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アート&エンタメ[在住者に聞いた]女子的ロンドンの観光と楽しみ方

古いものと新しいものが混ざり合う伝統と革新の街、ロンドン。ロンドン観光といえば、エリザベスタワー(通称ビッグ・ベン)や、バッキンガム宮殿などを思い浮かべる人も多いかもしれません。そういった定番の観光地以外には、ロンドンはどのような魅力があるのでしょうか。ロンドン在住歴2年の岩本由香里さんに、有名観光スポットを周るだけにはとどまらない、女性に嬉しいロンドンの楽しみ方をうかがいました。

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ロンドンの時計塔(ビッグ・ベン)

お話をうかがった方

岩本由香里さん
ロンドン在住歴2年。東京で事業開発・マーケティング職を経験後、サービスデザインを学ぶべく渡英されました。

ロンドン観光で外せない王道!ミュージアムめぐり

── ロンドンは観光地であり、アートやエンターテイメントの聖地でもありますね。

由香里さん:
アートやエンタメ好きにとって、いえそうでなくてもロンドンは天国です。美術館や博物館のほとんどが入場無料。ロンドンが世界に誇るウエストエンドのミュージカルもわずか2,000円ほどで鑑賞できますよ。

── ではまず、ガイドブックにも載っているロンドン観光で定番のミュージアムのなかから、特におすすめのスポットをうかがえますか?

由香里さん:
ロンドンを観光するなら、王道ですがやはり大英博物館は見逃せません。ロゼッタストーン、エジプトのミイラ、パルテノン神殿の彫刻など、大英帝国時代の影響力を物語る世界各国の逸品が並びます。

大英博物館

大英博物館は建物自体も圧巻なので、じっくり鑑賞する時間がなくても、ガラス屋根を眺めに行ってほしいです。夏目漱石も通った閲覧室(Reading Room)で先人の軌跡を感じるのも忘れずに。世界的に有名な博物館だけあって週末はとても混むので、平日の午前中に行ってゆっくり鑑賞するのがベストです。

世界のファッションや調度品に興味がある方におすすめしたいのが、ロンドンの高級地域、サウスケンジントンと国立公園ハイドパークの間に位置するヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)。

アルバート博物館

ファッションの歴史や、日本、アジア、中東、アフリカ諸国の調度品が国ごとに楽しめます。最近改装された日本のコーナーには、着物や浮世絵といった伝統的な服飾品や美術品だけでなく、メイド服や携帯電話までもが展示されていて、ヨーロッパの視点から日本文化を見つめ直す良い機会になるはず。館内にある、中世貴族のきらびやかな生活が感じられる豪華なカフェもイチオシです。

── 大英博物館も、ヴィクトリア&アルバート博物館も、特別展を除き入場無料です。主要ミュージアムの入場料が無料であることは、ロンドンという観光都市がいかにアートや文化を大切にしているかの表れ。「万人がアートや文化に親しめるように」との想いが伝わってきます。

イーストロンドンで旬のアートを体感

── ロンドンには、観光客に人気の名門ミュージアムだけでなく、街と一体となったモダンなアートスポットも充実しています。

由香里さん:
ショーディッチやハックニーといった東ロンドンは観光地というより街全体が生きたアート。アーティストや若者が多く、日本でいえば原宿や渋谷のようなイメージです。伝統的なアートだけでなく、ヒップで旬なロンドンのアートシーンを体感するために、ぜひ足を運んでください。特に日本でも有名なバンクシー、スティックの壁画は要チェック。訪れるたびに新しい壁画が出迎えてくれる、常に動きのあるエリアです。

アート&エンタメ天国! 英国在住者が教える「女子的ロンドンの楽しみ方」

由香里さん:
東ロンドンはベタな観光地ではないため迷いやすいかもしれません。慣れないうちはウォーキングツアーに参加するのが確実。アートの見どころを、街の歴史やアーティストの逸話も交えて楽しく解説してくれます。特に「Alternative London Walking Tours」はインターネットで簡単に予約ができるうえ、参加費無料でおすすめ。ただし、チップ制なので、気持ちとしてツアーの最後に5ポンドほど払う人が多いです。

この地区には個人経営のおしゃれなショップも多く、ブリックレーンからショーディッチハイストリート駅やオールドストリート駅周辺にかけて歩いていくと、おしゃれなカフェやロンドンっ子や観光客に人気のベーグル屋さん、アンティークやクラフトが充実している「オールド・スピタルフィールド・マーケット」など、さまざまなお店に出会います。デザイン好きにはたまらないポップアップショップ「BOXPARK」や、クリエイターやデジタルノマドが集まる「Ace hotel」のおしゃれなロビー兼カフェがおすすめ。マーケットやフードコートも充実しているので、食べ歩きをしながら東ロンドンならではの活気を味わいましょう。ぜひ歩きやすい格好で街歩きを楽しんでくださいね。

アート&エンタメ天国! 英国在住者が教える「女子的ロンドンの楽しみ方」

ウエストエンドで本場のミュージカル体験!

── ロンドンでの観光といえば、忘れてはならないのがミュージカル。由香里さんも本場のミュージカルの期待以上の素晴らしさに魅了されています。

由香里さん:
ロンドンでは、ぜひウエストエンドで本場のミュージカルを体験してください。ウエストエンドの魅力は、数々の名演を生み出してきた歴史ある劇場と本場の躍動感、そして日本未上陸のレア演目を楽しめること。しかも、それらが日本よりもずっとお得に体験できるのです。

以前は、劇場近くのボックスオフィスで当日券を購入するのがお得でしたが、今ではインターネットで簡単にチケットを入手できるようになりました。公式チケットを販売するボックスオフィスのウェブサイトで、2,000円程度からチケットを購入することができます。料金は演目や席の空き状況によって異なりますが、先日は「アラジン」の最安値の席を16ポンド(約2,000円)で手に入れることができました。

アート&エンタメ天国! 英国在住者が教える「女子的ロンドンの楽しみ方」

ウエストエンドのミュージカルで特におすすめの演目は、1985年の初演以来大人気ロングランの「レ・ミゼラブル」、そして何といっても日本未上陸の「ハリー・ポッター」です。「ハリー・ポッター」はあまりの人気で満席状態が続いていますが、会場を見てオブジェの前で写真を撮るだけでも。ロンドン観光のいい記念になるはずです。上演前や途中の休憩時間には、劇場の中のバーカウンターでお茶やお酒を楽しんでみては? ヨーロッパならではの歴史ある優雅なインテリアで、雰囲気も抜群です。ロンドン中心部のホテルに宿泊すれば、夜のミュージカル鑑賞にも便利ですよ。

観光ついでにロンドンのグルメも満喫しよう

── アートやエンタメスポットの近くには、観光都市ロンドンならではの素敵なグルメスポットがあるのだとか。

由香里さん:
カフェの種類が充実していて、気分に合わせて選べるヴィクトリア&アルバート博物館内のカフェは絶対に訪れてほしいですね。中世の貴族になったかのような気分が味わえるきらびやかなカフェルームでピアノの生演奏を聴きながら、あるいはモダンデザインの父と慕われるウィリアム・モリスがデザインしたシックな空間を楽しみながらのティータイムはいかがでしょう。晴れた日なら、中庭のカフェスペースで、噴水と美しい建物を眺めながらゆっくり紅茶とスコーンを楽しむのも最高ですよ。

由香里さん:
観光の合間にロンドン市内でランチするなら、ヴィクトリア&アルバート博物館最寄りのサウスケンジントン駅近くにある「Comptoir Libanais」がおすすめ。ポップでお洒落な店内で、レバノンやモロッコなどの中東料理が味わえます。特にタジン鍋や食後のデザートは絶品。かつてはご飯が美味しくないと悪名高かったロンドンですが、ここ数十年のうちに世界各国からの移民のおかげで一気に食のレベルが上がったようですね。日本では馴染みの薄い中東料理やアフリカ料理もロンドン観光の際に気軽に楽しめるので、この機会にぜひ。

モロッコ料理

由香里さん:
ウエストエンドでミュージカルを堪能した後にぜひ足を運んでほしいのが、徒歩15分以内で行けるナショナル・ポートレート・ギャラリー3階のカフェ。大きなガラス張りの店内から、ビッグ・ベンや聖ポール教会など、ロンドンの観光名所を一望する素敵な眺めとともに、イギリスならではの優雅なアフタヌーンティーが楽しめます。美術館なので時間に余裕があればアートも楽しんで。特別展以外はいつでも入場無料です。

── 定番だけにとどまらない、ロンドンの多彩な観光の魅力が伝わる貴重な情報とアドバイスありがとうございました。

アート&エンタメ天国! 英国在住者が教える「女子的ロンドンの楽しみ方」

ロンドンには有名観光地だけでなく、常に変化し続けるアートやエンタメスポットが盛りだくさん。「すべてを個人で周るのは不安」という方は、ロンドンのオプショナルツアーを利用すれば安心して行動範囲を広げることができます。伝統と革新、ふたつの異なる表情を併せ持ったアート&エンタメの都、ロンドンへ観光をしにいきませんか。

※掲載画像にはイメージ画像が含まれています。

ロンドンのおすすめ!

ご旅行前に外務省・安全情報(イギリス)をチェック

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