- 1. モロッコの青い街・シャウエンって、どんなところ?
- 2. 限りなくフォトジェニックな“シャウエン・ブルー”
- 3. モロッコの青い街・シャウエンに行くには現地オプショナルツアーがおすすめ
- 4. 現地オプショナルツアーは日帰りまたは1泊2日からチョイス
- 5. モロッコの青い街・シャウエンの食はヘルシー&スパイシー
- 6. モロッコの青い街・シャウエンでおすすめのアクティビティは?
- 7. モロッコの青い街・シャウエンでおすすめのお土産は?
- 8. モロッコの青い街・シャウエンで、伝統のリヤドに泊まる
- 9. モロッコの青い街・シャウエンで持って行った方がいいものは?
- 10. モロッコの青い街・シャウエンで気をつけるマナーは?
- 11. 世界遺産の古都・フェズも楽しみいっぱい!
- 12. モロッコを代表する大都市の「カサブランカ」も観光の宝庫!
モロッコの青い街・シャウエンって、どんなところ?
モロッコの青い街・シャウエン(正式名称はシェフシャウエン)は、モロッコ北部のリフ山脈の奥深くにある街です。
「メディナ」とも呼ばれるモロッコの青い街・シャウエンの旧市街は、建物の壁や道路、階段も、すべてブルーでペイントされていますが、よく見ると、淡い水色から深い青まで、さまざまな青色が使い分けられています。
ブルーで統一された中にも、カラフルな印象が醸し出されているのです。
美しいブルーの街並みは、この世のものとは思えないほどの美しさ。
「おとぎの国」と絶賛され、世界中から観光客が訪れる一大人気スポットとなっています。
それではなぜ、街全体が青色に染まっているのでしょう?その理由には諸説あります。
夏の暑さを涼しげな青色で紛らわせるため、虫除けのため、などなど。
もっとも有力な説は、かつてスペインから追われたイスラム教徒がシャウエンに住みついたから、というもの。
青はイスラム教にとって神聖な色で、ムスリムの誇りが建物や道路など街並みを青く染めていったのではと言われています。
現在は多くの観光客が訪れる街ですが、400年以上にわたって異教徒の立ち入りを禁じてきた、神秘のベールに包まれた街でもありました。
そんな謎めいた歴史も、モロッコの青い街・シャウエンの大きな魅力です。
限りなくフォトジェニックな“シャウエン・ブルー”
モロッコの青い街・シャウエンの魅力は、まるでおとぎ話に出てくるような、フォトジェニックな街並みにあります。
曲がりくねった路地は迷路のようで、異次元に迷い込んだような錯覚を覚えるでしょう。
それこそ、シャッターチャンスは至るところにあるので、SNS映えする写真は撮り放題。
強いてアドバイスするなら、撮影メインで動くなら、日中は観光客で混み合うので、人通りの少ない朝の散策をおすすめします。
ここでは建物の青い色彩にばかり目が行きがちですが、建築様式には異文化の融合が垣間見られます。
茶色のテラコッタの屋根は、スペイン・アンダルシア地方の建物を連想させ、その一方で、建物の外部に庭を作らないというイスラム建築の特徴も見受けられます。
イスラム風のタイルが散りばめられた玄関、壁に掛けられた色とりどりのフラワーポットが、青の風景にアクセントを加えています。
又、そこに住む子ども達の笑顔や、猫ののんびりした姿に、シャウエンでの暮らしやすさを感じることでしょう。
モロッコの青い街・シャウエンに行くには現地オプショナルツアーがおすすめ
モロッコの青い街・シャウエンへの行き方は、決して簡単とは言えません。
なぜならモロッコの青い街・シャウエンには電車の駅もなく、バスなどの公共交通機関で行くしかありません。
まず、モロッコの玄関口と言えるカサブランカから、モロッコ内陸の都市・フェズへ、鉄道で約3時間半かけて移動します。
そこから、さらにモロッコ国営バス・CTMを利用して、3~4時間ほどかけて、やっとモロッコの青い街・シャウエンに到着します。
つまり、カサブランカからモロッコの青い街・シャウエンにアクセスするには、電車とバスを乗り継いで、まる1日かかることになります。
異国の地での長距離・長時間移動は、かなり旅慣れている人でないと、心配でしょう。
その点、ツアー会社の現地オプショナルツアーを活用すれば、移動の心配はありません。
オプショナルツアーであれば、集合場所から現地シャウエンまで、ツアーバスでの移動になります。
また、英語を話すベテランドライバーが、参加者のケアをしてくれるので安心です。
また、現地の人にしか分からないような、とっておきの場所へ案内してくれるのは、ツアーの醍醐味と言えるでしょう。
*カサブランカ・フェズ発のおすすめオプショナルツアー♪
現地オプショナルツアーは日帰りまたは1泊2日からチョイス
現地発着のオプショナルツアーは、フェズを帰着点にしてモロッコの青い街・シャウエンの観光を楽しむ日帰りコースと、カサブランカからモロッコの青い街・シャウエンに直行し、ホテルに宿泊してシャウエンを観光し、2日目の夕方にフェズに行く1泊2日コースが人気です。
どちらも、ほぼ自由行動なので、あらかじめモロッコの青い街・シャウエンの観光情報を入手しておきましょう。
なお、どちらもモロッコの青い街・シャウエンとともにフェズ観光も楽しめます。
モロッコの青い街・シャウエンの食はヘルシー&スパイシー
モロッコ料理には、さまざまな料理文化のエッセンスが融合しています。
先住民ベルベル人の料理をベースに、中近東やアフリカ、ヨーロッパなどさまざまな文化の影響を受けて発達しました。
イスラム教徒では豚肉を食べるのが禁止されているため、チキンや羊、鳩などの肉が多用されます。
人気料理は、日本でも流行った三角形の蒸し鍋「タジン」を使った煮込み料理や、クスクス、そら豆のポタージュスープなど。
野菜たっぷりで、スパイスを使いながらも辛さを抑えたマイルドな味付けは、とてもヘルシーで女性に好評です。
また、モロッコの青い街・シャウエンは山間部の街ですが、地理的に地中海が近いため、シーフードが美味しいことで知られています。
特に「魚のタジン」はぜひ食したい一品。
モロッコの青い街・シャウエンでおすすめのアクティビティは?
街並が魅力的なモロッコの青い街・シャウエンですが、自然が好きな人には、アクティビティとしてトレッキングを楽しむことができます。
というのも、モロッコの青い街・シャウエンは、標高2,050mのティシュカ山と、標高1,616mのメッグ山に挟まれた場所にあるからです。
街並みの裏手にはティシュカ山がそびえ、雄大な景色の中で、トレッキングを満喫できます。
モロッコの青い街・シャウエンでおすすめのお土産は?
モロッコの青い街・シャウエンは、カサブランカなど他のモロッコの街に比べ、押し売りなども少ないので、安心して買い物が楽しめます。
おみやげものショップの店頭には、カラフルな織物のお土産が広がり、モロッコの青い街並みの中でひときわ目立つ存在です。
女性に人気なのはストールやタペストリー、帽子など。
ストールは、サボテンの繊維から作られた「サブラ糸」という糸から作られていて、独特の光沢感が目を引きます。
さらに、動物の皮や布を用いて作られた、モロッコの伝統的な履物の「バブーシュ」や、リーズナブルでかわいいタジン鍋も人気。
実用性はもちろん、インテリア雑貨として部屋に置いておくだけで、エキゾチックな雰囲気を醸してくれます。
美容と健康を気にする女性には「アルガンオイル」が喜ばれること間違いナシ。
ボディマッサージからヘアケアまで、さまざまな使い方ができます。また飲用すれば、便秘解消などさまざまな効果があるとされています。
モロッコの青い街・シャウエンで、伝統のリヤドに泊まる
モロッコで宿泊をするなら、ぜひ泊まってみたい宿泊施設が「リヤド」です。
リヤドは、古い邸宅を改装して宿泊客が滞在できるようにした宿のこと。リヤドは個人経営のケースが多く、どこか民泊しているような親近感があります。
多くのリヤドでは、インテリアに宿主のこだわりが強く反映されています。伝統的なモロッコ形式だったり、モダンだったりと、それだけで旅情をかきたててくれるでしょう。
もちろん、モロッコの青い街・シャウエンにも、さまざまなリヤドがあります。そこに宿泊することで生まれる出会いや経験も、モロッコの青い街・シャウエンの旅の楽しみと言えます。
ちなみに、同じような個人経営の宿には「ダール(デイル)」と呼ばれるものもあります。リヤドとダール(デール)の違いについては、リヤドが「中庭付きの屋敷」に対し、ダールは「家」という意味で、ダールはより庶民的なゲストハウスといった意味合いがあります。
モロッコの青い街・シャウエンで持って行った方がいいものは?
モロッコの内陸部では、寒暖の差が激しく、日没後は5℃位まで冷え込む場合があります。
モロッコの青い街・シャウエンは山の中腹にあり、標高が高い地域にあります。
冬は雪が降り、また夏でも朝晩は冷え込むことがあるほど。
そこでしっかりした上着やマフラー、手袋といった防寒対策が必須!
特に日本製の使い捨てカイロは非常に優秀なので、持参することをおすすめします。
また、モロッコの青い街・シャウエンに行くには、乗り物に長時間乗ることが前提となります。
乗り物酔いしやすい人は、酔い止めをお忘れなく。
モロッコの青い街・シャウエンで気をつけるマナーは?
モロッコはイスラム教国でありながら、戒律が比較的ソフトな国ですが、それでも日本人には気をつけるべきポイントがあります。
まず、イスラム教で左手は“不浄”とされているので、くれぐれも左手で人に触らないように注意。
また、他人の写真撮影は、許可を得てからが鉄則。公の場での飲酒も控えた方が賢明でしょう。
イスラム教では、ラマダン(イスラム暦の9月)の期間中は、日の出から日没の飲食と喫煙が禁じられています。
したがって、必然的にレストランの多くが日中は閉店しています。
「日本人は関係ない」と思わず、マナーとして、この時期は人前で、飲食や喫煙は控えましょう。
世界遺産の古都・フェズも楽しみいっぱい!
モロッコの青い街・シャウエン観光のアクセスポイントになるのが、世界遺産にも指定されている古都の「フェズ」です。
フェズは、モロッコ最初のイスラム王朝の都として栄えたモロッコでもっとも古い都市のひとつ。
旧市街(メディナ)は、実に1,000年の昔から、その姿を変えていません。
道路は非常に狭く自動車が入り込めないほどで、世界屈指の「迷宮都市」として知られています。
城壁に囲まれた旧市街は、網目のような細い路地が入り組んでいます。
初期王朝時代の面影が色濃く残っている「カラウィーン地区」、スペイン・アンダルシア地方から移住した人々の居住区だった「アンダルース地区」など、たくさんの見どころがあります。
スパイスの香り漂う路地をめぐりながら、異国情緒に浸りましょう。
ただし、本当に迷路のようなので、グループでの行動なら、はぐれた時の待ち合わせ場所などは必ず決めておいてから行動すべきです。
物売りや怪しい“自称ガイド”も多いので、勢いに押されないように気をつけましょう。
モロッコを代表する大都市の「カサブランカ」も観光の宝庫!
モロッコの青い街・シャウエン観光のもう一つのアクセスポイントが、モロッコ最大の都市である「カサブランカ」です。
せっかくモロッコに来た以上は、カサブランカも見て周りたいもの。
観光客にもっとも人気のスポットは、歴史の面影が色濃い旧市街です。
ここは、7世紀にモロッコに侵入してきたアラブ人によって作られた市街地で、エキゾチックな街並は自然と写真を撮りたくなる魅力に満ちています。
他にも、エネルギッシュな喧騒に飲み込まれるスーク(市場)、そびえ立つ白亜の塔が印象的な「ハッサン2世モスク」など、見どころ満載です。
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