お話をうかがった方
バンクーバーの魅力
1.海辺の街のダウンタウン
バンクーバーは海辺の街。そのリラックスした雰囲気漂うウォーターフロントには、ぜひ足を運んでください。
趣きのある、あるいはユニークな街並みや建造物が目を楽しませてくれます。
■チャイナタウン
カナダといえば多民族国家。
バンクーバーも多種多様の人種がモザイクを織りなしています。
象徴的なのが、この都市にあるチャイナ・タウン。
トロントやニューヨーク、サンフランシスコに並ぶ、世界屈指の規模の大きさです。
■ガスタウン
バンクーバー発祥の地として世に知られる「ガスタウン」と、まるで19世紀にタイムスリップしたかのような石畳の「ウォーター・ストリート」。
特に夕暮れ時はロマンチックなムード満点です。
■カナダ・プレイス
バンクーバーのシンボルとしておなじみの「カナダ・プレイス」があるのもウォーターフロント。
1986年、バンクーバー国際交通博覧会の際に作られた「カナダ館」をそのまま国際展示場にしています。
■ロブソン通り
ショッピングがメインなら「ロブソン・ストリート」やその周辺がベストです。
カナダやアメリカの人気ショップや高級ブランドがズラリと軒を並べます。
■マリン・ドライブ周辺
そしてバンクーバーといえば、実はアンティーク好きにとても人気の街なのです。
ガスタウンの北西方面、ライオンズ・ブリッジ・ゲートを渡ったウェスト・バンクーバーの高級住宅地を散策しながら、「マリーン・ドライブ」あたりでアンティークの小物探しをすると楽しめます。
ダウンタウンから少し離れますが、スカイトレインで約15分でアクセスできるのでそれほど距離を感じません。
2.自然豊かなスタンレー・パーク
ダウンタウンの北西部、バラードの入江に突き出た半島の先端が「スタンレー・パーク」です。
ダウンタウンから徒歩圏内なのに、その豊かな緑に驚かされます。
のんびりするだけでも十分ですが、小動物を自由に触ることのできる「こども動物農場」や「バンクーバー水族館」など公園内の施設も訪れてみてください。
またレンタルバイクを借りて、海に沿って整備されたトレイルの「シーウォール」スタンレー・パーク外周部分(約10キロ)をサイクリングするのもおすすめです。
運動はちょっと……という人には、夏季はバラ園やトーテムポールなどの園内の名所を巡るシャトルバスもあります。
3.夜景マニアは要チェック
世界の夜景マニアの間で密かな人気を誇っているのがバンクーバーです。
都市と入江の重なり具合が、独特の美しさを生み出しています。
ダウンタウンの中心にある高層ビル「ハーバー・センター・タワー」の最上階は「バンクーバー・ルックアウト」という360度の展望室になっています。
ダウンタウンの輝くビル群、ウォーターフロントの「カナダ・プレイス」などを一望できるほか、晴れた日には遠く、アメリカはワシントン州の山々まで見渡すこともできます。
タワーの地下はショッピング・モールになっていますので、お土産のチェックにも便利です。
スタンレー・パークの西端からの夜景もオススメ。
「ノース・バンクーバー」のきらびやかなスカイラインを眺めることができます。
そして、知る人ぞ知る人気スポットがウェスト・バンクーバーにある「サイプレス・マウンテン」。
標高約1000メートルの高さからバンクーバーの街全体を見渡せる展望エリアです。
車でしかアクセスできないですが、夜景を楽しむ観光バスやなどがあるので、ぜひ利用してその美しい眺望を楽しんでください。
現地でも人気の観光地「花の都・ビクトリア」
バンクーバーからフェリーに乗って約1時間半、飛行機だと約30分。
太平洋に浮かぶ「バンクーバー・アイランド」にある「ビクトリア市」は別名「花の都」とも呼ばれ、英国の風情がとても色濃く残っています。
気候も穏やかで、現地でも人気の観光地です。
ブリティッシュコロンビア州の州都は、実はバンクーバーではなくこのビクトリア。
カナダの国家元首・エリザベス女王の名代として各州に置かれている副総督の住む公邸があるのもこのビクトリアです。
たくさんの見どころの中でも、イチオシは「ガバメント・ハウス」と呼ばれる公邸の庭園です。
邸内には入れませんが、屋敷を取り囲む美しい英国庭園は一般公開され、市民が散歩やジョギングを楽しむ憩いの場となっています。
ときには野外コンサートなどが開かれることもあります。
また敷地内には英国風のハイティーを楽しめるティー・ルームもあり、バラの咲き乱れる庭園を眺めながら、午後のひとときを優雅に過ごすこともできます。
終わりに
バンクーバーまでは成田からの直行便で10時間前後。
エアカナダの便だと9時45分です。バンクーバー国際空港からダウンタウンまでは「カナダライン」という鉄道があり、約25分で結んでいます。
もちろんタクシーなども利用できますが、カナダラインが最もスピーディーでリーズナブルです。
交通の便のよいバンクーバーではありますが、ときに交通渋滞がひどい上に、観光スポットがやや散在しています。
ですので、地理に強い人でないと移動が面倒かもしれません。
またバンクーバーは近年、若干治安が悪化してきています。
そうした事情もあるので、バンクーバー滞在にはホテルと送迎がセットになったプランを選んだり、観光にはまずオプショナルツアーや観光バスでひととおり回ってみるのがいいかもしれません。
ある程度土地勘がつかめたら、地下鉄などを利用して動くと楽しいかと思います。
路線が発達しているので、自由に好きな場所へ行けます。
そしていろいろなスポットを見れば見るほど、きっとバンクーバーという街がどんどん好きになると思います!
モーゲンスタン陽子さん、魅力的な観光スポットをご紹介いただきありがとうございました。
2017年7月にカナダは建国150周年を迎えました。
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