ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
「シンガポールの人たちは、日本への旅行が大好きなんですよ」と話してくれるローカルのお友だちも多い栗山さん。シンガポールに単身で転職し7年だそうです。グローバルカンパニーで懸命に働く栗山さんに、「日本から来たお友だちを連れ行きたい場所」ということで、シンガポールの人気&お気に入りスポットを紹介していただきました。
お話をうかがった方
シンガポールにオフィスのあるグローバルカンパニーの会社員。2009年にシンガポールへ転職のため移住。シンガポールで頑張るアラフォー女性。
素敵な眺望といえばここ!「アウラ」のテラス席
アウラのテラス席からの眺望 写真提供:栗山さん
――はじめに、シンガポールの人気夜景スポットを教えてください。
栗山さん:ナショナル・ギャラリー・シンガポール(以下ナショナル・ギャラリー)5階のイタリアンレストラン「アウラ」をオススメします。外のテラス席からの眺めがすごく素敵でマリーナベイが一望できますよ。昼間でも爽快ですが、夜景のほうがオススメですね。
――アウラのお食事はいかがですか?
栗山さん:ごく普通のイタリアンレストランなので、どこかでお食事した後にお酒を飲みに来るのもいいかもしれません。昼間だったら、お茶だけの利用もアリですね。夜にコーヒー飲みたいなぁというときに利用するのもいいかもしれません。
2015年オープンのナショナル・ギャラリー・シンガポール
──ナショナル・ギャラリーは見学先としていかがですか?
栗山さん:私はアートにはさほど関心がないので、展示物についてはよくわからないですが、2015年に昔の裁判所やシティ・ホールだったところを改造してできた美術館なので、建物は確かに素晴らしいですね。
伝統のプラナカン文化のグルメとインテリアを堪能
栗山さん:ナショナル・ギャラリーといえばもう一か所、シンガポールで人気のレストランがあります。2階のナショナル・キッチン・バイ・バイオレット・オンです。内装が素敵なんですよ。
思わず見とれてしまうバイオレット・オンの内装 写真提供:ナショナル・キッチン・バイ・バイオレットオン
――タイルが美しいですね。
栗山さん:素敵でしょう? これはプラナカン文化の内装です。食事は現代風なアレンジが施されたモダン・プラナカン料理といったところでしょうか。
――プラナカン料理とはどういった料理なのですか?
栗山さん:植民地時代に移住してきたチャイニーズ系の男性が、現地のマレー系女性と結婚して生まれた混血の子どもがプラナカンと呼ばれています。そういった家族のなかで培われた料理がプラナカン料理です。基本は中華系の食材でマレー系の香辛料や味付けで、バイオレット・オンは、それをさらに現代風にアレンジしているからシンガポールでも人気が高いですね。
――伝統的なプラナカン料理を食べたいならどこがオススメですか?
栗山さん:カトン地区まで行ったほうがいいでしょうね。
カトン地区のショップ・ハウス
――カトン地区とはどのあたりなんでしょう。
栗山さん:MRTシティ・ホール駅から5つほど行った、バヤ・レパ駅の近くです。そこには、ショップ・ハウスと呼ばれるプラナカン文化の建物もあり、シンガポールの人気観光スポットです。時間に余裕があれば、シンガポール内のオプショナルツアーでマラッカへ足を伸ばしてみるのもいいかもしれませんね。マラッカはシンガポール観光でも人気の世界遺産ですから。
必須グルメはモダン・シンガポーリアン「ワイルド・ロケット」
Wild Rocket内装とホッケンミー風味のパスタ 写真提供:栗山さん
栗山さん:シンガポールの女性に人気のグルメといえば、MRTドービー・ゴート駅から坂を上がって15分ぐらいにある「ワイルド・ロケット」にはぜひ行ってみてほしいです。シンガポールのローカル料理と西洋料理の融合のような料理で、見た目フレンチで、食べるとバクテーやラクサの味がするんですよ。見た目の美しさも特筆ものです。
――日本人のお客さんもよく来るお店なんでしょうか?
栗山さん:オーナーは日本のお料理も好きみたいなので、ホームページには日本語の説明もあります。けれど、日本人客は見たことがないです。
ローカルに人気!スーパー銭湯「湯の森」
写真提供:湯の森温泉シンガポール
――シンガポールの人気スパやエステは?
栗山さん:最近、湯の森というスーパー銭湯があるので、そこはよく行きます。
――シンガポールでスーパー銭湯! 意外です。
栗山さん:日本のスーパー銭湯とほぼ同じで、中にカフェがあって、日本食が食べられますよ。
――どんな方々が来店しているのでしょう。
栗山さん:大半はローカルの人々で、あとの1割はシンガポールに来た旅行者かな。意外かもしれませんが、シンガポールの住人にとても人気なんです。浴衣も貸してくれるので、みんな浴衣姿です。そこも日本と同じですね(笑)。
水曜日はレディスナイト!「ザ・エクスチェンジバー」
ザ・エクスチェンジバー
栗山さん:それからもう一つ。シンガポール女性に人気なのが、「ザ・エクスチェンジバー」のレディスナイト。水曜日の夜だと、女性はビールとカクテルが午後6時から9時まで無料です。
――お店の場所はどこなんでしょうか?
栗山さん:シンガポールの五つ星ホテル「ウェスティン・シンガポール」の隣にある「アジア・スクエア・タワー1」というビルにあります。MRTダウンタウン駅のすぐ近くですね。近隣のビルには金融関係の企業が多く入っているので、シンガポールのエリートらがこぞって遊びに来ますよ。
――栗山さん、現地ならではの情報をありがとうございました!
※掲載画像にはイメージ画像が含まれています。
●プラナカン文化を継承する「ナショナル・キッチン・バイ・バイオレット・オン」
住所 | 1 St. Andrew’s Road #02–01, National Gallery Singapore, City Hall Wing Singapore 178957 |
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公式サイト | ホームページ(英語) |
●シンガポールのスーパー銭湯「湯の森」
住所 | 1 Stadium Place #02-17/18 Kallang Wave Mall Singpaore 397628 |
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公式サイト | ホームページ(英語) |
●水曜日の夜はレディス・ナイトの「ザ・エクスチェンジバー」
住所 | 8 Marina View, #01-05 Asia Square Tower 1 Singapore, 018960 |
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公式サイト | ホームページ(英語) |