デンマークにはどうやって行く?
九州とほぼ同じ面積のデンマークは、欧州でも有数の海洋国家。北海とバルト海を隔てるユトランド半島のほか、首都コペンハーゲンのあるシェラン島、くわえてフェロー諸島やグリーンランドといった離島まで、たくさんの島から成り立っています。
日本からデンマークへは現在、スカンジナビア航空の直行便があり、成田国際空港とコペンハーゲン国際空港の間を約11時間半で結んでいます。空港から首都コペンハーゲン中心部までは約8キロで、デンマーク国鉄でコペンハーゲン中央駅まで所要約15分とアクセスは比較的良好。また、バスも発着しており、こちらは10分おきに出発しています。
デンマークの首都、コペンハーゲンは島に浮かぶ街
デンマークの首都コペンハーゲンは人口約58万人(2015年時点)を擁する北欧最大の都市です。この都市がユニークなのは大陸側にも国土があるのに、なぜか島の方に首都があること。とはいえ、島という印象があまりしないのは、対岸のスウェーデンと長さ約9キロにもおよぶ橋でつながっていたり、大陸側のユトランド半島とも橋でつながっていたりすることも影響しているのでしょう。
デンマーク語で “商人たちの港”を意味する街だけあってコペンハーゲンは港町として拡大、発展した歴史を歩んできました。歴史的な建物が並び立つ美しい街並みは、この街が“北欧のパリ”と呼ばれるゆえんです。
デンマークの首都であるコペンハーゲンは宿泊施設も豊富です。コペンハーゲン市内のホテルは高級ホテルから使いやすいリーズナブルな宿までそろっています。ただ、物価が高く感じられることもしばしば。そこでコペンハーゲンの旅行ではオプショナルツアーを利用して、効率よくまわってみるという方法がおすすめです。HISでは日本語ガイド付きのツアーや、日本語音声ガイド付きのバスやボートツアーなどがそろっていて安心です。
1. 洗練された北欧デザインを堪能!
政治経済の面でデンマークの首都であり、文化の発信地でもあるコペンハーゲン。この街の魅力はいったいどこにあるのでしょうか。そんな疑問は、街をちょっと歩いてみるだけですぐに解決してしまうことでしょう。欧州独特の伝統と洗練が入り交じった街並みはそれ自体が価値を持つ観光スポット。日本ではあり得ないようなかわいい家が建っていたり、家の中から素敵なデザインの家具が顔をのぞかせたりと散策するだけでも楽しい街です。
デンマークは、日本でも大人気のヤコブセンやパントンといった有名デザイナーを輩出した国だけに、インテリア好きにはたまらない土地。そんなデンマークの首都であるコペンハーゲンにはセンスの良いショップがたくさん集まっています。北欧独特のスタイリッシュかつ洗練された雑貨を自分のものにしてみては?
2. まるでおとぎ話! ニューハウン地区
デンマーク旅行中、首都コペンハーゲンでぜひ足を伸ばしてみたいのが、運河沿いに広がる「ニューハウン地区」(写真下)。ここには「レゴ」のようなカラフルな家並みが建ち並んでおり、まるで童話の世界に迷い込んだかのような錯覚を覚えることも。ちなみに世界的なおもちゃであるレゴブロックはデンマークのメーカーです。
また「ストロイエ」(写真下)は世界初の歩行者天国として有名。通りでは、大道芸人が連日、熱演を繰り広げています。また、北欧ブランドの名店がひしめくため、ショッピングを思い切り楽しむなら絶好のスポットです。
3. 王国の歴史を残す世界遺産
デンマークの首都、コペンハーゲンの郊外には、世界遺産に登録されているお城がふたつあります。シェークスピアの戯曲『ハムレット』の舞台となった「クロンボー城」(写真下)と、デンマーク初の大聖堂「ロスキレ大聖堂」です。また、デンマーク王室がかつて住んでいたフレデリクスボー城も見どころたっぷり。王国として歩んできたこの国の歴史を感じさせてくれます。
4. アンデルセンゆかりの地
『マッチ売りの少女』『みにくいアヒルの子』『裸の王様』『人魚姫』『親指姫』ーーー。誰もが幼少期に親しんだ童話のふるさとがここにあります。作者のハンス・クリスチャン・アンデルセンはデンマーク出身。首都コペンハーゲン市内には人魚姫の像があり、市の象徴となっています。また、コペンハーゲン市庁舎には、市民いこいの場所であるチボリ公園を見つめるアンデルセンの銅像があり、観光客にとってはちょっとした撮影スポットに。また、市内にあるニューハウン地区には彼が住んでいた部屋が残っていたり、デンマーク王立図書館には直筆原稿が残されています。コペンハーゲンの旅行では、これらアンデルセンゆかりの地をまわって、童話の世界を堪能してみるのも旅の思い出になることでしょう。
5. 彩り豊かなスモーブローをぜひ!
デンマークの首都であるコペンハーゲンでは、どんなグルメが楽しめるのでしょうか。菓子パンとして日本でもポピュラーなデニッシュは、そもそも「デンマークの」という意味。文字通り、デニッシュはデンマークが発祥の地ですが、現地ではなぜかヴィエナブロー”(ウィーンのパン)と呼ばれています。けしの実やシナモンをふんだんに使った本場のデニッシュはいかが?
スモーブローと呼ばれるオープンサンドイッチは国民食といえるほどにポピュラーな料理。バターやラードをたっぷり塗ったライ麦パンの上に、サーモンや海老といった魚介類やニシンの酢漬け、ローストした肉や豚、卵、野菜などを盛り付けます。市内のレストランやオープンカフェなどのメニューの常連ですが、中には百数種類ものトッピングが可能なスモーブロー専門店も。今世界中の美食家たちが注目するデンマークの首都、コペンハーゲンの名物をぜひ味わってみて!
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