ストックホルムの美しい街並み
北欧スウェーデン&デンマークのベストシーズンはやっぱり夏!
高温多湿な日本の夏。夏にあえて海外旅行するなら、日本のような蒸し暑さから解放されて、涼しくさわやかな気候の国へ出かけたいもの。
その点、北欧の国々は別世界。7月〜8月にかけてはおよそ15〜25度前後と、比較的過ごしやすく湿気も低めでカラッとしています。ときには30度を超える日もありますが、それでも日本の30度とはまったく違う快適度。したがって旅のベストシーズンは夏となりますが、思ったよりも日差しや紫外線が強いので帽子やサングラス、日焼け止めグッズは必ず持って行きましょう。
帽子&サングラスは夏の北欧旅行では必須アイテム!
北欧へはどうやって行くの?
美しいコペンハーゲンの街並
北欧へ行くにはフィンランド航空、スカンジナビア航空、JALなどが便利です。
まずデンマークへは、成田空港からコペンハーゲンまでスカンジナビア航空が直行便が毎日就航しており、所要時間は約11~12時間です。
日本からスウェーデンのストックホルム行きの直行便は現在ありませんが、フィンランド航空をはじめとしたさまざまな航空会社の経由便を利用して渡航することができます。
首都ストックホルム市内で、北欧雑貨巡りを思い切り楽しもう
白を基調としたデザインは、「北欧っぽさ」の象徴!
北欧のインテリア・デザインといえば、近年ではスウェーデンの“IKEA”を真っ先に思い出す方が多いかもしれません。そんなスウェーデンには、IKEAの他にも実にさまざまな家具・雑貨ブランドがあります。スウェーデンの首都ストックホルムには、多くの雑貨店が軒を並べていて、いわゆる「北欧雑貨好き」にとってはまるで聖地のような場所といってもいいでしょう。
たとえば、ストックホルム市内にある雑貨店では、かわいらしい魚(フィッシュ)柄のマグカップやお皿を見つけることができるはずですが、北欧雑貨“通”に大人気のブランドAlmedahls(アルメダール)の、SILLと呼ばれる素朴な柄。1995年にMarianne Nilsson(マリアンネ・ニルソン)というデザイナーが発表したテキスタイル“SILL”ですが、半世紀以上も昔に生まれたデザインとは思えないほど洗練されたデザインが印象的です。
北欧インテリア・雑貨巡りの後は、ロマンティックな宮殿散策
ストックホルム郊外のローベン島にある離宮、ドロットニングホルム宮殿
ストックホルム市内でインテリア・雑貨巡りを満喫した後は、公共の船に乗り、水鳥が泳ぐ湖へ。湖上の上を優雅に渡って格調高い宮殿まで足を延ばしてみましょう。そこは今現在も国王一家の住居として使用され、1991年にはユネスコの世界遺産に指定された“ドロットニングホルム宮殿”です。
イタリアやフランスの影響を受けたバロック様式風の建築で、「北欧のヴェルサイユ」と称されるほど美しく荘厳な宮殿内には、すみずみまで手入れの行き届いた庭園や、18世紀当時の古い舞台装置をそのまま使用した美しい宮廷劇場まであり、最高にロマンティックな気分に浸れる散策コースとして知られています。
- 【日本語ガイドと巡る♪】ローゼンボー宮殿入場&デンマーク王家の歴史ツアー<ランチあり/なし>
- コペンハーゲン公認ライセンス所持、デンマークを知り尽くした日本人ガイドと巡る
- 美しいローゼンボー城の離宮庭園散策もできます。
- 市内に戻ってから、目抜き通りのストロイエ通りと並ぶ クブメアゲーデや、ラウンドタワーの外観見学
- その他、ロイヤルコペンハーゲン本店、北欧雑貨のメッカ・イルムスボーリフス
ジョージジェンセン本店、アマ―広場などを訪れる、内容たっぷり!のツアー - プショナルツアー詳細
雄大なオーレンス海峡を渡り、スウェーデンからデンマークへ
北欧インテリア・雑貨巡りの旅、スウェーデンのストックホルムから一足伸ばして、デンマークのコペンハーゲンへ。旅行者の場合、飛行機や電車で移動するのがもっともポピュラーな移動手段です。飛行機はストックホルムのアーランダ空港から約1時間10分ほど。
電車ならまずストックホルムから特急列車で国境の町マルメへ向かい、マルメでデンマークの近郊の列車に乗り換えてコペンハーゲンへ。約5時間〜5時間半の旅となります。
電車ルートでは途中、エーレスンド海峡にかけられた橋を渡って移動します。2000年に完成した全長キロにも及ぶ鉄橋からの長めは圧巻の一言。パスポートさえあれば特に入管のチェックなどもなく入国できるので、時間に余裕があるなら乗ってみることをおすすめします。
エーレスンド橋からの雄大な眺め
コペンハーゲンで人気の北欧デザイン雑貨店「Artium」
部屋のライトも人気の雑貨アイテムのひとつ
デンマークの首都、コペンハーゲンもまた、北欧デザインのお洒落なインテリア雑貨がひしめく大都市です。スウェーデンのストックホルムと同様に、雑貨店巡りを中心に観光プランを立ててみてはいかがでしょうか。
コペンハーゲンで北欧デザインのお土産を探すなら、「Artium」というお店を訪ねてみましょう。デンマーク以外の国の北欧デザインのブランドアイテムも豊富に取り揃えているため、お土産を急いで調達したい時には大変重宝するお店です。
まず店内に入って真っ先に目をひくのが、マリメッコのコーナーです。食器、カトラリー、インテリア小物の他にも、Tシャツやワンピースなどの洋服まで品揃えが豊富です。その他、ムーミンなど日本でも人気のキャラクターを用いた雑貨もございます。
もし交通手段や店員とのコミュニケーションが不安なら、現地のオプショナルツアーに参加するという手も。
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- オススメの地元食材もご紹介します。
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北欧のパリというにふさわしい観光名所、ゲフィオンの泉
ゲフィオンの泉はデンマークでも人気の観光スポットのひとつ
童話『アンデルセン』の舞台としても知られるデンマーク。おとぎの国のようにカラフルかつ幻想的な景観が広がるこの国の首都コペンハーゲンは、昔から北欧のパリと呼ばれており、世界中から多くの観光客が押し寄せ、日々、賑わっています。
そんなコペンハーゲンの中心部に位置し、カステレット要塞の公園内にある噴水は「ゲフィオンの泉」と呼ばれて大変人気がある観光スポットでもあります。ゲフィオンの泉のゲフィオンとは、自身の4人の息子を牛に変え、スウェーデン王から与えられた広大な敷地を一晩で耕したと言われる北欧神話の女神の一人。その女神がいわば、現在のコペンハーゲンがあるシェラン島にあたると言われています。
衛兵交代時はシャッターチャンス、アメリエンボー宮殿
お昼の衛兵交替の儀式にはたくさんの観光客が集まりシャッターチャンスをうかがう
また、コペンハーゲンの観光名所として見逃せないのが、デンマーク女王の住む「アメリエンボー宮殿」です。ここの外観はまるで宮殿とは思えないほど、ものすごく地味な普通の建物。なぜそんな地味な建物なのかというと、今から遡ること2世紀以上昔の1974年、当時の宮殿であったクリスチャンスボー城が焼失してしまったために、元4人の貴族のマンションを急遽宮殿として利用することになったというのがその理由です。
この宮殿内には、クリスチャン7世王宮殿をはじめ、時計周りに宝物展示室を備えたクリスチャン8世王宮殿やフレデリクス8世王宮殿、そしてクリスチャン9世王宮殿と、4つの建物が円形の広場を取り囲むようにして建ち並んでいます。広場の中央にはこの宮殿の造営者であるフレデリク5世の騎馬像の姿も確認できます。
このアメリエンボー宮殿では通常、熊の毛皮の帽子をかぶった衛兵達が身動きひとつせずにずっと整列しています。それがデンマーク女王の滞在時になると、衛兵達は午前11時30分からローゼンボー城〜コペンハーゲンの通りを通過。正午にはアメリエンボー宮殿の前で衛兵を交替する儀式が執り行われます。1時間毎に行われるこの小さな交替式はすぐに終わりますが、正午に行われる交代式はとても華麗で見応えがあるので、必見の価値アリです。
デンマーク王がこよなく愛したローゼンボー城
ローゼンボー城は庭園の美しさも特筆もの
デンマークのコペンハーゲンで、人気の観光スポットをもうひとつ。それが薔薇の城という意味を持つローゼンボー城です。このお城は400年前に活躍した、デンマーク史上最も重要な王様の一人であったクリスチャン4世が、家族と穏やかな時間を過ごすために、コペンハーゲンの城壁の外に建てた離宮です。この離宮をこよなく愛したクリスチャン4世は、臨終の際もこの城から離れることなく、城の中にある自分の寝室で亡くなったといいます。
この城の最上階の大広間には、日本の古伊万里のフルセットや、ロイヤルコペンハーゲンの最高級シリーズと呼ばれるフローラ・ダニカのフルセット、イタリアのガラスを飾った間もあり、その豪華絢爛さに目を奪われることでしょう。
地下の宝物殿には王様のサーベルや400年前から存在するワインセラー、また琥珀や象牙、一角獣の角でできた彫刻、クリスチャン4世の上が開いている王冠など、無数のお宝、アクセサリーが展示されています。
王冠や王家の財宝、贅を極めた調度品も目にすることができ、それなのになぜかこじんまりとして落ち着く空間でもある不思議なお城。それがローゼンボー城の最大の魅力かもしれません。アメリエンボー城と同様に、デンマークを訪れることがあったら、この離宮もぜひ訪れてみましょう。
北欧デザイン、インテリア、雑貨と触れ合いながら、歴史の重みを感じることができる観光名所に足を運ぶ。グルメとレジャーをひたすら楽しむ旅もいいけれど、目と心の栄養になり、美意識を高められるのが北欧旅行の魅力といっていいかもしれません、ぜひ、この夏はスウェーデン&デンマークで美意識高めの旅を計画してみては?
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