空港からクチンの街まで、ﾀｸｼｰで20分程度掛かりました。日本人にはあまり馴染みのない街ですが、ｻﾗﾜｸ川が流れていて、のんびりとした感じのいい街でした。ｻﾗﾜｸ川から、ｸﾁﾝ郵便局の前を通って歩いて5分程の所にﾎﾃﾙはあります。ﾎﾃﾙ正面には中央広場があって、向う隣にはｻﾗﾜｸ州立博物館がありました。ﾎﾃﾙはﾄﾞｯｼﾘとした白い重圧感のある建物で、ｸﾁﾝでも格式があるﾎﾃﾙの様でした。その割に私が予約したｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞ･ﾂｲﾝは、とてもﾘｰｽﾞﾅﾌﾞﾙだったので、少し得をした様な気分になりました。私は今まで、この様なﾎﾃﾙに泊まった事がなかったので、少し緊張しながらﾁｪｯｸｲﾝをして、ｴﾚﾍﾞｰﾀｰで5階の部屋に向かいました。ｴﾚﾍﾞｰﾀｰも趣があり、ｸﾗｼｯｸながらもｶｰﾄﾞを差し込まないと動かない様になっていました。ﾎﾃﾙ全体はとても綺麗なのですが、歴史があると言うか年期が入っている様に感じました。少しﾜｸﾜｸしながら部屋に入ってみると、内側の部屋で小さな窓しかありませんでした。窓の外には壁しか見えず、部屋の広さも少し窮屈感があり、正直残念に思いました。一番安いｸﾗｽの部屋なので、すぐに気持ちを切り替えましたが、2階のﾗｳﾝｼﾞの生演奏が夜中の2時頃まで聞こえてきて、夜はゆっくり寝る事が出来ませんでした。せっかくこのﾎﾃﾙに泊まるのでしたら、私の様にあまり節約せずに、最低でもﾃﾞﾗｯｸｽｸﾗｽ以上の部屋をお勧めします。料金はｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞｸﾗｽとあまり変わらなかったと思います。格式があり、高級感も感じますので、ﾎﾃﾙ自体はお勧め出来ます。日本人の方はあまり利用されなくて、ここから少し離れたﾋﾙﾄﾝ･ﾎﾃﾙ等の利用が多かったみたいです。

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