旅とショッピングは非常に相性がいいものです。
ローカルのスーパーや市場、観光客向けの土産物屋から地元民も利用するショッピングモールなどなど、様々な場所が想定されます。
今回は様々な買い物シーンで簡単に中国語を話してみましょう!
テーマは「シンプル・短文」
中国語を流ちょうに話すことが目的ではなく、よくある状況で”使える” 短文中国語、もしくは単語を、中国上海に3年住んでいた筆者が現地の文化を交えつつ、お伝えします。
最低限覚えておきたい中国語をとにかくシンプルに。
中国語は四声がとても大切なので、この4つは覚えておいてください。以降出てくるフレーズの最後に数字で四声を記載しますので、このイラストと比べて発声してみてくださいね。
スーパーマーケットにて
現地の調味料やお菓子をお土産に買う人も多いでしょう。そんな時は観光地の土産物店よりも断然スーパーマーケットがお得です。
これは中国でなくても同じかもしれませんね。
スーパーマーケットは中国語で「超市」、その表示を見かけたら入ってみましょう。
掘り出し物が見つかるかもしれません。
売り場を尋ねる
大型のスーパーマーケットでは特にお目当てのものがどこにあるかわからないというシーンがよくあります。
そんな時はまず次のように聞いてみてください。
中華料理に使う調味料はとても人気で、日本のスーパーマーケットよりも非常に多くの種類が置かれています。
特に手軽に使えるスパイス関係はおすすめ。
「在哪里」は売り場以外にも場所を尋ねる時に使えるフレーズです。
その場所の中国語がわからない時は、写真を見せて「在哪里(ザイナーリ)」というなど、様々なシーンで使えますので覚えておくといいでしょう。
スーパーマーケットでよく見る表示
「买一送一」
実はスーパーマーケットだけでなく雑貨屋や衣料品店、ファーストフード店など様々な場所で見かけます。
「买一送一(マイイーソンイー)」は「1つ買ったらもう1つあげます」の意味。
「买三送一」だと「3つ買ったら1つあげます」。
英語の「BUY 1 GET 1」「BUY 3 GET 1」と同じ意味ですね。
日本の漢字に直すと「買一送一」。そのままで非常にわかりやすい表現です。
注意しないといけない点は、その「もう1つ」がレジの近くに用意されている場合があること。例えば「买一送一」の表示があるポテトチップスを2袋持っていくと、さらにレジで2袋追加され、全部で4袋となってしまうことがあります。
ただ、困ったことにスーパーによってもやり方は異なるので、とりあえず1つだけ持って行って、もう1つもらえなかったら「买一送一(マイイーソンイー)?」と伝えてみるのがいいでしょう。
レジでお会計
基本的に日本と同じ流れですが、「レストラン編」「スタバ編」でも紹介した通り、中国での支払い方法はスマートフォンでの電子決済がほとんど。
会計が終わるや否や、バーコードリーダーを持って待ち構えられることもあります。
そんな時は現金かクレジットカードで支払いをしたいと伝えてください。
もしくは
「信用卡(シンヨンカー ) 4 4 3 」クレジットカード
クレジットカードが使えないスーパーマーケットもあるので、ある程度の現金は必要です。
またほとんどのスーパーマーケットではレジ袋が有料です。袋は中国語で「袋子(ダイズ)」。
このように聞いてくれることもありますし、何も聞いてくれないこともあります。
何も聞かれず、こちらからも何も言わないと袋はもらえないので、欲しい時はこのように伝えてください。
セルフレジがあるスーパーマーケットもありますが、その場合ほぼスマホ電子決済のみですので、有人レジがある場合はそちらを利用してください。
日本でも比較的有名なスーパーマーケットはこちら
家乐福(ジャルフー)
フランス資本の「カルフール」、広い売り場には食品や雑貨、化粧品などが所狭しと並び、お土産選びにも最適。
フランスらしさは特にない。
2019年に仏カルフールは中国企業に売却したとの情報があるので、近いうちに名称が変わるかもしれません。
盒马鲜生(フーマーシァンシェン)
2017年オープンと比較的新しい、アリババ傘下のスーパーマーケット。
実店舗とオンライン店舗を兼ね備えており、売り場の天井付近には配達用の商品を流すレーンが装備されています。
売り場の傍らには生け簀があり、そこから採った魚や蟹、貝などをその場で調理してもらうこともできます。
アプリの導入が必要なので旅行者には少々ハードルが高い。
他にも地域密着型のスーパーマーケットは大抵どこにでもあります。
「超市」と書いてある店に入れば思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。
洋服を買う
中国はある程度の都市であればどこへ行っても巨大なショッピングモールが多数あります。
買う気がなくても、食事をしようと入ったり、暑さ、寒さしのぎとして利用価値大。
ぶらぶらとモール内歩いているとつい欲しくなってしまうこともあります。
そんな時に覚えておくと便利なフレーズを紹介します。
試着~購入まで
見ているだけだったのに店員さんが説明を始めてしまった時。
表情と言い方によっては感じが悪くなるので気を付けて。
服を試着したい時は一声かけましょう。
試着してサイズが合わなかったときは
これは衣類以外にお菓子や雑貨などでも使えますね。
他の色が欲しい時
有〇〇吗?(ヨウ〇〇マ?)で「〇〇はありますか?」の意味なので、色々なシーンで使えます。
あまり気に入らなかったとき。
もしくははっきりと言ってもいいでしょう。
欲しいものが決まったら
値段を聞くとき
支払いはスーパーの時と同じです。先に「現金」か「信用卡(クレジットカード))かを伝えましょう。
代表的なファッション関連の単語
日本ではズボンをパンツと言ったり、他にもワンピース、スカート、カーディガンなどほぼ日本語として使われている英語がたくさんあります。
その点中国語では英語の単語はあまり使いません。よく使われるファッション関連の単語を紹介します。
裙子(チュンズ)2 0 スカート
连衣裙(リャンイーチュン)2 1 2 ワンピース
衬衫(チェンシャン)2 1 シャツ
T恤(ティーシュー)1 4 Tシャツ
帽子(マオズ)4 0 帽子
鞋子(シエズ)2 0 靴
袜子(ワーズ)4 0 靴下
包包(バオバオ)1 1 バッグ
SALE表示が日本と逆?
SALE表示は要注意です。
日本の場合「30%OFF」や「3割引」と表示されますね?
中国では逆です。
3割引の場合は「7折」と表示されます。
4割引は「6折」と、割引額ではなく、実際に支払う額の割合が表示されるのです。
私も赴任してまもない頃は知らずに間違えてしまいました。
「8折」と赤い札が付いていたので8割引だ!と飛びついたら実は2割引… みなさんも気を付けてください。
逆に「2折」とあれば8割引のことなので超お買い得です。
中国で縁起のいい数字は8や7なので「8.8折」などをよく見かけます。
余談ですが、「面包」はパン、「蛋糕」はケーキ、「三明治」はサンドイッチの意味です。
さらに余談ですが、お笑い芸人のサンドウィッチマンは「三明治人」と書きます。
他に「满100减30」のような言い方もあります。
これは100元買えば30元引きという意味になります。
観光地の土産物店で
街中にある普通のお店では値切れませんが、観光地の土産物店では、値切ると安くしてくれることもあります。
元々の値段が高めに設定されていることもありますから、とりあえず値切ってみましょう。
これだけでも伝わりますが、直接ズバっと言っても。
具体的に希望価格を伝えるのも1つの手でしょう。
一共(イーゴン)は「全部で」という意味なので外しても大丈夫です。
尚、話し言葉の通貨単位は「元(ユエン)」ではなく「块 (クァイ)」なので注意。
数字の言い方は忘れてしまうこともあるので、電卓などの数字を見せて「怎么样?(ゼンマヤーン)どうですか?」だけでもOKです。
最後に
「レストラン編」「スタバ編」に続き、今回はショッピングがテーマでした。
例え下手でも現地での会話に中国語を使うと、現地の人に親しみを持って受け入れてもらえます。
私の場合は中国語の発音が悪いため、すぐに「韩国人?日本人?」と聞かれます。
つまり外国人であることがバレバレなわけですが、それは悪いことではありません。
中国人は外国人に対して特に親切になることが多いからです。
わざわざ来てくれた、ということもありますし、外国の人に対して中国人のいいところを見せたいという気持ちを持つ人が多いようです。
せっかくなので、片言でも中国語を使ってショッピングを楽しんでみてください。
モノの価値以上の体験ができるかもしれません。
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