ラスベガスのカジノって怖い場所なの?
ラスベガスに足を踏み入れるとまず驚くのは、空港の待合室、レストラン、ガソリンスタンドなど街中いたるところにスロットマシンやビデオポーカーといったギャンブルができる機械があることです。
アメリカ国内のほとんどの州ではギャンブルが禁止されていますが、カジノの街ラスベガスがあるネバダ州は数少ない例外。
ライセンスを取得したホテルや店などは、ルールに従って営業することが合法的に認められています。
ラスベガスのカジノはもちろんギャンブルを楽しむ場所です。
英語で「ギャンブル」と聞くと、映画の中に登場する正装した紳士が楽しむおしゃれでスマートなイメージや、マフィアが経営していて裏に部屋がある・・・といったギャング映画の舞台のイメージ?
日本語の「賭け事」という言葉から連想する、財産を全て注ぎ込んで破たんしてしまうような、極端なイメージといったところでしょうか、日本人にはまさに未知の世界なのかもしれません。
しかしご安心ください。映画やドラマなどでもおなじみの、ラスベガスのメインストリートLas Vegas Blvdに、ゴージャスなカジノ併設の巨大ホテルなどが立ち並ぶ「The Strip(ストリップ)」エリア周辺は、とても治安が良いです。
世界中からやって来る観光客でにぎわうエリアなので、地元では評判を落とさないよう安全対策に相当な力を注いでおり、たくさんの警官が、絶えず通りをパトロールしています。
ストリップの表通りに立ち並ぶホテルに併設しているカジノは、世界に名をとどろかせる名門ばかりです。
もちろんイカサマで大金を取られるようなカジノは一軒もありません。
裏通りよりも安全で、宿泊客が24時間安心して楽しめるラスベガスのカジノは世界各国から観光客が訪れます。
Las Vegas Blvdに沿ってストリップの北側にはダウンタウンエリアが広がります。
ストリップよりも小さく、ホテル併設ではないカジノがあり、ストリップよりも安く遊べますが、治安はあまり良くありません。
トラブルに巻き込まれる可能性もありますので、ラスベガスで観光と考えている場合は、ストリップの表通りに面したホテル・カジノの方が安心です。
ミニマムベットを確認して好きなゲームを楽しもう
緊張しつつ、ラスベガスのカジノに入ると、日本のゲームセンターとは全く違ったゴージャスできらびやかな雰囲気を感じるはずです。
そしてたくさんのマシンやディーラーがいるテーブル、にぎやかなのにどこか落ち着いた「これぞ大人の空間」という独特な空気がカジノには流れています。
ミニマムベットを確認
さて、いよいよゲームに挑戦です。
まずはそれぞれのゲームの「ミニマムベット」というものを確認しましょう。
「必要最低額の賭け金」のことで、ゲームやテーブルによって異なります。
ラスベガスのカジノも、ゲームによって金額は異なりますが、スロットマシンで1~25セント、ブラックジャックで3~5ドルが相場のようです。
ゲームによってはバカラのような25~50ドルという高額なミニマムベットもあります。
まずはスロットマシンから
最初はマシンを相手に小銭でも賭けてみましょう。
スロットマシンが最適です。25セントマシンなら、25セント硬貨を入れてボタンを押すだけ。
掛け金は25セントと1ドルが主流です。
絵柄(リール)が横一列「PAYLINE」に揃うと勝ちです。
揃う絵柄によりもらえる金額はマシンに大きく表示されていますので、空いているマシンがあったら見てみましょう。
ラスベガスの同じカジノ内のスロットマシンでも、機種によってミニマムベットが異なるケースもあります。
次はディーラーと勝負
肩慣らしが終わったら、次はいよいよディーラー相手に闘いましょう。
まずは遊びたいゲームのテーブルでディーラーに現金を渡しゲーム用のチップに両替します。
この時、現金は手から手へ、ではなく、一旦テーブルに置きます。
ディーラーはテーブルに置かれた現金を天井のトラブル防止用のカメラに写してから受け取ります。
ルーレットは好きな番号に賭ける(ゲーム用のチップを置く)だけでルールは簡単です。
チップは色別に金額が異なるので、表記されている額面をよく見て置くようにしましょう。
いや、せっかくならよりラスベガスのカジノっぽい雰囲気を…という人は、ブラックジャックはいかがでしょうか。
ルールは簡単ですが、テンポよく進むゲームなので、テンポに慣れるまで少し見学してから参加する方が良いかもしれません。
CRAPS(クラップス)に挑戦しよう
日本ではあまり知名度が高くないですが、大勢でワイワイと楽しめるCRAPS(クラップス)は、ぜひチャレンジしてください。
2つのサイコロの目を読んでいくだけの非常にシンプルなルールですが、賭け方のバリエーションがたくさんあります。
こちらも最初は他の客のやり方を見て、理解できたら参加してみましょう。
見知らぬ人たちと盛り上がれるチャンスです。
ラスベガスの名門カジノではほかにもたくさんのゲームを用意しています。
相性や予算に合った遊び方がいろいろと楽しめます。
ドレスやチップなどのルールは?
カジノには初体験でも気軽に楽しめるゲームもたくさんあることは、おわかりいただけたと思います。
ゲーム以外のルールとして、次のことを確認しておいてください。
ラスベガスではどのカジノも21歳未満は入場できません。写真付きのIDは必ず用意してください。
カジノの中ではプライバシー保護などを目的に、基本的に写真撮影が禁止されています。
友だちのプレーをスマホで「カシャッ」なんて、決してしないでください。
ただ出入り口付近などでの記念撮影がOKというカジノもあります。
撮影したいときはスタッフに必ず声をかけてください。
服装は特段のルールがなく、カジュアルな恰好でも大丈夫です。
ただしサンダル履きや短パンなどを禁止しているカジノもあるので、事前に確認してください。
チップはディーラーにゲーム終了後、あとはサービスの無料ドリンクを運んでくれるカクテルウェイトレスにも渡します。
渡す金額はゲームで大きく勝った場合は、勝ち金の5~10%、負けた場合は1ドル程度が適当です。
ウエイトレスにも1ドル渡せば大丈夫です。
現金のほか、ゲーム用のチップでも構いません。
大金を使ってしまうのは危険ですが、せっかくラスベガスを旅行するなら、ラスベガスのカジノの雰囲気を味わってください。
楽しい思い出作りにもなるし、もし勝てればラッキーです。
ゲームに夢中になっても忘れないで
ラスベガスでカジノゲームに夢中になっていて、ついバッグを足元に置いたり背中側に置いたりしていると、スリや置き引きにあう可能性があります。
ホテル併設だからと言ってもそこは日本ではありません。手荷物に注意し部屋のキーも人目に付かないようバッグの内側のポケットに入れるなど注意しておきましょう。
また、ゲームを満喫してお酒も飲み、上機嫌でホテルの部屋に戻るとやりがちなことがあります。ドアの内側からかける「チェーンロック」のかけ忘れです。
実際に「チェーンロック」のかけ忘れた客室内で、就寝中に金品が盗まれる事件が起きているそうです。
うっかりしないよう、カジノに出かける前に「チェーンロック」と書いたメモを目につく場所に置いておくと良いかもしれません。
ラスベガス発のオプショナルツアー
ラスベガスではカジノ併設のホテルがもちろんオススメです。
そしてストリップエリアのホテルであれば、グランドキャニオンなどラスベガスならではのオプショナルツアーが多数出ていますので参加も簡単にできます。
大都会と大自然を満喫できるのがラスベガスです。
日本からラスベガスまでは直行便が無く、ロサンゼルスやサンフランシスコを経由した場合、成田空港からだと14時間程度の所要時間です。
ラスベガスの玄関口・マッカラン国際空港からストリップエリアまでは、タクシーなら15分程度、そのほか7ドル前後で利用できるシャトルバスなども運行しており、アクセスはとてもよく便利です。
※金額は2016年の記事執筆時のものです。旅行の際には最新情報をお確かめください。
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