カンボジア旅行の費用はどのくらい必要?日本との物価の違いについても解説

カンボジア旅行の費用はどのくらい必要?日本との物価の違いについても解説

カンボジア旅行費用と物価
世界遺産やSNS映えスポットの観光、スパ、ショッピングなどさまざまな楽しみ方ができるカンボジアの旅行費用は、どのくらいかかるのか気になるところ。
3泊5日や4泊6日、6泊8日でカンボジアに行く場合、予算をどのくらい用意するとよいのか?現地でかかる費用は?など、気になるさまざまな費用や物価について解説します。(2024年6月時点の目安)

カンボジア旅行の費用って、どのくらい必要?

カンボジアの旅行費用は?
カンボジア旅行に必要な費用は、滞在日数やカンボジアでの過ごし方、ショッピングやスパをどの程度楽しむのか?などによって変わります。

また、カンボジアへの行き方選びも、旅費を左右する重要なポイントです。

カンボジアに行く手段は大きく分けて2つの手段があります。
1.パッケージツアーを利用する。
2.航空券やホテルを個別に手配して個人旅行で行く。

パッケージツアーは、燃油サーチャージが旅行代金に含まれていることが多く、空港⇔ホテル間の送迎がセットになっていたり、アレンジで送迎付きプランに変更できたりします。個別に考える費用が少なく、航空券とホテルもセットになっているため利用しやすいと感じるかもしれません。

航空券・ホテルを個別に手配する方法は、空港からの移動手段も含めてすべて自分で調べなくてはならないため手間を感じる部分がありますが、1泊ずつ宿泊ホテルを変えるなど自由にプラン立てできるというメリットがあります。

ここでは3泊5日、4泊6日、6泊8日でカンボジア旅行に2人で行く場合の、1人あたりの予算について解説します。

3泊5日のカンボジア旅行の場合

2人で3泊5日のカンボジア旅行をする場合、1人あたりどのくらいの費用を予算として考えるとよいのでしょうか。ここでは、最低でもどのくらいかかるかの目安の金額について解説します。

・観光VISA(e-VISA):約5,700円~
・海外旅行保険料   :約1,680円~
・Wi-Fiレンタル   : 約5,000円~
・カンボジア滞在中の食事代:9,000円~

航空券代金:約97,000円〜+宿泊費:約10,500円〜+空港⇔カンボジア市街の交通費:約2,600円=約110,100円〜です。

約132,000円〜(2人で合計約264,000円〜)+オプショナルツアー代・お土産代・買い物代・交通費と考えましょう。

カンボジアといえば、世界遺産のアンコールワット遺跡群。遺跡を観る為には入場料(1日券37USドル(約6,000円)、3日券62USドル(約10,000円))が必要です。こちらも予算に加えましょう。

宿泊するホテルや、現地での過ごし方によって必要な予算は変わります。

4泊6日のカンボジア旅行の場合

4泊6日でカンボジア旅行をする場合にかかる費用の目安は、以下です。

・観光VISA(e-VISA) :約5,700円~
・海外旅行保険料 :約2,070円~
・Wi-Fiレンタル :約6,000円~
・カンボジア滞在中の食事代:12,000円~

航空券代金:約97,000円〜+宿泊費:約13,000円〜+空港⇔カンボジア市街の交通費:約2,600円=約112,600円〜です。

約139,000円〜(2人で合計約278,000円〜)+オプショナルツアー代・お土産代・買い物代・交通費と考えるとよいでしょう。

6泊8日のカンボジア旅行の場合

せっかく行くなら1週間くらい滞在して、2〜3都市巡りたい!という場合の6泊8日のカンボジアとベトナムの周遊旅行にかかる費用の目安は以下です。

・観光VISA(e-VISA) :約5,700円~
・海外旅行保険料  :約2,610円~
・Wi-Fiレンタル   :約8,000円~
・カンボジア滞在中の食事代:9,000円~(3日)
・ベトナム滞在中の食事代 :10,000円~ (3日)

 

航空券代金:約102,000円〜+宿泊費(カンボジア3泊):約10,500円〜+宿泊費(ベトナム3泊):約21,000円〜+空港⇔カンボジア市街の交通費:約2,600円+空港⇔ベトナムホテル間の交通費:約6,000円=約142,100円〜です。

約180,000円〜(2人で合計約360,000円〜)+オプショナルツアー代・お土産代・買い物代・交通費になります。

航空券は乗継地のホーチミンで算出しています。直行便の運航がないからこそ、乗継地での滞在もいかがでしょうか?

そのほか、滞在日数が多い分カンボジア・ベトナム滞在時に利用する予算を多めに考えましょう。

カンボジア旅行前に手続きが必要な6つの項目と費用

カンボジアを観光する様子
カンボジア旅行にかかる費用は大きく分けると、出発前と現地滞在時にかかる費用の2つがあります。ここでは、カンボジアへ行く前に必要な6つの費用について解説します。

VISA(査証)

カンボジアビザ
カンボジアに入国するためにはVISA(査証)が必要です。
観光で入国の場合は観光を選択してください。
査証を取得する方法は大きく2つあります。

以下、観光VISAの例となります。

①アライバルVISA 現地空港で取得するVISA
30USドル(約4,800円)
以前は別途、写真の用意が必要でしたが、現在はパスポートの顔写真から取得できるようになりました。

②e-VISA  事前に日本で取得できるVISA
36USドル(約5,800円)
WEBから申請して中3日ぐらいで取得可能です。  
尚、VISAの提示は入国・出国時にそれぞれ必要となります。
万が一、滞在中紛失してしまうと、出国するときにe-VISAの提示が必要となりますので、e-VISAの用紙の出力は3枚ぐらい用意していきましょう。
また、WEB上には偽サイトがあります。申請したのに、VISAが出来ないってことも。
必ず、公式サイトから申請をしましょう。

staff_yスタッフYUさん
e-VISAは、日本で事前に取得できるビザです。価格は少々高くなりますが現地で並ぶ必要がなく、万が一取得できない!なんていうトラブルも回避できます。但し、用紙での出力となるため、旅の思い出としてパスポートに印字されるタイプを好む方は①のアライバルビザがおすすめです。

 
  ▼カンボジア e-VISAサイト

航空券

カンボジア行きの航空券
カンボジア旅行に行く際に必須の費用となるのが航空券代金です。日本からカンボジアまでの直行便の運行はありません。日本国内の発着地やカンボジアの目的地、利用する航空会社により航空券の代金は変わります。

そのほか航空券を購入する際、燃油サーチャージや空港使用料、諸税なども必要です。航空券代金は出発時期や予約のタイミングによっても変わり、特にゴールデンウィークや年末年始、お盆時期など日本の大型連休時期の航空券は価格が高くなる傾向にあります。

●東京発シェムリアップ行き エコノミークラス利用の場合(1名あたり)
安い時期:航空券は往復約50,000円〜、全部合わせると約97,000円〜が相場
高い時期:航空券は往復約140,000円〜、全部合わせると約187,000円〜が相場

予算重視の場合はオフシーズンに旅行計画を立てたり、早めに予約したりするとよいでしょう。

宿泊費

カンボジアにはリーズナブルなホテルから、プールやスパなど設備が充実しているリゾートホテルまで、さまざまなタイプのホテルがあります。また、観光客に人気のエリアにある、ショッピングや観光に行きやすいなどの条件に沿ったホテル選びも可能です。

宿泊場所やホテルのグレードによって、宿泊費は変わります。また、同じホテルでも高層階で眺めがよい、お部屋が広い、朝食付きなど、諸条件によって料金が変わります。
ここでは、各都市の宿泊費用の一例を紹介します。

●シェムリアップの宿泊費用(2名1室利用の場合1泊1名あたり)
リーズナブルな3つ星ホテルは約3,300円〜、5つ星ホテル「ザニアー・ホテルズ・プーム・ベイタング」は約37,000円〜です。

●プノンペンの宿泊費用(2名1室利用の場合1泊1名あたり)
リーズナブルな2つ星ホテルだと約3,700円〜、プノンペンを代表する5つ星ホテル「ラッフルズ ホテル ル ロイヤル」は約25,000円〜です。

オプショナルツアー

カンボジアのオプショナルツアー
オプショナルツアーを活用すると、移動手段の心配をせずに人気スポットや世界遺産の観光などが楽しめます。特に、個人では行き辛い場所にある観光地へはオプショナルツアーの参加がおすすめです。食事付のプランもあるので、現地グルメを味わいたいという方にもおすすめです。

オプショナルツアーは、参加するプランによって金額が異なります。

たとえばシェムリアップ発の『アンコールワット、アンコールトムと夕日鑑賞 終日観光(昼食/夕食付)』は約14,400円〜、シェムリアップから車で約1時間半に位置する「東のアンコールワット」と呼ばれる密林に潜む巨大遺跡『ベンメリア遺跡半日観光』は約10,400円〜、
1日あたりの予算を決めて、オプショナルツアーの中から参加したいものを選んでみてはいかがでしょう?

▼カンボジアのオプショナルツアーをお探しの方はこちら

ポケットWi-FiまたはSIM(プラスチックSIM、eSIM)などの通信費

スマホをWi-Fiに接続するイメージ
利用しているスマホの契約プランによっては、日本の料金プランが適用されず高額請求につながったり、カンボジアでデータ通信を行えなかったりする事態を招きます。

そういったトラブルの予防策として、カンボジアでデータ通信が可能なポケットWi-FiのレンタルやSIMカード(プラスチックSIM、eSIM)の購入がおすすめです。

ポケットWi-Fiは1日あたり690円くらいからレンタル可能で、最大データ通信料やオプションの有無によって費用が変わります。

▼海外旅行ならHISのレンタルWi-Fi(外部サイト)
HISモバイルのWi-Fi

海外旅行保険

海外では日本の保険が適用されないため、渡航中に病院にかかると高額な医療費が発生します。万が一に備えて海外旅行保険に加入しておきましょう。

海外旅行保険に加入しておくと、カンボジア渡航中にケガや病気、盗難にあった際などに保険が適用され安心です。

【海外旅行保険の費用】
・3泊5日:約1,680円~(1人当たり)
・4泊6日:約2,070円~(1人当たり)
・6泊8日:約2,610円~(1人当たり)

海外旅行保険は利用する保険会社や加入プラン、オプションの有無によって費用が変わります。補償額や条件などを確認して、加入プランを検討するとよいでしょう。

カンボジア滞在中に必要な費用をチェック!

カンボジア旅行前に手続きが必要な費用がわかったら、次はカンボジア滞在中の予算の相場を知りたいところ。ここでは、カンボジア滞在時に必要な3つの費用について解説します。

食事代

クイティウ(米麺)
カンボジアの定番料理は通称「クメール料理」と言われています。「クメール料理」とは、プラホックという発酵した魚のペーストを調味料に用いた料理になります。代表的な料理は「ロックラック」、「クイティウ(米麺)」など、さまざまなグルメが楽しめます。どこで食べるか、何を食べるかなどによって必要な食事代は変わります。

ローカルレストランの「ロックラック」、「クイティウ(米麺)」は約2.0~2.5USドル(約320円~400円)から、アンコールビールは約1.0USドル(約160円)から味わえます。

このようにカンボジアでは、日本と比べてリーズナブルな金額で食事を楽しめます。
1日あたりの食費は約3,000円〜と考えましょう。

交通費

カンボジアのトゥクトゥクに乗車している様子
シェムリアップ市内の主な交通手段は、トゥクトゥクです。カンボジアで最もポピュラーな移動手段です。街中にはトゥクトゥクが多く待機しているので、流しで利用出来ます。
ホテルや飲食店の近くでトゥクトゥクが居ない場合は呼んでもらいしょう。

基本的には4人乗りが多いですが、中には2人乗りのトゥクトゥクもあるので、乗車前に確認しましょう。
また、値段はトラブル防止の為に、乗車前に必ず交渉してください。
利用する都市やトゥクトゥクによって価格は変わりますが、主なトゥクトゥクの料金は10~15分程で行ける場所では3USドル(約480円)です。
交渉次第ではもう少し安く乗車できることもあります。

【空港からシェムリアップ市中心までの移動】
2023年10月に市内→郊外へ空港を移設しています。旧空港は市内中心地まで約7.5kmに対し、新空港は市内までの所要約1時間半(約45km)かかります。
トゥクトゥクは空港~市内中心地までは利用できないので、大きく下記3つが主な交通手段となります。

・空港シャトルバス  片道8USドル(1人)   (約1,300円)程度 1日8便運行
・空港タクシー    片道35USドル~(1台) (約5,600円)程度
・旅行会社などの送迎バス 片道75USドル~(1人)(約12,300円)程度

空港シャトルバスは国際線到着ロビー外にある空港乗客サービスセンター(Airport Passenger Service Center/営業時間 08:00-18:00)で購入することができます。

観光でどこをまわるかによって、必要な交通費は変わります。1日あたり3,000円〜5,000円程度と想定しておくとよいでしょう。
また、空港~市内中心への移動日には余裕を持った時間、費用を準備しましょう。

また、カンボジアの主要都市では、東南アジアで主流の配車アプリ「Grab」、カンボジア発の配車アプリ「PassApp」が利用可能です。PassAppは車だけでなく、トゥクトゥクもも呼ぶことが出来ます。Grab、PassAppを利用すると、行き先をあらかじめアプリで登録して、移動にかかる費用の確認ができます。ぼったくりの心配せずに利用できるのでおすすめです。

お土産・ショッピング代

カンボジアのお土産
カンボジアならではのお土産選びを楽しむのも旅行の醍醐味のひとつ。
代表的なお土産といえば、「アンコール クッキー」。世界遺産アンコールワットをモチーフにしたクッキーです。オリジナルのカシューナッツ・バナナ&シナモン・パイナップルの3つのフレーバーを楽しむことが出来ます。
また、胡椒の産地であるカンボジアには黒胡椒、白胡椒、赤胡椒など種類が多く、料理に合った胡椒を選ぶことができます。
お酒が好きな方にはアルコールビールもおすすめです。パッケージにアンコールワットの絵やクメール語で書かれています。

アンコール クッキーは3枚入りのBOXで3USドル(約480円)程度、黒胡椒は1瓶(55g) 7.73USドル(約1240円)程度、アンコールビールは1缶 0.7USドル(約120円)程度で購入できます。お土産の費用は購入するものや個数によって変わりますが、おおよそ3,000円〜で考えておくとよいでしょう。

カンボジアでお土産の購入はスーパーやコンビニ、オールドマーケット、市内に数か所あるアンコールクッキー店舗です。クッキーの他に胡椒や民芸品も置いてあります。

空港での購入は空港価格になるので、市内での購入がおすすめです。

カンボジアの物価は日本より安い?

カンボジアの物価は日本よりも安く、おおよそ日本の2分の1〜3分の1程度です。

カンボジアは他の国では珍しく、USドルとリエルの2種類の通貨が流通しています。
2024年6月現在、4,100リエル=約1USドル前後(約160円)です。

おつりはカンボジアの通貨リエルで返ってくることが多いので、2種類の通貨を上手に
使い分けしましょう。

牛肉を甘辛いタレと炒めたもの「ロックラック」、ベトナムのフォーのような「クイティウ(米麺)」はローカルレストランで約2.0~2.5USドル(約320円~400円)程度、アンコールビールは約1.0USドル(約160円)程度です。
コンビニはスーパーマーケットより若干相場が高いのですが、アンコールビール缶330mlで約0.5USドル(約80円)、水500mlで約0.5USドル(約80円)、コーラは約0.6USドル(約96円)程度です。

購入するものや体験するメニューによって価格は異なりますが、日本よりもリーズナブルな価格でショッピングもスパもグルメも楽しめます。

現地で使う費用は20,000円~30,000円程度あれば、グルメやショッピングだけでなく観光も十分に楽しめるでしょう。

カンボジア旅行の費用を抑えるコツ

カンボジアの計画を立てている様子
カンボジアの旅行費用を抑えるコツは、旅行に行くタイミングと現地での過ごし方に秘訣があります。

年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなど、日本から海外旅行に出かける人が増える時期は、航空券やホテルの宿泊費が高めになります。そのため、日程の調整が可能な場合は、大型連休などの旅行代金が高い時期を避けるとよいでしょう。

また、オフシーズンにあたる雨季は航空券やホテルの代金が安い傾向にあるので、雨季の時期に旅程を組むとより費用を抑えることが可能です。

現地では、食事は屋台やリーズナブルなお店、お土産の購入などはスーパーマーケットや市場を活用すると費用を抑えることができます。

さらに市場では値切り交渉次第で、より費用を抑えて買い物を楽しめます。

カンボジア旅行に必要な予算を元に旅行計画を立ててみよう

世界遺産やSNS映えスポット観光、ローカルグルメやショッピングなどさまざまな楽しみ方ができるカンボジアは、旅行の日程や現地での過ごし方によってかかる費用が変わります。

できるだけカンボジア旅行の費用を抑えたいときは雨季のシーズンに旅行計画を立て、食事はローカルレストランですませましょう。

費用の目安がわかったら購入したいものリストを作成し、参加するオプショナルツアー選びやカンボジア滞在時の過ごし方を考えてみましょう。宿泊ホテルは目的の観光地に行きやすい立地か、予算に合うかなどをふまえて選んでみるのもよいかもしれません。

この記事を参考に、物価が安くさまざまな楽しみ方ができるカンボジア旅行の計画を立ててみませんか。

▼年末年始&冬休み旅行特集はこちら

▼カンボジア旅行をお探しの方はこちら

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投稿日:2024.07.11

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