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NZが誇る絶景!ミルフォードサウンドを巡る旅

まだ見たことや触れたことのない、壮大な大自然。こうしたものを体感することこそ、旅行の醍醐味ともいえるはず。厳しい自然の力が作り出した世界を、ぜひ海外旅行のときにも触れてみたいものです。

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ミルフォードサウンドの地形「フィヨルド」とは?

ニュージーランドには、世界遺産にも登録されているミルフォードサウンドがあります。厳しい自然が作り出した美の集大成ともいうべきこの場所を、知っている人も多いはず。では、毎日数千人の観光客が訪れるこのミルフォードサウンドとは、いったいどのような場所なのでしょう。

ミルフォードサウンド

フィヨルドという言葉があるのですが、これは氷河が進退することにより、削り取られた岩山にその溶けた水や海水が入り込んで形成された地形のことを意味します。このミルフォードサウンドこそ、フィヨルドという地形なのです。また、ミルフォードサウンドの「サウンド」とは入り江を意味しており、名前からも入り組んだ地形であることは容易に想像がつくでしょう。

ニュージーランドは北島と南島の2つの島でできているのですが、このミルフォードサウンドがあるのは南島側の南西部角で、フィヨルドランド国立公園の中に位置します。とても雨の多い地域としても知られており、その雨量は、年間で7000~8000mm、一年の2/3は雨が降っているのです。この膨大な雨量が、ミルフォードサウンド名物でもあるカスケードと呼ばれる一時的な滝を作り出します。険しい海からそびえ立つ山肌を流れ落ちる雨水が作る滝の中には、1000mを超えるビッグスケールなものも。また、この雨はフィヨルドの土壌を崩すために、地滑りが起きて山の上から崩れ落ちることも日常的なことなのです。ところが、なぜ今あるような美しい自然美を保っているのかといえば、野生の鳥が運び込む植物の種が多いために、その回復も早いといわれています。

ミルフォードサウンドのマイター峰

雨が降ったときに生まれる一時的な滝の数は数千ともいわれているのですが、晴れたときにはその姿はわずかに2つ。標高2300mのペンブローク山の山頂に残った氷河の雪解け水が作り出している160mのボーウェン滝と155mのスターリング滝。ただ、氷河が2040年くらいには溶けきってしまい、消滅する可能性もささやかれています。

ミルフォードサウンドのカスケード

オットセイから深海生物まで!大自然をクルージング

ミルフォードサウンドの周辺は、隆起した土地ということもあって海溝はありません。そのため、深海が存在していないのですが、年間降水量が多くてできるカスケードから流れ込む淡水と、もともとの海水がぶつかる場所でもあるのです。この二つはけっして混じり合うことがなく、海は淡水の層と海水の層にはっきりわかれているのです。この重なり合う層のおかげで、太陽の光は海中に入り込みません。そのため、深くない海にもかかわらず、深海魚や黒サンゴといった深海でしか目にすることのできない生物が生息しているのです。

ミルフォードサウンド・ディスカバリーセンターには、水深10mの場所に設置された海中展望室があります。太陽の光が届かない深海同様の環境で育つ黒サンゴを手軽に観察できるのは、こうした理由があるからなのです。

このように自然の魅力が溢れる壮大なミルフォードサウンドですが、日本からのアクセスはまず、オークランドへと行く必要があります。最寄りの空港があるクイーンズタウンには、残念ながら日本からの直行便がないため、そこから飛行機を乗り継ぐ必要があるのです。

そのため、ニュージーランドのどこでホテルを予約するのかは悩みどころ。ただ、オークランドでホテルを予約したとしても、ミルフォードサウンドへ行く途中の撮影スポットに立ち寄りながら行けるツアーもあるので、飛行機の乗り換えをあまりしたくない場合にはそうしたツアーを選べばいいかもしれません。

ちなみに日本人向けのツアーも用意されており、この自然美を満喫することができます。誰でもわかるような日本語ガイドだけでなく、中には和食弁当までセットされているものもあるので、まるで日本にいるように世界遺産に触れることができるのではないでしょうか。

ミルフォードサウンドのあざらし

また、ミルフォードサウンド周辺にはオットセイやアザラシ、ペンギン、イルカが数多く生息しています。展望ラウンジや広々としたデッキのある船でクルーズを楽しむときには、岩肌で休んでいるそうした動物たちの姿を見ることも楽しみのひとつになるでしょう。未だ恐竜が生息していそうな太古の世界の姿を残しているミルフォードサウンド、厳しい自然が生み出したその美しさと力強さにぜひとも触れてみたいものです。

オークランド(ニュージーランド)のおすすめ!

ご旅行前に外務省・安全情報(ニュージーランド)をチェック

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