アジアを代表するLCCエアアジアを要チェック!さぁ気軽に旅に出よう

アジアを代表するLCCエアアジアを要チェック!さぁ気軽に旅に出よう

フィリピンエアアジア機影②

円安や物価高の今、燃油サーチャージがかからない格安航空会社(LCC)が再び注目されています。
節約した燃油サーチャージを現地のホテル代や滞在中の費用に充てることで、お得な旅を実現できるでしょう。
アジアへの旅行を計画する際、ぜひチェックしたいLCCがエアアジア(Air Asia)グループです。
この記事では、アジアを代表するLCCの雄エアアジアについてまとめました。

エアアジアとは

エアアジアZ2ロゴ
エアアジア ロゴ

LCCを語る上で欠かすことのできない存在が、マレーシアを拠点にアジア各国に展開する「エアアジア」です。
その物語は、2001年に負債額4,000万マレーシア リンギット(=約10億4000万円)で経営難に陥っていた航空会社を、現CEOのトニー・フェルナンデスらが、わずか1マレーシア リンギット(1RM=購入当時約26円)で買収したところから始まります。
それが今では、アジアを代表するLCCとなり、200機以上の航空機と約21,000人のスタッフを擁するアジア第4位の航空会社にまで躍進しています。

その功績が称えられ、スカイトラックス(Skytrax)社が実施する「ワールド・エアライン・アワード」で、「ワールド・ベスト・ローコスト・エアライン」を15年連続で受賞(2024年現在)。
「ワールド・トラベル・アワード(World Travel Awards)グランドファイナル 2023」においては「ワールド・リーディング・ローコスト・エアライン」賞を11年連続で受賞、また「ワールド・リーディング・ローコスト・エアライン客室乗務員」を7年連続で受賞(いずれも2023年度)するなど輝かしい受賞歴を誇ります。

エアアジアは有名なキャッチフレーズ「Now Everyone Can Fly(今、誰もが空を飛べる)」のもと、心躍る格安運賃と、エアアジアレッドとブラックに彩られた制服が印象的な、個性溢れるクルーのおもてなしで、航空機を誰もが気軽に利用できる乗り物へと変えていきました。
安全性に一切の妥協をすることなく、コストパフォーマンスの高さを実現、燃油サーチャージが掛からないのも大きな強みです。

格安航空会社(LCC)って何?
格安航空会社とは、サービス内容などの効率化によって低い運航費用を提供している航空会社です。
「ローコストキャリア(Low-Cost-Carrier)」とも言われています。 食事・預け荷物・座席の指定など必要なサービスをは通常有料で追加することができます。
これに対してANAやJALのような航空会社は「フルサービスキャリア」「レガシーキャリア」とも呼ばれています。

現在は、マレーシアのクアラルンプール国際空港(KLIA2)を拠点に近距離線を運航する「エアアジア(航空会社コード:AK)」をはじめ、中・長距離路線を運航する「エアアジアX(同:D7)」。
タイ・バンコクのドンムアン空港を拠点とする「タイ・エアアジア(同:FD)」、中・長距離路線を運航する「タイ・エアアジアX(同:XJ)」。
その他、「インドネシア・エアアジア(同:QZ)、「フィリピン・エアアジア(同:Z2)」、「エアアジア・カンボジア(同:KT)」を運航しています。

日本でのエアアジア就航都市は

エアアジアXロゴ
エアアジアX ロゴ

エアアジアが日本に初上陸したのは2010年12月。
羽田空港に新国際線ターミナル(現第3ターミナル)が開港したのを機に就航した、エアアジアXの東京-クアラルンプール線です。
翌2011年には大阪・関西国際空港、2015年には北海道の新千歳空港へと就航都市を増やしていきました。
2024年8月現在は、下記の路線に就航しています。

タイエアアジアXA330neo
中・長距離線を運航するエアアジアXのエアバスA330
※写真はタイエアアジアXのA330neo

エアアジアX(D7)

東京(羽田)ークアラルンプール
大阪(関西)ークアラルンプール
大阪(関西)ー台北(桃園)※2024年8月1日~運航開始
札幌(新千歳)ークアラルンプール

羽田空港ではターミナル3、関西国際空港ではターミナル1を利用します。

タイエアアジアX(XJ)

東京(成田)ーバンコク(スワンナプーム)
大阪(関西)ーバンコク(スワンナプーム)
札幌(新千歳)ーバンコク(スワンナプーム)
名古屋(中部)ーバンコク(スワンナプーム)※2024年8月1日~運航再開

成田国際空港ではターミナル2、関西国際空港ではターミナル1、中部国際空港ではターミナル1を利用します。
2024年10月1日~バンコクの発着空港が、スワンナプーム国際空港からドンムアン国際空港に変更予定。

 

フィリピンエアアジア機影①
エアアジアグループの主力機エアバスA320シリーズ
※写真はフィリピン・エアアジアのA320

タイエアアジア(FD)

東京(成田)ー高雄ーバンコク(ドンムアン) ※2024年6月16日~運航開始
福岡-バンコク(ドンムアン)
沖縄(那覇)ー台北(桃園)ーバンコク(ドンムアン) ※2024年6月15日~運航開始
沖縄(那覇)ーバンコク(ドンムアン) ※2024年4月2日~運航開始

成田国際空港ではターミナル2を利用します。

フィリピン・エアアジア(Z2)

東京(成田)ーマニラ(ニノイ・アキノ)
大阪(関西)ーマニラ(ニノイ・アキノ)
名古屋(中部)ーマニラ(ニノイ・アキノ) ※2024年10月29日~運航開始予定

成田国際空港ではターミナル3、関西国際空港ではターミナル1、中部国際空港ではターミナル1を利用します。

エアアジアの特徴

タイエアアジアXキャビンイメージ2
エアバスA330 客室(スタンダードシート)

LCCであるエアアジアでは、各種サービスの効率化・簡略化・選択制を導入することで低価格運賃を提供しています。
そのため事前に、航空会社の特徴や、自分にとってのメリット・デメリットを把握しておく必要があります。

最大の特徴は、航空券価格=運賃のみとなっていること。
ANAやJALで当たり前のようについている付帯サービスが含まれていません。
預け手荷物や事前座席指定など、必要なサービスを自分で選択して有料で追加します。

機材・座席の種類

タイエアアジアXキャビンイメージ1
エアバスA330 客室(スタンダードシート)最前列が「ホットシート」

エアアジアの機材は、近距離線ではヨーロッパ・エアバス・インダストリー社のA320シリーズを、中・長距離線では同じくエアバス・インダストリー社のA330を使用。

座席は普通席の「スタンダードシート」と、A330については普通席の他にワンランク上の「プレミアムフラットベッド」の2種類があります。
さらにスタンダードシートには足元の広い「ホットシート」や機体前方に設置される「クワイエットゾーン※」があり、追加料金を支払うことで指定可能です。

※クワイエットゾーンはA330のスタンダードシートのみに装備

「スタンダードシート(A320シリーズ)」

  • シートピッチ:約70cm(28インチ)以上<ホットシートの場合は約73cm(29インチ)>
  • 座席幅(肘掛け間):約40~43cm(16~17インチ)

「スタンダードシート(A330)」

  • シートピッチ:約78cm(30インチ)以上<ホットシートの場合は約44.45cm(17.5インチ)以上>
  • 座席幅(肘掛け間):約40cm(16インチ)以上
タイエアアジアX プレミアムフラットベッド2
ゆとりの空間「プレミアムフラットベッド」

「プレミアムフラットベッド」

  • シートピッチ:約149cm(59インチ)以上
  • 座席幅(肘掛け間):約48cm(19インチ)以上

座席の指定

フィリピンエアアジア機内①
エアバスA320 客室 赤いヘッドレストの座席が「ホットシート」

「窓際や通路側の席がいい」「家族や友達と横並びで座りたい」など希望がある場合は、事前座席指定をおすすめします。
エアアジアでは出発の4時間前まで、WEBサイトにて指定料金を追加することで事前座席指定が可能です。
事前座席指定を行わない場合には自動で座席番号が決まり、家族やグループが必ずしも並び席になるとは限りません。
事前座席指定料金は、区分や路線のほか、指定するタイミング、発地によって金額や通貨建てが変わります。

なお、エアバスA320シリーズの中間非常口座席や、最後列の座席、一部のA330型の14列目の座席はリクライニングしませんので、事前座席指定の際はご注意を。

手荷物

飛行機に預ける荷物

機内持込手荷物

機内に持ち込みできる手荷物は、重さは7kgまでの規定サイズ(1個目:56cm×32cm×23cm、2個目:40cm×30cm×10cm)を超えない合計2個までです。
超過する場合は、追加料金が発生します。上限は合計12kgまでなので注意が必要です。
金額は路線によって(事前座席指定同様に発地によって現地通貨建てになる)異なるため、予約の際には公式サイトにてご確認ください。
出発の4時間前までに手続が必要となり、以後の追加は受託手荷物扱いとなります。
また、空港カウンターでの手続は別途手数料が必要になるので事前に準備しましょう。

受託手荷物(お預けの手荷物)

受託手荷物は購入やアップグレードまたは、運賃に含まれている受託手荷物許容量の範囲内である限り、好きな個数だけ預けることができます。
ただし、30 kgを超える受託手荷物許容量を購入した場合は、チェックインする各手荷物が次の要件を満たしている必要があります。
・1個あたり最大119cm×119cm×81cmまたは、縦+横+高さの合計が319cm、1個あたり32kg以内

受託手荷物許容量の購入やアップグレードは「オンライン予約」と「空港カウンターでの購入」で追加可能です。
「空港カウンターでの購入」の場合、搭乗者ごと、区間ごとに20kgの手荷物許容量に制限され、通常の空港手荷物料金に応じて課金されます。
さらに1kgごとに通常の超過手荷物料金が課されるため「オンライン予約」がおすすめです。

金額は路線によっても(機内持込手荷物同様に発地によって現地通貨建てになる)異なるため、予約の際には公式サイトにてご確認ください。

その他、スポーツ用品(ゴルフ、スキー、サーフボードなど)も路線や大きさにより料金が異なりますので、事前に確認しましょう!
なお、プレミアムフラットベッド利用時は、運賃に40kgまでの受託手荷物が含まれています。
また、ベビーカーやベビーバギー、搭乗者本人が使用する車椅子および移動補助具、松葉杖および歩行器については無料で預けることができます。

機内食・機内販売

エアアジア機内食 チンおじさんの鶏飯エアアジア機内食 ML ノイのバジルフライドチキン・オン・ライス

エアアジアでは無料の機内食サービスはありません。
(プレミアムフラットベッド利用時はSantanの豊富なメニューの中から、ASEAN 料理を選択可能)
マレーシアやタイ、インドネシアなど東南アジアらしい素材や味付けの各種メニュー(Santan)が、有料オプションで用意されています。
路線により種類や内容が異なる場合もありますが「パク・ナセルの ナシレマ」や「チンおじさんの鶏飯」などのホットミールに定評があり、エアアジアのロングセラーメニューです。
機内食は出発の24時間前まで(※一部路線は48時間前まで)にWEB予約が必要で、公式サイトでメニュー内容も確認できます。

その他、機内販売ではお菓子、スナック類、ソフトドリンク、エアアジアオリジナルグッズなどを取り扱っています。
支払いにはクレジットカードの他、現金でも可能ですが、お釣りは現地通貨(D7便ではマレーシアリンギット、XJ便やFD便ではタイバーツ)となるのでご注意を。

アメニティ

タイエアアジアX プレミアムフラットベッド1
プレミアムフラットベッドでは、枕やブランケットが利用できます。

ブランケット(毛布)、スリッパなどのアメニティも機内には用意されていません。
必要であればご自身で用意して手荷物として持ち込みましょう。

なお、プレミアムフラットベッド利用時は、ふかふかの枕、肌触りの良いキルトブランケットを備えています。

機内インターネットサービス

Wi-Fiルーターなどの通信費

最近は機内でもWi-Fiを利用してインターネット接続ができる航空会社も増えてきました。
エアアジアの機内でも有料の機内Wi-Fiサービス「airasia Wi-Fi」にてインターネット接続が利用できます。
用途に合わせて10MB、20MB、50MB、無制限の4つのプランから購入できますが、インフライト・エンターテインメントは無料で利用可能です。

※Wi-Fiサービスは運航状況や機材によっては利用できない場合もあります。

優先チェックインサービス

エアアジアX(D7)便およびエアアジア(AK)便では、クアラルンプール国際空港(KLIA2)発着時において優先搭乗などの特典が受けられる「ファストパス」をWEBサイトから購入可能です。
「ファストパス」には、特別チェックインカウンターの利用、KILA2での出国審査時にファストレーン利用、機内持ち込み手荷物が最大14kgとなる特典が含まれています。
また、バンコクのスワンナプーム空港およびドンムアン空港や、タイ国内の空港では、VIPサービス「レッドカーペットサービス」をWEBサイトから購入可能です。
このサービスには、専用チェックインエリアの利用、優先手荷物タグおよび積込み、プレミアムラウンジアクセスの利用が含まれ、到着時には受託手荷物優先受け取りを利用できる特典が含まれています。

空港ラウンジ

空港ラウンジ
空港ラウンジ ※イメージ

エアアジアの専用ラウンジはありませんが、プレミアムフラットベッド利用時は、出発空港の Plaza Premium Lounge を3時間無料で利用できます。
また、レッドカーペットサービス利用時には、プレミアムラウンジを2時間半まで利用可能となっています。

ポイントプログラム

エアアジアではチケット購入額に応じて加算される「エアアジアポイント(旧エアアジアBIGポイント)」があります。
また、メンバーシップ制度「AirAsia rewards」では、ポイントの特典航空券への交換や会員限定のセールやキャンペーンなど、様々な特典が用意されています。

子供向けのサービス

母娘航空旅行

子ども連れの海外旅行では、LCCの利用について心配なこともあるかもしれません。
エアアジアで2歳未満の幼児を同行させる場合には、路線ごとに幼児料金が設定されています。
(金額は路線によって、また発地によって現地通貨建てになります)

また、中・長距離線のエアアジアXのフライトでは、座席指定でバシネット(機内用簡易ベビーベッド)が設置できる座席を事前予約することも可能です。
各フライトで搭乗可能となる幼児の人数は、機内に装備されている幼児用の救命胴衣の数によって制限されているので、予定が決まったらできるだけ早めに予約を行いましょう。

幼児には持ち込み手荷物の割り当てがありませんが、幼児が使用するベビーカーやベビーバギーについては、受託手荷物として無料で預けることができます。
搭乗の際には「優先搭乗」で案内してくれるほか、機内のお手洗いには「おむつ替えテーブル」が備わっています。

エアアジアのサービスにないもの

以下のサービスは、エアアジアでは実施・提供していません。

  • 個人用モニター:なし(一部他社から購入した機材に装備されてますが使用できません)
  • アライアンス:なし
  • 無料の幼児用機内食:なし
  • 乗り継ぎサービス:なし

エアアジアの気になる口コミは?

これから搭乗してみたい!実際の印象はどうだろう?と思ったら『航空会社✐クチコミ情報サイト』を見てみましょう。
また、実際に搭乗してみた感想などをシェアしてみませんか?

さいごに

LCCを利用する旅は、事前に旅の準備をした上で「自分に必要なサービスのみを選ぶ」という、いたってシンプルなものです。
燃油代金が高騰している今こそ、LCCを利用した旅行を計画してみては。
LCCを有効活用することでお得に海外旅行を楽しみましょう!

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投稿日:2024.09.10

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