マレーシアの旅行費用はどのくらい?物価や必要な予算について解説

マレーシアの旅行費用はどのくらい?物価や必要な予算について解説

マレーシアの旅行費用と物価

東南アジアの中心に位置するマレーシアは、近代的な首都クアラルンプールに東洋の真珠と呼ばれるリゾート地ペナン島、大自然に包まれたランカウイ島など多種多様な観光地があり魅力あふれる国です。

3泊4日や4泊5日でマレーシアに行く場合の旅行費用や物価、現地で必要な費用について解説します。(1リンキッド=約33円での換算2024年9月時点)

マレーシアの物価はどのくらい?

マレーシアの物価はどのくらい?

1RM(リンギット)またはMYR(マレーシア・リンギット)あたり約33円前後です。(2024年9月現在)

マレーシアの物価は日本よりも安く、おおよそ日本の2分の1〜3分の1程度です。

屋台やフードコートを利用すれば食費を抑えローカルグルメが堪能できます。

ミネラルウォーター500ミリリットルは約2.5リンキッド(約84円)、スターバックスコーヒー(トールサイズ)は約13リンキッド(約430円)。マクドナルドの「ビックマック」は単品価格で約20.5リンキッド(約680円)、ビールは約10.5リンキッド(約350円)、ラーメンは約30リンキッド(約1,000円)。

マレーシアの旅行費用ってどのくらい必要?

マレーシアの旅行費用ってどのくらい必要?
マレーシアへは日本から直行便を利用して約7~8時間、時差は日本が1時間ほど進んでいます。

マレーシアに行く手段としては、パッケージツアーと個別で手配していく個人旅行があります。
旅行の目的や予算に合わせて選択しましょう。

【パッケージツアーのメリット】
個別で手配する手間が省けることが最大のメリットです。
航空券とホテルがセットになっているものが多く、いろいろな商品が展開されているので、自分に合った商品を選ぶことができます。また、比較的個別で手配する場合よりも費用が安く済むことが多いです。
【個人旅行のメリット】
宿泊するホテルを1泊ずつ変えたり、スケジュールを自由自在にプランニングできるメリットがあります。
ただし、航空券とホテルを個別に手配する場合、空港からの移動手段も含めて自分で計画する必要があります。

ここでは3泊4日、4泊5日でマレーシア旅行に2人で行く場合の、1人あたりの予算について解説します。(2024年9月時点の目安)

3泊4日のマレーシア旅行費用

3泊4日のマレーシア旅行費用

費用の相場は1人あたり約135,000円~です。
内訳は下記の表です。

項目 費用
航空券(往復) 約80,000円~
ホテル・宿泊 約25,000円~
食費 約15,000円~
交通費 約3,000円~
Wi-Fi・通信 約2,500円~
観光・アクティビティ 約5,000円~
海外旅行保険 約1,500円~
お土産・ショッピング 約3,000円~

出発時期や宿泊するホテル、現地での過ごし方によって必要な費用は変わってきます。

4泊5日のマレーシア旅行費用

4泊5日のマレーシア旅行費用

費用の相場は1人あたり約148,700円~です。
内訳は下記の表です。

項目 費用
航空券(往復) 約80,000円~
ホテル・宿泊 約32,000円~
食費 約20,000円~
交通費 約4,000円~
Wi-Fi・通信 約3,000円~
観光・アクティビティ 約5,000円~
海外旅行保険 約1,700円~
お土産・ショッピング 約3,000円~

マレーシア旅行出発前に手続きが必要な5つの項目と費用

マレーシア旅行にかかる費用は出発前と現地滞在時にかかる費用に分けられます。まずは旅行前に必要な5つの費用について解説します。

航空券

航空券

マレーシアの航空券費用は出発時期や予約のタイミング、利用する航空会社によって大きく異なります。

エコノミークラス利用の場合、東京発クアラルンプール直行便、航空券往復の費用は1人当たり約80,000円〜(閑散期出発の場合の例)。航空券代金のほかに燃油サーチャージや空港使用料、諸税などを含みます。

LCCを利用の場合、往復の料金は約50,000円~が相場です。機内食や荷物の追加等、サービスに追加費用が発生する場合がありますので、必要なサービスをあらかじめ確認しておくと安心です。

予算を抑えたい場合には、オフシーズンや夏休み、年末年始、ゴールデンウィーク等の大型連休を避けて予約をするとよいでしょう。

宿泊費

宿泊費

マレーシアにはリーズナブルなホテルから、プールやスパなどの充実した設備と上質なサービスが整った高級ホテルまで、さまざまなタイプのホテルがあります。

宿泊するホテルによって費用は大きく変動します。人気の観光地にアクセスしやすい立地や部屋の広さ、朝食付きなど、費用と合わせて希望条件に近いホテルを探しましょう。

マレーシアシティとビーチの宿泊費用(2名1室利用の場合の1泊1名あたり)
・スタンダードホテル(2~3つ星):約7,300円~
・スーペリアホテル(3~4つ星):約8,500円~
・デラックスホテル(4~5つ星):約15,000円~
・ラグジュアリーホテル(5つ星):約33,000円~

クアラルンプールホテルの一例
・ホリデイインエクスプレス クアラルンプール シティセンター(3つ星ホテル)は約8,000円~
・EQ ホテル クアラルンプール(5つ星ホテル)は約25,000円~

※宿泊する時期により費用は変わります。

オプショナルツアー

オプショナルツアー

マレーシアは世界遺産の街「マラッカ」や異文化を体験できるモスク、クアラルンプールのシンボルでもある「ペトロナスツインタワー」など訪れたいスポットが豊富です。

郊外にある観光地や人気スポットを効率よく周りたい場合には、オプショナルツアーを活用するのがおすすめです。移動手段の心配をすることなく、時間を有効に使えます。食事付のプランにすれば、現地グルメも味わえて一石二鳥。

・マレーシアでは外せない観光地『世界遺産の街マラッカの一日観光』はランチ付きで約21,530円~

・マレーシアが誇る二大モスク『ブルーモスクとピンクモスクを一日で巡るツアー』は約20,830円~

・事前予約でスムーズに訪れたい『ペトロナスツインタワーの展望台チケット』は約5,200円~です。

予算を決めてオプショナルツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

ポケットWi-FiまたはSIM(プラスチックSIM、eSIM)などの通信費

ポケットWi-FiまたはSIM(プラスチックSIM、eSIM)などの通信費

費用の目安:1日あたり約720円~

主流はSIMカードやeSIM、ポケットWi-Fiのレンタルです。
海外ローミングの設定自体は簡単ですが、他と比べると割高になることがあります。

▼海外旅行ならHISのレンタルWi-Fi(外部サイト)
HISモバイルのWi-Fi

海外旅行保険

海外では日本の保険が適用されず、病院にかかった際には高額な医療費が発生することもあります。
旅行先での怪我や病気等、万が一の事態に備えて海外旅行保険に加入することをおすすめします。

盗難にあった際にも保険が適用されますので安心です。

【海外旅行保険の費用(1人当たり)】
3泊4日:約1,400円~
4泊5日:約1,700円~

※利用する保険会社や加入プランにより費用は変わります。

クレジットカード付帯の海外旅行保険は補償内容がどのようなものか必ず確認しましょう。

マレーシア滞在中に必要な費用と物価

マレーシア旅行前に手続きが必要な費用の次は、滞在時に必要な3つの費用について見ていきましょう。

食事代

食費

費用の目安:1日約3,000円~

多民族国家のマレーシアではマレー料理、インド料理、中国料理、マレーシア発祥のニョニャ料理などバラエティに富んだ食事が味わえます。

ココナッツミルクで炊いたご飯におかずがのった「ナシレマ」や名物麺料理「ラクサ」。東南アジアの代表料理とも言える「チキンライス」や炭火で焼いたマレー風串焼き「サテー」など美味しいグルメが多くあります。

外食文化があるマレーシアでは食事を屋台やフードコートで済ませることが多く、屋台は朝早くから深夜までやっています。多彩な食事があり、1食500円くらいで収まることが多いため、旅行中すべての食事を屋台で済ませても飽きることはありません。

「サテー」は1本約1リンキッド(約33円)くらい~、「ナシレマ 」は約11リンキッド(約365円)くらい~。
レストランでの食事はディナーの場合、約3,000円~4,000円です。

クアラルンプールにある「ジャランアロー」はマレーシア屈指の屋台ストリートで多国籍料理の店が所狭しと並んでいます。活気に溢れ、ローカル感が漂うおすすめの場所です。

食事の費用はレストランか屋台かなど、食べるエリアやお店によって異なります。

交通費

交通費

費用の目安:1日1,000円~

クアラルンプール市内は電車やバスなど公共交通機関が発達しており、リーズナブルな価格で乗車できます。

電車:1リンキッド(約33円)~
バス:0.7リンキッド(約23円)~
タクシー:初乗り料金3リンキッド(約100円)~

お土産・ショッピング代

お土産やショッピング

費用の目安:3,000円~

マレーシアならではのショッピングやお土産選びは旅行の楽しみのひとつ。

「ベリーズ」のチョコレートや紅茶、コーヒー、ランカウイ島名産の「なまこ石鹸」はお土産として人気です。

クアラルンプールにはショッピングモールが多くありますが、お菓子などの手頃なものはスーパーマーケットでの購入がおすすめです。

コーヒーは約13.55リンキッド(約450円)、紅茶は約5.6リンキッド(約185円)、「ベリーズ」のチョコレートは約21.6リンキッド(約710円)。美容効果がありパッケージもかわいい「なまこ石鹸」は約10リンキッド(約330円)くらいで購入できます。

ショッピングを楽しみたい方は、あらかじめ予算を決めておくとよいでしょう。

マレーシア旅行を予約する前に知っておきたいこと

各項目の予算を参考にマレーシア旅行を計画しよう
マレーシア旅行を予約する前に基本情報を知っておくと、旅行の計画に役立つかもしれません。

チップは必要?

マレーシアではチップを払う習慣はありません。

基本的にサービス料として料金に6%が加算されています。ホテルのポーターさんや特別なサービスを受けたときなど、感謝の気持ちとして5リンキッド程度のチップを渡すといいでしょう。

両替はどこでするのがお得?

マレーシアの現地通貨「リンギット」の両替は、日本でもできますがマレーシアで両替する方がお得です。マレーシア到着後空港や銀行で両替しましょう。

マレーシアのベストシーズンは?

クアラルンプールは熱帯雨林気候で、1年を通して夏のような気候です。観光をするには雨が少ない乾季(3月~9月)がおすすめ。雨季は日本のような梅雨ではなく、スコールのような雨が降る日が多いです。

コタキナバルは乾季と雨季がありますが、天候が変わりやすく年間を通して気温や降水量にあまり差がないため、1年中旅行を楽しめます。

マレーシアの治安は?

マレーシアは比較的治安がいい国です。

ただし混雑した駅や観光地では、観光客を狙ったスリや置き引き被害の報告はあります。

安全に旅行を楽しむためにも貴重品は肌身離さず持ち歩きましょう。

外務省の「海外安全情報」も確認するとより安心です。
外務省海外安全ホームページ(外部サイト)

マレーシア旅行の費用を抑えるコツは?

大型連休(年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなど)は、基本的に料金が高くなるため、大型連休を避けた現地のオフシーズンを狙うと費用を抑えられます。

お正月明けの1月下旬から3月、ゴールデンウィーク明けから6月頃は安くなる傾向があります。

食事やお土産の購入などは市場などのリーズナブルなお店を活用するとさらに費用を抑えられます。

各項目の予算を参考にマレーシア旅行を計画しよう

各項目の予算を参考にマレーシア旅行を計画しよう
いかがでしたか?

比較的物価が安く、美味しい食事や観光スポットの多いマレーシアは、気軽に行ける旅行先として人気です。

行きたい場所やオプショナルツアーの参加など、費用の目安を決めて現地滞在中の過ごし方を考えてみましょう。素敵に旅になりますように。

▼年末年始&冬休み旅行特集はこちら

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投稿日:2024.09.11

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