ベトナム中部エリアの観光拠点都市ダナンには、ビーチリゾートやSNS映えスポット、テーマパークなど多くの見どころがあります。この記事では、世界遺産にもアクセスしやすいダナンのおすすめ観光スポットをご紹介します。
ダナンのおすすめ観光スポット
ベトナムのビーチリゾートとして注目を集めるダナンには、カフェやレストラン、街スパ、スーパーマーケットなどが並ぶ市街地エリアや、リゾートホテルが建ち並ぶリゾートエリアがあります。
SNS映えスポットをはじめパワースポットなどの見どころが多数あるダナンの、おすすめスポットを8つご紹介します。
話題のスポット神の手がある「バーナーヒルズ」
バーナーヒルズは、標高約1,500mの高地に広がる天空のテーマパークです。
中世のフランスを感じさせるフレンチ・ヴィレッジや色とりどりの花が咲くガーデン、乗り物やゲームを楽しめるアミューズメントパークなどがあり、エリアごとに異なる雰囲気を楽しめます。
全長約150mの黄金の橋（ゴールデンブリッジ）を大きな手が支えているように見えるモニュメント「神の手」は、SNS映えスポットとして人気です。
ダナン屈指のパワースポット「五行山」
ダナン中心部から車で約15分の場所にある、ダナン屈指のパワースポット「五行山」は、マーブルマウンテンの愛称で親しまれている石灰岩と大理石でできた5つの連山です。
5つの山には、それぞれ中国の陰陽五行説にちなんだ金山・水山・木山・火山・土山という名があります。
五行山の各山に点在している洞窟の中には、仏像やチャンパ様式のレリーフなどがあります。観光スポットとしては水山が特に人気で、岩の切れ目から洞窟に光が差し込む光景は神秘的に映るかもしれません。
五行山すべてを観光する場合の所要時間は約2～3時間。階段や坂が多数あって滑りやすい場所もあるので、スニーカーなどの歩きやすい靴や動きやすい服装での散策がおすすめです。
パステルピンクのかわいい教会「ダナン大聖堂」
ダナン市街地にあるダナン大聖堂は、フランス統治時代の1932年に建てられたネオゴシック様式のカトリック教会です。パステルピンクの外壁がキュートで、SNS映えスポットとして人気を集めています。
ダナン大聖堂は塔の先端に風見鶏があることから、鶏教会とも呼ばれています。教会の内部を見学できるのはミサの時間帯のみで、教会内部の美しいステンドグラスや聖書のシーンを描いた宗教画は必見です。
全長666m！「ロン橋（ドラゴンブリッジ）」
ダナン中心部を流れるハン川にかかるロン橋（ドラゴンブリッジ）は、ビーチエリアと市街地を結ぶ全長666mの大きな橋です。
巨大な黄色の龍が水面をうねるようなデザインが魅力で、夜は赤・黄・青・緑と次々に色が変化していくライトアップされた姿が見れます。毎週金・土・日の21時からは、ドラゴンが口から火や水を吐く迫力満点のショーが行われます。
マードラゴンと愛の桟橋がおすすめ！「DHCマリーナ」
DHCマリーナは、チャム彫刻博物館側からロン橋（ドラゴンブリッジ）を渡ったハン川沿いにある観光スポットです。特におすすめなのが、マードラゴンと愛の桟橋（ラブブリッジ）です。
口から水を吐くマーライオンならぬマードラゴンは、滝を登る鯉をモチーフにしたドラゴンの像で、カー・チェップ・ホア・ロンとも呼ばれています。次々と色が変わっていく夜のライトアップもおすすめです。
ハート型のキュートなランタンが立ち並ぶ愛の桟橋（ラブブリッジ）では、ロン橋（ドラゴンブリッジ）の全景を楽しめます。欄干に南京錠をかけて永遠の愛を誓う、カップルに人気のスポットです。
ダナンの歴史に触れるなら「ダナン博物館」
三角のガラス張り屋根が特徴的な3階建てのダナン博物館は、ベトナム中部の歴史や文化・風俗に関する展示を楽しめるスポットです。
王朝時代の遺産や少数民族の衣服、ベトナム中部の人々の暮らしを再現したジオラマ、ベトナム戦争の記録などを見ることができます。
ダナンの歴史に触れてみたいという方におすすめの観光スポットです。
チャンパ王国の彫刻美に出会える「チャム彫刻博物館」
チャンパ王国は、2世紀から17世紀頃にかけてベトナム中部で栄華を誇った国です。チャム彫刻博物館では、チャンパ王国の遺跡から発掘された彫刻や芸術品を楽しめます。
チャンパ王国の聖地だった世界遺産「ミーソン遺跡」で発掘されたシヴァ神やガネーシャなどヒンドゥー教の神々にまつわる彫刻類が多数あり、造形美に優れたチャム族の傑作の数々に出会える博物館です。
ソンチャ半島のパワースポット「リンウン寺」
自然災害からダナンを守るという願いを込めて建立されたリンウン寺は、ソンチャ半島、五行山、バーナーヒルズの3箇所にあります。
ソンチャ半島の山の中腹にあるリンウン寺の見どころスポットは、高さ67mの白い観音像「レディブッダ」です。敷地内にある本堂・塔・仏像なども必見です。見晴らしがよいので、ダナン市街地まで続く海岸線の大パノラマも楽しめます。
レディブッダは夜ライトアップされるので、昼と夜で異なる景観を味わえます。
ダナンのおすすめビーチ
ベトナムのビーチリゾート・ダナンには、のんびり過ごしたり海遊びを楽しんだりするのにおすすめのビーチが複数あります。そのなかでも特におすすめのビーチを2つご紹介します。
マリンアクティビティが楽しめる「ミーケビーチ」
ダナン市街地から車で約10分の距離にあるミーケビーチは、観光客に人気の活気あふれるビーチです。
青い海と白い砂浜のコントラストが美しく、フォーブス誌の「世界の魅惑ビーチ6選」に選ばれたことがあり、サーフィンやパラセーリングなどのマリンアクティビティを楽しめます。
ビーチ沿いにレストランやおしゃれなカフェがあるので、海を眺めながらドリンクや食事を味わうという楽しみ方もできます。
リゾートホテルが建ち並ぶ「ノンヌォックビーチ」
高級リゾートホテルが建ち並ぶノンヌォックビーチは、ダナン市街地から車で約20分の場所にあります。
一般の人が入れるエリアとホテルの宿泊者だけが利用可能なプライベートエリアがあり、リゾート感を味わえるビーチです。
近隣のリゾートホテルの宿泊者が多く、比較的利用者の少ないビーチなので、静かな場所でゆったりとした時間を過ごしたい方におすすめです。
ローカルの雰囲気を楽しめるマーケット
お土産選びやローカルの雰囲気を楽しむのも、旅行の楽しみのひとつです。お土産選びにもおすすめの、ダナンのマーケットを2つご紹介します。
お土産選びにおすすめ「ハン市場」
ダナン大聖堂から徒歩約2分くらいのアクセスしやすい場所にあるハン市場は、観光客に人気の大規模マーケットです。
食品や雑貨、衣料品、生活用品などを購入でき、ベトナムの民族衣装アオザイを仕立ててくれるお店もあります。
ハン市場の商品には、基本的に値札がついていません。値段交渉にチャレンジして、よりリーズナブルにお土産選びやショッピングを楽しんでみてはいかがでしょう。
よりローカル感を味わうなら「コン市場」
よりローカル感を味わいたい方には、多くの地元客も訪れるコン市場がおすすめです。ダナン最大規模のマーケットで、生鮮食品や乾物、ベトナム伝統柄の陶器、衣料品などさまざまなアイテムがそろっています。
生活に必要な商品や食品を多く扱っているので、ダナンに暮らす人々の雰囲気を感じやすいスポットです。
ダナン近郊のおすすめ観光スポット
ダナン近郊の都市に足を伸ばすと、世界遺産や遺跡散策が楽しめます。ダナンとは異なる雰囲気や文化を楽しめる、ダナン近郊のおすすめ観光スポットを紹介します。
幻想的な夜の街並みは必見！「ホイアン旧市街」
ホイアンはダナン市街地から車で約1時間の場所にある、16〜17世紀頃に国際貿易都市として栄えた町です。
世界遺産に登録されているホイアン旧市街には、16世紀に移り住んだ日本人が形成した日本人街と中国人街をつないだ来遠橋（日本橋）や、ベトナム・中国・日本の建築様式の融合によって生まれたフーンフンの家など多くの見どころがあります。
おしゃれなカフェや雑貨屋さん、ホイアンの名物料理を味わえるお店などがあるので、ショッピングやグルメも楽しめます。
夜は色鮮やかなランタンに明かりが灯り、幻想的な雰囲気が漂うホイアン。古き良き時代の面影を残すホイアンは、どこか懐かしい気持ちになる魅力のある街です。
謎に包まれたチャンパ王国の聖地「ミーソン遺跡」
世界文化遺産に登録されているミーソン遺跡は、2〜17世紀に栄えた多くの謎が残るチャンパ王国の聖地です。
ミーソン遺跡には焼成レンガを積み上げて精巧な技術を用いて造られた、ヒンドゥーの神々を祀るヒンドゥー様式の寺院が点在しており、チャム族の民族舞踊や楽器演奏が行われるショーが1日4回開催されます。
ベトナム戦争によって多くが破壊されてしまいましたが、緑豊かな自然と神秘的な遺跡の美しい景観を楽しめるスポットです。
ベトナム最後の王朝が栄華を誇った古都「フエ」
ベトナムで最初に世界遺産に登録されたフエは、ベトナム最後の王朝グエン朝の都があった街です。
中国の紫禁城を模して造られたグエン朝王宮や、フランス芸術に魅せられたカイディン帝が贅をつくした豪華絢爛なカイディン帝陵など見ごたえたっぷりのスポットが多数あります。
フエには、かつての皇帝や皇族が食べていた宮廷料理を味わえるお店もあります。さまざまな遺跡を巡って、王朝の隆盛や歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょう。
ダナンの観光スポットを効率よく巡る方法
ベトナム中部には、ダナン市街地から近郊までさまざまな観光スポットがあります。各名所へは車での移動がメインになりますが、ここでは観光スポットを効率よく巡る方法をご紹介します。
タクシーを使う
好きな時間に移動して自由に観光を楽しみたいという場合は、タクシーを活用しましょう。
利用する都市やタクシー会社によって価格は変わりますが、主なタクシーの初乗りは500m、1万1,000ドン（約70円）程度、以降は1kmごとに1万7,600ドン（約110円）程度が加算されていきます。
たとえば2024年5月現在、ダナンからホイアンまでは片道約1時間で40万ドン（約2,500円）程度、ダナンからミーソン遺跡までは片道約2時間で80万ドン（約5,000円）程度です。
ぼったくりを避けたいときは、配車アプリ「Grab」の利用がおすすめです。このアプリを使うと、行き先をあらかじめ登録したり移動にかかる費用を確認したりできます。
オプショナルツアーに参加する
効率よく複数の観光スポットを巡りたいという方には、オプショナルツアーの利用がおすすめです。
ダナン市街地からバーナーヒルズまでタクシーで約40分、フエまではタクシーで約2時間かかり、タクシーをチャーターしない場合は都度手配が必要になります。
オプショナルツアーに参加すると、1日で複数の観光地を巡ったり、食事付きのツアーに参加できたりするので観光地巡りを手軽に楽しめます。
オプショナルツアーは参加するプランによって金額が異なり、たとえば2024年5月現在ミーソン遺跡観光&ホイアン終日観光は約20,000円〜、バーナーヒルズ半日観光（昼食付）は約19,000円〜、フエ終日観光（昼食付）は約23,000円〜です。
ダナン市内やビーチ以外も楽しみたいという方は、オプショナルツアーを活用してみてはいかがでしょう。
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Vui Vui Rideを活用する
HISのツアーに参加してダナン市街地を観光する場合は、滞在中何度も利用可能な Vui Vui Ride がおすすめです。Vui Vui Ride はダナンの主要観光地とホテルを結ぶ相乗り移動サービスで、アプリから行きたい場所と乗りたい場所を選択するだけで利用できます。
バスの台数に限りがあり他のお客様との相乗り利用になるため、待ち時間や乗車時間が長くなる場合がありますが、ダナン市街地やリゾートエリアへの移動に便利です。
ハン市場やコン市場、愛の桟橋、チャム彫刻博物館、五行山といった観光スポットのほかヴィンコムプラザやロッテマートなどのショッピングスポットにも行けます。
HISのツアーに申し込みをすると無料で利用できるほか、オプショナルツアーに申し込んでの利用も可能です。
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ビーチも世界遺産も楽しめるダナン観光へ行こう
ダナンではビーチでのんびり過ごす、世界遺産を巡る、SNS映えスポットで写真を撮るなどさまざまな楽しみ方ができます。
フランスや中国、インドの影響を受けた建築物などがあり、観光スポットによって異なる景観や文化を味わえるのもダナン観光の醍醐味のひとつです。
効率よく観光スポットをめぐりたい時はオプショナルツアーやタクシー、Vui Vui Ride の活用がおすすめです。
歴史めぐりをする、体を癒す、街歩きやショッピングを楽しむなどテーマを決めた楽しみ方もできるので、この記事を参考にダナン旅行の観光プランを考えてみてはいかがでしょう。
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