海外旅行で準備が必要なもののひとつに、現地の通貨があります。
カンボジアの通貨はリエルですが、USドルとリエルの2つ通貨が流通しています。
空港や銀行、カンボジアの両替所などで日本円からUSドルへ両替が可能です。リエルはUSドルから両替が可能です。
旅行時に、どのくらいUSドル、リエルを用意すればよいか、レートはどのくらいで両替はどこでするといいのかなど、カンボジアの通貨の気になる情報について解説します。
カンボジアの通貨はリエル
カンボジアでは、リエルの他にUSドルが流通しており、ほとんどのお店や観光地ではUSドルを利用できます。但しお釣りはリエルで返ってくることが多いです。
リエルは1USドル未満の支払いや屋台などの現地ローカル店での利用が便利です。
ここでは、カンボジアの通貨の為替レート、紙幣や硬貨にはどのような種類があるのかについて解説します。
カンボジア リエルの為替レートは?日本円だといくら?
リエルの為替レートは2024年5月現在、1リエル=約0.040円です。
日本円がリエルでいくらになるか計算したいときは、日本円を2.5で割り、0を2つつけましょう。
日本円の250円は、250÷2.5=100で約10,000リエルになります。
逆にリエルが日本円だといくらになるか知りたいときは、リエルの価格に2.5をかけて0を2つとります。
10,000リエルは、10,000×2.5=25,000で約250円です。
カンボジア国内はUSドルが流通しているので、1USドル=4,100リエルと覚えていたほうが便利です。アメリカ国内の通貨 「セント」のような通貨がリエルに該当します。
※カンボジア国内ではUSドル紙幣は利用できますが、硬貨は利用できません。
両替レートや手数料は両替を行う場所によって異なるので、おおよその価格を知りたいときに上記の計算方法を活用するとよいでしょう。
カンボジアの通貨の種類
カンボジアの通貨はUSドルが流通していますが、カンボジア独自の通貨リエルがあります。
リエル紙幣は100リエル、200リエル、500リエル、1,000リエル、2,000リエル、5,000リエル、10,000リエル、20,000リエル、50,000リエル、100,000リエルの10種類、同じ金額の紙幣でも、絵柄が異なる場合があります。
その一例として、500リエルの絵柄のひとつに日本の国旗が描かれています。
通貨で海外の国旗が描かれることは大変珍しいことです。
紙幣に描かれている橋は「つばさ橋」、「きずな橋」と呼ばれている橋です。
これらの橋は、ODA(政府開発援助)の無償資金協力のメコン架橋建設計画によって建設されました。
建設工事は内戦の爪痕である不発弾に注意しながらの作業やカンボジアならではの乾季と雨季での水深差などの障害などを乗り越えて建設され、これによりカンボジア国内及び隣国のベトナム・タイへの交通事情が改善され、カンボジアの経済発展に繋がりました。
日本とカンボジアの友好のシンボルとして紙幣の絵柄に橋と日本国旗が描かれています。
おすすめの両替方法
カンボジアへの両替は、日本とカンボジアどちらで行うのがよいのか気になるという方もいるのではないでしょうか。
基本的にリエルは日本国内で両替はできません。USドルをカンボジア国内でリエルへ両替することが一般的です。
USドルはカンボジア国内で流通しているので、USドルを持参しましょう。アライバルVISAの料金やエアポートシャトルバス、アンコールワットパスの支払いもUSドルで支払い可能です。
USドルは日本国内の空港や銀行での両替がおすすめです。またカンボジアでは少額紙幣の利用頻度が高いので、1USドル札を多めに準備したほうが便利です。
ここでは、シェムリアップで両替する際のおすすめの両替場所をご紹介します。
シェムリアップ空港の両替所を利用する
空港からシェムリアップ市内や宿泊ホテルまでの移動に交通機関を利用する場合、USドルが必要になります。
交通機関の利用などカンボジア到着後すぐに必要なUSドルは、シェムリアップ空港の両替所での準備がおすすめです。
また、同じ空港内であっても店舗によって両替レートが異なるので、レートを比較して利用する両替所を選ぶとよいでしょう。
レートにこだわるなら、シェムリアップ市内の両替所
両替レートが良好なところで、おトクにUSドル・リエルへ両替したい場合はシェムリアップ市内での両替がおすすめです。
シェムリアップ市内の両替所も店舗によって両替レートが異なるので、レートを比較してよりおトクに両替できる両替所を選びましょう。
シェムリアップの両替所の営業時間は、店舗によって異なりますが、20時には閉店します。
両替所では、両替したお金に誤りがないか、破れ・汚れがないかしっかり確認をしましょう。また、偽札も出回っているので、100USドル紙幣のような高額紙幣より少額紙幣に両替をするようにしましょう。
シェムリアップ市内の銀行で両替する
安心感の高い場所で両替したい場合は、シェムリアップ市内の銀行での両替がおすすめです。
ただし銀行の営業時間は平日8:30〜20:00が一般的で、土日祝日は休みのところがほとんどです。銀行で両替する場合は、休みの日にUSドル・リエルが足りなくならないように両替するようにしましょう。
宿泊ホテルで両替する
海外からの観光客が多く宿泊するホテルは、フロントで両替できることがあります。
しかし、ホテルでの両替は空港やシェムリアップ市内の両替所に比べてレートが悪く、手数料が必要な場合があるので、手持ちの現金がなくなってしまい急ぎで両替が必要なときなどに利用するとよいでしょう。
USドル・リエルはどのくらいあればいい?
旅行前に、どのくらい現地の通貨を用意しておけばよいのか気になるという方も多いのではないでしょうか。ここでは、カンボジアに旅行に行く際、どのくらいUSドルがあればいいのかについて解説します。
カンボジアの物価はどのくらい?
カンボジアの物価は日本よりも安く、日本の2分の1~3分の1程度といわれています。
トゥクトゥクで10~15分程で行ける場所では3USドル(約480円)前後、食事は屋台やリーズナブルなお店を利用すると約2.0~2.5USドル(約320円~400円)前後から楽しめます。
ミネラルウォーター(500mI)は1本0.5USドル(約80円)前後、330mlのビールは0.5USドル(約80円)前後です。
少額のドルの利用頻度が高いので、1USドル紙幣を多く用意しましょう。
旅行時に用意するUSドル
旅行時に用意するUSドルは、カンボジア滞在中に必要な費用から考えるのがおすすめです。カンボジア旅行中に必要な費用にはアライバルVISA代、アンコール遺跡群の入場チケット、食費や交通費、お土産代、ショッピング代などがあります。
利用するお店や購入するものによって金額が異なりますが、大体1日の食費は3,000円〜、お土産代は3,000円〜かかると考えましょう。
交通費は利用する交通手段や観光プラン、宿泊場所によって異なります。
以上の点を踏まえてレートを重視したいときは、日本でUSドルを両替し、その後必要に応じてカンボジア国内の両替所で両替を行うようにするとよいでしょう。
日本円をUSドル通貨に両替してカンボジア旅行を楽しもう
・カンボジアでは、USドルとリエルが流通している。
・USドルの両替レートは、日本で両替したほうが良好な場合が多い。
・リエルは、カンボジア国内での両替
※日本円⇒USドル⇒リエルと2度、両替が必要です。
・カンボジアでUSドルで支払うとお釣りはリエルで。
・リエルは基本的にカンボジア国内のみで両替が可能なので、リエルは記念に持ち帰るか使いきることがおすすめ。
・カンボジアの空港から市内までの移動にUSドル若しくはリエルが必要。
USドル・リエルが必要な場合はシェムリアップ空港やプノンペン空港で最低限必要なUSドル・リエルを両替し、市内の私営両替所で旅行中に必要なUSドル・リエルを追加両替するようにすると、おトクに旅行を楽しむことができます。
事前にカンボジアの通貨レートや物価の相場、両替所の情報を知って、スムーズにカンボジア旅行を楽しんでみませんか。
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