マハラジャが愛したインドの宮殿ホテルに泊まろう

マハラジャが愛したインドの宮殿ホテルに泊まろう

世界遺産「タージマハール」

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インドの地図

インドでおすすめの4つの宮殿ホテル

永い歴史の中でそれぞれの場所にそれぞれのマハラジャ(マハーラージャ)の時代がありました。
君主や貴族であった彼らが広大な領地内に贅を尽くして建てた宮殿があり、その宮殿が現代に改築されホスピタリティと共に高級ホテルとして甦りました。
マハラジャが愛したインドの宮殿ホテル。その中から4つの宮殿ホテルをご紹介します。

(1)ジャイマハルパレスでマハラジャの気分にひたる

インドの首都デリーから南西へ約260km、ジャイプル国際空港からはわずか30分のところにあるラージャスターン州の州都ジャイプル
旧市街の壁や建物は赤砂岩でできているため、ジャイプルは別名「ピンクシティ」とも呼ばれています。

そんなジャイプル市内にあるジャイマハル パレスは、1759年に建てられジャイプル君主国家の3人の首相の邸宅であったものを改築した宮殿ホテルであり、インドの代表的な5つ星ホテルです。

Jai Mahal Palace(ジャイマハル パレス)外観

Jai Mahal Palace(ジャイマハル パレス)

現在はインドを代表するホテルチェーン『タージグループ』が経営しているため、そのホスピタリティとホテルサービスはお墨付き。
名前に冠し「タージ ジャイマハル パレス」とも呼ばれます。
他のインドの宮殿ホテルに比べて比較的安価なことも人気の理由のひとつとなっています。

ホテル館内は、インドの伝統的なアンティーク家具や調度品で彩られ、大理石が敷き詰められた廊下をひとたび歩けば、まるで歴史をさかのぼり邸宅の主マハラジャになったかのような錯覚に陥ってしまいそうです。

色づかいが素敵な客室
インドの宮殿ホテルらしい、伝統的でありながらもモダンさが感じられるジャイマハルパレスの客室。
近年は、その色づかいが美しいと女性観光客からの人気を集めています。

Jai Mahal Palace(ジャイマハル パレス)客室

Jai Mahal Palace(ジャイマハル パレス)

真っ白な壁に品のある深い赤の天井やカーテン、もしくは、美しいターコイズブルーの天井とボンベイ染色のベッドリネンに彩られたインテリア。
他にはアンティークのクリスタルフレームの鏡を配したクリスタルスイートルームなどもあります。
お部屋ごとに異なる美しい色彩をまとったインテリア。1泊ごとに違った部屋に移動したくなってしまうほどです。

客室の窓から外を見渡すと、そこには大きな庭園が一面に広がっています。
敷地が18エーカー(約2万2千坪)という広さで、どの客室に宿泊しても、ホテルの敷地外の景色が見えないように設計されていることから、SNS映えすること必至。
インドの街の喧騒から離れて、リゾートホテルの非日常空間を味わうことができるように配慮されています。

ホテル内には、本場インドのアーユルヴェーダブランドのアメニティも完備。
女子旅には欠かせないポイントがジャイマハルパレスには詰まっています。

レストランのラジャスタンダンスショーは必見!
インドの宮殿ホテルを代表する存在であるジャイマハルパレス内には、4つのレストランがあります。
その中でも地元ラジャスタン料理を堪能することができる「MARBLE ARCH」は日本人にオススメ。

Jai Mahal Palace(ジャイマハル パレス)レストラン

Jai Mahal Palace(ジャイマハル パレス)

料理だけではなく、毎晩開催されるラジャスタンダンスのショーが観光客を魅了してやまないからです。
ショーはホテルが位置するラジャスタン州の伝統的な舞踏で、鈴を足につけて体をひねったり、リズムよくステップを踏むダンサーの動きは必見! 中庭の舞踏ステージでも鑑賞できますが、レストランのテラス席からは食事と一緒に楽しむことができます。

その他にも、プールサイドのイタリアンレストラン「GIARDINO」やインド料理レストラン「CINNAMON」、アルコールを楽しむことができる「MARIGOLD BAR」があります。
どのレストランを選んでも、マハラジャのような贅沢な時間を味わえます。

アグラとジャイプル観光ならオプショナルツアーが必須
インドの宮殿ホテルに宿泊するなら、覚えておきたいのが現地発オプショナルツアーの存在です。
日本語ガイドが付いているだけではなく、効率良く2都市をまわることができるのが大きなポイントです。

「デリー発 デリー&アグラ&ジャイプル2泊3日」では、4つの世界遺産とアグラ、ジャイプルなどの観光コースを予定。
もちろんインドの人気宮殿ホテルであるジャイマハルパレスへの宿泊も選択できます。ジャイマハルパレス出の宿泊は1泊のみですが、道に迷うことなく観光することができるので、女子旅にはピッタリといえるでしょう。

(2)歴史と伝統の大邸宅、ラージパレス

同じジャイプル市内にありながら、ジャイマハルパレスと比べるとより伝統的な印象を受けるのがラージパレスです。

Raj Palace (ラージ パレス)外観

Raj Palace (ラージ パレス)

1727年に当時の首相により最初の大邸宅として建てられ、国から重要文化財として認定されたこのホテルは、インドの宮殿ホテルにおいてもひときわ長い歴史と趣があります。そして、夜になると宮殿がライトアップされ、エキゾチックなムードたっぷりの雰囲気に様変わりします。

Raj Palace (ラージ パレス)

Raj Palace (ラージ パレス)

王室のアンティーク家具で彩られた客室
インドの宮殿ホテルらしい伝統的なアンティーク家具で彩られたラージパレスの客室は、まさにマハラジャ時代そのもの。

Raj Palace (ラージ パレス)

Raj Palace (ラージ パレス)

客室は実際に使われていた当時の位置づけに沿って「宮殿の内庭を見下ろす王様の部屋」「王が王妃や妃と会う部屋」「王子の部屋」「王室のゲストの部屋」などが、それぞれスイートルームとして宿泊することが出来ます。ロイヤルアンティーク家具が設置され、アンティーク好きにはたまらないホテルです。

Raj Palace (ラージ パレス)

Raj Palace (ラージ パレス)

世界のセレブを魅了する静寂でゴージャスな空間
騒がしいインドの街からホテル内に一歩足を踏み入れると、そこには外の喧騒からは考えることができない静寂とゴージャスな空間が待っています。

Raj Palace (ラージ パレス)プール

Raj Palace (ラージ パレス)

中庭にはプールが設置されているほか、フィットネスジムやスパなども完備。
インドの伝統とモダンが息づいた空間が、世界のセレブたちを魅了し続けています。

夢の宮殿で味わうインド料理はまるで晩餐会
ホテルレストランのひとつ「Swapna Mahal」でのお食事は、まるでインドの晩餐会にでも招かれたような気分を味わうことができます。

Raj Palace (ラージ パレス)

Raj Palace (ラージ パレス)

天井に吊られた豪華なシャンデリアやインド王室の伝統的な食卓は、まさにレストラン名でもある夢の宮殿そのもの。また、レストラン内には、当時実際に使われていた陶器類を展示した博物館もあるため、マハラジャたちの生活をうかがい知ることができます。

マハラジャ時代の栄華を伝えるマリオネットショー
インドの名物ともいえる、伝統的なマリオネットショーも忘れてはならない観光メニューです。
独自の文明を築いてきたラジャスタン州に残る文化のひとつで、マハラジャ時代の栄華を現代に伝えています。

宿泊者は、プロの人形劇師が見せてくれるホテル内のショーを無料で鑑賞することができます。インドの宮殿ホテルならではの、歴史あるエンターテインメントを楽しんでみてはいかがでしょうか。

(3)湖に浮かぶ宮殿ホテル、タージ レイクパレス ウダイプール

ラージャスターン州の都市ウダイプールにあるタージ レイクパレス ウダイプール。ここはその名の通り、湖の上に浮かぶ宮殿ホテルとしてインドはおろか、世界にその名を轟かせています。

Taj Lake Palace Udaipur (タージ レイクパレス ウダイプール)外観

Taj Lake Palace Udaipur (タージ レイクパレス ウダイプール)

18世紀にマハラジャの避暑地としてピチョラ湖に建設されたこの宮殿ホテルは、インドの日常とは明らかにかけ離れた別世界。ホテルへ宿泊するためにボートに乗るという贅沢は、一生の思い出になるのではないでしょうか。

こちらのホテルはジャイマハルパレスと同様に、インドを代表するホテルチェーン『タージグループ』が経営しているため、そのホスピタリティやホテルサービスも一級品。
世界のセレブとVIPが集うゴージャスな空間は、まさに非日常そのものです。

マハラジャが愛した移りゆく湖畔の景色
大理石で作られた真っ白なタージ レイクパレス ウダイプールは、朝昼晩、時間の流れとともに移りゆき、刻々と違った表情を見せてくれます。

Taj Lake Palace Udaipur (タージ レイクパレス ウダイプール)レストラン

Taj Lake Palace Udaipur (タージ レイクパレス ウダイプール)

ウダイプールは別名「ホワイトシティ」と呼ばれ、湖畔には真っ白な建物が立ち並びタージ レイクパレス ウダイプール側から一望できる絶景も見ものです。

昇りくる朝日に映し出される湖畔、湖に反射して映り込むホテル、サンセットを眺めながらのヒストリカル・ウォークやクルージングなど、時間帯によって変化していくその景色はずっと眺めていても飽きません。かつてのマハラジャたちが愛した絶景が、当時の栄華をロマンチックに現代へと伝えてくれます。

まるで絵本やおとぎ話のような豪華客室!
伝統様式をモダンに改装したタージ レイクパレス ウダイプールの客室からは、レイクビューやマウンテンビュー、ガーデンビューなど、それぞれ違った景観を楽しむことができます。

それぞれ趣の異なった客室は、マハラジャやお姫様気分を味わうことのできるゴージャスな客室から、女性向けのカワイイ作りのシンプルな客室など、実にさまざま。

Taj Lake Palace Udaipur (タージ レイクパレス ウダイプール)客室

Taj Lake Palace Udaipur (タージ レイクパレス ウダイプール)

まるで絵本やおとぎ話の中にでも迷い込んだような客室の数々は、幼いころに夢見ていた王族のお部屋そのもの。非日常感を味わえるインドの宮殿ホテルが世界中の女性をとりこにする理由が分かるはずでしょう。

女性に人気のプログラムがいっぱい!
充実した食事とプログラムを楽しむことができるのも、タージ レイクパレス ウダイプールの特徴です。

中でも、インド料理をはじめ、世界各国の料理を味わいながら鑑賞できるラジャスタンダンスショーは、人気プログラムのひとつ。

また、クルージングや船上スパ、浮桟橋でのプライベートランチなど、ゴージャスでVIPな体験も可能です。
その他、湖畔を眺めながらの本場インドの朝ヨガや占星術の占いなど、女性に人気のプログラムも見逃せないポイントとなっています。

Taj Lake Palace Udaipur (タージ レイクパレス ウダイプール)

Taj Lake Palace Udaipur (タージ レイクパレス ウダイプール)

(4)世界遺産タージマハールを望む、ジ オベロイ アマルヴィラス

世界遺産「タージマハール」を望むインドの宮殿ホテルがジ オベロイ アマルヴィラスです。このホテルが位置するアグラ市は、世界遺産のタージマハールを備える都市として世界中から観光客が訪れ、常に多くの人で溢れかえっています。

しかし、一歩ホテルへ足を踏み入れると、そこには楽園という名が相応しい静寂が宿泊客を待っています。美しい庭園の先にはタージマハールが映り込み、まさにインドの宮殿ホテルらしい景色に。昼も夜も、SNSにアップしたい絶景がすぐそこにあります。

全客室から世界遺産「タージマハール」を一望可能
ジ オベロイ アマルヴィラスの最大の魅力は、なんといっても全客室から世界遺産「タージマハール」が見えることです。お酒をたしみながら世界遺産を眺めるというロマンティックなひとときも、このホテルならではの贅沢です。

The Oberoi Amarvilas (ジ オベロイ アマルヴィラス)

The Oberoi Amarvilas (ジ オベロイ アマルヴィラス)

The Oberoi Amarvilas (ジ オベロイ アマルヴィラス)

The Oberoi Amarvilas (ジ オベロイ アマルヴィラス)

The Oberoi Amarvilas (ジ オベロイ アマルヴィラス)

The Oberoi Amarvilas (ジ オベロイ アマルヴィラス)

伝統的なムガル様式で建築された客室は、インドの宮殿ホテルらしいアンティークで落ち着いた造り。バルコニー付きのお部屋は窓を開けることができるため、直接タージマハールを眺めることができるので、写真撮影などにもぴったりです。

試してみたい、インド式エステのアーユルヴェーダ

ここまで紹介した4つのインドの宮殿ホテルには、もちろんエステやスパ施設が全て完備されています。ぜひ本場インドのアーユルヴェーダを心ゆくまで堪能してみてください。

インド人のおもてなしの心を感じるこころのゆとりを

インドへの旅行は、日本人女性にとってまだまだ危険が多い国とあきらめている人も多いかもしれません。一方で人生が変わる、人類が作った絶景とも言われる世界遺産「タージマハール」をはじめ、ヨガの聖地であり、アーユルヴェーダの発祥の地、紅茶の主要産地もインドです。インドは人の心を癒す多彩な魅力を持った国かもしれません。

インドへの旅行を成功させるコツは、インドの文化をよく知ること、そして、インドにおける日常の犯罪状況を知っておくことから始まります。
知識として十分危機管理意識を持ったうえで、日本で現地の空港からホテルまでの送迎も含め、様々な予約を済ませておくことです。

  • インド旅行に持っていくと良いもの
  • 常備薬(飲食物により体調を崩した場合を想定しておきましょう)
  • ポケットティッシュ
  • 除菌ウェットティッシュやアルコール除菌ジェル
  • 足首まで隠れる服装(インドの女性を見習って)

そして、身の安全は自分自身で守らなければいけないという意識は持っておくことはとても大切なことですが、警戒しすぎるだけでなくインド人の「おもてなしの心」を感じるこころのゆとりも大切です。

ご紹介したインドの宮殿ホテルはすべて高級ホテルです。非日常空間を楽しむとともに、落ち着いた時間の中で「おもてなしの心」を感じ取るこころのゆとりも生まれることでしょう。

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投稿日:2017.11.07

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