「ロックアイランド」はパラオ最大の見どころ
ミクロネシアの楽園、パラオ共和国。その中でも一番の知名度を誇る観光スポットが、パラオの至宝「ロックアイランド」です。
2012年6月、パラオの「南ラグーンのロックアイランド群 」は、世界複合遺産 に登録されました。
パラオのロックアイランドは、古代の火山活動によって隆起した石灰岩の無人の島々で、こんもりとしたキノコの様な特徴的な形をしており、コロール島とペリリュー島の間の広大な海に455島、点在しています。
その場所は、海の色が特徴的で、スポットごとに宝石のように色が美しく変化します。
例えば、マングローブの付近やロックアイランドの内湾では、緑がかったエメラルドグリーン。
ビーチのそばは鮮やかなアクアマリン色。
さらに外洋に繰り出すと、深いサファイア色をしています。
パラオのロックアイランドは生き物の宝庫!
多彩な生き物の営みも、パラオのロックアイランドの大きな特徴です。
400種類近いサンゴをはじめ、種類豊富な植物や鳥が生息しており、自然の生命力に満ちあふれています。
島々をゆりかごにして小さな魚が育ち、その魚を狙って多数の大型魚が集まるため「世界でも指折りのダイビングスポット」とも呼ばれています。
また、パラオのロックアイランドには、海から隔離された「海水湖」と呼ばれる湖も多く、そこでは固有の生き物が多く生息しており、今も新種の生物の発見が絶えないほどです。
「無人島ツアー」でパラオのロックアイランドを満喫
ダイビング をはじめとしたマリンアクティビティを満喫できるロックアイランドは、パラオ観光のメインといってもいいでしょう。
これに際して、州政府では海の範囲やアクティビティの範囲に応じた有料の許可証を発行しています。
現地オプショナルツアーに参加の場合は、許可証の携帯が必要で、持っていない場合は現地で現金購入となります。
「無人島ツアー」は、ロックアイランドを構成する無人島の1つに立ち寄ってのんびりと過ごしたり、ロックアイランド群をクルージングしながら途中シュノーケリングスポットで楽しんだり、ツアー毎にさまざまな特徴があります。
「面倒な手続きなしで、無人島でのんびり過ごしたい」
「世界遺産のロックアイランドは絶対見たい」
そんな旅行者におすすめの現地オプショナルツアーがいくつかあります。
- ●ロックアイランドツアー
- スノーケリングポイントは3箇所を巡り、泥パックで人気の高いミルキーウェイ(乳白色の海)へ 立ち寄り、無人島ビーチでの昼食など、美しいロックアイランドの名所を巡りながらのんびりとお楽しみ頂きます。
- 出発地:主要ホテル(パラオ)
- ロックアイランドツアー 詳細ページ
- ●サウスロックアイランドツアー
- 1日で世界遺産ロックアイランド群を全て楽しめるツアーです。
- 出発地:主要ホテル(パラオ)
- サウスロックアイランドツアー 詳細ページ
時間を有効に使える!これこそが現地オプショナルツアーの魅力
たった数時間だけでも世界遺産のロックアイランドを満喫する方法、それは現地オプショナルツアーを利用する方法です。
例えば、パラオのロックアイランドを楽しむ「ロックアイランドツアー」があります。
このツアーの最大の魅力はロックアイランド内のスノーケルポイントを巡り、泥パックで人気のミルキーウェイや無人島での昼食など、世界遺産ロックアイランドの見どころを1日で満喫できます。
催行スケジュールは、以下の通りです。
・ 8:45頃 ホテル出発 桟橋へ移動
・ 9:00 ボート乗船 ロックアイランドへ出発
・ 9:30 ミルキーウェイ到着 泥パック体験!
・ 10:30 スノーケル体験①
・ 11:30 無人島にてお弁当の昼食
・ 12:30 スノーケル体験
途中、ナチュラルアーチ見学ホテル到着
・ 15:30 桟橋到着 ホテルへ
このように、パラオの海を効率よく存分に楽しめるツアーです。
「ロックアイランドツアー」では何をするべき? 必需品は?
現地での過ごしかたは自由です。
レジャーシートの上でゴロゴロと寝転んだり、浜辺でパシャパシャと水と戯れたり。
気ままな時間を、誰にも邪魔されずにゆっくりと楽しめます。
ところでツアーには何を持参すればよいのでしょうか。
まず、シュノーケリングセットとライフジャケットが無料レンタルなので、これらは持参する必要はありません。
また、ツアーにお弁当、ドリンクは付いていますので、食事も持参しなくて大丈夫です。
一方、日焼け対策はお忘れなく。
パラオの紫外線は日本の5倍以上と言われていますので、日焼け止めをはじめ、長袖のラッシュガード、ツバが広めの帽子、サングラスといった、日焼け対策グッズの着用をおすすめします。
また、青い海と白い砂浜が広がるパラオのロックアイランドでは、フォトジェニックな写真が撮り放題ですが、カメラやスマートフォンは、水没や炎天下での放置により故障する危険もありますので、防水等、対策を事前にしっかり準備しておきましょう。
水中で撮れるカメラがあると透明度の高い海中で自撮りを楽しむことが出来ます。
マスクとシュノーケルを装着した顔写真ははリゾートならではの良い思い出になるでしょう。
深夜便で帰るときは「空港ラウンジ」が便利!
パラオから日本へ帰国するフライトは多くの場合グアムで乗り継ぎになりますが、通常深夜~早朝にパラオを出発します。
深夜便の多いパラオ国際空港(ロマン・トゥメトゥール国際空港)で、時間を有効に活用したいスポットが「空港ラウンジ」です。
例えば、パラオから深夜便で日本に帰る場合、フライト時間までホテルに滞在すると1泊分のホテルチャージがかかってしまいます。
そんな時に大変好評なのが「空港ラウンジ」。
嬉しいのは、充実した設備。
ラウンジは、くつろぎを重視したラグジュアリーなインテリア。
リクライニングシートも用意され、シャワーは女性専用スペースが設けられています。
フリースナック&フリードリンクで、Wi-Fiが使えるのも高ポイントです。
パラオのお土産は何がおすすめ?
パラオのお土産で真っ先に思いつくのが、タピオカを使ったクッキーです。
タピオカといっても、タピオカジュースに入っているような粒状のタピオカ(タピオカパール)ではなく、加工前のでんぷん状のもの。
独特のサクサクとした食感は、くせになります。
中でも、「IMPACベーカリー」などの手作りクッキーがお土産に好評です。
女性へのお土産なら、無添加の石鹸類や、「タースオイル」と呼ばれるシミやそばかす取りに効果があるオイルも定番。
美容と健康に効果がある「ノニジュース」もおすすめです。
ぜひ目当てのアイテムがあったら、土産物店で事前にチェックしておきましょう。
空港では、イミグレーションを通った待合所に売店がありますが、あまり大きくはありません。
ロックアイランドだけじゃない!パラオの観光スポット
ロックアイランドはパラオの海の自然を満喫できます。しかし、パラオは陸の自然も見どころが豊富です。
- 半日ガラツマオの滝トレッキングツアー
- 未開の地バベルダオブ島の中にあるパラオ最大の滝「ガラツマオの滝」を目指します
- 出発地:コロール島、アラカベサン島、マラカル島主要ホテル(パラオ)
- 半日ガラツマオの滝トレッキングツアー 詳細ページ
陸上の現地オプショナルツアーで好評なのが、ネイチャートレッキングツアーの「半日ガラツマオの滝トレッキングツアー」です。
朝、ホテルから車で出発し、“未開の地”バベルダオブ島にある「ガラツマオの滝」を目指します。
ガラツマオの滝はパラオ最大の滝で、森の奥深くに潜むミステリアスな滝。
ダイナミックな景観が魅力です。
ここでは滝にさしかかる入口で車を降り、ジャングルの中をトレッキングして滝を目指します。
動植物の観察をしたり、ぬかるみや川を歩いたりと、ほとんど気分は探検隊。
道中では、日本統治時代に使われた蒸気機関車などもあり、興味が尽きません。
40分ほど歩くと、いよいよガラツマオの滝がその姿を現します。
お盆のような岩盤からすだれのように水しぶきが落ちるガラツマオの滝。
その滝つぼに浸かったり、水遊びをしたりして、思いっきりはしゃぎましょう!
なお、このツアーでは水着着用、濡れても良い動きやすい服装、タオル、ビーチサンダル、雨具、日焼け対策をしての参加となります。
パラオにしかない魅力を発見しよう!
世界を見渡すと洗練されたマリンリゾートはたくさんありますが、パラオの魅力はその素朴さにあります。
せわしない日々を送る日本人にとっては、「何もない」という、いちばん贅沢。
のんびりとした時間が流れ、心と体をゆっくりと癒してくれる力がここにはあるのです。
また、パラオは、独特な地形が育んだ自然の美しさに加え、ジュゴンや絶滅危惧種のウミガメ・タイマイといった貴重な生物の生息地でもあります。
そういった素晴らしい自然と遊べるマリンリゾートも、パラオならではといえるでしょう。
また、ロックアイランドのような自然だけでなく、数々の遺跡など、海以外にも見るべきところが点在しているのもパラオの魅力。
まだまだ紹介されていないフォトジェニックポイントたくさんあるので、インスタグラム投稿が楽しみです。