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クロアチア“紅の豚”のモデル地の美しさを【その美しさ・語彙力必須】

ジブリ映画『紅の豚』のモデルになったクロアチアのドブロヴニク旧市街。“アドリア海の真珠”と称されるこの街は1979年、ユネスコの世界遺産に登録されました。そこには、紺碧の輝くアドリア海とオレンジ色の屋根瓦のコントラストが印象的な絶景が広がっています。

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世界から賞賛される美しい城壁都市

ヨーロッパのバルカン半島に位置するクロアチアは、アドリア海沿岸の古い街並みや豊かな自然が魅力の観光立国です。中でもドブロヴニク旧市街は、古くから海洋国家として栄えたクロアチア有数の世界遺産。その歴史は古く、ローマ帝国時代またはそれ以前にさかのぼると言われるほどで、美しく誇り高いたたずまいを残しています。

クロアチアのドブロヴニク

街を脅かす「空賊」連中から市民を守った映画『紅の豚』の主人公ポルコのようにドブロヴニク旧市街は長い歴史のなかで、巧みな外交と堅牢な城壁によって長く自由と独立を貫いてきました。しかし、これまで度重なる大火や震災に見舞われ、20世紀末には内戦で数千発の砲弾を浴びて壊滅状態に陥ったことも。その都度街は市民の手により再建され、1979年に世界遺産に登録。クロアチアにおいては、非常に治安の良い世界有数の観光都市としてその存在感を発揮しています。

1周2kmほどの城壁に囲まれる小さな旧市街には、宮殿や教会、修道院など多くの歴史的建造物がひしめき合っています。その美しさは、世界中から賞賛されるとおり“地上の楽園”。街に着いたら、焦らず絵になる風景を眺めながらのんびり歩いてみましょう。ただし、階段や石畳が多いので歩きやすい靴は必須です。

ちなみに、日本からクロアチアのザグレブ国際空港へは現在(2016年11月時点)、定期の直行便が運行していないため、フランクフルトやパリ、ウイーンなど近隣の主要空港を乗り換えをしてから入国します。ザグレブからドブロヴニクへは約510kmほど離れているため、長距離バスや電車、国内線の飛行機で移動します。

中世の繁栄を伝える歴史的建造物と街並み

クロアチアが誇る世界遺産、ドブロヴニク旧市街でまず体験したいのは城壁に整備された遊歩道散策。城壁が築かれたのは街が誕生した8世紀頃で、その後街の発展に伴い少しずつ拡張されてきました。16世紀ごろにはほぼ現在の姿となり、アドリア海やオレンジ色の屋根瓦が一望できるようになりました。

城壁から街の眺めを楽しんだ後は、旧市街の中心へ。ランドマークのひとつであるルジャ広場は、かつては青空市場が開かれていたことがあるスポットです。30分ごとに鐘を鳴らす高さ31mの鐘楼や、ゴシックとルネサンス様式の特徴を併せ持つスポンザ宮殿などの建造物に囲まれ、長い歴史と中世の繁栄を感じさせます。

クロアチアのドブロヴニク旧市街

メイン通りのプラツァ通りは、ルジャ広場からからピレ門まで東西に約200m続き、昼夜問わず人々であふれ、華やかな雰囲気に満ちています。通りの両側にはカフェやみやげ物店などが並んでいるので、散策途中の休憩や買い物も楽しめます。

プラツァ通り沿いには、高い鐘楼と大きな外壁が特徴のフランシスコ修道院が。内部には、さすがは世界遺産らしくクロアチア最古の薬局があり、今も立派に営業中です。14世紀の圧搾機や薬壷、手書きの処方箋などが展示される院内の博物館は、やや小ぶりながらも見応え抜群。中庭を囲む回廊は荘厳な雰囲気を保ち、壁面には人間や動物の顔などをモチーフとした装飾を見つけることができます。

また、ピレ門手前では大きなオノフリオの大噴水が目を引きます。1667年の大地震で装飾の多くが失われたものの、16面の顔のレリーフは姿を残し現在もその口から水を吹き出しています。

クロアチアのドブロヴニク旧市街

このように歴史的な建造物が現在も変わらず利用されているドブロヴニクでは、中世の時代にタイムスリップしたような風景の中で、地元の人たちが生活をしています。狭い路地に入り、現地の暮らしに触れるのもこの地を旅する醍醐味です。

クロアチアのドブロヴニク旧市街

見惚れるほど美しい街並みを眺めていると、今にも上空で『紅の豚』の真っ赤な飛行艇が旋回している錯覚を起こしそうになるかもしれません。そこで忘れずに訪ねたいのが、カーチスとポルコの初対面のシーンを連想させるドブロヴニクの港。小さな船が停泊する光景を眺めながら、映画の名シーンを回想するのも格別の時間となるでしょう。

世界遺産目当てのクロアチア旅行はオプショナルツアーが便利

クロアチアのドブロヴニク

ドブロヴニク旧市街にはシーフード自慢のレストランが点在し、海運都市ならではの生牡蠣やロブスターなど食材も豊富。また旧市街周辺はコルチュラ島やペリェシャツ半島などは、クロアチア有数のワインの産地でもあるので、手頃に美酒を楽しむことができるのがこの街の魅力です。

おみやげには、伝統的な刺繍やレース編みが盛んに行われるドブロヴニクならではのハンドメイドグッズがオススメ。おばあちゃんが刺繍や編み物をしながら店番をする露天や専門店などで購入しましょう。

世界遺産を求めてクロアチアを旅行するなら、首都ザグレブやプリトヴィツェ湖群国立公園を訪れる機会があるかもしれません。1日自由行動の日があるなら、現地クロアチアでのオプショナルツアーに参加してみましょう。ドブロヴニク市内観光ができるコースなら、旧市街を上から一望できるスポットに車で案内されるプランもあり、アドリア海に浮かぶ“真珠の街”がオレンジ色に輝く光景を目に焼き付けることができます。

個人旅行をする際も、ドブロヴニク旧市街にアクセスしやすいホテルに宿泊することをオススメします。アドリア海を見晴らす居心地のいい部屋を選べば、滞在中も地中海の絶景を堪能でき、クロアチアで見る世界遺産がより思い出深いものになることでしょう。

日本では見ることのできない美しい景色に圧倒されるドブロヴニク旧市街。クロアチアが誇る世界遺産は、ジブリ映画ファンならずとも一度は訪れたいスポットです。

クロアチアのおすすめ!

ご旅行前に外務省・安全情報(クロアチア)をチェック

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