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美食の都パリを食す!カフェにレストラン、ビストロを巡る3日間の旅

美食を意味する“グルメ”の語源、世界3大料理のひとつ、ユネスコ世界無形遺産…と絶対的なブランドを確立しているフランス料理。フォアグラやトリュフなど高級料理のイメージが強い一方で、各地域の郷土料理から発展したものも少なくありません。ビストロで出されるキッシュやポトフの家庭料理、パリの街角カフェに並ぶマカロンやショコラのスイーツなど、食べたいお店を辿っていけば美食の都・パリのさまざまな表情が見えてきます。

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まずはレストランのジャンルについて

日本食でも割烹、居酒屋、立ち飲みといった様々な飲食店のジャンルがありますが、フランスも同様。コース料理がメインの高級レストランに対して、大衆食堂の意味を持つ「ビストロ」は郷土料理や家庭料理が多く、フランス人も日常的に通うカジュアルな印象の食堂です。ビールの醸造所を指していたブラッスリーもこれに近いと思ってよいでしょう。

こぢんまりとして、くつろげるビストロは庶民の食事どころ

こぢんまりとして、くつろげるビストロは庶民の食事どころ

パリのカフェはちょっとしたひと休みにぴったり。ケーキやクロックムッシュなど軽食のほか、お店によっては鴨などのメイン料理も。コーヒーや紅茶はもちろん、ワインやビールも飲めます。ゴッホが描く『夜のカフェテラス』のようにパリのカフェは朝早くから夜遅くまで明るく賑やかな雰囲気です。

 

いつ訪れるのがおすすめ?いつでも!

農業大国フランス。季節によって店頭に並ぶ食材の顔ぶれも様々で、常に旬のものが食べられるのが魅力です。
春はいちごの季節。そしてアーティチョークや芽キャベツも登場します 。夏はメロンや桃などフルーツが豊富。秋が近付くとトリュフなど数種類のきのこが並び、各地でワインの収穫祭が開催されます。 冬にかけてはムール貝が旬を迎えます。冬の寒さはなかなか厳しいパリですが、濃厚なホットココア(ショコラ・ショー)で身体も心もほっこり温まることができますよ。

春過ぎると料理が一気にカラフルに

春過ぎると料理が一気にカラフルに

 

初日の夜はビストロでさっくりご飯

日本から直行便が出ているパリ行きは夕方到着する便が多め。初日の夜はフライトの疲れもあり、パリのホテルにチェックイン後はボリュームあるコース料理より一品から注文できるビストロがおすすめです。

ルーブル美術館の近くにお店を構える「ジュブナイル(Juveniles」は、ワインの味を引き出すため、素材本来の味を楽しめるようシンプルな調理方法にこだわった料理を提供してくれるビストロです。

キノコや魚、肉料理など幅広いメニューのジュブナイル

キノコや魚、肉料理など幅広いメニューのジュブナイル

他にもフランスの多彩な郷土料理に興味があれば、「オ・ボン・クリュ(AUX BONS CRUS」へ。フランス南東部に位置するリヨンの家庭料理 が専門のビストロです。リヨンは食材が多く集まり、食通の街とも呼ばれているほど。フォアグラやテリーヌ、ステーキなどお肉料理が評判で、ワインリストもリーズナブルなものが揃っています。

 

朝食はマルシェへ出掛けよう

パリにあるマルシェ(市場)の数は80以上 !パリがどれほど食を大切にしているかが分かる数です。

12区で開かれる「アリーグル市場」は1週間のうち6日間オープン。野菜・フルーツだけでなくコーヒーやスパイス、それに古書やアクセサリーなどアンティークも販売。現金払いが主流なので、少額紙幣やコインを準備しておくと安心です。

毎日あちらこちらでマルシェが開催されているパリ。周辺のカフェで朝食をとったり、マルシェ内ではクレープが食べられたりと観光客でも楽しめます。アリーグル市場近くにあるクロワッサンが人気の「ブレ・シュクレ」(Ble Sucre)も午前7時からオープンしています。週末になるとパリっ子たちも行列を作るといわれているパンやケーキは、ぜひ味わってみたいメニューです。

パリではパン屋がケーキなどスイーツを売っている場合も

パリではパン屋がケーキなどスイーツを売っている場合も

 

見どころが多いシテ島を観光がてらカフェランチ

パリにあるカフェは星の数ほどと思えるくらい、いたるところでオープン。老舗らしいたたずまいからモダンデザインを施したものなど、パリのカフェは個性もさまざま。営業時間が長いので、いろいろと巡ってみるのもパリならではの楽しみ方です。

店名のレ・ザンポルト・ピエスはクッキー型という意味

店名のレ・ザンポルト・ピエスはクッキー型という意味

アリーグル市場からシテ島へ向かうちょうど中間地点にあるのが「レ・ザンポルト・ピエス(Les emporte pieces」。お店のコンセプトはパリに欲しいカフェ。素朴であたたかな店内にはケーキやランチが食べられ、料理をするのが楽しくなるような食器や調理器具も販売されています。

シテ島のシンボルともいえるノートルダム大聖堂は、2019年4月に火災に見舞われ、一部が消失してしまいました。現在すでに再建に向けて動き出しているようですので、新しい姿を心待ちにしつつ、ゴシック建築のサントシャペルなどの見どころを楽しみましょう。

 

世界3大美術館のひとつ、ルーブル美術館へ

パリの名所ルーブル美術館」。

カフェでランチをすませたら、世界最大級の美術館へ。見覚えのある『ミロのヴィーナス』や『モナリザ』と実際に対面すれば、映像では伝わらない質感や細部をじっくり鑑賞できます。

休憩場所には館内にあるカフェが便利。ドゥノン翼2階の「カフェ・モリアン 」はパリの街並をテラス席から眺められます。

ルーブル美術館はガイド付きで効率良く見学する方法も

ルーブル美術館はガイド付きで効率良く見学する方法も

 

豪華絢爛なディナーショーは必見

徐々にパリに慣れ始めてきたら、2日目の夕食は世界一有名なキャバレーとも言われる「ムーランルージュ(Moulin Rouge」へ。

赤い風車が目印の建物はパリ北部モンマルトルにあり、有名なサクレ・クール寺院もこのエリア。ロングドレスを華やかに舞い上がらせて踊るフレンチカンカンは本場ならではの迫力。ショーが始まる前にしっかり頂ける3コースメニュー(前菜・主菜・デザート)で、主菜は魚かお肉どちらか選択可能です。

歌と踊りの両方を楽しめるムーランルージュ

歌と踊りの両方を楽しめるムーランルージュ

 

パリ3日目はカフェの朝食でのんびり

3日目は世界で最も美しい通りといわれたシャンゼリゼ通りからスタート。日中はブランド店並ぶ華やかな目抜き通りですが、朝は人も少なく清々しい空気が感じられます。

遠くにはパリのシンボル、凱旋門の姿も。パリのカフェは早朝からオープンしているところも多いので、ぶらぶら歩きながら朝食場所を探してみましょう。

凱旋門から眺めるシャンゼリゼ通り

凱旋門から眺めるシャンゼリゼ通り

シャンゼリゼ通りにある「ル・フーケ(Le Fouquet’s)」は、赤い屋根が目印のオープンテラスカフェ。

1899年創業の優雅なパリらしいカフェで、壁にはゆかりある著名人たちの写真が飾られています。3種類から選べる朝食はどれも贅沢な内容で、ネットから予約可能。活気づき始めるパリの様子をカフェで眺めつつ今日の予定を立ててみましょう。

赤とウッド調の家具に包まれた落ち着きある空間の「ル・フーケ」

赤とウッド調の家具に包まれた落ち着きある空間の「ル・フーケ」

フーケのすぐ近くにはマカロンで人気の「ラデュレ(LADUREE」も。こちらでも朝食を頂けます。ガラスケースの中にはパステルカラーのマカロンだけでなく、見た目が可愛らしいケーキも。豪華な調度品に囲まれて朝食を頂いていると、パリのカフェにいるというより、貴族の邸宅にお邪魔したような気分になれます。

ラデュレのスイーツやパンはテイクアウトもOK

ラデュレのスイーツやパンはテイクアウトもOK

 

ミシュラン獲得店は賢くランチ利用で

シャンゼリゼ通りを東へ向かい、コンコルド広場を通ってそのままオペラ地区へ。ギャラリー・ラファイエットなどのデパートが充実しており、ショッピングが楽しめます。歴史が感じられる建物外観、内観どちらも圧巻の装飾。そしてギャラリー・ラファイエットの屋上からはパリ市街も一望できます。

デパートには豪華すぎるギャラリー・ラファイエットの天井

デパートには豪華すぎるギャラリー・ラファイエットの天井

 

ちょっと背伸びしてミシュラン星付きレストランへ

パリはミシュラン星付きレストランで食事するのに格好の場。多くのレストランではランチも営業していて、ディナーに比べて値段も安いのが嬉しいところ。ミシュラン2星を獲得した「キャレデフォイヨン(Carre des Feuillants」は、コンフィなどが有名なフランス南西部ランド地方 の郷土料理を現代風にアレンジしているのが特徴。他にもミシュラン3星の「ギーサヴォワ」(Guy Savoy)も徒歩圏内です。

シェフは国内最優秀シェフにも選ばれたことある実力者

シェフは国内最優秀シェフにも選ばれたことある実力者

 

お散歩にぴったりなパリ左岸をそぞろ歩き

3日目の午後はまだまだ未踏だったセーヌ川の川向うへ。サンジェルマン・デ・プレ教会がある6区は芸術家や文豪、それに芸能人で賑わっていた場所。パリでも老舗カフェとして有名な「カフェ・ドゥ・フロール」(Café de Flore)や「レ・ドゥー・マゴ」(Les Deux Magots)は社交場という役割も担っていました。

どちらのカフェも100年以上の歴史があり、パリにあるカフェの中でも常に賑わいを見せています。晴れた日はオープンテラスで日光浴をするのもいいですが、静かに過ごしたいなら屋内サロンがおすすめ。控えめに佇むカフェの姿に古き良きパリの姿が重なります。春の女神フロールという名前にぴったりな、パリ文化がカフェによって花開いた場所です。

フランス発のミルフィーユもカフェで注文したいスイーツ

フランス発のミルフィーユもカフェで注文したいスイーツ

 

パリの夜景が最後の晩餐

パリらしいカフェや街の雰囲気を楽しんだら、旅もそろそろ終盤。3日目の夕食は輝かしいパリの光景を堪能しながら頂きます。昼間の凛々しい姿から夜には煌びやかさが増すエッフェル塔の内部にあるレストラン、「58トゥール・エッフェル(58 Tour Eiffel)」。旬の食材を使ったフランス料理のコースメニューを味わえ、地上58mからセーヌ川やパリ市内だけでなくエッフェル塔を間近で眺められる体験は貴重です。

パリのグルメで、お腹も心も満腹に!

パリのグルメで、お腹も心も満腹に!

高層階から見渡すパリの夜景も素敵ですが、セーヌ川ディナークルーズツアーも捨てがたいところ。パリの人気オプショナルツアーのひとつであるセーヌ川クルーズでは夕食も楽しめます。ガラス張りの船に乗り込み、エッフェル塔やノートルダム寺院、それにルーブル美術館と自分たちが観光した場所を振り返りながらの夕食は旅の締めくくりにぴったり。席は通路側、窓側、船頭から選べ、食事は前菜、主菜、チーズ、デザートと続きます。

ディナー以外にもランチクルーズもあるセーヌ川

ディナー以外にもランチクルーズもあるセーヌ川

 

パリのカフェ&ビストロを満喫しよう

美術館に世界遺産、それにショッピングと常に話題に事欠かないパリでは、美食巡りもこの街ならではの過ごし方です。ビストロでフランス郷土料理の豊富さに驚き、マルシェではパリの台所事情をチェック。洗練されたコース料理と豪華な景色で贅沢を食す時もあれば、街と共に歴史を歩んだパリのカフェで過去に思いを馳せることも。訪れた際は、食を通しての新しいパリを見つけてみてはいかがでしょうか。

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