人生観が変わるというペルー・マチュピチュへの行き方

人生観が変わるというペルー・マチュピチュへの行き方

人生観が変わるというマチュピチュへの行き方

謎多きインカ帝国の遺産

南米大陸の西側に、7カ国を跨いで広大なアンデス山脈が広がっています。
南北7,500km、幅750kmの範囲に6,000m級の高峰が20座以上そびえる険しい山岳地帯です。
その隙間に隠れるかのように残されているインカ帝国の遺跡の1つがマチュピチュです。

人生観が変わるというマチュピチュへの行き方

ペルー領内に位置するウンバルンバ谷、マチュピチュはその尾根にあたる傾斜地に横たわっています。
およそ1,300km平米の面積の遺跡には、神殿をはじめ石造りの建造物が約200あり、傾斜した都市の上下は約3,000段の階段でつながっています。

人生観が変わるというマチュピチュへの行き方

すべての建造物に用いられている精巧な石組みの技術は、かつてこの地を治めていたインカ帝国の遺跡に多く見られるものと、同じような技法が用いられています。
おびただしい数の石が組まれており、中には「かみそりの刃1枚も通せない」と表現されるほど密着した石もあります。

人生観が変わるというマチュピチュへの行き方

当時どのような技術を用いてそのように正確な石組みがされたのか、という技術面に関しては、長年の研究によってかなり解明されたようです。
しかし用いられている石の中には5tや10tもの重量があるだろう物も数多くあり、どのように標高2,000mを越える場所まで運んできたかということはまだ明らかになっていません。

インディ・ジョーンズのモデルが発見

マチュピチュや、この街を築いたインカ帝国には解明されていない多くの謎が残されています。

インカ帝国は15世紀頃までマチュピチュの周辺を治めていましたが、やがてスペイン人が侵攻し征服されました。
インカの人々は文字を持たなかったため歴史の記録が無く、未だに解明されない謎が多いのです。

なぜ過酷な高地にわざわざ生活空間を築いたのかという点も大きな謎です。
マチュピチュについても侵略者が来ても発見されにくくアプローチしにくいから、王が夏を過ごすための離宮だったなど、研究者の間には諸説あるようです。

マチュピチュは1911年、映画「インディ・ジョーンズ」の主人公のモデルにもなったアメリカの探検家、ハイラム・ビンガムによって発見されました。
ハイラムはインカ時代に建設された道路の調査をしていました。

大航海時代が到来し、スペインが世界中に支配を拡大していった当時、侵略を受けたインカの人々はまだ略奪されていない財宝などを隠すため、下から見上げても絶対にわからない「ビルカバンバ」という都市を築き、そこへ逃げ込んだという仮説が、当時の研究者の間にあったそうです。

調査を続けていたハイラムが、現地で知り合った子どもに連れられて見つけたのがマチュピチュです。
その立地からハイラムは「この遺跡こそビルカバンバ」と唱えましたが、未だ証明されてはいません。

人生観が変わるというマチュピチュへの行き方

その後も多くの研究者たちによってマチュピチュの研究は進められています。
「太陽を神として崇めてきたインカの人々にとって、太陽の動きを観察するのに最も良い場所だった」という説もあるほか、メインの建造物である太陽の神殿は「神である太陽に生贄をささげた場所だった」などなど、多くの説や謎が残っています。

発見からおよそ100年、高度な文明を持っていたとされるインカの人々のうたかたの繁栄を垣間見ることができる都市・マチュピチュは、日本や世界中の人々を惹きつけ続けています。

マチュピチュまでの遠い道のり

マチュピチュへ行く道のりは遠く、「リマ旅行のついでに立ち寄る」というノリで行ける場所ではありません。
アプローチするにはまず、ペルーのクスコという街を目指しますが、クスコに最も近い空港はリマです。

成田からリマまで直行便は無く、ダラスなど北米の空港で乗り換えて行くのが一般的です。
待ち時間を含めると24~30時間ほどで、リマからクスコまでは飛行機で1時間ほど。

クスコからマチュピチュまでは100km程度の距離があり、移動方法が複数あります。
クスコ郊外のボロイ駅から鉄道でマチュピチュ村まで行き、そこからさらにバスや徒歩で移動し、やっと到着します。

人生観が変わるというマチュピチュへの行き方

たどり着くまでにはなかなかハードルが高い距離と道のりなので、リマ旅行のオプショナルツアーなどを利用するのが無難なことは確かです。
しかし長い道のりだけに、個人の力で行くだけで、冒険旅行さながらの楽しさになるかもしれません。

道中触れ合える南米の風景や人々との交流も思い出深いものになることでしょう。
ある程度海外旅行の経験を積んだ人ならアタックする価値があります。

マチュピチュ遺跡を観光するには、日本円で約6,000円前後(S/152~:現地通貨ソル)の入場料金がかかります。
また入場の際は身分証明としてパスポートの提示も求められます。
※金額は政府の決定に拠りますが、その年によって予告なく変動する場合もあります。

遺跡内にはトイレが無く、入場口にあるのみですが、一度入場しても同日であれば再入場可能なのでご安心を。

食べ物の持ち込みをはじめ、禁止されていることも多々あります。
ネットで検索すると情報が入手できるので、事前にしっかり確認しておきましょう。

ペルー訪問の際マチュピチュ観光がメインの目的であれば、ホテルはリマではなく、遺跡により近い場所に決めたほうがいいかもしれません。
もちろん、クスコや遺跡の近隣にも手頃な価格のホテルがあります。

人生観が変わるというマチュピチュへの行き方

日本の裏側にあるスポットだけに、マチュピチュに行くにはどうしても長い時間がかかってしまいますが、長期休暇が確保できるチャンスがあれば、ぜひ一度は行ってみたい場所です。

 

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投稿日:2016.08.12

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