世界遺産・ケープ半島は、アフリカならではの絶景が盛りだくさん

世界遺産・ケープ半島は、アフリカならではの絶景が盛りだくさん

ケープ半島(Shutterstock.com)

ケープ半島ってどんなところ?

ケープ半島は、南アフリカ共和国にある、アフリカ大陸のほぼ南端に位置する半島です。
このケープ半島にある大都市のケープタウンは、「世界一美しい港町」と言われるほどの美しい景観で知られる観光名所です。
ケープ半島_ロープウェイ

元々は17世紀の中頃、オランダの船舶が食料などを補給するための基地として開発され、大航海時代にはアフリカ大陸でも有数の歴史を誇る大都市へと発展しました。
さらに19世紀以降にはイギリスの統治となったことも相まって、さまざまなヨーロッパ文化が融合。
クラシカルなヨーロッパを連想させる、落ち着いた雰囲気の街並みが広がっています。

なかでも、海岸沿いには「ウォーターフロント」と呼ばれるエリアがあり、ケープタウンの中でもホテルやコロニアル風の住宅が多く立ち並ぶ場所です。
このケープタウンをホームに、ケープ半島の観光は展開されます。

ケープ半島のシンボル、テーブルマウンテンのみどころは?

テーブルマウンテン

ケープ半島は日本人にとって、さほどメジャーな観光地ではありません。
しかし一度訪れると、溢れる魅力に目を輝かせてしまうことでしょう。
その観光資源は他でもない、世界でも指折りの美しい自然景観があります。

ケープ半島のケープタウンの背後にそびえる「テーブルマウンテン」は、ケープタウンのランドマーク的な存在として知られています。
標高は約1,000mで、その名前の通り、山頂は約3kmにわたってほぼ平坦な地形をしていることが特徴です。

このテーブルマウンテン、浸食されてできた垂直の岩盤は、見るからにゴツゴツした荒々しい岩肌が印象的です。
ハイキングコースが整備されていて、体力に自信のある人なら、歩いて数時間で登頂することも可能。
さらに言えば、クライミングもできます。
ただ、一般的に観光客の方は気軽に登れるロープウェイを利用することが多いようです。

ケープ半島のテーブルマウンテンの頂上へはロープウェイで!

ロープウェイ(Adobe31791006)

ケープ半島のテーブルマウンテンのロープウェイは標高300m地点の「コル地区」と呼ばれるエリアから出ていて、山頂までを結びます。
このロープウェイは、びっくりするほどの大きなゴンドラで、それものはず、定員は65人も収容できるサイズ。
しかも、360度ゆっくりと回転しながら山頂に向かうので、どこにいてもパノラマビューを楽しめるのが特長です。

山頂に降り立てば、まさに「天空の城」と呼ぶにふさわしい眺望が広がります。
雄々しい岩肌の上に立ち、眼下にたなびく白雲の隙間からは「世界一美しい港町」と言われるケープタウンを一望できます。

ケープ半島のテーブルマウンテンの見どころは、他にもあります。
それは、テーブルマウンテンに生息する、数々の植物や動物。
中でも、「ケープハイラックス」という小動物は、ずんぐりとした体とクリクリした瞳がかわいく、観光客に大人気。
見かけたら、必ずスマホで撮影しましょう。

世界遺産に登録された「ケープ植物区保護地域群」

ケープ半島喜望峰

ケープ半島南部は、きわめて豊かな自然が残されていることで知られています。2004年には「ケープ植物区保護地域群」として、ユネスコの世界遺産に登録されました。

8カ所の保護地区からなる広大な土地には、アフリカ大陸に生息している植物の約20%をここで確認することができるという、まさに貴重な自然の宝庫なのです。

そんな自然保護区の豊かな自然には、ケープ半島のビューポイントとして名高い、「喜望峰」と「ケープ・ポイント」の2つの岬も含まれています。

日本人にも馴染みの深い「喜望峰」はケープ半島の必見スポット

ケープ半島

ケープ半島の絶景ポイントは、まだまだ他にもあります。
半島の南端部分にある「喜望峰」は、日本人にもなじみが深い地名。
1497年にヴァスコ・ダ・ガマの船が喜望峰を初めて通過し、インドに到達したことで、ヨーロッパとインドとの交易が本格化しました。

そんな歴史深い喜望峰からの眺望は、目の前に太平洋とインド洋の境界が広がり、大航海時代を彷彿させる、ロマンに溢れています。

クジラも姿を見せる断崖絶壁の「ケープ・ポイント」

ケープ・ポイント

ケープ半島で、喜望峰とセットで訪れたいビューポイントが、喜望峰からさらに1km南にある岬の「ケープ・ポイント」です。

ケープ半島のケープ・ポイントへは、ケーブルカーで登るのが基本ルート。
その終点には、今は使用されていない旧灯台が存在感を放つ「ルックアウトポイント展望台」があります。
三方を海に囲まれた展望台からの眺めは、非常にパノラミックで思わず身震いすら覚えるほど。

また、ここには世界の大都市への道標がたっていて、それによるとケープ・ポイントからニューヨークまでは約1.2万km、パリまで9,300kmだそうで、ちょっとした人気撮影スポットになっています。

さらに、ケープ・ポイントは、5月から11月の間に現れるクジラの最高の観賞ポイントとしても知られており、イルカは一年中見ることができます。

アフリカといえば、サファリも外せない!

サファリ

アフリカといえば、やはり思い浮かべるのは野生の動物たち。
ケープタウンから北へ車で約2時間の場所にある「アクイラ私営保護区」では、厳密には野生ではありませんが、自然のままの動物たちの姿を見ることができます。

サファリの参加者が乗車するジープは、窓が柵で囲われていないので、迫力満点。
BIG5(ゾウ、サイ、ライオン、バッファロー、ヒョウ)を間近で見られるチャンスなので、ぜひトライしてみては。
ケープタウンからなら、日帰りでのアクセスが可能なこともメリットです。

SNS映えしそうなフォトスポットは?

マレークォーター(Shutterstock.com)

ケープタウン旧市街、喜望峰、ケープ・ポイント…。ケープ半島にはフォトスポットが目白押しです。
その中でも、ツアー参加者に特に好評なフォトジェニックポイントを2つご紹介します。

1つ目は、ケープタウン市内のボカープエリアにある「マレークォーター」。
この一画にだけ、ブルーやオレンジ、イエローなど、実にポップでカラフルなカラーリングの家が建ち並び、SNS映えしそうな景色が広がります。

2つ目は、ハウト湾に沿って南北を縦断する道路の「チャップマンズピーク」です。
約9kmの曲がりくねった道から眺める風景は、海沿いにゴツゴツした白い岩肌が連なり、空の青さと海の深い水色がとても印象的です。
こうした風光明媚なロケーションから、大手自動車メーカーのコマーシャルの撮影場所に選ばれたり、世界的なマラソン大会やサイクリングツアーのコースにもなっています。

ケープ半島を初めて訪れるならまずツアーを

まだ日本人には馴染みが薄い南アフリカ。ケープ半島を初めて観光するなら、ぜひ現地ツアーに参加してみましょう。

現地ツアーでは、国から公認されたガイドが案内してくれます。公認ガイドは胸の位置にバッジをしているので、一目で分かります。現地ツアー最大のメリットは、「効率的にケープ半島の見どころを巡れる」こと。
ツアー会社が知恵をひねって組み込んでいる選りすぐりのスポットばかりなので、効率よく観光したい場合にはおすすめです。
日程も内容も、さまざまなプランが用意されているので、自分の都合に合わせてツアーを選べるのも魅力です。

ケープ半島保護区にはカワイイ動物いっぱい!

ペンギン

ケープ半島の自然保護区は、アフリカ大陸全体の20%の植物が息づく、自然の宝庫。
さまざまな動植物に出会うことができます。

日本からの観光客が特に驚くのが、視界に普通にダチョウが入ってくることです。
道に柵などはなく、南アフリカのおおらかな自然を感じることができます。

中でも日本人に人気な動物スポットといえば、「ボルダーズビーチ」を外すことはできません。
ここでは、野生のアフリカンペンギンが多数生息していて、かなり間近まで近づいて見ることができます。

動物が好きな人は、是非ともケープタウンからのオプショナルツアー「ドイカー島クルーズ」に参加してみましょう。
所要45分ほどのドイカー島に向かうクルーズでは、ケープ半島の野生のオットセイを見ることができます。

絶品のロブスター料理に舌鼓!

ロブスター料理

ヨーロッパの文化が根付いているケープ半島では、驚くほど洗練された料理を堪能でします。
海沿いの港町なので、おすすめはもちろんシーフード。
カキやエビ、「キングクリップ」と呼ばれる白身魚まで、実にさまざまな味わいを楽しめます。

中でも、ロブスター料理はケープ半島に来たなら一度は食べて欲しいほどの素晴らしさ。
ロブスターを1匹丸々使い、シンプルに蒸したり焼いたり、グラタンやパエリアにしたりと、ロブスターの魅力を120%堪能できます。
また、ステーキハウスやイタリアンなどもあるので、食に困ることはありません。

そんな美味しい料理のお供には、ワインが良く合います。
南アフリカは世界的にも上質なワインの産地で、コストパフォーマンスが抜群に高く、ワイン中に含まれる酸化防止剤の使用量が少ないことから「健康に良く、二日酔いにもなりにくい」と、言われています。

ケープ半島のおすすめのお土産は?

ルイボスティー

ケープ半島でのおすすめのお土産といえば、もっともポピュラーなものは、ルイボスティーでしょう。
ルイボスティーはアンチエイジングや美肌効果をはじめ、むくみや冷え症の改善など、女性の健康や美容に効果が期待できる飲み物として定番となっています。
フレーバーも、蜂蜜入など、さまざまな種類があり、カフェインレスなので、妊婦の人でも安心して飲むことができます。

おすすめの飲み方は、爽やかに飲めるアイスルイボスティー。
ホットルイボスティーに氷を加えて冷ますだけなので、作り方も簡単です。

また、南アフリカ産のワインもおすすめです。
南アフリカ産のワインは「第三のワイン」と呼ばれるほど、世界のワインファンの注目を集めている存在です。

荷物がかさばるのは避けたいのであれば、パッケージにアフリカの動物がプリントされたチョコレートやお菓子も、アフリカっぽいので喜ばれます。
また、木彫りの動物の人形や、ズールー族の人形など、いかにもアフリカ的な雑貨を買って帰る観光客も多いようです。

ケープ半島に持って行くべきもの、気を付けるべきこと

素晴らしい景観と、豊かな自然が魅力のケープ半島。
可能であれば、レンズ交換が可能なデジタルカメラを持参するとよいでしょう。

スマホ派は、ぜひカメラアクセサリーにひと工夫を。
広角レンズや魚眼レンズなどを取り付ければ、さらにパノラミックな写真を撮影することができます。
またデジタルズームは画質が劣化するので、望遠レンズも持っていくことをおすすめします。

旅先で撮った絶景や動物たちの表情は、一生の思い出になることでしょう。

ケープ半島への旅は安全面への意識を!

ケープ半島での個人行動は、比較的治安の良いウォーターフロント内にし、移動は必ずタクシーなどを利用しましょう。

南アフリカは治安面での不安が多いと懸念する人がありますが、場所や最低限のルールを守りさせすれば、治安面でのリスクは大幅に下げられ、他の諸外国と同じように楽しむことができます。
セキュリティ意識を高くもって、安全にケープ半島めぐりを楽しみましょう。

※掲載画像にはイメージ画像が含まれています。

 

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投稿日:2017.09.11

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