旅行ライター・はるぼぼさんが南フランスへの旅行を女性に推す理由

旅行ライター・はるぼぼさんが南フランスへの旅行を女性に推す理由

旅行ライター・はるぼぼさんが女子旅に南フランスを推す理由

写真提供:はるぼぼさん

この記事を書いたひと

はるぼぼさん
はるぼぼさん
会社員時代にドイツ人男性と恋に落ち、ドイツ移住を決意。
退職、5ヵ月のアジア横断旅行を経て、2015年11月ドイツ生活をスタート。
現在フリーランスのトラベルライターとして様々な旅行サイトで活動中。

南フランスにはすべてがある

南フランスには、女性の心を満たしてくれるすべてが揃っています。
美しい自然や中世の面影を残す街並みはもちろんのこと、素材の滋味を生かした食、ラベンダー製品やテキスタイルといった名産品のショッピングまで、女性の「幸せ」がぎゅっと詰まっているのです。

どこまでも続く紺碧の海岸、あふれんばかりの陽光、木漏れ日に吹くそよ風、ほのかなラベンダーの香り…南フランス旅行は、五感でめいっぱい味わいたい豊かな時間の連続です。

世界屈指のリゾート地、コート・ダジュール

コートダジュール

南フランス旅行でぜひ訪れたいのがコート・ダジュール地方。
「紺碧海岸」を意味するコート・ダジュールは、太陽と海を求める人々がこぞって訪れる世界屈指のリゾート地。
ビーチリゾートのイメージが強いですが、実は山岳地帯でもあり、洗練されたビーチリゾートから、中世のたたずまいを残す素朴な村にいたるまで、多彩な街々が点在しています。

ニースの海を眺めながら洗練された街歩きを

南フランスを旅行すれば、息を呑むほど碧く澄んだ海を眺めながらの街歩きが楽しめます。
コート・ダジュールの中心都市、「リヴィエラの女王」とも呼ばれるニースは、世界にその名をとどろかせる高級リゾート地。
その一方で、旧市街に一歩足を踏みれば、驚くほど庶民的な下町の雰囲気が残っている奥の深い街です。

コートダジュールの中心都市、ニース

写真提供:はるぼぼさん

旧市街には、ニースがかつてイタリアの王国の一部であったころの面影を残すカラフルな街並みが広がっています。
迷路のように張り巡らされたエキゾチックな路地の数々には、探検心をくすぐられること間違いなし。

また、旧市街の東に位置する城跡のある展望台公園からは、ニースの海岸と旧市街の絶景が楽しめます。
「天使の湾」と呼ばれるニースの海岸線と、ノスタルジックな旧市街の街並みは、まぶたに焼き付けたい美しさです。

洗練されたサント・ロペでショッピング

コート・ダジュールを語るうえでやはり欠かせない街がサン・トロペ。
1960年代の銀幕の女王ブリジット・バルドーがその名を世界に知らしめた、南フランスで最もおしゃれな街です。

セレブが集うリゾート地であったことから、世界の高級ブランドのブティックも大集結。
ショッピング派にもおすすめです。

サント・ロペ

サン・トロペの魅力は洗練だけにとどまりません。
サン・トロペの街と入り江の素晴らしい景色が楽しめる城塞周辺を歩けば、素朴な漁村の表情が残っていることに気付くはずです。
全く異なるふたつの表情を併せ持つ不思議な魔力こそ、サン・トロペが人々を惹きつけてやまない理由なのでしょう。

中世の「鷲の巣村」をたずねて

近年、南フランスの旅行先として人気が高まっているのが中世の村々。
コート・ダジュールには、「鷲の巣村」と呼ばれる、外敵から守るために山頂に築かれた村が残っています。
なんと、その数は100を下らないのだとか。

なかでも、地中海の絶景を望むことで知られているのが、標高420m、海と山のあいだに浮かぶエズ。
垂直に切り立った山頂の展望台から眺める紺碧の海は言葉を失う美しさです。

コート・ダジュールの村々

コート・ダジュールの鷲の巣村のなかで、特に美しい街並みが残っていることで知られているのが、サン・ポール・ド・ヴァンス。
城壁に囲まれた村には中世の石造りの家々、迷路のような石畳の路地、たっぷりと水をたたえた噴水が残っています。

旅行ライター・はるぼぼさんが女子旅に南フランスを推す理由

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城門をくぐって村に入ると、まるで絵画の世界のような中世の街並みが。
オブジェやギャラリーが点在するアートの村としても知られており、中世の村で現代アートに触れるという他にはない経験が楽しめます。

サンポール・ド・ヴァンスを訪れるなら、マティスが手掛けた礼拝堂や美しい旧市街が残る街、ヴァンスや、時が止まったかのような中世の村、トゥレット・シュル・ルーとあわせて訪れるのがおすすめです。

光の楽園プロヴァンス地方

南フランス旅行で訪れたいもうひとつの地方が、ゴッホやセザンヌをはじめ多くの芸術家たちにインスピレーションを与えてきた光の楽園、プロヴァンス地方。

プロヴァンスの太陽が生み出す光と影が織りなす風景は、どこまでも優しく、それでいて力強い。
豊かな自然の恵みを感じながら、個性あふれる小さな街々を訪ね歩いてみましょう。

プロヴァンスの中でもフランスの最も美しい村々は、南フランス旅行のハイライトのひとつ。
「フランスの最も美しい村」とは、フランスの最も美しい村協会が認定した村のことで、現在フランス各地に150あまりが点在しています。
とりわけ、プロヴァンス地方は数々の美しい村を擁することで有名です。

なかでも、真っ先に足を運びたいのが「天空の城」とも呼ばれるゴルド。
南フランス旅行で必ず訪れたい、一生に一度は見たい絶景の村です。

プロヴァンス地方

丘の頂上にある古城に向かって、蜂蜜色の石造りの建物が折り重なるように建つ光景は、現実のものとは思えないほど。
あまりにも幻想的な光景に言葉を失います。
入り組んだ石畳の路地を歩けば、中世にタイムスリップしたような感覚が味わえますよ。

プロヴァンスの秘境、ヴェルドン渓谷の切り立った岩山のふもとに広がるのが、陶器の里としても知られるムスティエ・サント・マリー。
荒々しい岩山と、パステルカラーの中世の街並みとのコントラストが印象的な美しい村です。

旅行ライター・はるぼぼさんが女子旅に南フランスを推す理由

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自然の厳しさと優しさを感じさせる山々、小川のせせらぎ、ほのかなラベンダーの香り…何もかもが心地よく、ただそこにいるだけで心満たされる場所です。

プロヴァンスは世界遺産の宝庫

南フランス旅行は、歴史文化遺産に興味がある人にもぴったり。
かつて古代ローマの支配下に置かれ、中世の時代にはカトリック文化の中心地であったプロヴァンスは世界遺産の宝庫です。

アヴィニヨン歴史地区や、オランジュのローマ劇場と凱旋門、アルルのローマ遺跡とロマネスク教会など、プロヴァンス各地に残る世界遺産を訪ねれば、壮大な歴史のロマンが肌で感じられます。

特におすすめしたいのが、アルル。
紀元前にローマ都市が置かれ、中世にはプロヴァンス王国の首都として栄えた華やかな歴史をもつ街です。
ローマ時代の円形闘技場や古代劇場のみならず、中世に建てられた優美なロマネスク様式の建造物が残っており、小さな街ながら見どころ満載。

プロヴァンスは世界遺産の宝庫

ゴッホが愛した地としても知られるアルルの旧市街には、名作「夜のカフェテラス」の舞台となった「カフェ・ヴァン・ゴッホ」があります。
ゴッホが描いた情緒あふれる街並みをのんびりと歩いてみては。

色彩豊かな南フランスの食を楽しむ

南フランス旅行の醍醐味が、食。
フランス料理といえばやや気取ったような印象がありますが、南フランスの郷土料理は、素材の滋味を生かした素朴で優しい味わいが特徴です。

南フランスの食

地中海に面した自然の恵みを受けたトマトやオリーブオイル、ハーブ、海の幸などが南フランスの食材の定番。
トマトの赤にナスの紫、ズッキーニの緑と、南フランスの食は南フランスの風景と同様、目にも鮮やか。
南フランス旅行で出会う野菜をふんだんに使ったヘルシーで香り豊かな食は、心と体を喜びで満たしてくれることでしょう。

感動の美しさ!南フランスの自然に触れる

南フランスの自然は胸を打つ美しさ。
「紺碧海岸」の名にふさわしく、驚くほど碧く透き通ったコート・ダジュールの海、セザンヌをはじめとする芸術家たちが愛した雄大な山々…南フランスを旅行すれば、自然の素晴らしさに改めて気づかされます。

普段は「自然に触れるよりも街歩きが好き」という方も、せっかく南フランスを旅行するならぜひ自然と触れ合ってみてください。
神々しいほどに美しい南フランスの自然にはきっと圧倒されます。

おすすめなのは、「黄金の断崖」とも呼ばれるコルニッシュ・ド・レステレル周辺でのハイキング。
赤い岩山と碧い海、まぶしいほどに鮮やかな緑が織りなす色彩の共演は感動的です。

旅行ライター・はるぼぼさんが女子旅に南フランスを推す理由

写真提供:はるぼぼさん

お土産にもおすすめ!南フランス雑貨に恋して

南フランスを旅行すれば、自然の恵みや豊かな色彩から生まれた、優しく素朴な雑貨たちに出会います。
自然素材をふんだんに使った石鹸や、ラベンダーのサシェやオイル、色鮮やかなテキスタイルや陶器類が南フランス土産の代表格。

南フランス雑貨

特にマルセイユ石鹸をはじめとする石鹸は、ひとつ2ユーロ前後とフランス土産にしては値段もお手頃なので、ばらまき土産にもおすすめです。
素朴なのになんだかおしゃれ。
そんな絶妙なバランスの雑貨たちには女性ならきっと心奪われるはずです。

南フランス旅行のポイント

主要都市間は鉄道やバスなどの公共交通機関で回れますが、旅行者には南フランスの小さな街や村はアクセスが良くない場所も少なくありません。
南フランスを旅行する際には、レンタカーを借りる、あるいは南フランス方面のオプショナルツアーを利用するなど、公共交通手段以外の移動手段も検討してみるといいでしょう。

また、南フランスのホテル選びも気になるところ。
コート・ダジュール地方なら、交通の便が良く、幅広い価格帯の宿泊施設が揃うニースのホテルに宿泊し、ニースを拠点に近郊の街や村を訪れるのがおすすめです。

プロヴァンス地方なら、訪れたい場所にあわせて、エクス・アン・プロヴァンスまたはマルセイユ、アルル、アヴィニョンなどから複数の拠点を選ぶと効率的です。

女性をハッピーにしてくれる魅力が満載の南フランス旅行。
太陽と色彩に祝福されたかのような南フランスを旅行すれば、今まで知らなかったフランスの多彩な表情が見えてきます。

南フランスは、訪れる人々をあたたかさと美しさで包み込み、誰もを幸せにしてしまう楽園なのです。

※掲載画像にはイメージ画像が含まれています。

観光スポットの情報はこちら

●アルルの円形闘技場 Amphithéâtre (Arenes)

住所 1 Rond-point des Arènes 13200 Arles

●古代劇場 Theatre Antique

住所 Rue du Cloître 13200 Arles

●カフェ・ヴァン・ゴッホ Café Vincent Van Gogh

住所 11 Place Du Forum 13200 Arles

 

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投稿日:2017.01.19

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