海外旅行でまずはじめに不安を感じる場所は、空港かもしれません。
空港についてから何をどうすればいいのか不安に感じる方も多いのでは?
初めての海外旅行や久しぶりの方に向けて、日本出発から目的地の空港までの流れをよくあるトラブルとあわせて紹介します。
まずは、おおまかな流れを確認
1、パスポートを持って空港へ
2、空港に着いたら、航空会社のカウンターを確認
3、チェックイン(=搭乗手続き)
4、航空会社のカウンターで預け荷物の手続き
5、保安検査場でセキュリティチェック
6、税関審査
7、出国審査
8、搭乗口を探す
9、搭乗
1、パスポートを持って空港へ
海外旅行の必需品といえばパスポート。自宅を出発する前に必ず有効なパスポートを所持していることを確認し、国際線の場合、空港には遅くとも2時間前には到着しましょう。
ただ、海外での空港や初めての空港の場合、道に迷ったりとトラブルが発生する可能性も高いため、余裕を持って3時間前に到着できると尚いいですね。
また、大きな空港の場合ターミナルが複数あるため利用する航空会社のターミナルを事前に確認しておくと空港手前で慌てることなくスムーズに移動できるでしょう。
ターミナルは、e-TKT控え、又は空港のWEBサイトなどで確認しましょう。
・有効期限切れのパスポートをもってきた。
→パスポートセンターで旧パスポートの失効処理をしてもらっていると、パスポートに穴が開けられるため、間違えにくいのですが、失効処理をしていないと同じ見た目のため間違える方がいます。
必ず、有効期限を確認して出発しましょう。
・家族など違う人のパスポートをもってきた。
→家で家族分まとめてパスポートを保管している場合、見た目が同じだと誤って家族のパスポートを持ってきてしまう方がいます。
表紙だけで判断せず、顔写真・名前・有効期限が記載されているページを確認して事前に準備しておきましょう。
2、空港に着いたら、航空会社のカウンターを確認
空港に到着したら、出発ロビーに向かい「どのカウンターでチェックインするのか」を確認します。
フライトインフォメーション(ボード)で、利用する便名・目的地から該当のカウンターを探します。
「A」や「B」など、アルファベットで表示されていることが多いです。
旅行会社の団体ツアーに参加の場合は、旅行会社のカウンターでチェックインすることもあります。
3、まずはチェックイン(=搭乗手続き)
チェックインとは、予約した飛行機に搭乗する意思を表示し、搭乗に必要な「搭乗券」を受け取ることです。
チェックインに必要なものは、「パスポート」と「e-TKT控え」です。
① WEBチェックイン(オンラインチェックインともいいます)
② 空港の自動チェックイン機でチェックイン
③ 航空会社のカウンターでチェックイン
① WEBチェックイン
航空会社のWEBチェックイン画面より、事前に必要事項を登録することでチェックインができます。
航空会社のほとんどが、出発時刻の72時間~24時間前からWEBチェックインができるようになります。
【WEBチェックインに必要なもの】
・パスポート
・メールアドレス
・e-チケット控え ※(航空券番号)
・認証番号(予約番号)※必要な方のみ
チェックインが完了すると搭乗券が発行されますので、当日はスマートフォン(モバイル搭乗券)又は印刷した搭乗券を空港へ持参します。
WEBチェックインのメリットは、空港で行列に並ばなくて済むことや、事前に席の指定ができることです。
但し、航空券のタイプや、幼児連れの方など、一部WEBチェックインができない場合もあります。
その場合は、当日カウンターでチェックインしましょう。
② 空港での自動チェックイン
自動チェックイン機で、パスポートの読み取りや予約番号を入力することでチェックインができ、搭乗券が発券されます。
但し、航空会社によっては自動チェックイン機を用意していない場合もあります。
③ 航空会社のカウンターでチェックイン
利用する航空会社のカウンターでパスポート・e-TKT控えなどを提示することで、チェックインができます。
上記2つと比較すると、手続きの所要時間が長くなることがあります。
コードシェア便とは、便名はA社であっても、提携する航空会社B社の機材・乗務員にて運航されます。
そのため、機内サービス、機内持ち込み手荷物の制限、預け荷物の制限やチェックイン時間、事前座席指定などのサービスはコードシェア便を運航する提携航空会社の規定が適用となります。
チェックインも、運航される航空会社(B社)のチェックインカウンターでの手続きが必要となります。
4、航空会社のカウンターで預け荷物の手続き
預け荷物(受託手荷物)とは、航空会社のカウンターで預けて貨物として運んでもらう荷物のことです。
預け荷物には「重さ」「サイズ」「個数」の制限と、「機内持ち込みが可能かどうか」で判断する「物品」による制限があります。
また、荷物を預けると、荷物の預かり証として、ステッカーのような半券を渡されます。
預かり証は、自分が航空会社に荷物を預けたという証拠になります。
万が一、ロストバゲージ(荷物の紛失)した場合に預けた証拠になりますので、預けた荷物を受け取るまでしっかり保管しましょう。
どこで預け荷物の手続きをするの?
①WEBチェックイン又は②空港の自動チェックイン機でチェックイン手続きが完了している場合は、パスポートと搭乗券を用意してWEBチェックイン専用カウンター(「Internet Check In」、「Baggage Drop Only」)で預け荷物の手続きをします。
専用カウンターがない航空会社や空港もありますが、事前にチェックイン手続きを完了しているため時間はかかりません。
③のカウンターでチェックインをする場合は、チェックインと一緒に預け荷物の手続きもします。
スーツケースなど預け荷物の制限
「重さ」「サイズ」「個数」の制限
無料で預けられる荷物の制限(重さ、サイズ、個数)は、利用する航空会社や、クラス(エコノミークラス、ビジネスクラスなど)によって異なりますので、利用する航空会社のサイトなどで確認しましょう。
無料で預けられる荷物の制限をオーバーして荷物を預ける場合には、超過料金を支払えば預けることが可能です。
但し上限もあるため、あまりにも荷物が多い場合などは事前に確認しましょう。
「物品」の制限
預けられない物品には、そもそも飛行機へ持ち込めないもの、預け荷物にできないもの、機内持ち込みができないものなど大きく4パターンに分けることができます。
B、機内持ち込みはOK、預け荷物はNG
C、機内持ち込みはNG、預け荷物はOK
D、機内持ち込み、預け荷物いずれもOK
荷物を預けるときには、「預け荷物の中に、スプレー缶や充電式バッテリー、マッチやライター、花火など、火薬を使ったものなど機内持ち込み禁止物はありませんか?」と聞かれます。
該当のものがあった場合には、荷物を預けられないので気を付けましょう。
万が一、預け荷物に危険物がはいっていることが発覚した場合には、放送など呼び出しがある場合もあるので、5~10分前後カウンターそばにいると、より安心です。
預け荷物の受け取り場所の確認を!
目的地まで直行便であれば、到着した空港で受け取るため確認の必要はありません。
日本国内又は海外で乗り継ぎがある場合には、荷物の受け取り場所を確認しておくと安心です。
同じグループ又は提携航空会社間では、経由地、乗り継ぎ空港で荷物を受け取らず、最終目的地まで運んでくれる仕組み(バゲージスルー)が整備されているため、基本的には、預けた荷物は目的地で受け取ることになります。
しかし、乗り継ぎの航空会社が提携航空会社でない場合や、別で予約をした場合など、経由地で一度ピックアップする必要があることもあるので、荷物を預ける際にカウンターの方に確認しましょう。
5、保安検査場でセキュリティチェック
保安検査場では、飛行機に持ち込む手荷物や乗客の方が身に着けているものに危険物がないかを確認しています。
保安検査場でも、パスポートと搭乗券を提示しますので予め準備しましょう。
最近は、保安検査がより強化されたこともあり、混雑時期や時間帯によっては長蛇の列ができることも。
チェックインを済ませのんびりしていると、乗り遅れることもあるので要注意!
1、コートやジャケット等の上着を脱いで、トレーにのせる。
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2、手荷物を、上着とは別のトレーにのせる。
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3、手荷物の中のパソコン・タブレット端末は、さらに別のトレーにのせる。
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4、液体物はトレーにのせる。
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5、財布・スマートフォン・ベルト・鍵などの金属類、マフラーや帽子などをトレーにのせる。
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6、くるぶしを覆う靴、底の厚い靴、金属などの装飾が多い靴を履いている場合は、靴を脱いで専用のトレーにのせる。
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7、金属探知器やボディスキャナーのゲートを通る。
※さらに確認が必要な場合は検査員による追加の検査を受けることもあります
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8、問題がなければ、手荷物を受け取って終了。
6、税関審査
外国製品を持出す方、100万円相当額の現金を持出す方、輸出免税物品を持出す方などは指定の様式に必要事項を記入して税関に提出し手続きします。
7、出国審査
パスポートと搭乗券を提示します。パスポートの写真と顔を照合され、出国スタンプが押されて審査は終了です。
基本的には、1人ずつの審査になりますが、小さな子供を連れている場合などは、一緒に審査を受けることができます。
「自動化ゲート」や「顔認証ゲート」で出国審査を受けることも可能
大型連休や、夏休み、年末年始などの時期には、出国審査も混雑します。
混雑緩和のために自動化ゲートや顔認証ゲートが導入されている空港もあります。
自動化ゲートとは、パスポートと指紋の照合により本人確認を行い、自動的に出入国手続きを行うことができるシステムです。
顔認証ゲートは、IC旅券のICチップ内の顔の画像と、顔認証ゲートのカメラで撮影した顔の画像を照合して本人確認を行います。
いずれも、入国審査官から旅券に証印(スタンプ)を受ける必要がなく出張などで海外渡航が多い方にはパスポートの査証欄ページの節約になりますよ。
スタンプ(証印)を希望する場合は、自動化ゲートの通過時に職員に申し出れば、 スタンプ(証印)を押してもらうことができます。
※12歳ぐらいまでの子供については、指紋が十分に安定しておらず指紋の登録ができないため、自動化ゲートでの認証ができない場合があります。
8、搭乗口を探す
搭乗券には、便名・行先・座席番号の他に、出発時刻、搭乗時刻、搭乗口(GATE)などが記載されていますので、まずは搭乗口の場所を確認することが大切です。
大きな空港やLCCなどの場合、搭乗口が遠かったり、場合によってはシャトルで移動することもあります。
ぎりぎりで慌てないためにも、搭乗口の場所を確認することは重要です。
今までの行程を全て通過した状態で、出発の30分前には飛行機に乗り込む搭乗ゲートの前にいる必要があります。
搭乗券(ボーディングパス)の見間違いに注意!
航空会社により記載方法は様々ですが、搭乗券には、出発時間と搭乗時間が掲載されています。
海外では、
「ABC航空ニューヨーク行き123便最終案内です。(Attention passengers, This is the final boarding call for ABC Airlines flight 123 to Newyork.)」
などの案内が、英語や現地の言葉のため気づかないこともあるので、搭乗時間には余裕をもって搭乗口付近にいましょう。
ちなみに出発時間とは、飛行機が動きだす時間です。その時間に搭乗口についても、、、という状況です。
9、搭乗
飛行機に搭乗する際には、パスポートと搭乗券が必要ですから、手元に用意して列に並びましょう。
搭乗時刻は、飛行機に乗ることができる時間です。
搭乗口には、搭乗時間より少し前に着いていたほうが良いでしょう。
機内持ち込み手荷物がある場合には、早めに並ぶと席近くに収納できますが、最後に搭乗すると席から遠く離れたところに収納しないといけない場合もあります。
尚、出発時刻とは飛行機が動きだす時間です。10分以上前には扉が閉まり搭乗できなくなることもあるので注意が必要です。
10、機内
自分の席を確認する
機内にはいったら、搭乗券に記載のある席に向かいます。
進行方向向かって左からABC・・・となります。
機材によりますが通路が2本ある場合は、どちらの通路が席に近いかを確認しましょう。
わからなければ、キャビンアテンダントの方に搭乗券を見せれば誘導してくれます。
荷物を収納する
席に着いたら貴重品や、必要であれば機内で羽織るもの、スリッパ、乾燥防止のマスクなどすぐに使うものだけを取り出し、頭上の収納スペースに荷物をしまいます。
離陸時は座席の下や膝にも荷物を置けないため(前の座席の下は可能)最低限の荷物だけにしましょう。
予め小さなカバンなど別に分けておくとスムーズです。
機内サービス
機内サービスは航空会社や利用クラスにより異なります。
機内食やドリンク、毛布などLCCを利用した場合は通常有料になりますが、JALやANAのようなフルサービスキャリアは無料で提供されます。
ドリンク
アルコール、ソフトドリンクなどの種類も航空会社によりサービスが異なりますが、ソフトドリンクは無料で提供されることが多いです。
離陸後、ベルトサインが消灯するとドリンクカート等で提供されます。
その後必要であれば座席付近にある呼び出しボタンで依頼することも可能です。
また、航空会社や路線によっては、ギャレー(キャビンアテンダントが食事や飲み物を用意する場所)内にセルフ形式で飲み物やお菓子等を置いていることも多くあります。
機内食
機内食も航空会社や利用するクラス(ビジネスクラスやエコノミークラスなど)によりサービスがさまざまです。
提供される回数も長距離路線、短距離路線、フライトの時間帯により異なります。
航空会社のWEBサイトなどで事前に確認することもできます。
毛布、枕など
数に余裕があれば、追加で貸してくれます。
席が寒い場合には、早めに依頼してみましょう。
映画、音楽などのエンターテインメント
これも航空会社、路線、飛行機の機材、クラスによってさまざまです。
航空会社ののWEBサイトなどで事前に確認した上で、足りないようであれば本や動画などを自分で準備するのもおすすめです。
トイレ
飛行機の機材によりますが、通常前方、中、後方にトイレがあります。
ベルトサインが消灯し、トイレ付近のランプが緑になっていれば使用可能です。
機内で必要な物
・パスポート・現金などの貴重品
・ボールペン
・カメラ類
・携帯、タブレッド、パソコンなど(必要であれば)
・モバイルバッテリーなど
・寒さ対策として、パーカーなどの羽織り物
・タオル
・ガイドブックなど
その他あったら快適な物
・ネックピロー
・アイマスク
・フライトソックス
・スリッパ
・マスク
・歯ブラシ
・化粧品
・頭痛薬などの常備薬
万が一、ロストバゲージした場合を考え下着などの着替えがあると安心です。
▼機内持ち込み荷物をはじめ、海外旅行に必要な持ち物はこちらの記事もおすすめ!
機内の過ごし方
フライト時間により過ごし方は変わってきますが、機内食が終わるとリラックスタイムとなります。
映画鑑賞やゲームやをしたり本を読んだりと、機内での時間を楽しみましょう。
その他、おすすめの過ごし方としては、ガイドブックなどを見ながら旅程見直しや到着後のシミュレーションなどをすると慌てることもありません。
また、機内で配布される(されない場合もあります)入国カードや税関申告書など、到着空港で提出する書類も記載をしておきましょう。
カメラや携帯に溜まった画像の整理も暇つぶしにはおすすめです。到着後いざ撮ろうとすると容量オーバーだったということがあります。
移動時間をうまく活用することで、快適な旅行につながります。
機内でのアルコールはいつもより控え目にし同量以上の水を飲むよう心がけましょう。
また、ストレッチをすることでエコノミー症候群の予防にもつながります。
11、飛行機到着
目的地の空港に到着後、座席の前のポケットにパスポートや携帯電話などの忘れ物がないか、確認し飛行機を降りましょう。
まずは「Immigration control」または「Passport control」 と書かれている入国審査場に向かいます。
1人旅の場合、トイレは、荷物を受け取る前に済ませることをおすすめします。
12、入国審査
入国審査とは、外国へ入国する際にパスポートやビザ、ESTA(ビザ免除プログラム)から、入国者の身元や渡航目的を審査する手続きのことです。
入国審査のカウンターは大きく2つあります。
Residential / Residents
・非在住者用(旅行者)
Foreign / Foreigner / Tourlist / NonResidents / Foreign Passport
表現は様々ですが「Non」「Foreign」といった単語が含まれる列に並べば問題ありません。
入国審査に必要なものは
・パスポート(旅券)
・搭乗券(ボーディングパス・チケット)
・出入国カード(不要な場合・国もあります。)
これらを準備して、列に並びましょう。
パスポートを提示し、本人確認
パスポートを提示することで入国審査官は、本人かどうかを審査をします。
国によっては、出入国カードや査証(ビザ)などが必要な場合があります。
また、これも国や空港により異なりますが指紋や顔写真など個人識別情報からの確認や、パスポートのIC情報から過去の入国記録などを確認し入国許可をするかどうか審査します。
質問タイム
入国審査官から滞在期間や滞在予定地、帰国日などについての質問を受け、その内容に応じて回答します。
回答内容によっては、それに関連する質問をさらに受けることもあります。
質問内容はある程度決まっていますので、どのような質問がされるかを把握しておけば安心です。
国によっては、質問もなく終わるケースも多々あります。
13、荷物の受取(Baggage Claim)
入国審査を終えた後は、「荷物受け取り」(Baggage Claim)を目指します。
ここでは、出発時に預けた荷物を受け取ります。
大きい空港だと、Baggage Claimに辿り着くまで10分以上歩くことも多々あります。
特に長距離フライトの後などは、ぼーっと歩いていると、自分は乗り継ぎではないのに、乗継の人の後をついて歩いてた!なんてこともあるので、案内を見ながら目指しましょう。
Baggage Claim付近には、電光掲示板などで、便名、出発空港、受け取りカウンターなどが表示されていますので、該当のターンテーブルの前で荷物がくるのを待ちましょう。
荷物がきたら、タグやネームプレートはもちろん、荷物を預けた時に受け取った半券とあっているか照合しましょう。
似たような荷物だらけです。自分のだと思い込んだら、他人の荷物だったなんてトラブルも起きえます。
また、空港によっては係員に半券と荷物の照合をされる場合もあります
極まれに荷物が出てこないトラブルに見舞われます。いわゆるロストバゲージです。
その時は荷物紛失(ロストバゲージ)の手続きが必要になります。
▼ロストバゲージの対処方法についてはこちら
14、税関申告・検疫(Customs、Quarantine)
荷物を受け取ったら、最後は「税関」(Customs)と「検疫」(Quarantine)です。
税関では、関税のかかるものや、持ち込みの禁止されているものがないかなどを確認しています。
たばこ、酒類、香水などの免税内でで持ち込みが可能な量や本数が決まっていたり、肉や野菜などの食品類や、果物、野菜、植物、種など持ち込みが禁止されている場合が多くあります。
国により異なりますので事前に確認しておくとトラブルになりにくいです。
国により異なりますが、「税関申告書」などを提出します。
税関申告書がない国もあれば、入国カードと一緒になっている国もあります。
税関では、申告だけでなく、荷物の検査も行われます。
スーツケースなどをX線の検査機、持ち込み禁止物が無いかをチェックされます。
検疫では、検疫感染症流行地域に滞在していた旅行者や、その地域にある空港を経由する航空機を利用した旅行者は、機内で配布された「検疫質問票」に記入し、検疫カウンターで検疫官に提出します。
旅行中や帰国時に健康状態に異常を感じた旅行者は、検疫官に申し出ましょう。空港によっては、サーモグラフィによる体温検査が行われチェックされます。
「肉なんて持っていかないよ。」と思っていても、例えばインスタントラーメン、スナック菓子、離乳食などにはいっている牛、豚、鶏のエキスなども持ち込み不可です。
国によって事情は異なりますが、入国する前に持ち込み禁止の食品などがないか、確認が必要です。
また、申告書には嘘は書かずに正直に申告しましょう。万が一持ち込んだ場合没収にはなりますが、申告さえすれば、トラブルになる可能性は低いです。
荷物を受け取るターンテーブルの周辺には、持ち物の中に禁止物がないか、犬が嗅ぎ分けていることもあります。
15、空港出発
税関と荷物検査を抜ければ、空港から出発です。
ここから先は、誰でもはいれるエリアなので、日本ではないことを改めて意識し気を引き締めましょう。
トイレや、荷物の整理、スマホや海外Wi-FiやSIMの設定は、税関をでる前のスペースで準備すると安心です。ホテルなどの目的地までの行き方なども準備した上で出発しましょう。
・スリや置き引き、その他白タクなども多いため気を付けましょう。
・貴重品はもちろん、スーツケースや手荷物などから目を離さないようにしましょう。
16、まとめ
空港からの流れがイメージできているだけでも、海外旅行に対する不安は軽減されます。
また、時間に余裕をもって行動すればトラブルが発生した時にも慌てずに対応ができます。
知識や準備があれば、楽しく快適な旅行にもつながりますよ。
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