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フランクフルトはドイツ有数の「観光都市」。乗り換えだけじゃもったいない!

ヨーロッパのちょうど中央に位置するドイツ・フランクフルト。周辺国とのアクセスも良いことから「フランクフルトは欧州の乗り換え地」というイメージを持っている方も多いと聞きます。 

しかし一歩足を踏み入れれば、中世と現代が交差した街並みに目を奪われ、数多くの芸術や食との出会いが心を満たしてくれます。そう、フランクフルトは乗り換えだけではもったいない! あえて滞在時間を長くしたり、ストップオーバーで1泊増やしたりしてもきっと損しないはず。 そんな「観光都市フランクフルトの歩き方」をご紹介しましょう。

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欧州観光の起点、フランクフルトへは直行便が便利

ドイツの玄関口を担うフランクフルト。東京(成田・羽田)発の直行便は1日8便ほどあり、出発も午前、午後、深夜と幅広い時間帯から選べます。関西発だとドイツの航空会社・ルフトハンザドイツ航空が1日1便就航しています。(2019年8月時点)
経由便の場合は、ソウル乗り換えの大韓航空なら日本各地からのアクセスが抜群。ヨーロッパまで最短最速を誇るフィンランド航空は飛行時間が短いのが魅力です。

ドイツ観光なら夏か冬!

フランクフルトなど観光でドイツを訪れるなら夏と冬がおすすめ。5月の終わりには夏を告げる“白アスパラガス(シュパーゲル)”が店先に並び始め、爽やかで過ごしやすい陽気に包まれます。
6月なら日照時間も長く、夜22時まで明るいので、遅い時間までフランクフルト市内を観光できるのも魅力です。

一方、冬場は16時頃からだんだんと暗くなり始めますが、その分クリスマスマーケットの優しい灯りが寒い冬空をあたたかく照らします。
クリスマスマーケットが始まるのは11月下旬から。ただし、クリスマスが終わってから年末までは静かに過ごすため、お店が閉まっていることも。

晩秋から年末にかけてフランクフルトを観光するならクリスマスマーケットは外せない風物詩です。

クリスマスの飾り付けやケーキにお菓子などの出店が登場(写真提供:浅井みらのさん)

クリスマスの飾り付けやケーキにお菓子などの出店が登場(写真提供:浅井みらのさん)

フランクフルト市内へは鉄道が便利

ヨーロッパのハブ空港を担うフランクフルト空港ですが、実はフランクフルト市内から約12kmしか離れていません。
空港から市内の主要地までは、Sバーンと呼ばれる都市近郊鉄道が通っており、料金は大人で片道4.90ユーロ(約580円/2019年8月現在)。約15分で市内に到着するアクセスの良さなので、フランクフルトで乗り換え便を待つ数時間でもふらりと市内まで訪れることができます。

Sバーンの券売機は英語など多言語対応(写真提供:浅井みらのさん)

Sバーンの券売機は英語など多言語対応(写真提供:浅井みらのさん)

乗り換えの合間に!フランクフルトの基本観光は2時間でもできる

フランクフルトの主要観光スポットはコンパクトにまとまっているので、数時間でメイン所は見て回れます。
8世紀より街の歴史が始まり、文豪ゲーテが誕生したフランクフルトは観光名所も充実しています。フランクフルト市内を観光する日本語ガイドのツアーに参加すれば、より一層フランクフルト観光を堪能できるでしょう。
時間に厳しい場合は、1時間で効率良くフランクフルトの観光スポットを巡るバスツアーもあります。

ツアーではローカルで賑わう市場も訪問

ツアーではローカルで賑わう市場も訪問

レーマー広場は中世の雰囲気を感じる場所

フランクフルトを観光する際に欠かせないのが、レーマー広場。ドイツらしい木組みの建物が広場を取り囲むように並んだ空間は、まるでおとぎ話に出てきそうなかわいらしさです。

15世紀に建てられ、神聖ローマ帝国時代には皇帝の戴冠式が行われた旧市庁舎は、今もなおフランクフルトのランドマーク的存在。お土産屋さんやオープンテラスのカフェも充実しているので、フランクフルト観光中の、ちょっとした休憩もできます。

中央には天秤を持ち“公正”を表現した正義の女神の姿も

中央には天秤を持ち“公正”を表現した正義の女神の姿も

市内観光するならフランクフルトを一望できる高層ビルへ

ヨーロッパの街中を歩いていると、日本に比べて建物が低く感じる人も少なくないはず。実はヨーロッパの多くの都市では、昔ながらの景観を維持しようと、古い建物を壊さずに維持する法律が制定されています。
建物を新しく建設する際も教会より高く建てることを禁止している場合があるため、中世時代の雰囲気が色濃く残っているのです。

しかし、ヨーロッパの金融都市として発展してきたフランクフルトは特殊で、旧市街から少し離れた場所にメインバンクなどが入っている高層ビル群が広がっています。
その中のひとつ、マインタワーの屋上には展望テラスがあり、そこからはフランクフルトの観光地が集まる旧市街や森や草原などの原風景が360度見渡せます。他の都市ではなかなか見ることができない、フランクフルトらしい観光スポットです。

展望台は高さ200mで上層階にはバーやレストランも(写真提供:浅井みらのさん)

展望台は高さ200mで上層階にはバーやレストランも(写真提供:浅井みらのさん)

夜になれば明かりが灯り、ビル群は幻想的な雰囲気に。すぐそばを流れるマイン川になぞって、この風景はニューヨークマンハッタンならぬ“マインハッタン”という名で地元の人たちからも親しまれています。

昼と夜とで異なる表情を見せるフランクフルトのビル群(写真提供:浅井みらのさん)

昼と夜とで異なる表情を見せるフランクフルトのビル群(写真提供:浅井みらのさん)

ショッピングが楽しい「ツァイル」はフランクフルト観光の必須コース

フランクフルトは観光だけでなく、ショッピングも楽しめる街。歩行者天国で常に賑わいを見せる「ツァイル(Zeil)」と呼ばれるエリアは、大通りの両側にデパートやショップが建ち並んでいます。

頑丈で軽いスーツケースが売りのリモワ(RIMOWA)、趣きのある万年筆が人気のモンブラン(Montblanc)、履けば履くほど歩きやすくなるサンダルが有名なビルケンシュトック(Birkenstock)など、日本でもなじみのあるメイド・イン・ドイツのアイテムは要チェック!日本よりお得に購入できる場合もあります。

鮮やかな柄にほわほわの肌触りが特徴のフェイラー(FEILER)は、特に日本人旅行客に人気のお店。ドイツ国内でも直営店は2店舗のみで、そのうちの1店舗がフランクフルトにあります。品揃えも豊富で、ヨーロッパ限定のデザインもあるなどお土産を買うのにぴったりなお店です。

ハンカチやタオルなどで有名なフェイラーは、チェコとの国境に近いドイツの田舎町で今でも生産されている(写真提供:浅井みらのさん)

ハンカチやタオルなどで有名なフェイラーは、チェコとの国境に近いドイツの田舎町で今でも生産されている(写真提供:浅井みらのさん)

フランクフルト観光でショッピングするなら平日か土曜日!

ドイツのバーゲン時期は夏と冬。その時期に近づくとお店では“%”のマークが表示され、これがセール中のサインになります。商品によっては2割から5割ほど安くなることもあり、そこからさらにお店によっては免税が効くという日本人旅行者には嬉しい環境です。

ドイツの商業ビルは日本では見ない斬新なデザイン(写真提供:浅井みらのさん)

ドイツの商業ビルは日本では見ない斬新なデザイン(写真提供:浅井みらのさん)

ショッピングをする際に気を付けたいのが日曜日。日曜日は安息日なので、レストラン以外のほぼ全てのお店が閉店しています。お店によっては土曜日もお昼までの営業という場合もあるので、気になるお店があれば事前に調べておくと安心です。博物館や美術館などは週末も開館しているので、日曜日はフランクフルトを観光したり、地元の人のようにマイン川でのんびり過ごしたりするのがおすすめです。

アート好きも楽しめるフランクフルト観光

フランクフルトの主要観光地がある旧市街から、マイン川を隔てて反対側にムゼウムズーファー(Museumsufer)と呼ばれるエリアがあります。10以上の博物館や美術館がマイン川沿いの道路に建ち並び、博物館が集結した景観は圧巻の一言!

ムゼウムズーファーの中心的存在なシュテーデル美術館(写真提供:浅井みらのさん)

ムゼウムズーファーの中心的存在なシュテーデル美術館(写真提供:浅井みらのさん)

特にシュテーデル美術館では、ヨハネス・フェルメールの「地理学者」や、サンドロ・ボッティチェリの「若い女性の肖像画」など絵画の傑作が数多く展示されています。約10万点を所蔵する大規模な美術館なので、お気に入りの画家の作品があれば、その作品だけを見に立ち寄ってみるのもいいでしょう。文化や芸術にも造詣が深いフランクフルトでは観光スポット巡り以外の過ごし方も豊富です。

フランクフルト観光でグルメを楽しもう!

ザクセンハウゼン(Sachsenhausen)」という名前で親しまれているエリアは、フランクフルトの中でも観光地ではなく、グルメやお洒落なショップが多い場所としてローカルの人たちに大人気です。

リンゴを発酵させたアップルワインは、甘味を抑えたサッパリ風味が特徴。
フランクフルト名物のハーブを使ったグリーンソースは独特の味わいで、じゃがいもやゆで卵と一緒に食べるのが定番です。

季節のハーブを数種類使うフランクフルトの名物メニュー(写真提供:浅井みらのさん)

季節のハーブを数種類使うフランクフルトの名物メニュー(写真提供:浅井みらのさん)

フランクフルト観光で掘り出し物を見つけよう

小物や雑貨が好きなら、ザクセンハウゼンの中でも、「ヴァール通り(Wallstrasse)」と「ブリュッケン通り(Bruckenstrasse)」が交差するエリアに注目。
地元のアーティストらがデザインした雑貨やアクセサリーのほかに、ドイツの伝統工芸品バンベル(Bambel)など様々なショップがあり、フランクフルトの観光地以外を散策したい人にぴったりです。
フランクフルトの観光地とはひと味違う、オシャレなお土産が見つかります。

リンゴ酒の入れ物だったバンベルは贈り物として今も人気(写真提供:浅井みらのさん)

リンゴ酒の入れ物だったバンベルは贈り物として今も人気(写真提供:浅井みらのさん)

国民食のソーセージは屋台でガブリ!食べ歩きも楽しいフランクフルト観光

旅でやっぱり欠かせないのがグルメ。本場のソーセージを味わわない限り、フランクフルト観光を終了したとは言えません。フランクフルト空港ではほとんど見かけませんが、レーマー広場やフランクフルトの主要観光地に加え、ツァイルなどのショッピングエリアにも必ずあるのが“ソーセージの屋台”です。

ケチャップとマスタードを好みでかけるのがドイツ流(写真提供:浅井みらのさん)

ケチャップとマスタードを好みでかけるのがドイツ流(写真提供:浅井みらのさん)

ジュージューと炭火で焼いたソーセージを固めなパンにシンプルに挟んだメニューはドイツ人のおやつ的存在です。お店によって味も異なるので、フランクフルト観光の合間に食べ比べしてみるのもアリ。数種類あるソーセージから指差しで簡単に注文できる手軽さも嬉しいポイントです。

もう少し時間があればケルンも!

フランクフルトでの滞在時間にゆとりがあれば、世界遺産の街ケルンへも足を伸ばしてみましょう。フランクフルトからケルンへは、高速列車(IC/ICE)なら約1時間。列車によってはフランクフルト空港にも停まるので、空港から直接ケルンへ向かうこともできます。

ヨーロッパ最大級のケルン大聖堂はカメラに収まりきらないほど。600年以上の年月をかけて完成した佇まいからは重厚さが感じられ、見ているだけで圧倒されます。大聖堂以外にもチョコレートの甘い世界に浸れるチョコレート博物館や、恋人たちが永遠の愛を誓い南京錠をくくりつける橋など見どころはたくさん。フランクフルトの観光と併せて訪れたい都市です。

装飾がちりばめられて、見上げるほどにそびえたつ「ケルン大聖堂」は迫力満点。写真のフレームに収まらない!

装飾がちりばめられて、見上げるほどにそびえたつ「ケルン大聖堂」は迫力満点。写真のフレームに収まらない!

フランクフルトで乗り換え時間も楽しもう!

フランクフルト空港で乗り換える際、数時間の待ち時間があればフランクフルト市内へ出掛けてみましょう。フランクフルトの観光スポットを巡るだけでなく、ショッピングしたり、お気に入りの芸術作品に出会えたり、グルメを満喫したりと、フランクフルトで観光は楽しみ方が盛りだくさん。フランクフルトで退屈な乗り換え時間を、素晴らしいひとときに変えてドイツ旅行をより実りのあるものしましょう!

>フランクフルトのホテル一覧
>フランクフルトのオプショナルツアー一覧

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