【旅の調査団M&H】ハワイ編⑥円安とハワイの物価高を乗り切る方法は?

【旅の調査団M&H】ハワイ編⑥円安とハワイの物価高を乗り切る方法は?

しばらくの間コロナ禍において旅行が遠のいていましたが、予防接種やコロナ対策を講じることで世の中は動き始めています!

そこで今回はプロトラベラーの山下マヌーさんに「旅の調査団M&H(山下マヌー&へなしゅん)」という立ち位置で、 面白おかしく魅力あふれるHAWAIIの今をレポートしていただきました!

ハワイ現地調査員旅の調査団 海外取材担当:<隊長>山下マヌーさん
編集者を経て旅行作家、コラムニストに。著作数65冊、渡航回数350回を超える快適海外旅行の第一人者であり、旅のライフハッカー。旅のスタイルの原点は「金はあるけど金にはうるさい」。
ハワイ現地調査員旅の調査団 国内取材担当:<副隊長>へなしゅんさん
サラリーマン時代にハワイ情報サイトを立ち上げ「へなちょこ・しゅん」という名前でハワイへ上陸。以後20年間、編集者としてハワイ暮らし。が、未だに英語話せず(涙)。

はじめに
旅はステキでワクワクするものですが、ちょっとドキドキするものでもあります。
その不安な気持ちを少しでも無くしてさしあげたい。

誰よりも先に、 プロの目線で、旅先をチェックします。
そして、それがどんな楽しい旅行につながるのか。
今回、私たちは「旅の調査団M&H(山下マヌー&へなしゅん)」として出動します。
隊長山下マヌーは海外を、副隊長へなしゅんは国内を、
まじめに、時には自分勝手に、旅先の今をレポートさせていただきま〜す。

▼前回の記事はこちら


2022年6月以降の急激な円安。加えてアメリカで起きているインフレ・物価高。
まったくもって日本人観光客にとっては、ものすごい風速でアゲインストが吹きまくっている。
ハワイでは「カップラーメンが500円!」「ハンバーガーが3000円!」などとニュースで取り上げられていたのは、多くの人が見たはず。
確かにそれはそうなのだけど、では聞きたい。
ハワイまで来て500円のカップラーメンを食べるのか?と。当たり前だけど、カップラーメンは大体の場合(というかほぼ毎回)1人一個だ。
カップラーメンをシェアすることなど、まずない。
ハワイで滞在中ずっと1人で過ごすというケースも、ほとんどない。
「いったいなにが言いたいのか?」と思わず、聞いてほしい。話はここからが本題。
仲間が増えれば増えるほどハワイはお得になる、というそんな調査報告。


たとえばチャートハウス。
窓からアラワイヨットハーバーを望む老舗のバー&レストランで、日本人にもそれなりに知られた店。
ここのフライドライスは写真でもわかるように(見た目以上に)巨大。
この店でチャーハン担当の人には同情するな。
だって毎回こんな量のチャーハンをフライパンで炒めていたら、腕はパンパン、毎日が筋肉痛必至だよ。


で、このボリュームでいったいいくら?15ドルだ!しかもハッピーアワーなら15%オフになる。
フライドカラマリも、このボリュームで13ドル!同様にハッピーアワーは15%オフ。
フライドライスを二人でシェアすれば・・・答えは7.5ドル。
3人なら?当たり前だが5ドルだ。過去の経験から3人でも余る量だ。そこで持ち帰る。
そう「ドギーバックプリーズ」と告げ、持ち帰り用のプラスチックコンテナに入れて部屋に持ち帰る。
夜に小腹が減ったら夜食に、また朝ご飯にと使い回せば、一食あたりの値段はいったいくらになる?
このビュー、この価格で文句があるというなら聞いてみたい。


ここで覚えておきたいこと。
それはテーブルに着席したら「バーメニュープリーズ」もしくは「ププメニュープリーズ」と、頼むこと。
そこにはフライドライス、カラマリのほかトルティーヤチップス(6ドル)、フライドズッキーニ(12ドル。これオススメです)
ほか、お手頃価格の料理がいろいろ並んでいる。


人数が4人以上の場合、チャートハウスよりサイド・ストリート・イン。
理由は、先のチャートハウスよりボリュームが約2倍となるから。
どうよこの巨大なシグネチャーフライドライス!
「大食い選手権ハワイ編」のロケをするなら、間違いなくここを選ぶべき。
男子4人でも持て余す、女子なら5人でも完食はおそらく無理。

気になるお値段18ドル。4人で割れば4,5ドル、5人なら3,6ドル=約500円。
ハワイのワンコインメニューとなりました。


シグネチャーをもう一品。シグネチャーポークチョップ(値段失念。たしか20ドル以下です)。
フライドライスと直径同サイズのお皿に乗せられ運ばれてくる溢れんばかりのポークチョップ。
アルコールのお供に、持ち帰って夜のおつまみに、衣は取ってお肉をパンに挟んで朝食にと、これまた用途が広がる逸品。


とはいえ、いつも仲間と一緒というわけにはいかない。
仲間とシェアできない単独ハワイの場合、高い料理代を払うしかないのか?いや、大丈夫。たとえばL&L。


ローカルも大好きなハワイの老舗チェーン店。
ショッピングモールや道路沿いほか、オアフ島内に約50店が点在。
プレートランチのメニューが中心の中、単独ハワイで注目したいのはハーフサイズのハンバーガー。
ハーフといっても、先のサイドストリートインのチャーハンを食べるような人々にとってのハーフ。
日本でならレギュラーサイズといってもいいくらいの大きさで、3,43ドル。
サイドメニューにハワイアンのソウルフードともいえるマカロニサラダ(1ドル)を付けるというプチ贅沢をしたとしても、5ドルでお釣りがくるじゃないか!


同様の理由から、プレートランチもミニでOK。チキンプレートランチ(8.65ドル)。
因みにチキンカツ、ガーリックチキン、モチコチキンほかチキンのバリエはどれを頼んでもハーフサイズ8,65ドル。


部屋飲みに欠かせないビールならミツワマーケット。
LAで日本食中心に扱うスーパーマーケットだけあって、日本のビールのラインナップが充実&安い。


キリン一番搾りもアサヒスーパードライも1,29ドル。
ハワイ産コナビールの半額という激安価格の理由は謎だが、とにかく安い。
もしかしたら日本より安い?


ミツワには和食のお弁当、惣菜の種類が豊富・・・なんだけど、やはりちょっとお高めか。
夕方以降の売り切りセールタイムがお得。但し、何が残っているのかは運次第。


お土産を安く済ますならロングスのメンバーズカード。
カードというより札?レジでその場ですぐに作ってくれてその日から割引OK。
割引率は商品や日によって変わり、各商品棚の値札に割引率が書かれているのでそちらをチェック。


円安&インフレ物価高を乗り越えるヒントをもうひとつ。
それは、遊びも食事もローカルエリアに行くのが正解、ということ。
コンクリートだらけのワイキキとは異なり、そこにはハワイ本来の自然と住民の皆から愛されている=ローカルプライスなお店が見つかるはず。
中でも注目したいエリアが、ワヒアワ。
ノースエリアの手前にあるこの街、多くの観光客は素通りしてしまうだけ。
ところが近頃は、家賃の高くなってしまったハレイワを避け、こちらでサーフカルチャーをウリにしたカフェや、ビンテージショップ始めるローカルも登場しはじめ、今後が期待できそうなエリア。


そんなワヒアワに古くからあるサイミンの人気店が、シゲズサイミンスタンド。
このエリアがまだプランテーション時代だった頃からの人気店。
ワヒアワという不便な場所にあるにも関わらず、過去何度もハワイのベストサイミンに輝く。

そんな秀逸なサイミンの中、おすすめがワンタンサイミンSサイズ7,75ドル(Sで十分。因みにレギュラーは11,50ドル)。
日本の街中華の金額と変わらない、リーズナブルな金額じゃないか!


ワヒアワからもう一つ、タンヤズパイ&グリル。
店名に“パイ”を押し出しているものの、プレートランチ、サンドイッチ、ハンバーガーといろいろあり。


ハムエッグサンドイッチ2,95ドル、ツナサンドイッチ4ドル、マカロニサラダ2,95ドル・・・まさにローカルプライス!
お皿も金額も料理も、潔いほどのシンプルさが好き。


調査の結果、カップラーメン500円より断然お得で豊か食生活にすることが可能だとわかりました。
これをケチと呼びますか?でも違います。これはケチではなく賢い選択。
仲間の結束が強まり、バリエいろいろな料理をシェアでき、しかも割り勘でお得。
これこそ、以前から自分の著作で言い続けてきた「金はあるけど金にはうるさい」賢い消費者の模範的行動でございます。
続く

   

投稿日:2022.09.09

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