オーストラリアは豊かな自然や世界有数の美しいビーチ、かわいい動物たちにも多く出逢える魅力的な国です。温暖な気候で過ごしやすく、1年を通して人気の旅行先です。
3泊4日、4泊5日、1週間でオーストラリアに行く場合の旅行費用や現地で必要な費用や物価について解説していきます。(2024年4月1AUドル=約100円での換算)
オーストラリアの旅行費用ってどのくらい必要?
オーストラリアの旅行日数は3泊4日、4泊5日、1週間が人気です。
日本からオーストラリアへは直行便で約7時間~11時間ほど。直行便就航都市は、シドニー、メルボルン、ケアンズ、ブリスベン、パースの5都市あります。
時差は地域による差はあるものの、30分~1時間ほどで、時差ボケを気にしなくてよい点もうれしいですね。
オーストラリア旅行に行く手段として、パッケージツアーと個別で手配していく個人旅行があります。
旅行の目的に合わせて選択しましょう。
個別で手配する手間が省けることが最大のメリットです。
航空券とホテルがセットになっているものが多く、いろいろな商品が展開されているので、自分に合った商品を選ぶことができます。また、比較的個別で手配する場合よりも費用が安く済むことが多いです。
宿泊するホテルを1泊ずつ変えたり、スケジュールを自由自在にプランニングできるメリットがあります。
ただし、航空券とホテルを個別に手配する場合、空港からの移動手段も含めて自分で計画する必要があります。
ここでは3泊4日、4泊5日、1週間でオーストラリア旅行に2人で行く場合の、1人あたりの予算について解説します。(2024年4月時点の目安)
3泊4日のオーストラリア旅行の場合
3泊4日のオーストラリア旅行費用の相場は1人あたり約165,000円~です。
内訳は下記の表です。
項目 | 費用 |
航空券(往復) | 約100,000円~ |
ホテル・宿泊 | 約25,000円~ |
食費 | 約20,000円~ |
交通費 | 約3,000円~ |
Wi-Fi・通信 | 約3,000円~ |
観光・アクティビティ | 約5,000円~ |
海外旅行保険 | 約2,000円~ |
ビザ申請費用 | 約2,000円~ |
お土産・ショッピング | 約5,000円~ |
出発時期や宿泊するホテル、現地での過ごし方によって必要な費用は変わってきます。
4泊5日のオーストラリア旅行の場合
4泊5日のオーストラリア旅行費用の相場は1人あたり約177,000円~です。
内訳は下記の表です。
項目 | 費用 |
航空券(往復) | 約100,000円~ |
ホテル・宿泊 | 約30,000円~ |
食費 | 約25,000円~ |
交通費 | 約4,000円~ |
Wi-Fi・通信 | 約3,500円~ |
観光・アクティビティ | 約5,000円~ |
海外旅行保険 | 約2,500円~ |
ビザ申請費用 | 約2,000円~ |
お土産・ショッピング | 約5,000円~ |
1週間のオーストラリア旅行の場合
1週間のオーストラリア旅行費用の相場は1人あたり約204,000円~です。
内訳は下記の表です。
項目 | 費用 |
航空券(往復) | 約100,000円~ |
ホテル・宿泊 | 約48,000円~ |
食費 | 約30,000円~ |
交通費 | 約6,000円~ |
Wi-Fi・通信 | 約5,000円~ |
観光・アクティビティ | 約5,000円~ |
海外旅行保険 | 約3,000円~ |
ビザ申請費用 | 約2,000円~ |
お土産・ショッピング | 約5,000円~ |
1週間の日程であれば2都市を巡るツアーもおすすめです。滞在時の予算は多めに見積もっておくと安心です。
オーストラリア旅行前に手続きが必要な6つの項目と費用
オーストラリア旅行にかかる費用は出発前と現地滞在時にかかる費用に分けられます。まずはオーストラリアへ行く前に必要な6つの費用について解説します。
航空券
オーストラリアの航空券費用は出発時期や予約のタイミング、利用する航空会社によって大きく異なります。
エコノミークラス利用の場合、航空券往復の費用は1人当たり約90,000円〜(閑散期出発の場合の例)
航空券代金のほかに燃油サーチャージや空港使用料、諸税などがかかり、合計約100,000円~が相場となります。
LCCを利用の場合、往復の料金は約50,000円~が相場です。機内食や荷物の追加等、サービスに追加費用が発生する場合がありますので、LCCを利用する場合には必要なサービスをあらかじめ確認しておくと安心です。
予算を抑えたい場合には、オフシーズンや夏休み、年末年始、ゴールデンウィーク等の長期休暇を避けて予約をするとよいでしょう。
宿泊費
オーストラリアには価格を重要視したスタンダードホテルから、ロケーションやサービスおよび部屋などトップクラスの最高級ホテルまでさまざまなホテルがあります。
スタンダードホテル:約8,000円~
スーペリアホテル:約10,000円~
デラックスホテル:約20,000円~
ラグジュアリーホテル:約25,000円~
※宿泊する時期により宿泊代は変わります。
同じホテルでも部屋の広さやプランによって料金が変わってきますので、あらかじめ予算を決めて宿泊するホテルの立地が目的の観光地に行きやすいか等も含め、希望条件に合うホテルを見つけましょう。
オプショナルツアー
オーストラリアは世界遺産やコアラにふれあえる動物園など観光場所が豊富です。オプショナルツアーに参加して充実した旅行にしてみてはいかがでしょうか。
【人気のオプショナルツアーの一例】
・「ケアンズ」世界遺産キュランダ(スカイレール+鉄道)ガイドなしフリープラン12,850円~
・「ケアンズ」世界遺産グリーン島クルーズ エコアドベンチャー12,110円〜
・「ゴールドコースト」カランビン ワイルドライフ サンクチュアリー入園券 6,780円~
※参加するプランによって金額が異なります。
Wi-Fiルーターなどの通信費
費用の目安:1日あたり約880円~
主流はSIMカードやeSIM、ポケットWi-Fiのレンタルです。
海外ローミングの設定自体は簡単ですが、他と比べると割高になることがあります。
海外旅行保険
費用の目安:1泊あたり約500円~
3泊4日:約2,000円~
4泊5日:約2,500円~
1週間:約3,000円~
※利用する保険会社や加入プランにより費用は変わります。
海外では日本の保険が適用されず、病院にかかった際には高額な医療費が発生することがあります。
旅行先での怪我や病気等、万が一の事態に備えて海外旅行保険に加入することをおすすめします。
盗難にあった際にも保険が適用されますので安心です。
また、クレジットカード付帯の海外旅行保険もあります。お持ちのクレジットカードの海外旅行保険を利用する場合にはどのような補償内容か必ず確認しましょう。
ビザ申請費用
日本国籍のパスポートでオーストラリアに観光目的で渡航する場合、ETAを申請する必要があります。
ETAの申請は申請者本人が「オーストラリアETAアプリ」から行います。
アプリのシステム利用料として、20AUドルがかかります。
詳しくは、在日オーストラリア大使館(外部サイト)でご確認いただけます。
オーストラリア旅行ツアーの費用はどのくらい?
オーストラリア旅行のツアーには航空券代と宿泊費に加え、世界遺産や人気観光場所を訪れるプラン、パッケージツアーならではの特典がついたプランなどさまざまツアーが展開されています。
オーストラリア旅行は出発から帰着まで添乗員が同行する添乗員同行ツアーも人気です。人気の理由は添乗員に不明点を相談できる安心感や充実したパッケージツアーの内容です。
ツアーの予算に現地でかかる費用をプラスすると予算が立てやすくなります。
オーストラリア滞在中に必要な費用と物価
オーストラリア旅行前に手続きが必要な費用の次は、滞在時に必要な費用の相場を解説します。
食事代
費用の目安:1日あたり約6,000円~
オーストラリアはフィッシュアンドチップスやステーキ、ミートパイに新鮮なシーフードなどさまざまな食事を楽しめます。
レストランやおしゃれなカフェでの食事は日本より高めです。平均的なランチの金額は約15AUドル~30AUドル(約1,500円~3,000円)。食費をおさえたい場合はにはフードコートやフードトラック、屋台での食べ歩きもおすすめです。
交通費
費用の目安:1日あたり約1,000円~
オーストラリアはバス、鉄道などの公共交通機関が発達しています。交通系ICカードが導入されているので手間も少なく気軽に利用できます。
【シドニーの交通費一例】
バス:2.24AUドル~(約220円)
地下鉄・電車:2.80AUドル~(約280円)
フェリー:6.79AUドル~(約670円)
ライトレール:2.24AUドル~(約220円)
※利用する日時や距離によって料金は異なります。
お土産・ショッピング代
費用の目安:約3,000円~
海外旅行では、お土産選びやショッピングも楽しみの一つ。
オーストラリアのお土産はチョコレートやクッキー、紅茶などの食品類やコスメ、雑貨が人気です。
オーストラリア発祥のお菓子は日本でも見かけますが、オーストラリアでしか手に入らないフレーバーを探してみてはいかがでしょうか。
オーストラリアには大型モールなどのショッピングスポットが多くあります。ショッピングを楽しみたい方はあらかじめ予算を多めに見積もっていくとよいでしょう。
オーストラリアの物価はどのくらい?
1AUドル(オーストラリアドル)あたり約100円前後です。(2024年4月現在)
オーストラリアの物価は日本より高めです。人気観光地のシドニーやメルボルンの物価の高さはオーストラリアの中でも上位です。
とくにレストランでの食事は日本に比べて高くなります。スーパーで購入する飲料水や食料、日用品に関しては若干高めかそれほど変わらないものもあります。
ミネラルウォーター1.5リットルは約1.5AUドル(約150円)、ビールは約6.5AUドル(約650円)、マクドナルドのビックマックは約7.5AUドル(約750円)、スターバックスのトールラテは約5.3AUドル(約530円)。
オーストラリア旅行を予約する前に知っておきたいこと
オーストラリア旅行を予約する前にオーストラリアの基本情報を知っておくと、旅行の計画に役立つかもしれません。
チップは必要?
オーストラリアではチップを払う必要はありません。
チップの文化はありませんが、特別なサービスを受けたときなどに感謝の気持ちとしてチップを渡す人もいるようです。
オーストラリア旅行はいつが安い?
オーストラリアの旅行費用を抑えたい方は夏休みや年末年始、ゴールデンウィークなどの大型連休を避けましょう。旅行日程は週末よりも平日にする方が費用は抑えられます。
また、オフシーズンにあたる冬(6月~8月)は観光客が少なく、航空券や宿泊費が比較的安くなります。シドニーやメルボルンは気温が下がるためジャケットやコートが必要です。ブリズベンやパースは冬でも温暖です。
オーストラリアの治安は?
オーストラリアは比較的治安がいい国です。
ただし人気の観光地では観光客を狙ったスリや置き引き被害は増加傾向にあります。
安全に旅行を楽しむためにも貴重品は肌身離さず持ち歩き、夜は不用意に出歩かないようにしましょう。
オーストラリアのベストシーズンは?
春(9月~11月)と秋(3月~5月)がおすすめです。
春は雨が少なく過ごしやすい気候です。キャンベラでは南半球最大の花の祭典が行われ、西オーストラリア州ではワイルドフラワーが咲き誇り、各地で街が活気づきます。
秋はワインの収穫祭やフェシティバルが各地で開催され、キャンベラやメルボルンは紅葉が楽しめます。
ウルル(エアーズロック)は秋の終わりから冬(6月~8月)の時季が降水量も少なく、絶景が見られるチャンスが多いのでおすすめです。
各項目の予算を参考にオーストラリア旅行を計画しよう
広大な国土のオーストラリアには自然遺産や観光名所が多くあります。どの地域に行くのか、現地での過ごし方やオプショナルツアーの参加など、費用の目安を決めて滞在中の過ごし方を考えてみましょう。
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