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[世界遺産]ヨセミテ国立公園で大自然と人とのかかわり方を学ぶ

アメリカでの主な観光地というと、ニューヨークやロサンゼルスなど、大都市エリアに目が行きがちです。しかしアメリカは、日本とは比べ物にならないワイルドな大自然という大きな観光資源も持ち合わせています。そのうちの一つが「ヨセミテ国立公園」。年間350万人の観光客が足を運び、全米でもっとも人気がある国立公園として知られています。

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ヨセミテ国立公園

ヨセミテ国立公園とは?

ヨセミテ国立公園は、カリフォルニア州中央部にある、自然保護を目的にした国立公園です。その歴史は古く、国立公園に指定されたのは1890年 と、実に130年近くも前のこと。ちなみに日本は明治23年、まだ教育勅語が発布されたばかりです。1984年には、ユネスコの世界遺産(自然遺産)にも登録されました。

ヨセミテ国立公園

公園の面積は約3,027km²で、これは東京都全体の面積2,191km²の約1.4倍という広大な面積を誇ります。

ヨセミテ国立公園の魅力は、標高3,000mオーバーの山脈地帯に広がる、雄大な大自然にあります。その中に、実に多くの見どころがあります。とはいえ、ほとんどの観光客のお目当ては、全面積の1パーセントにも満たない「ヨセミテ渓谷」に集中しています。

ヨセミテ国立公園は、年間を通してオープンしています。春は雪解け水の豊富な滝、夏は鮮やかな緑の木々、秋は燃えるような紅葉、冬は静寂に包まれた雪景色と、アメリカならではのスケールの大きな四季を楽しむことができます。

ヨセミテ国立公園のランドマーク「ハーフドーム」

ハーフドーム

ヨセミテ国立公園のもっとも有名な観光スポットは、ドームがばっくり半分に割れたような形をした岩壁の「ハーフドーム」です。標高は2,680mあり、ふもとから頂上までは1,500m近くもあるスケール 。ヨセミテ渓谷内から、さまざまな場所からその姿を見ることができる、ヨセミテのランドマーク的な存在です。

その断崖絶壁は迫力満点。観光客用に登山道が用意されていますが、気安く「さあ登りましょう」と呼びかけられるような登山道ではありません。どちらにしろ、登山道で登れる人数は1日400人に制限がされていて、許可証の発行にも1週間ほどの時間がかかります。どうしても登りたい人は、事前の準備をお忘れなく。

ヨセミテ国立公園の豊富な見どころ

ヨセミテ国立公園

ヨセミテ国立公園の景色を堪能したいなら、ヨセミテ国立公園きってのビューポイントである「トンネルビュー」へ。ここから眺められるロケーションは、渓谷の絶景が一望できることが特徴です。深い緑や岩肌、流れる滝、そして奥にはハーフドームの姿が控え、撮影スポットとして絶大な人気を誇っています。

エル・キャピタン」は、花崗岩としては世界最大の一枚岩。世界のロッククライマーたちにとって憧れの対象です。名前の由来は、アメリカ先住民がこの岩を「岩の族長(キャプテン)」と呼んでいたことから名付けられたからだそう。冬は岩肌を雪が多い、幻想的な美しさも見ものです。

そのエル・キャピタンの対側にあるのが、「カセドラルロック」。氷河が造り上げた巨大な彫刻美は、ヨセミテ渓谷のなりたちを思い起こさせてくれる風景です。

美しい滝めぐりもヨセミテ国立公園の魅力

ヨセミテ渓谷

周囲の山々から流れる無数の滝も、ヨセミテ渓谷の見どころです。

ブライダルベール滝」は、花嫁のベールの様に白い霧状にひらひらと舞う姿から、その名が付いた滝です。また「ヨセミテ滝」は、世界でもっとも落差がある滝の一つとして知られています。上部からアッパー、カスケード、ロウアーと3つの部分に分かれ、3つの滝を合計すると、その高さは739m にものぼります。ちなみに日本一の高低差を誇る滝は富山県にある「称名滝(しょうみょうだき)」ですが、その高低差は350m 。いかにヨセミテ滝のスケールが大きいか、お分かりいただけるでしょう。

ヨセミテ国立公園のツアーでは、立ち寄りスポットの「ヨセミテ・バレー・ロッジ」から、昼食の休憩時にヨセミテ滝まで散策できます。

ヨセミテ国立公園のトレッキングで大自然と友達になろう

トレッキング

ヨセミテ国立公園では、ただ景色を楽しむだけでなく、もっとアクティブに自然と触れ合いたい−−−。そんな時は、トレッキングに繰り出してみましょう。

初級クラスから上級クラスまで、ヨセミテ国立公園には、さまざまなトレッキングコースが用意されていて、参加者でもトレッキングを楽しむことができます。

例えば、1日観光のツアーなら、立ち寄りポイントの「ヨセミテ・バレー・ロッジ」から、ヨセミテ滝までの軽いハイキングが可能。また宿泊を挟めば、より自由度の高いトレッキングを楽しめます。

ヨセミテ国立公園

ヨセミテ国立公園で必要な服装や持ち物は?

トレッキングする、しないに関わらず、ヨセミテ国立公園では、動きやすく過ごしやすい靴と服装がおすすめです。またヨセミテ国立公園は、海抜1,000m以上の高地にあるので、夏でも長袖の羽織れるものを用意しましょう。寒くなる秋や冬は、防寒対策をしっかりと。よく歩くので、靴はスニーカーやトレッキンシューズで行動しましょう。

また、夏なら日焼け止めやサングラス、帽子も必須アイテム。虫除けスプレーも重宝します。冬は雪が積もるので、雪道に対応できる防水加工の靴、防寒服や手袋、マフラーといった防寒具もお忘れなく。

また、ツアー参加の場合は車での移動が片道4時間ほどかかります。車酔いをしやすい体質なら、酔い止めの薬を持参した方が安心です。

ヨセミテ国立公園を楽しむためのルール

ヨセミテ国立公園では、その自然を守るためにさまざまな禁止事項があります。訪問者はそのルールを守り、反する行為を見かけた際は通報することもルールとなっています。違反には最大5,000ドルの罰金が課せられます。旅行前にはWEBサイトをチェックして最新の情報を確認しておきましょう。
>National Park Service(英語)

Take Nothing but Pictures; Leave Nothing but Footprints
写真以外は何も撮らない、足跡以外は何も残さない

美しいからと葉っぱ一枚、松ぼっくりひとつ拾ってはいけません。

Help Wildlife Stay Alive and Wild
野生動物たちの生活をそのままに

公園内で見かける野生動物はすべて野生です。どんなにかわいくても絶対に近づかないこと。触らないこと、餌をやろうとしないこと、驚かさないこと。そして、指定のゴミ箱以外の場所にゴミを捨てることも、彼らの生活を変えてしまう行為です。

リス

ヨセミテ国立公園のホテルに泊まろう

ヨセミテ国立公園の観光ツアーには、日帰りツアーの他に、1泊2日や2泊3日の宿泊ツアーも用意されています。国立公園内外のホテルに宿泊して、ゆったり気分で雄大な自然に触れるのもいいでしょう。

【ヨセミテ国立公園内のホテル】

・The Majestic Yosemite Hotel(マジェスティック・ヨセミテ・ホテル)

マジェスティック ヨセミテ ホテル

マジェスティック ヨセミテ ホテル

マジェスティックヨセミテホテル

ヨセミテ国立公園内にある、国定歴史建造物に指定されている高級ホテルです。ヨセミテ国立公園の大自然と、エレガントな雰囲気が融合されたたたずまいは、「宿泊しなくてもいいから、ぜひ訪れたい」というファンも多いほど。このホテルだけでも、一つの観光目的になります。

ゴージャンスなダイニングルームでのディナーは要正装というほど、高い格式を誇ります。その他、ラウンジやギフトショップ、野外の温水プール(!)、ビジネスセンターなど、充実した施設が整っています。

・Yosemite Valley Lodge(ヨセミテ・バレー・ロッジ)

ヨセミテ バレー ロッジ

ヨセミテ バレー ロッジ

ヨセミテ・バレー・ロッジ

ヨセミテ国立公園のほぼ中心部という抜群の立地で、ヨセミテのホテルの中でも指折りの人気ホテルです。ヨセミテ滝のすぐ側にあるので、日帰りや宿泊ツアーでも、集合場所にもなる便利なスポットです。ホテル内にはレストランやフードコート、ギフトショップなどが整っています。

【ヨセミテ国立公園外のホテル】

・Yosemite view lodge(ヨセミテ・ビュー・ロッジ)

ヨセミテビューロッジ

ヨセミテビューロッジ

ヨセミテビューロッジ

ヨセミテ国立公園の外にあるホテルの中では、公園に一番近い位置にあるホテルです。公園内にあるホテルに比べ、比較的リーズナブルなプライスで宿泊できます。部屋は広々としており、全室キッチン付きというのも魅力。マーセド川の景色が見えるジャグジー付きの部屋もあります。

ホテル内にはレストランやピザ店、屋内・屋外の温水プール、スパ・タブ、ギフトショップなどの充実した設備が整備されています。便利なアクセスも人気の理由で、ホテル前から出発する公共路線バスを使えば、約30分で国立公園の中心部までアクセスできます。

ヨセミテ国立公園の観光なら、ツアーへの参加が便利!

ヨセミテ国立公園は、年間350万人が訪れる、アメリカでも有数の観光地です。しかし、そのロケーションは「大自然」。日本からの観光は、個人旅行では、コミュニケーションなどの問題から多少ハードルが高いといえます。

ヨセミテ国立公園へのアクセスは、「YARTS」という公共路線バスを利用する方法が一般的ですが、満席になる可能性があり、また冬季はチェーンを装着するなど、不確定要素のリスクも増大します。ただでさえヨセミテ国立公園への道のりは、サンフランシスコ市内から約4時間もかかります。恐る恐る公共交通機関を使うのは、それだけでもかなりの負担となります。

そんな時は、エイチ・アイ・エスが企画するヨセミテ国立公園へのオプショナルツアーに参加することをおすすめします。サンフランシスコ市内の指定ホテルから送迎バスが出ます。もちろんヨセミテ国立公園への直行バスなので、バスに乗ればヨセミテ国立公園まで連れて行ってくれます。

ツアーガイドは日本語のドライバーガイドなので、運転中もツアー中も、言葉の心配はまったくありません。

日帰りツアーでもヨセミテ国立公園を満喫できる!

ヨセミテ国立公園は、とにかく広大ですが、その見どころはヨセミテ渓谷に集約されているといっても過言ではありません。そこで時間が限られた中で効率良く見どころを回りたいなら、日帰りツアーに参加するのが一番です。

日帰りコースの1日の観光スケジュールを、例としてご紹介します。

07:00 出発
一般的な日帰りツアーでは、午前7時ごろに、サンフランシスコ市内の指定ホテルに送迎バスが到着します。途中休憩をはさみ、午前11時30分頃に、ヨセミテ国立公園の入り口と言える「アーチロックエントランス」を通過します。

11:45頃 観光バスツアースタート
バスは、最初のビューポイントとなる「トンネルビュー」に下車します。その後、「ブライダルベール滝」や「センチネルブリッジ」など、さまざまな絶景ポイントで下車して観光できます(下車ポイントは当日の交通規制などで、変更となる可能性があります。これは自然が相手なので、仕方ありません)。

12:30頃 昼食&自由時間
立ち寄りポイントの「ヨセミテ・バレー・ロッジ」で、昼食と自由時間を兼ねた休憩を取ります。世界でもっとも落差がある滝の一つとして知られる「ヨセミテ滝」には、この休憩タイムを使って観光しましょう。

14:30頃 観光バスツアー再開
バスに再集合後、ヨセミテ渓谷の見どころスポットを再び見て回ります。「バレービューポイント」や「エル・キャピタン」などは、特に見どころです(下車ポイントは、交通規制などにより、変更となる可能性があります)。

15:30頃 ヨセミテ国立公園出発
ヨセミテ国立公園を出発し、サンフランシスコに戻ります。途中、20分ほどの休憩をはさみます。

19:30頃 ホテル到着
朝に集合した同じホテル(サンフランシスコ市内のホテル)に、送迎バスが到着します。

ロサンゼルスやサンディエゴからもヨセミテ国立公園はアクセス可能!

ヨセミテ国立公園へのアクセスは、通常はサンフランシスコが起点になります。しかし、それ以外にも、ロサンゼルスを起点にしてヨセミテ国立公園に行くツアーや、サンディエゴを出発点にしてサンフランシスコに飛行機で移動し、サンフランシスコ観光を兼ねてヨセミテ国立公園に行くツアーなど、さまざまなツアーが存在します。

ヨセミテ国立公園と合わせて、アメリカのどの都市に滞在するかで、旅行の選択肢も違ってくるでしょう。サンフランシスコのホテルに泊まるか、ロサンゼルスのホテルに泊まるか、もしくはサンディエゴのホテルに泊まるか。どれを選んでも、アメリカの大いなる自然と、賑やかな都市部の両面を満喫できる、素晴らしい旅となるのは間違いありません。

ヨセミテ国立公園の食事は?

ヨセミテ国立公園の中では、食事のできる場所は限られています。個人の観光客がよく昼食に利用する場所は、「ヨセミテ・バレー・ロッジ」にあるカフェテリアでしょう。その他、ホテルのレストランを利用する手段もあります。しかしいずれにしろ、個人旅行では食事面でも何かと不便なので、そういった意味でも、ツアー旅行の方が便利と言えます。

日帰りツアーの場合は、日帰りツアーの観光スケジュールで紹介した「ヨセミテ・バレー・ロッジ」が昼食ポイントとなります。また宿泊ツアーなら、夕食や朝食はホテルのレストランで食べられます。日中は自然に抱かれたアクティビティを、夜は落ち着いた雰囲気の中で優雅にディナーを。そんな対照的なひと時を満喫できるのも、ヨセミテ観光の醍醐味と言えるでしょう。

ヨセミテ国立公園のおすすめのお土産は、ハチミツやアーモンド

はちみつ

ヨセミテ国立公園のお土産は、ホテルの売店や、ビジターセンターなどで購入ができます。ハーフドームなどの見どころスポットがプリントされたTシャツやキャップなどはもちろん、ステッカー、ポストカード、パズルなどのグッズも充実しています。

中でも人気のお土産なのが、ハチミツアーモンド。ハチミツは熊の形をしたボトルが可愛らしくて、女性観光客を中心に好評です。プラスチックボトルなので、割れる心配もありません。サイズは各種あり、小さなものならご近所や会社の同僚などへのばらまき用にも活躍します。

アーモンドは、アメリカ西部の特産品。特にサンフランシスコ~ヨセミテ間は、一大アーモンド産地として知られ、その道中からもアーモンド畑が見えるほどです。どうせ現地で食べるならここでしか味わえない、加工していない「殻付きアーモンド」をぜひ。味よし、健康にもよし。特に女性には喜ばれるお土産です。

ご旅行前に外務省・安全情報(アメリカ合衆国)をチェック

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