ニュージーランド北島の北部にあり、国内最大の商業都市として知られるオークランド。
一方では、海も山も近く、少し足を伸ばせば雄大な自然を相手にしたアクティビティが満喫できます。
雄大な大自然と都会の魅力が一緒に楽しめる、欲張りシティのオークランド。
トレッキングに、ニュージーランドワインのワイナリー、そしてパブ巡りと、100%楽しめるおすすめツアーをご紹介します。
オークランドってどんな都市なの?
オークランドは、ニュージーランド北島北部にある、人口約150万人の国内最大都市。
ニュージーランド全体の人口が約460万人なので、全人口の実に3割がこの地に集中しており、国際的な空港や港を擁する、交通の要衝としても知られてきました。
もともとは先住民のマオリ族の土地でしたが、イギリスの初代総督・ウイリアム・ホブソンが、1840年にたった6ポンドでこの土地を購入したことからオークランドの歴史ははじまります。
ちなみにオークランドという都市名は、ホブソンの後継者だったオークランド公から来ています。
英語で書くと「Auckland」で、アメリカの「オークランド(Oakland)」とは、スペルが違います。
ポリネシア系の人口が集まる都市としては世界最大の規模を誇るオークランド。
さらに、ヨーロッパ系やアジア系の人々が多く移民として定住し、さまざまな文化のエッセンスが融合して独自のカルチャーを発信しています。
オークランドの魅力は、少し足を伸ばせば、雄大な自然に恵まれている点でしょう。
火山が形作った複雑な地形は、美しいハウラキ湾が象徴的で、人気観光スポットになっています。
また、鳥の楽園と言われるティリティリマタンギ島や、ニュージーランドワインのワイナリーが多くワインの名産地と言われるワイヘケ島など、見どころいっぱいです。
ティリティリマタンギ島でバードウォッチング
オークランドでは大自然が豊富なニュージーランドらしいオプショナルツアーが、バラエティ豊富に用意されています。
自然を満喫したいなら、まずココから!オークランドの北東30kmにある島の「ティリティリマタンギ島」で、たくさんの動物と触れ合えるトレッキングを楽しみましょう。
自然や動物好きの人には、ニュージーランドのオプショナルツアーの中でも高い人気を誇ります。
ティリティリマタンギ島は、害獣や害虫を駆除して、絶滅の危機に瀕していた貴重な鳥や動物たちをこの島に移した、いわゆる保護区。
そのため、自然溢れる豊かなニュージーランドの中でも、珍しい動物の宝庫と言えます。
一時期はファーミング(牧場経営)で多くの原生林を失ってしまいましたが、その後、ボランティアによる植林で、自然を回復することに成功しました。
こちらの見どころは、ニュージーランドの固有種の鳥。
日本ではあまり馴染みのない名前ですが、トゥイ、プケコ、ファンテイルといった貴重な鳥たちに出会えるバードパラダイスです。
トレッキングの最後には、ニュージーランド固有の貴重な鳥「タカ」を見られるかもしれません。
また運がよければ、ペンギンの姿を見られるかも?
なお、保護区だけあり、服や荷物に虫や種の付着がないかの確認や、生物の持ち込みなどには厳しい制限があります。
また、ツアー代金の一部は、島の環境保護のための寄付金となります。
ティリティリマタンギ島へは、オークランドからフェリーに乗船して向かいますが、日本語ガイドがついているツアーもあるので、言葉が心配な人はそちらに申し込みましょう。
タワラヌイをネイチャーガイドと歩く!
ニュージーランドの国鳥といえば、ずんぐりとしたボディがキュートなキウイ(キーウィ)です。
キウイに出会える、ニュージーランドのオプショナルツアーを紹介しましょう。
キウイは羽が退化して飛ぶことができず、大きさはニワトリと同程度。
キウイというとフルーツを思い浮かべますが、実はその名前は形が鳥のキウイに似ていることから名付けられたそうです。
そんな野生のキウイにオークランドから日帰りで出会える場所が、美しいビーチの「タワラヌイ」です。
野生のキウイはとても臆病で、しかも夜行性。
遭遇する機会がめったにない野生のキウイの姿をお目にかかれれば、きっと一生の思い出になるはず。
気になる遭遇率は60%ですが、タワラヌイは素晴らしい自然そのものが魅力的なビーチなので、いずれにしても良いひとときとなるでしょう。
ニュージーランドのオプショナルツアーでも人気の高い、タワラヌイツアーのスケジュールはどうなっているのでしょうか。
たとえば昼過ぎにオークランドを出発した場合、1時間ほどで最初の訪問地であるパリーカウリパークを訪問します。
ここでは、ニュージーランド原産の「カウリ」の巨木に出会えるので、木の幹に触れて巨木から感じる自然のパワーを受け取りましょう。
パリーカウリパークを散策したら、カウリの森をショートトレッキングします。
その後、いよいよタワラヌイに移動し、まずは腹ごしらえとばかりに、ピクニックディナーを楽しみます。
自然に包まれた空間でのピクニックは最高の気分です。
夕食後は、いよいよナイトツアーがスタート。
鳥の生態を知り尽くした、現地のネイチャーガイドが案内してくれます。
キウイのほか、さまざまな鳥に出会えるトレッキングツアーは、すべてが新鮮な体験!
頭上に広がる満天の星も、南半球のニュージーランドでは、北半球の日本で見上げる夜空とは違う星空が広がっています。
タワラウイを出発するのは21時30分くらいで、オークランドに戻るのはさらに1時間ほど後になります。
ワイタケレ森林公園で大自然を満喫!
オークランドの中心部から、車で30分の距離にある西オークランド地方の「ワイタケレ森林公園(山脈公園)」。
ここはオークランド近郊の中でも、指折りのネイチャースポットとして知られている自然保護公園の一つです。
日帰りの現地ツアーでは、要所ごとにバスで移動したり、公園内をトレッキングしたりと、体力や時間に合わせたニュージーランドのオプショナルツアーが用意されています。
ツアー中の必須スポットは「アラタキ・ビジターセンター」。
建物を守護するように立つ、マオリ族の彫り物が彫られたトーテムポールが印象的です。
こちらでは動植物の実物展示やフィルム上映などを通して、西オークランド地方の自然や歴史を紹介。
センターの展望台からは、オークランドの大地を見渡す素晴らしい眺望が広がり、タスマン海の絶景を望むことができます。
センターからは、森林地帯を超えて湖や海へアクセスできる遊歩道が整備されています。
道中は断崖の岬や、黒砂の巨大な砂丘など、目を見張る風景ばかり。
映画「ピアノ・レッスン」の舞台で有名になったカレカレや、なピハなどのサーフィンスポット、またファティプなどのビーチも点在しています。
公園最大の見どころは、ワイタケレ地方随一の規模を誇る滝の「ワイタケレ・フォールズ」。
その長さは57mにおよび、水の流れが実にダイナミックです。
滝へ向かうトレッキングは、渓流沿いに歩くまるで探検隊のようなコース。
とはいえ、初心者でも歩くことができますので、安心してチャレンジしましょう。
ワイヘキ島でニュージーランドワインのワイナリーめぐり
ポートランドからフェリーでアクセスする「ワイヘキ島」は、美しいハウラキ湾の中でも「ハウラキ湾の宝石」と呼ばれるほどの豊かな自然に恵まれた島です。
ここは、世界的にも希少性の高いニュージーランドワインのワイナリーが30ヶ所も点在するワイン好きにはたまらないスポット。
ニュージーランドのワイナリーを求めて、世界中の食通たちが訪れるといっても過言ではありません。
この島を訪れ、ランチやディナーを楽しみながらワイナリー巡りをするニュージーランドのオプショナルツアーは、ニュージーランドの代表的ワイナリーを一度に訪問できるので、ニュージーランドのワイナリー好きのマストコースとなっています。
現地のオプショナルツアーは、ランチとディナーの2種類のツアーがあります。
ランチのツアーは、英語ガイド付きのニュージーランドのワイナリーテイスティングツアー。
まずはニュージーランドのワイナリー「ストーニーリッジ・ワイナリー」で、レストランで優雅なテイスティングランチを楽しみましょう。
ワインと一緒に、キッシュ・サラダ・パン・チーズが提供されれば、テンションも一気に上がること間違いなし。
ワイナリーから眺めるロケーションも素晴らしいものです。
その後、島内のオリーブ農園「ランギホウア・エステート」で、オリーブの栽培・収穫などの見学、実とオリーブオイルのテイスティングを楽しめます。
さらに別のニュージーランドのワイナリー「カシータ・ミロワイナリー 」、そして「マッド・ブリック・ワイナリー 」を巡ってテイスティングを行い、ニュージーランドのワイナリーの奥深さを味わいます。
オークランドの港に着くのは17時前ですが、気に入った人はフェリーの便を変えて、帰りの時間を遅らせることも可能。
島内路線バスも無料で利用できるのでたいへん便利です。
ディナー付きワインテイスティングツアーは夕方からスタート。
この場合、ニュージーランドのワイナリー「ストーニーリッジヴィンヤード」でテイスティングを行い、その後、同じくニュージーランドのワイナリー「バッチワイナリー」で、2コースディナーを満喫します。
スターターは6種類の中から、メインは7種類の中からチョイスできるゴージャスなディナー。
ワイナリーはワイヘキ島の最高地に建っているので、食事とワインを楽しみながら眺める景色も最高です。
なおニュージーランドのワイナリーを巡るティスティングツアーは、ニュージーランドの法律で成人と定められている18歳以上の方のみ参加が可能です。
オークランド市街地でナイトパブ体験!
ポリネシア系やヨーロッパ系、アジア系などさまざまな人種が共存するオークランドは、ナイトライフも多彩です。
日中にトレッキングなどのネイチャーアクティビティで心地よい汗を流したら、夜は是非とも街に繰り出したいもの。
オークランドにはレストランやクラブ、パブ、バーなどさまざまな飲食店があり、グルメには困りません。
特にニュージーランドのワイナリーで醸造されたニュージーランドワインや地元産のアロマホップを使用したクラフトビールは、希少性の高さもあり、観光客にも大人気です。
とはいえ、見知らぬ外国の夜の街を自由に歩き回るには、勇気が必要です。
そんなときにオススメなのが、ニュージーランドのオプショナルツアーの「パブ巡り」。
オークランドを知り尽くした現地コンダクターが、パブ巡りに同行してくれます。
オークランド市内のパブやバーを、3〜4箇所アテンドしてくれるこのツアー。
現地の人ならではの、ガイドブックにも載っていないようなユニークな店にも案内してくれます。
また、ツアーに参加すれば、オークランドの地ビールまたは、ニュージーランドのワイナリーで醸造されたニュージーランドワインを1杯サービスしてもらえる嬉しい特典も。
パブ巡りでは、オークランドの街歩きも楽しめます。
目抜き通りの「クイーンストリート」や「ブリトマート駅」、「ウィンヤードクウォーター」といった、オークランドの代表的なエリアやランドマークなどを観光できます。
オークランドのホテル事情
ニュージーランドの中心都市だけあり、オークランドは宿泊施設が豊富にそろっています。
ニュージーランド滞在のホテルを探すなら、オークランドで選ぶべきでしょう。
「スカイシティ ホテル」は、オークランド市内の中心部にあるニュージーランド有数のホテル。
スカイタワーやカジノなどがある複合施設の中にあります。
鏡面ガラスをふんだんに使ったモダンな造りで、隣接する姉妹ホテル「スカイシティグランドホテル」と合わせると、10軒以上のレストランやバーがあり、飲食スポットにも困りません。
「ソフィテルオークランド ヴァイアダクトハーバー」は、オークランドのウォーターフロント「ヴァイアダクト ハーバー」にある、ニュージーランドの高級ホテル。
ホテル内にはマリーナや屋内プールもあり、観光客はもちろんオークランド市民も集う、にぎやかな雰囲気のホテルです。
日本からオークランドに行くには?
ニュージーランドと日本の時差は4時間(日本が4時間遅れ)
オークランドは、南太平洋の「陸海空の交通の要衝」と言われ、空路ではオークランド国際空港から多くの飛行機が離発着しています。
日本からの航空便も、成田国際空港からオークランド国際空港への直行便がでており、所要時間は11時間ほどです。
また、それ以外の空港を利用する場合は直航便ではなく、韓国・仁川(インチョン)や香港、フィリピンなどを経由します。
成田発のツアーでは、ほとんど直行便を利用することになるので、初めての人でも安心でしょう。
オークランド/ニュージーランドのおすすめ!
- 【ホテル】ダブルツリー バイ ヒルトン クイーンズタウンDoubletree by Hilton Queenstown(クイーンズタウン/ニュージーランド)
- 【ホテル】ペッパーズ ブルーウォーターリゾートPeppers Bluewater Resort(テカポ/ニュージーランド)
- 【ホテル】スカイ シティ ホテルSky City Hotel(オークランド/ニュージーランド)
- 【オプショナル】【定期観光バス】クイーンズタウン発 マウントクック1日観光 -日本語ガイド付き-クイーンズタウンを出発し、世界遺産マウントクックまでの1日観光です。(クイーンズタウン/ニュージーランド)
- 【オプショナル】ホビット映画セット見学とワイトモ洞窟見学~日本語ガイド同行日本語ガイドと共に小型バンで行くワイトモ洞窟とホビット映画セット見学ツアー。(オークランド/ニュージーランド)
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