ケルン大聖堂で、ドイツ屈指の世界遺産を堪能する

ケルン大聖堂で、ドイツ屈指の世界遺産を堪能する

ケルン大聖堂へは便利なドイツ直行便か安価な経由便で

ヨーロッパ中央部に位置するドイツ。
特にヨーロッパ経済の中心地としてにぎわうフランクフルトへは、東京(成田・羽田)からJAL、ANA、ルフトハンザドイツ航空が直行便で飛んでいます。他にもドイツ南部の観光地で人気なミュンヘンにも直行便が出ています。

経由便でも選択肢が多く、カタール航空やエミレーツ航空などは深夜発なので仕事終わりにそのまま飛行機に乗れるのが嬉しいところ。
大韓航空やタイ国際航空などアジア系航空会社はリーズナブルな価格で航空券を販売している場合もあります。

 

大聖堂のあるケルンはドイツのちょうど真ん中

日本からケルンへは直行便が就航していないので、フランクフルトもしくはデュッセルドルフからドイツ鉄道(DB)を利用して向かうことになります。
ICと呼ばれる新幹線のような高速鉄道だとフランクフルトから約1時間デュッセルドルフから約30分でケルンに到着します。
他にもライン川に沿って走る快速列車(RE)は時間がかかりますが、のどかなドイツらしい草原風景を楽しめます。

 

大聖堂はケルン中央駅のすぐ目の前に

ケルン大聖堂
ドイツが誇る世界遺産のケルン大聖堂ですが、旅行者にとって訪れやすいアクセスの良さも魅力のひとつ。
ケルン中央駅はケルン大聖堂の正面にあるので、駅を出ればすぐに眼前にそびえる姿を確認できます。
ケルン大聖堂と駅の間は広場になっていて、記念撮影で常に大賑わい。
あまりにもケルン大聖堂が大きいため、写真に納まりきらないと苦労することも。

 

ケルン大聖堂はまず外観に注目!

ケルン大聖堂の外観
近付けば近づくほど、建物の巨大さが感じられるケルン大聖堂。
建物の奥行きは144m、最大幅は86m。双塔の高さは157mにも及びます。空まで届きそうな高さを意識したゴシック建築の技術が詰まっているといわれ、実在を見ればその荘厳な迫力に納得するはず。

ケルン大聖堂はその大規模な印象が突出しがちですが、壁には何百体もの彫刻が飾られ、複雑な景観を作り出しています。
十字架を模した形や聖者などの人物像など、細かな部分にも入念に細工がされ、ひとつひとつじっくりと見たくなる美しさです。

 

ケルン大聖堂に入場したらゴシック建築の壮大さを堪能しよう

ケルン大聖堂
高さが際立つゴシック様式の特徴は、ケルン大聖堂の内部にも顕在しています。
高さ40mを超える天井は、建物内とは思えないほどの開放感。
威厳にみちた外観の黒や灰色に比べ、内部は白色に彩られ、神聖な空気が感じられます。

中央祭壇にはケルン大聖堂が重要な巡礼地という地位を築くきっかけになったものが置かれているので、こちらもお見逃しなく。
そこにはキリストが誕生してすぐに訪問したと言われている、“東方の三博士”の頭蓋骨が安置された黄金の聖櫃があります。
黄金のほかに1,000以上の宝石や真珠が飾られ、その幾重もの輝きがそのまま信仰の厚さを物語っています。

 

ケルン大聖堂では新旧が混ざったステンドグラスも必見

ケルン大聖堂の両側には赤や緑、黄色に青などのステンドグラスが並んでおり、まるで美術館のようなカラフルさで観光客の目を釘付けにしています。
ステンドグラスはアダムとイブや、キリスト誕生など聖書をモチーフにしたデザインが多く、一番古いものだと13世紀まで遡ります。
なかには、バイエルン王ルートヴィッヒ1世が奉納したものも。

朝・昼・晩で違う色合いを伝えるステンドグラス (写真提供:浅井みらのさん)
朝・昼・晩で違う色合いを伝えるステンドグラス (写真提供:浅井みらのさん)

中世の面影が感じられるステンドグラスの数々。その中で1カ所だけ異なるテイストのものがあります。
それがドイツを代表する現代芸術家ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)氏が2007年に手掛けた作品。
72種類の異なる色合いの正方形をランダムに組み合わせて描いたもので、あたかも色彩が渦のように混ざり合い、ケルン大聖堂内で独特な世界観を創り出しています。

最終的には1万枚以上の正方形が集まった作品に (写真提供:浅井みらのさん)
最終的には1万枚以上の正方形が集まった作品に (写真提供:浅井みらのさん)

 

大聖堂の塔からケルンの街並みを一望

時間があれば、ケルン大聖堂の双塔にのぼってみるのもおすすめ。
らせん状の階段を509段上った先には、ケルンの街並みだけでなく、父なる川と呼ばれるライン川が大聖堂のすぐ横を流れ、中央駅から頻繁に出発する鉄道などの様子も一望できます。

決して楽ではない道のりだからこそ、ご褒美の絶景は格別
決して楽ではない道のりだからこそ、ご褒美の絶景は格別

 

ライトアップされたケルン大聖堂の姿にうっとり

昼間の堂々としたケルン大聖堂も印象的ですが、夜のライトに照らされた景色も必見です。
壁や塔に施された装飾の細部のひとつひとつまで影が浮かび上がり、神秘的な雰囲気を纏っています。

冬だと5時過ぎには夕闇が訪れるドイツ
冬だと5時過ぎには夕闇が訪れるドイツ

 

ケルン大聖堂入場と鉄道利用時の注意

ケルン大聖堂は塔をのぼる際は入場料がかかりますが、大聖堂内は無料で見学できます。
ドイツの世界遺産であり、キリスト教有数の大聖堂でもあるので、肌の露出を極力控えた洋服で見学してください。
また日曜日の礼拝中、祝日は通常の見学時間より短いので注意。
特別な催しが行われている際も見学ができない場合があります。
事前にホームページで確認すると確実です。

ドイツで鉄道を利用する際は、現地で到着時間やホームを再度確認することもお忘れなく。
ストライキで電車が運行休止になったり、予定していた到着ホームが変更になったり、遅延することもしばしば。
もしトラブルが起きたらドイツ鉄道スタッフにすぐ確認するのがおすすめです。

 

大聖堂の他にもケルン観光で訪れたいチョコレート博物館

ケルン大聖堂以外にも魅力的なスポットが多いケルン。
大聖堂を満喫したら、今度は甘い時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

ケルン大聖堂からライン川沿いに歩くこと15分、子供から大人までが大好きな「チョコレート博物館」があります。
博物館ではカカオの収穫からチョコレートが完成するまでの流れやチョコレートに関する機械などを展示。
そのうえ、出来たてのチョコレートを試食できる体験や、自分好みのオリジナルチョコレート作りが楽しめます。

博物館にはカフェもあり、チョコレートケーキも充実 (写真提供:浅井みらのさん)
博物館にはカフェもあり、チョコレートケーキも充実 (写真提供:浅井みらのさん)

 

橋にかけられた何千もの愛の誓い

他にもケルン大聖堂の近くにかかるホーエンツォレルン橋は、ケルン観光のツアーで訪れるスポットのひとつ。
橋には恋人たちによる南京錠がびっしりとかけられ、その光景はまるでアート作品のよう。
鍵をかけることで永遠の愛が約束されるといわれ、その距離は数百メートル以上にも及びます。

色や形もさまざまで、まるで神社の絵馬のよう (写真提供:浅井みらのさん)
色や形もさまざまで、まるで神社の絵馬のよう (写真提供:浅井みらのさん)

 

ケルン大聖堂を回る日帰りツアーも充実

ケルンの雰囲気をじっくり味わいたい場合は、ガイド付きツアーに入るのがおすすめです。
ケルン発着のツアーもあれば、フランクフルト、やデュッセルドルフから日帰りツアーで参加できることも。
ドイツの世界遺産・ケルン大聖堂だけでなく、オーデコロンが発祥した4711本店を訪問したり、旧市街を巡ったりとケルンの魅力を存分に楽しめます。

 

ケルン観光と併せて満喫したいライン川クルーズ

ゆるやかな川の流れに委ねながら、古城やぶどう畑を眺めるライン川クルーズはドイツの世界遺産、ライン渓谷を満喫できる人気アクティビティ。
ライン川クルーズとケルン観光を同時に楽しめるツアーもあり、のどかに自然を満喫するだけでなく、都市の賑やかな雰囲気も味わえる充実した内容です。

 

周辺の町・ボンを訪れるプランも

ドイツで4番目に大きな都市ケルンの近くに位置する、のどかな雰囲気が漂う町ボン。
昔からの可愛らしい町並みが特徴ですが、実は見どころが豊富。西ドイツ時代では首都だった歴史があり、有名作曲家ベートベンの生家も見学できます。
ケルンとボンを同日に巡るツアーもあり、ドイツの色々な町を訪れるのにぴったりです。

ベートベン直筆の楽譜や手紙、補聴器など有数のコレクション数
ベートベン直筆の楽譜や手紙、補聴器など有数のコレクション数

 

大聖堂目の前のホテル「エクセルシオール」

ケルンに滞在するなら、ケルン大聖堂や旧市街に近いホテルが散策に便利です。
エクセルシオール・ホテル・エルンスト」は、ケルン大聖堂の真向かいに佇む豪華ホテル。
白を基調にした客室ではゆったりとくつろげ、ミニバーの飲み物が無料なのも嬉しいポイントです。

1863年に創業した格式あるホテル
1863年に創業した格式あるホテル

ゴシック建築として最大規模のケルン大聖堂。
威厳に満ち溢れた外観に最後まで抜かりなく仕上げた細かな装飾の数々。そして、外観とは相反して透明度が感じられる大聖堂内と色鮮やかなステンドグラス。
ケルン大聖堂からはドイツらしい世界遺産の魅力が至るところで感じられます。
ぜひ訪れた際は、荘厳な空気の中で流れてきた何世紀もの時間の重みを感じてみてください!

 

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投稿日:2019.04.27

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