バリ島にあるビーチの中でもとくに人気のあるスポットとして、クタ・ビーチがあります。クタはバリ島の南部にあるビーチリゾートです。古くには漁村として知られる地域でしたが、サーファーたちがこのビーチを利用するようになったことから、徐々に観光地としても栄えていきました。また、クタ・ビーチから見える夕陽も有名で、これを見るために訪れる観光客もいます。これを受けて周辺にはホテルやレストラン、お土産店などが設置されるようになり、賑わいを見せる地域に成長しました。
さらに2012年の末には、ビーチの正面に「シェラトン・バリ・クタ・ビーチ」というホテルが建てられ、ますます発展を遂げていきました。このホテルは、ビーチを一面見渡すことができる絶好のロケーションとなっており、バリ島を贅沢に堪能することができます。レストランはメインとイタリアンとに分かれており、メインの方は内装がピンクと白というオシャレな雰囲気になっています。イタリアンの方は窓が全面ガラスになっているため、ビーチや夕陽を眺めながらディナーを楽しむことができます。
さらに、隣にあるショッピングモールへすぐに行くことも可能です。ビーチを楽しんだ後に買い物に行き、そのままホテルへ宿泊もできるという、1日を通して堪能できる観光スポットとなっています。

バリ島南部に位置するビーチリゾートの一つが、ジンバランです。同じくビーチリゾート地として知られるクタよりも南部にあり、こちらにも多くの観光客が訪れます。ジンバランのビーチはいくつかの区画に分かれていますが、その中で最も店の数とお客さんの数が多いのが北部区域であり、多くの屋台が軒を連ねています。
海では海産物を獲ることができるため、新鮮な食材を使ってバーベキューを楽しむこともできます。海外より訪れた観光客から地元のファミリー層まで、幅広い層の人々で賑わいを見せるのがこのジンバランです。昼間も多くの人たちが集まっていますが、夕方になると海に沈んでいく夕陽の光景を見ることができ、朝と夜ではまた違ったビーチの楽しみ方ができるのも魅力です。
ジンバランは、かつては小さな漁村であり、現在のように観光客が訪れることはありませんでした。しかし、バリ島観光開発によって1990年代以降から開発が進められていきました。今では、高級ホテルをはじめとして多くの宿泊施設がビーチ周辺に建てられており、多くの観光客が訪れるバリのスポットとして知られています。

人がたくさん集まるビーチに行きたくない、という方にも過ごしやすい環境となっているのが、バリ島の離島にあるヌサ・レンボンガンのドリームビーチです。ここは観光客が多く訪れる他のビーチとは異なり、人がほとんどいない穴場的なスポットになります。のんびりと風景を眺めることができるため、デートなどの目的で訪れた方にとっても適した環境です。
人が少ないため、サーフィンをする際にも他の人に邪魔されることなく気軽に楽しむことができ、貸切ビーチのように贅沢に利用できます。バリの本島にあるビーチと比較しても透明度の高い海が広がっているため、シュノーケリングやダイビングをすれば青く澄んだ光景を見られるでしょう。
ヌサ・レンボンガンはバリから20kmほど離れた南側に位置する島で、船で行くと1～2時間ほどかかります。素朴な環境となっていることから「10年前のバリ島」と称されています。その名の通り、ビーチに飲食店やお土産店などが並ぶこともなく、代わりに海でとれた海藻を干している子どもの姿を見かけることでしょう。島全体が穏やかな空気に包まれているのがヌサ・レンボンガンの特徴です。この島には他にもマッシュルーム・ベイと呼ばれるメインビーチもあります。