雑貨王国ベトナムへ行くには?
東南アジアの南シナ海沿いに広がるベトナム。
細長く伸びた国土が特徴で、首都ハノイは北部、国内最大の都市ホーチミンは南部に位置します。
東京・関空からはハノイ、ホーチミン、ダナンへの直行便があり、福岡、中部からもハノイ、ホーチミンへの直行便が就航しているため、日本各地からのアクセスは抜群。
飛行時間は往路(日本発)だと片道5~7時間、復路(ベトナム発)だと片道4~5時間半ほどです。
雑貨王国ベトナムは、町によって魅力さまざま
ベトナム国土は南北に1,650kmに広がり、その距離は日本の本州より一回り長く、北部と南部で気候も異なります。
北部の首都ハノイは湖との距離が近く、自然と歴史が感じられ、南部の大都市ホーチミンは人やものが集まり、活気が溢れています。最近では中部ダナンも新たなビーチリゾートエリアとして人気です。
ベトナム雑貨なら、まずはホーチミンのドンコイ通りへ
ベトナム雑貨を求める旅なら、始まりはホーチミンの「ドンコイ通り」の雑貨店から!
ホーチミン中心地にあり、観光地として有名な聖母マリア教会からサイゴン川までの約1kmの通りには、高級ブランドやデパートが建ち並び、ベトナム雑貨を扱うショップにレストランも豊富にそろっています。
フランス植民地時代に建てられたコロニアル様式の建物も多いことから、「ベトナムのシャンゼリゼ通り」とも呼ばれ、訪れる観光客の目を楽しませています。
チェックしたいベトナム雑貨店1 ドンコイで有名な総合雑貨店「エムエム(emem)」
ホーチミンの老舗雑貨屋さんとして評判なのが「エムエム(emem)」。
ドンコイ通りの真ん中に位置し、アクセサリーや伝統工芸のバッチャン焼きという陶器や、中国との国境に近いサパで縫われた刺繍など、ベトナム全土の雑貨と出会えます。
何度でも訪れたくなる品揃えでお土産でも喜ばれること間違いなし。
カラフルな色合いのベトナムらしい雑貨が店内に溢れ、気持ちもウキウキしてくるはず。
日本人経営のショップなので、日本語対応のスタッフがいるのも嬉しいポイントです。
チェックしたいベトナム雑貨店2 バッチャン焼きならここ、「キト」
ベトナム雑貨が日本でも知られるようになった立役者的存在が「キト(KITO)」。
エムエムと同様にドンコイの老舗雑貨屋さんで、特にバッチャン焼きの種類が豊富。
上品な花柄模様の食器やポッドなどのティーセットのほかに、鮮やかな色合いが散らばる食器やお茶碗からは、西洋と東洋の両方の要素が感じられます。
3階建ての店内には、刺繍入りのコースターや鍋つかみなどのキッチン用品からバッグやお財布のアパレルグッズなど、女性なら一度はチェックしておきたい品々が揃っています。
チェックしたいベトナム雑貨店3 スカイハブ・グローバルラウンジでアオザイ体験も
ホーチミンの目抜き通りドンコイにいながら、ベトナムの古都ホイアンの雰囲気を楽しめるのが、「スカイハブ・グローバルツアーラウンジ(SKYhub Global Tour Lounge)」。
パステルカラーのランタンが灯る店内には、かごバッグはじめお土産にぴったりなベトナム雑貨が置いてあります。
ラウンジとしてオープンしていて、ベトナムの民族衣装アオザイのレンタルなどベトナムらしいサービスも利用できます。
チェックしたいベトナム雑貨店4 和むグッズと出会える、「ナグ」
ベトナム語で“和む”という名前通り、「ナグ(Nag)」のベトナム雑貨は見た目がキュート。
特におすすめなのが、テディベアです。
つぶらな瞳にあどけない口元は見ているだけでこちらも笑みがこぼれます。
サイズは3種類から選べ、ネームも刺繍してくれますのでギフトとしても喜ばれるはず。
どの商品もひとつひとつ手作りにこだわっていて、テディベア以外にもブックカバーやコースターなどオリジナルなベトナム雑貨も充実。
こちらもドンコイ通りにある日本人経営のベトナム雑貨屋さんです。
チェックしたいベトナム雑貨店5 ドンコイ付近の雑貨屋「チチテイラー」
ドンコイの通り沿いには多くのベトナム雑貨店がありますが、ドンコイ通りから少し離れた場所にも良質なベトナム雑貨のお店はたくさん。せっかくなら、ぜひ足をのばしてみましょう。
「チチテイラー(chi chi tailor)」は、リーズナブルで高品質なアオザイやシャツ、ワンピースなどをオーダーメイドできるお店。
日本語が堪能なスタッフさんがいるのも心強く、ドンコイ通りから徒歩5分のパスター通りにあります。同系列のベトナム雑貨を扱うチチもバスター通りにあり、スター通りへ行くなら一緒に訪れたいベトナム雑貨店です。
ベトナムを代表するブランド「イパニマ」
明るく素朴なデザインの印象を受けるベトナム雑貨ですが、その中でも独特の世界観を築いているのが「イパニマ(Ipa-Nima)」。
ベトナムだけでなく日本でも有名なデザイナーズブランドで、欧米の雑誌で取り上げられるほど。
特にバッグの種類が豊富で、トートバッグやクラッチにあしらった刺繍やビーズのハイセンスなデザインは、普段のコーディネートでさり気ないアクセントに。
インテリアや雑貨といったお土産よりも、という方にはおすすめですす。
イパニマもドンコイ通りから徒歩10分離れたレロイ通りにあります。
ベトナム雑貨盛りだくさんのドンコイ通り、散策と観光も兼ねた過ごし方
密集しているドンコイ通りの雑貨店を巡るだけで、あっという間に過ぎそうなホーチミンの一日。
自由気ままにベトナム雑貨のお店をはしごするのも楽しいですが、せっかく来たなら観光もしたい!
そんな場合は、ドンコイ通り含めた市内観光ツアーを利用してみるのも旅の選択肢のひとつでしょう。
特に、東南アジアで最長の距離を誇るメコン川クルーズは、のどかな風景にほっとひと息つくはず。
手漕ぎボートで密集するジャングルの中を進む様子は迫力満点! ベトナムならではの緑豊かな自然の風景が味わえます。
「裏ドンコイ」ツアーでディープなベトナム雑貨を求めて
ドンコイ通りのベトナム雑貨巡りだけでなく、市場や裏通りを覗けば、ベトナムの違った風景が見えてきます。
ローカルマーケットでは、店舗から溢れ出る商品の数々や行き交う人々の熱気は、東南アジアらしい風景。
裏ドンコイにも、とっておきのベトナム雑貨店は多く、定番のドンコイだけでなく幅広いベトナムの雑貨を見たい人におすすめ。
なかなか一人では行きにくい名店も、ツアーなら安心です。
アジア好きでマニアックな同僚や友達に向けたお土産なら、こちらでゲットしましょう!
民族衣装を着つつ市内観光と雑貨巡りも
定番の市内観光に民族衣装アオザイ体験も加わったツアーは、ベトナムをさらに堪能でき、楽しい思い出作りにもぴったりです。
ドンコイ通りとは別に、ベトナムの雑貨が多く並ぶベンタイン市場へも訪れます。
規模はベトナム最大で、雑貨やかごバッグ以外にも食べ物や日用品など何でも揃う充実ぶり。
朝6時から夜23時までオープンし、何度も訪れたくなる面白さがあります。
シックなデザインに出会える2区
ドンコイ通りといえば、ベトナム雑貨を代表する通りとして知られていますが、最近はドンコイ通りが位置する1区だけでなく、2区エリアもお洒落なベトナム雑貨やセレクトショップのお店が増えています。
中心地より落ち着いた雰囲気なのも、人気の理由に。日本でも人気のテーブルウェアのアマイ(amai)やセレクトショップのサデック・ディストリクト(SADEC DISTRICT)も2区にあります。
気を付けて!オーダーメイドは事前に注文
ワンピースやハンコなど特別にオーダーしたものによっては、数日後に完成する場合もあります。
そのため、せっかく素敵なデザインに出会えたのに、帰国日に間に合わず泣く泣く諦めるのは避けたいところ。
もし事前にオーダーメイドしたいものがあれば、初日や早い段階でお店に注文しておくと受け取りもスムーズです。
ベトナム雑貨巡りに疲れたらアフタヌーンティーかスパへ
可愛らしい雑貨の数々に、あれもこれもといろんなお店を覗きたくなりますが、そうはいっても暑いのがベトナム。
蒸し蒸しとした湿気と気温に、ぐったりすることもよくあります。
そんな時は無理せず、アフタヌーンティーやスパでリフレッシュを。
日本よりリーズナブルな価格で5つ星ホテルのスパも利用できます。
まとめ
西洋と東洋の良さが混ざり、赤や黄色、緑など明るい色が花咲くように散りばめられたベトナム雑貨は、見ているだけでウキウキ気分になるもの。
フランス統治時代の影響を受けた他にはない独特の趣きで、デザインも洗練されたものが多く、雑貨好きにはたまらない旅になること間違いなし!
ひとつひとつ丁寧に作られた繊細な雑貨たちは、帰国後も素敵な装いや空間を演出してくれるはずです。
※記事中の情報は、2019年取材時の情報です。
店舗情報など、最新情報は公式ホームページ等でもご確認ください。
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