前はドキドキする一人旅。
でも一歩踏み出して自由に思いのままに一人旅を楽しめた時は、きっと大きな達成感を得られるはず。
新しい体験や出会い、自分の新たな可能性を見つけに一人旅へ出かけてみませんか?
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