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豪華絢爛な宮殿と膨大な美術品!【ロシア】エルミタージュ美術館の見どころ

世界三大美術館のひとつエルミタージュ美術館。ロシアで最も美しい街と称されるサンクトペテルブルグの中心に建つエルミタージュ美術館は、それ自体が旅の目的になるほど魅力的な観光スポットです。古代エジプト、ピカソやマティスの初期作品、フランス近代絵画をはじめとした膨大なコレクションもさることながら、ロシア帝国の繁栄を物語る豪華絢爛な宮殿は見ているだけでため息が出るほどの美しさ。ロシアの観光に欠かせないエルミタージュ美術館の見どころを紹介します。

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ロシア帝国の繁栄を物語る膨大なコレクション

エルミタージュ美術館の歴史は1775年、ロマノフ王朝の女帝エカテリーナ2世が、自分専用の王宮を建て収集した美術品を隣接する離れに飾ったのがはじまりです(建築自体は1754年から、またコレクションは1764年に開始)。大きな中庭がある正方形の建造物にはバロック様式の豪華な装飾が施され、460室以上の部屋数があったといわれています。

エルミタージュ美術館

その後、歴代のロシア皇帝が美術品を収集し、1852年には新エルミタージュが建築されますが、ロシア革命によってロマノフ朝は終焉を迎えました。やがて首都はサンクトペテルブルクからモスクワへと移り、貴族・商人の個人コレクションは国有化され、ソビエト崩壊後には国立美術館として公開されることとなりました。

規模の拡大と復旧作業により近代化した現在は、約300万点以上の収蔵品を持つ世界有数の美術館となっています。

エルミタージュ美術館の建物は、冬の宮殿、大エルミタージュ、小エルミタージュ、新エルミタージュ、エルミタージュ劇場の5棟で構成され、展示室数は1500以上。すべてを回ると20kmを超える移動距離になるため、事前に下調べをし、自分が見たい作品をおさえた回り方をするのが必須です。最短でも丸1日は使い、この壮大な豪華絢爛な装飾と作品に触れる時間を確保したいものです。

黄金の調度品と豪華な客間が並ぶ、冬の宮殿

エルミタージュ美術館最大規模の建物である冬の宮殿。ここは当時のヨーロッパ最高の技術者たちによって作られた、ロシアの皇帝のきらびやかな住まいでした。黄金に輝く調度品や豪華な客間にその栄華が感じられます。まずは、宮殿の装飾を楽しむところからスタートしましょう。

正面玄関を入ってすぐにある吹き抜けの高さ22mの「大使の階段」(写真下)は、大理石に刻まれた文様、壁面のきらびやかな装飾と天井の絵が豪華。まずこのスケールの大きさと美しさに圧倒されてしまいます。

大使の階段

この階段を上がると広い廊下とその両側にそれぞれ装飾が違う部屋が並びます。

赤色が目を引く「ピョードル大帝の間」(写真下)。正面の絵には、勝利の女神ミネルヴァに見守られたピョードル大帝が描かれ、手前の椅子はピョードルの姪アンナ女帝の玉座となります。

エルミタージュ美術館小さな玉座

歴代皇帝が公式レセプションを行った「大玉座の間」は、赤いベルベットに金糸で刺繍されたロシア皇室の紋章が印象的なホールです。

そして、18世紀イギリスの時計職による大きな黄金仕掛け時計が目を引く「パヴィリオンの間」、エカテリーナ2世が集めた宝石が展示される壁全体が黄金の金箔で覆われた「黄金の客間」、黄金の柱が見事な「紋章の間」(写真下)のまばゆさが、訪れる人を恍惚とさせます。

エルミタージュ美術館内部

エカテリーナ2世がヴァチカン宮殿のイタリア人画家ラファエロの作品を複製して造られた「ラファエロの回廊」(写真下)、勝利に貢献した332人のロシア将軍の肖像画が展示される「1812年祖国戦争の画廊」も圧巻です。

エルミタージュ美術館内部

他にも約2トンの孔雀石が使われた「孔雀石の間」、ロココ様式の「着替えの間」など、冬の宮殿をざっと鑑賞するだけでも半日かかります。その後は各エルミタージュへお目当ての作品を見に移動しましょう。

ダヴィンチやラファエロの作品も

建物をつなぐ廊下にも、古代絵画史などテーマ別に整理して展示されています。

エルミタージュ美術館内部

エルミタージュ美術館の中で人気なのがレオナルド・ダ・ヴィンチの作品。新エルミタージュ2階には「レオナルド・ダ・ヴィンチの部屋」があり、静と動の対比が見事な2大名作「ベヌアの聖母」と「リッタの聖母」があります。

他にもラファエロ「コスタビレの聖母」などのルネッサンス期を中心とした15~18世紀のイタリア美術、ヴェラスケス「昼食」といった近代スペイン美術も充実。歴史的な名作が所狭しと並べられた様に感動してしまうでしょう。

エルミタージュ美術館

印象派の作品を展示する別館には、モネやセザンヌ、マティスやピカソ、ゴーギャンなど著名な画家の作品も充実しています。

初めてならオプショナルツアーで効率良い鑑賞を

世界中からエルミタージュ美術館を目当てに観光客が多く訪れるため、入り口ではチケットを買うだけでもとても時間がかかってしまいます。そのため、事前にインターネットで前売り券を手に入れておくのがおすすめ。また、広大な館内で地図は必携です。迷ったら「大使の階段」に戻るなどルールを決めておくと安心。1階にあるトイレとカフェの場所もチェックしておきましょう。

エルミタージュ美術館に行く際、現地ロシアでオプショナルツアーに参加すれば、入場や移動に時間をロスすることなく見どころをおさえた鑑賞を数時間で楽しむことができます。日本語ガイドがついていれば、美術の勉強にもなり充実した時間となりそう。滞在ホテルからの発着があるプランなら、初めてのロシア観光でも街で迷わず美術館に到着できます。

エルミタージュ美術館を目的とするなら、ロシアで泊まるホテルはサンクトペテルブルグの中心地で探しましょう。旅は計画もやっぱり重要。事前の準備を入念に、芸術に触れる旅を実りあるものにしましょう。

サンクトペテルブルグ(ロシア)のおすすめ!

ご旅行前に外務省・安全情報(ロシア)をチェック

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