冬こそニューヨークの4大美術館を制覇しよう

冬こそニューヨークの4大美術館を制覇しよう

ミュージアム・マイル

世界最大級の規模を誇るメトロポリタン美術館

METとしても知られるメトロポリタン美術館は、ニューヨークの一大観光スポットにもなっている名所。
古代から現代まで幅広いジャンルのコレクションがそろう、世界最大級の広さを誇ります。
セントラルパークの中程の5番街に面した場所に建つ、ミュージアム・マイルのランドマーク的存在です。

メトロポリタン美術館

ニューヨークの美術館を代表する存在だけあり、METは古代遺跡から現代絵画、ファッション、写真にいたるまでコレクションが幅広く、有名作品が網羅されているのが魅力。
古代エジプトのハトシェプスト女王像も必見です。

1870年に政界の有力者であったジョン・ジェイ氏の呼びかけによって設立され、現在は300万点もの作品を所蔵しています。

館内はとにかく広いので、事前に自分なりの鑑賞プランを決めて、著名な作品が集まる2階を中心に鑑賞するのがおすすめです。
時間に余裕があれば季節ごとに変わる特別展示にも足を向けてみましょう。

メトロポリタン美術館、館内

見逃せないのは、オランダ黄金時代のヨーロッパ絵画が展示される2階の632号室。
オランダ美術を代表する画家ヨハネス・フェルメールが描いた現存する作品30数点のうち、同時に5点鑑賞できるのはニューヨークのメトロポリタン美術館だけ。
「少女」「窓辺で水差しを持つ女」など、日常生活をやわらかな光で描いた作品を楽しみましょう。

同じ2階の800番台には、印象派など19~20世紀のヨーロッパ絵画が充実。
モネ、ルノワール、ゴッホといった日本でも人気の高い画家の作品を数多く鑑賞することができます。

ちょっと疲れたら、アメリカン・ウィング・カフェへ。
同じエリアにある明るい日差しが降り注ぐガラス張りの広場中央には、矢を持つゴールドの女神ダイアナがあるので、カフェでリフレッシュした後に鑑賞しに行きましょう。

女神ダイアナ

専門家の解説を聞きながら効率良く回るなら、無料の日本語ハイライトツアーがおすすめ。
少人数のグループでガイドとともに、1時間程主要な作品を見て歩きます。
参加する場合は、開催時刻までに集合場所に集まればOKで、週ごとにスケジュールが異なるので事前に確認しましょう。

新装したホイットニー美術館は、ニューヨークの新名所

20世紀以降の現代アメリカンアートを専門に展示するニューヨークのホイットニー美術館。
2015年5月、ダウンタウンのミートパッキング地区に移転し新装オープンしました。
アートだけでなくニューヨークの街並みも堪能できる空間に生まれ変わり、話題を呼んでいます。

ホイットニー美術館

設計を手がけたのは、関西国際空港ターミナルや銀座のエルメスビルを手がけたイタリア人建築家レンゾ・ピアノ氏。
地下1階、地上8階建ての新築美術館はパブリックエリアが多く設けられて天井が高く、柱のない巨大なギャラリーや屋外展示スペースなど、作品の特性を活かした工夫が随所に施されています。

またこの美術館は、廃線跡地が遊歩道付きの空中公園として生まれ変わったため、ハイラインパークの南端、ガンズブールストリート沿いに位置し、ルーフトップからエンパイアステートビルやワンワールドトレードセンターを一望できるのが魅力。
ニューヨークの美術館ならではの光景といっていいでしょう。

展示作品は20~21世紀のアメリカンアートに限定され、コレクションされているアーティストはエドワード・ホッパー、ジャスパー・ジョーンズ、ロバート・メイプルソープなど約3,000人。
絵画、彫刻だけでなく写真、インスタレーションなどのアーティストによる21,000点の作品が収蔵されています。

グッゲンハイム美術館で20世紀アートと建築美を鑑賞

アッパー・イースト・サイドに位置し、建築美とともに20世紀の近現代美術を鑑賞できるグッゲンハイム美術館。
ここもニューヨークの美術館めぐりには欠かせないスポット。
大富豪ソロモン・R・グッゲンハイムが1920年代後半からモダンアートの収集を精力的に行っていた1939年に創立しました。

フランク・ロイド・ライト設計による渦巻き型の建物は、5番街のミュージアム・マイルの中でもひときわ目を引く存在。
ニューヨークの美術館の中でも建築美を特徴としています。
内部の中央部は巨大な吹き抜けとなっており、螺旋階段を歩きながら途中の部屋で立ち止まり、展示物を鑑賞する仕掛けです。

常設展のひとつ「タンハウザーコレクション」は、ドイツの目利きの画商タンハウザーが集めたゴッホ、セザンヌ、ピカソ、マネなどの作品を展示しています。

グッゲンハイム美術館

もうひとつの常設展が初期のモダニズム作品を集めた「グッゲンハイム・コレクション」。
ロシアの抽象画家カンディンスキー作品は150作品あり、グッゲンハイム美術館最大の見どころのひとつとも言えます。

創立50周年に作られた館内レストラン「The Wright」は、ベスト・レストラン・デザインに選出され、内装だけでなくボリュームを抑えたメニューもスタイリッシュ。
コーヒーコーナー「Cafe3」はセントラルパークを望む開放的な空間です。

やっぱり外せないニューヨーク近代美術館(MoMA)

MoMAの愛称で親しまれ、絵画、音楽、フィルム上映など近現代アートの幅広い展示と演出が魅力のニューヨーク近代美術館。
年間250万人が訪れるモダンアートの聖地として、ニューヨーカーだけでなく世界中の人々に愛されています。
セントラルパークの南部、E・M線5 AV-53 ST駅からすぐのところに位置する現在の建物は、日本人建築家谷口吉生氏の設計で2004年にリニューアルされました。

ニューヨーク近代美術館のコレクションは約15万点。
ピカソ、マティス、ゴッホなどヨーロッパ近代絵画のほかアメリカのポップアート、フィルムや工業デザインといった表現作品も収蔵されています。

中でも見逃せないのが、アンディ・ウォーホルの作品群。
キャンベル社のスープ缶を描いた作品や「黄金のマリリン・モンロー」など、日常生活に題材を求め、難解な現代アートを身近なものにしています。

またニューヨーク近代美術館のコレクションで最も有名な作品のひとつが、精神を病んだゴッホが療養中に描いた「星月夜」。
他にもピカソやマティスなど名だたる画家の作品をまとめて見ることができるのが、MoMAの魅力。
歩き疲れたら1階のガーデンやレストラン、5階のカフェで休憩しましょう。

ミュージアムショップでは、いかにもニューヨークにある美術館らしいコレクションを象徴し、日常で使えるグッドデザインな雑貨類を扱っています。
ニューヨークの前衛的デザイナー、カルマン氏による傘は内側が空と雲の模様が描かれ、人気商品となっています。

ニューヨークのホテルはミッドタウンの大規模ホテルが人気。
センスのよいアパートのようなデザインホテルもあるので、ニューヨークを旅行しながら暮らしているような気分も味わえます。
またニューヨーク滞在時はオプショナルツアーを使って、主要作品をしっかり鑑賞するのも賢い選択。
この冬はニューヨークの美術館めぐり通して、美的感覚を養うのはいかがでしょうか。

※掲載画像にはイメージ画像が含まれています。

 
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投稿日:2017.01.19

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