新旧両方の魅力をあわせ持つメキシコへ旅行するならどこへ行こうか迷ってしまいますが、「これだけは見ておきたい」おすすめのスポットをご紹介します。
その1:メキシコ旅行の主要拠点・カンクンビーチと海底美術館
「カリブの楽園」とうたわれるカンクンビーチはセレブたちにも愛されており、一生のうちに一度は訪れたいと憧れる人も多いのだとか。
首都メキシコシティから飛行機で約2時間、メキシコ旅行の主要拠点でもあります。
どこまでも白い砂浜に、青空を映したターコイズブルーの海。
その中に足を踏み入れればどこまでも透明で、砂浜とのコントラストが作り出す風景はまるで夢の世界のよう。
マリンスポーツはもちろん、イルカと泳いだり、無人島ツアーを楽しんだりと、日本ではなかなか味わえない非日常的な体験ができるのも魅力です。
さらに、この透き通るような海を生かして海底美術館も作られています。
海底に沈められた石像はダイビングしなければ見ることができませんが、アート鑑賞と同時にサンゴや魚たちとも触れ合えると人気です。
リゾートホテルが多いこのエリアでは、宿泊料金に館内の施設利用料や飲食代が含まれる「オールインクルーシブ」方式が主流。
国内でも比較的治安が良いので、ナイトスポットも充実しています。
忙しい日常を忘れて思い思いの時間を過ごせることから新婚旅行にも人気です。
周囲の世界遺産へのアクセスも良く、メキシコ滞在時のホテルを予約するなら、メキシコシティかカンクンを選ぶと便利です。
また、カンクンからはキューバのハバナに約1時間で行くことも可能。
1982年に世界遺産に登録された「ハバナ旧市街とその要塞群」や、チェ・ゲバラの肖像がある新市街、ラム酒や葉巻の工場見学などを楽しむことができます。
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その2:マヤ文明のミステリアスな遺跡、チチェン・イッツァ遺跡
メキシコといえば、約4,000年以上の歴史を誇るマヤの遺跡も見逃せません。
その中でも、1988年に世界遺産に登録された「チチェン・イッツァ遺跡」には、世界中から多くの人が集まってきます。
ジャングルの中から突如あらわれる「カスティーヨ」といわれるピラミッドのような巨大な建造物。
この四方に見られる階段の段数の合計に最上段をプラスすると365段になり、つまり、1年の暦を表しているといわれています。
カスティーヨは、マヤの最高神「ククルカン」を祀っているそうです。
まるでヘビのようだと伝えられるククルカンの姿は、春分の日と秋分の日に見られるといいます。
その正体は、カスティーヨにあらわれる影。
1年に2回、日が傾いてくると、ヘビのような形の影が階段の下に鎮座するククルカン像の頭に重なるのです。
この日を狙って訪れる人は多く、早い時間から場所取りをする人も少なくありません。
カスティーヨの周囲には天文台もあり、紀元前から優れた天文学の知識を有していた様子がうかがえます。
しかし、マヤの人たちはなぜかこの文明都市を放棄したといわれ、その謎はまだ明らかになっていないのだとか。
ミステリアスな存在だからこそ、さらに多くの人を引き付けているのでしょう。
チチェン・イッツァ遺跡へ行くには、カンクン発着のバスツアーが便利。
約3時間で行くことができ、ビーチの華やかさとは一変した厳かな空気を感じることができます。
その3:メキシコ初の世界自然遺産!シアン・カアン生物圏保護区
ダイナミックな自然を感じたいなら、1987年に世界自然遺産に登録された「シアン・カアン生物圏保護区」がおすすめ。
メキシコ初の世界自然遺産で、ジャングルやマングローブ林など、手つかずの自然が残る貴重なスポットです。
カリブ海に面したエリアには広大なサンゴ礁が広がり、雨期になるとウミガメの産卵が見られることも。
さらに、カヤックやシュノーケルなどのアクティビティーを楽しむことも可能。
マヤ語で「空が生まれる場所」といわれるシアン・カアンで、大自然と一体化するのはいかがでしょうか。
日本ではまだあまり知られていませんが、だからこそ今のうちに行っておきたいスポットです。
カンクン発着のツアーも多く、約2~3時間で行くことができます。
その4:通称「メキシコのヴェネツィア」、「メキシコシティ歴史地区とソチミルコ」
首都メキシコシティは、日本から直行便で約13時間。
日本からカンクンへ行くときにはここで乗り継ぐことが多いので、ぜひ立ち寄ってみましょう。
また、空の玄関であるメキシコシティ国際空港は中南米のハブ空港としても機能しています。
コーヒーの産地として知られるグアテマラや、石造りの美しい建物が立ち並ぶコスタリカのサンホセにも2~3時間で行くことができ、メキシコ旅行とあわせて近隣国の日帰り旅行を楽しむ人も少なくないそう。
ここには、1987年に世界遺産として登録された「メキシコシティ歴史地区とソチミルコ」があります。
歴史地区の中心となるのが、「ソカロ」といわれる憲法広場。
周囲には大聖堂や大統領官邸などが建てられており、現在のメキシコの要所としても知られています。
ソカロに面したホテルからは、そのすべてを一望することが可能。
近くにはメキシコのレストランではおなじみのタコスの屋台もあり、ビールとともに楽しむ本場の味は格別です。
ここはかつてアステカ帝国の中心地で、湖に浮かぶ都市だったといわれています。スペインの侵略によって埋め立てられてしまいましたが、当時の面影はメキシコシティから約30km離れた「ソチミルコ」に見ることができます。
ソチミルコには今もなお浮島が残り「メキシコのヴェネチア」とも評されるスポットです。
色鮮やかな遊覧船からは、現地の人たちの暮らしぶりを垣間見ることができます。
メキシコシティから約1時間半、地下鉄と鉄道を乗り継いで行くことが可能です。
その5:メキシコで最も美しい!「グアナフアト歴史地区と鉱山」
スペイン植民地時代の16世紀~18世紀の面影を残す街として、メキシコシティからバスで約5時間のところにある「グアナフアト歴史地区」が有名です。
メキシコの代表的なコロニアル都市で、1988年に世界遺産に登録されました。
日本では「カラフルな街」として写真を目にしたことがある方もいるでしょう。
黄色やピンクなどのビビッドカラーで塗られた建物が印象的で、カラフルな古い街並みはどこを切り取っても絵になります。
この景色を一望できる「ピピラの丘」にはぜひ登ってみてください。
ケーブルカーで行けるので、体力には自信がない人も安心です。
さらに黄色に彩られたグアナフアト大聖堂など、教会が多いのもキリスト教国ならでは。
路地の石畳には下町らしい趣があり、街中を歩くだけでも楽しめるスポットです。
グアナフアトには鉱山があり、かつては銀の産地として栄えた街。
この鉱山も歴史地区と同時に世界遺産に登録され、現在も坑道を見学することができます。
グアナフアトにはホテルも多いので、ここで1泊して歴史あふれる街並みを存分に堪能したいものです。
※掲載画像にはイメージ画像が含まれています。
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