台湾は、美味しいグルメを味わったり夜市でのショッピングを楽しんだり、レトロで幻想的な雰囲気の九份を訪れたり、さまざまな楽しみ方ができる人気の旅行先です。
台湾旅行を計画する際に気になる2泊3日や3泊4日で台湾に行く場合の旅行費用や、現地で必要な費用や物価について解説します。(2024年6月、1TWドル=約4.8円での換算)
台湾の旅行費用ってどのくらい必要?
台湾は日本から直行便を利用して約4時間、時差も1時間ほどです。
台湾に行く手段としては、パッケージツアーと個別で手配していく個人旅行があります。
旅行の目的や予算に合わせて選択しましょう。
個別で手配する手間が省けることが最大のメリットです。
航空券とホテルがセットになっているものが多く、いろいろな商品が展開されているので、自分に合った商品を選ぶことができます。また、比較的個別で手配する場合よりも費用が安く済むことが多いです。
宿泊するホテルを1泊ずつ変えたり、スケジュールを自由自在にプランニングできるメリットがあります。
ただし、航空券とホテルを個別に手配する場合、空港からの移動手段も含めて自分で計画する必要があります。
ここでは2泊3日、3泊4日で台湾旅行に2人で行く場合の、1人あたりの予算について解説します。(2024年6月時点の目安)
2泊3日の台湾旅行費用
費用の相場は1人あたり約99,700円~です。
内訳は下記の表です。
項目 | 費用 |
航空券(往復) | 約60,000円~ |
ホテル・宿泊 | 約16,000円~ |
食費 | 約9,000円~ |
交通費 | 約3,000円~ |
Wi-Fi・通信 | 約2,200円~ |
観光・アクティビティ | 約5,000円~ |
海外旅行保険 | 約1,500円~ |
お土産・ショッピング | 約3,000円~ |
3泊4日の台湾旅行費用
費用の相場は1人あたり約112,900円~です。
内訳は下記の表です。
項目 | 費用 |
航空券(往復) | 約60,000円~ |
ホテル・宿泊 | 約24,000円~ |
食費 | 約12,000円~ |
交通費 | 約4,000円~ |
Wi-Fi・通信 | 約2,900円~ |
観光・アクティビティ | 約5,000円~ |
海外旅行保険 | 約2,000円~ |
お土産・ショッピング | 約3,000円~ |
出発時期や宿泊するホテル、現地での過ごし方によって必要な費用は変わってきます。
パッケージツアーの場合にはオプショナルツアーが組み込まれていたり、期間限定セールや早割を活用するとかなりお得になることもあります。
台湾旅行出発前に手続きが必要な5つの項目と費用
台湾旅行にかかる費用は出発前と現地滞在時にかかる費用に分けられます。まずは旅行前に必要な5つの費用について解説します。
航空券
台湾の航空券費用は出発時期や予約のタイミング、利用する航空会社によって大きく異なります。
エコノミークラス利用の場合、東京発台湾直行便、航空券往復の費用は1人当たり約30,000円〜(閑散期出発の場合の例)。航空券代金のほかに燃油サーチャージや空港使用料、諸税などがかかり、合計約60,000円~が相場となります。
LCCを利用の場合、往復の料金は約40,000円~が相場です。機内食や荷物の追加等、サービスに追加費用が発生する場合がありますので、必要なサービスをあらかじめ確認しておくと安心です。
予算を抑えたい場合には、オフシーズンや夏休み、年末年始、ゴールデンウィーク等の大型連休を避けて予約をするとよいでしょう。
宿泊費
台湾にはリーズナブルなホテルから、プールやスパなどの充実した設備と上質なサービスが整った高級ホテルまで、さまざまなタイプのホテルがあります。
宿泊するホテルによって費用は大きく変動しますので、人気の観光地にアクセスしやすい立地、ショッピングや観光に行きやすいエリアなど、ある程度予算を決めて希望条件に近いホテルを探しましょう。
・スタンダードホテル:約8,000円~
・スーペリアホテル:約15,000円~
・デラックスホテル:約20,000円~
・ラグジュアリーホテル:約30,000円~
※宿泊する時期により宿泊代は変わります。
オプショナルツアー
台湾は九份や台湾一の高さを誇るランドマーク「台北101」、十分での天燈上げ体験など、訪れたいスポットが豊富です。
オプショナルツアーを活用すると移動手段の心配をせず、人気スポットの観光が楽しめるのでおすすめです。食事付のプランにすれば、現地グルメも味わえて一石二鳥。
【人気のオプショナルツアーの一例】
オプショナルツアー | 費用 |
夜の九分散策と十分天燈上げを体験!2大観光スポットをピンポイントに楽しむナイトツアー | TWドル2,200(11,110円~) |
鼎泰豊ランチ付き!台北市内(台北101+華山1914)&午後九分たっぷり滞在の超満喫ツアー | TWドル2,900(14,640円~) |
はじめての台湾で押さえたいスポット満載!台北市内観光ツアー(鼎泰豊ランチ付き) | TWドル1,600(8,080円~) |
【冠天下健康養身館】全身マッサージ-南京店 | TWドル1,300(6,560円~) |
※オプショナル代金は2024年6月時点の料金です。
Wi-Fiルーターなどの通信費
費用の目安:1日あたり約720円~
主流はSIMカードやeSIM、ポケットWi-Fiのレンタルです。
海外ローミングの設定自体は簡単ですが、他と比べると割高になることがあります。
海外旅行保険
費用の目安:1泊あたり約500円~
2泊3日:約1,500円~
3泊4日:約2,000円~
※利用する保険会社や加入プランにより費用は変わります。
海外では日本の保険が適用されず、病院にかかった際には高額な医療費が発生することがあります。
旅行先での怪我や病気等、万が一の事態に備えて海外旅行保険に加入することをおすすめします。
盗難にあった際にも保険が適用されますので安心です。
また、クレジットカード付帯の海外旅行保険もあります。お持ちのクレジットカードの海外旅行保険を利用する場合にはどのような補償内容か必ず確認しましょう。
台湾滞在中に必要な費用と物価
台湾旅行前に手続きが必要な費用の次は、滞在時に必要な費用の相場を解説します。
食事代
費用の目安:1日あたり約4,000円~
台湾旅行の醍醐味ともいえるグルメ!肉汁たっぷりの「小籠包」や煮込み豚肉をかけたご飯「魯肉飯 (ルーロウファン) 」、台湾のソウルフード「牛肉麺」やたっぷり果肉の入った「マンゴーかき氷」、つるんとしたのど越しのスイーツ「豆花」など旅行中には食べつくせない程のグルメがあります。
多くの食事はほぼ屋台で食べられるので、価格がお手頃な点もうれしいですね。
「小籠包」は10個約180TWドル(約410円)くらい~「魯肉飯 (ルーロウファン) 」は約100TWドル(約480円)くらい~「牛肉麺」は約280TWドル(約1,350円)くらい~。「マンゴーかき氷」は約210TWドル(約1,012円~)くらい~「豆花」は約40TWドル(約192円)くらい~。
食事の費用はレストランや夜市の屋台など、食べるエリアやお店によって異なります。
交通費
費用の目安:1日あたり約1,000円~
台湾はMRT(地下鉄)やバスなど公共交通機関が発達しており、リーズナブルな価格で乗車できます。台北市内の移動はMRT(地下鉄)とタクシーを併用すればほとんどの場所に行けます。
日本と同じように公共交通機関で使えるICカード「悠遊カード(EASY CARD)」があり、頻繁に利用する場合には大変便利です。タクシーやコンビニでも利用できます。
MRT(地下鉄):20TWドル(約97円)~
悠遊カード(EASY CARD)は購入時に100TWドル(約483円)必要です。
バス:15TWドル(約72円)~
タクシー:初乗り料金85TWドル(約415円)~
台北以外の主要都市(台中や台南など)を訪れたい場合には台湾高鉄(新幹線)がおすすめです!とくに「台湾高鉄周遊パス」はお得に快適な移動ができます。
お土産・ショッピング代
費用の目安:約3,000円~
台湾ならではのショッピングやお土産選びは旅行の楽しみのひとつ。
台湾の夜市はありとらゆるものが揃います。食べ歩きグルメからちょっとした台湾雑貨を買うにも最適です。
台湾の渋谷や原宿と言われる「西門町」は人気のショッピングスポット!台北駅からMRT(地下鉄)で1駅とアクセスしやすく、ファッションやグルメなど台湾のトレンドを感じられます。
パイナップルケーキや台湾茶、台湾雑貨はお土産として人気です。
パイナップルケーキは「微熱山丘Sunnyhills」「The Nineベーカリー(烘焙坊)」「佳徳糕餅(ChiaTe)」など数多くのお店があります。値段はお店によって変わりますが、10個入り約410TWドルくらい~(約1,980円)購入できます。台湾のお茶は種類が豊富でパッケージもかわいらしいものばかりなので、自分用としてもお土産にしても最適です。
ショッピングを楽しみたい方は、あらかじめ予算を決めておくとよいでしょう。
台湾の物価はどのくらい?
1TWドル(台湾ドル)あたり約48円前後です。(2024年6月現在)
台湾の物価は日本より安めです。
レストランでの食事費用は高くなる傾向にありますが、外食を頻繁にする台湾の文化では、ローカルグルメは安く済ませられます。交通費も比較的安めで、夜市などでは衣服もお手頃価格です。
食料品は日本とあまり変わらない物もあります。
ミネラルウォーターは約30TWドル(約145円)、スターバックスコーヒー(トールサイズ)は約120TWドル(約580円)。マクドナルドの「ビックマック」は単品価格で約80TWドル(約390円)、ビールは約40TWドル(約195円)、ラーメンは約250TWドル(約1,210円)。
台湾旅行を予約する前に知っておきたいこと
台湾旅行を予約する前に台湾の基本情報を知っておくと、旅行の計画に役立つかもしれません。
チップは必要?
台湾ではチップを払う習慣はありません。
基本的にサービス料として料金に10%が加算されているためです。ホテルのポーターさんなどお世話になった方や、特別なサービスを受けたときなどは感謝の気持ちとして、100TWドル~200TWドルのチップを渡すといいでしょう。
台湾のベストシーズンは?
秋(9月~11月)は比較的気温も落ち着き、雨も少なくなり過ごしやすい時季です。中秋節や国慶節などのお祭りも行われ、街は活気に溢れています。ハイシーズンに比べると観光客の数も落ち着き始めるため、混雑を避けて観光できます。
台湾の治安は?
台湾の治安は比較的安定しています。
ただし混雑した駅や観光地では、観光客を狙ったスリや置き引き被害の報告はあります。
安全に旅行を楽しむためにも貴重品は肌身離さず持ち歩きましょう。
台湾市内はバイクが非常に多いです。交通事故には十分注意しましょう。
台湾旅行の費用を抑えるコツは?
大型連休(年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなど)は、基本的に料金が高くなるため、大型連休を避けた現地のオフシーズンを狙うと費用を抑えられます。
台湾は雨季(4月~8月)やハイシーズン前の12月上旬頃がオフシーズンにあたります。4月は雨季の中でも降水量が比較的少なく、気温も20度くらいと過ごしやすいため狙い目です。
※春節(旧正月)の期間は、街が煌びやかな雰囲気でお祝いムード一色ですが、公共交通機関の混雑やお店が休業していることも多いので、注意しましょう。
食事やお土産の購入などは市場などのリーズナブルなお店を活用するとさらに費用を抑えられます。
各項目の予算を参考に台湾旅行を計画しよう
いかがでしたか?
比較的物価が安く、美味しいグルメや観光スポットの多い台湾。
行きたい場所やオプショナルツアーの参加など、費用の目安を決めて現地滞在中の過ごし方を考えてみましょう。素敵な旅になりますように。
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